全日本総合選手権が開幕!初日は悔しさ残る

バドミントン

 1年間の集大成となる全日本総合選手権(全日本総合)が開幕し、大会1日目は予選が行われた。予選を勝ちあがればあす以降の本戦に出場することができる。早大からは今年からペアを組む吾妻咲弥(スポ2=福島・富岡)・鈴木ゆうき(社1=宮城・聖ウルスラ学院英智)が女子ダブルス予選に出場。予選1回戦はストレートで下したものの、予選2回戦では競り勝つことができず1日目で姿を消した。

 予選1回戦は難なく突破した。全日本教職員選手権3位のペアとの対戦。第1ゲーム序盤から大幅にリードし11−3でインターバルを折り返すと、そのままの勢いで差を広げ11点に抑えゲームを奪取した。第2ゲームでも鈴木のスマッシュや吾妻のクリアなどが相手のミスを誘い、最後は少し集中が欠け差を詰められたが21−15と着実なゲーム運びで圧勝した。

難なく1回戦を突破した

 ここで勝てば本戦出場という予選2回戦は、拮抗(きっこう)する展開だっただけに悔しさが残った。第2ゲームを取りファイナルまで持ち込むも、相手の強いストレートに押され攻めあぐねる。「クロスに引っ張った時に甘くなったりとか、そういった時に次の準備ができていなかったりしました」と鈴木が語るように、ミスを連発してしまう。最後は5ポイント連続で献上し、全日本総合での早大の女子ダブルスは幕を閉じた。予選突破を狙っていただけに、悔しい初日敗退となった。

競り勝つことができなかった

 組み合わせも本日決まり、あすからは本戦が始まる。早大から本戦に出場するのは、男子単に古賀穂主将(スポ4=福島・富岡)、大林拓真(スポ1=埼玉栄)、男子複に小野寺雅之(スポ2=埼玉栄)・岡村洋輝(日本ユニシス)組、女子単に鈴木ゆうき、混合複に吾妻・小倉由嵩(日大)だ。日本一をかけた戦いが始まる。

(記事、写真 石名遥)

結果

▽女子ダブルス予選2回戦

吾妻・鈴木ゆ●1−2(13-21,21-17,14-21)下農麻結・杉山利奈(東海興業)

▽女子ダブルス予選1回戦

吾妻・鈴木ゆ○2−0(21-11,21-15)濱田倖乃(県立諫早商業高教職員)・長嶋仁美(壱岐市立筒城小教職員)

コメント

吾妻咲弥(スポ2=福島・富岡)、鈴木ゆうき(社1=宮城・聖ウルスラ学院英智)

――コンディションについて

吾妻 多分今年1年間の中で怪我も治っていて、コンディション的には良かった大会なのかと自分的には思っています。

鈴木ゆ 総合前にケガしたりとかしていたので、万全ではなかったです。

――予選2回戦のことについてお聞きします。かなり打ってくる相手だった印象です

吾妻 もっとクロスに振れば良かったのですが、ストレートばかりで相手に攻められそこで決められることが多かったかなと思います。

鈴木ゆ 前衛が結構張ってくる選手だというのは試合前からわかっていたので、ストレートを打つなら結構強めに打つことは意識していました。ですが、クロスに引っ張った時に甘くなったりとか、そういった時に次の準備ができていなかったりしました。

――ファイナルでは途中追いつきましたが競り勝つことができませんでした

吾妻 秋リーグが終わった後の入れ替え戦から自分たちのダブルスはあまり勝てていなくて、自信もあまりありませんでした。そこで、今回の大会が最後でもあるし、この大会を機に何かを変えられたらなとと思っていました。そのチャンスが3ゲーム目の最後のあの展開にあったと思うんですけど、そこをちゃんとモノにできなかったというのが自分たちの課題であり弱みだったのかなと思います。

鈴木ゆ 同じです。

――二人とも総合は2回目ですが、1回目と比べて気持ちは違いますか

吾妻 うーん、戦って思ったのは、インカレより勝ちたいという気持ちが強かったというのが今回の印象です。

鈴木ゆ 前回はシングルで出たので、今回はダブルスで予選突破という目標があったので、勝ちは意識していたんですけど…。自分たちがいいゲームを作ろうと考えながらやっていた中でも、うまくできなかったし、緊張してはいなかったのですが、気持ちが落ち着いていなかったわけでもなくて…。力不足なのかなと思います。

――吾妻選手はミックス、鈴木選手はシングルがありますが、意気込みや目標をお願いします

吾妻 やっぱりやるからには負けたくないし、勝ちにこだわりたいというのは自分がすごく思っていることでもあります。1回1回チャレンジになっていきますが、しっかり勝ちに結びつけられるように頑張っていきたいと思います。

鈴木ゆ 去年の成績とかはあんまり気にせずに、自分らしくプレーできたらいいなと思います。