男子団体24年ぶり悲願の優勝!女子は3位

バドミントン

 全日本学生選手権(インカレ)は2日目を迎え、男女ともに団体戦の準決勝と準々決勝が行われた。男子は準決勝で9月に行われた関東大学秋季リーグ戦で敗戦した中大と当たる。
第3シングルスに及ぶ大接戦となったが辛勝。1ヶ月前の屈辱を晴らし決勝戦に駒を進めた。決勝戦では、昨年の準決勝でストレート負けを喫した龍谷大との一戦となる。ことし一年間で力をつけた早大はシングルス1とシングルス2でともに快勝。運命はダブルス1の中里裕貴副将(スポ4=埼玉栄)・小野寺雅之(スポ1=埼玉栄)組に託された。第1ゲームは大差をつけられて落としてしまうが、その後勢いを取り戻しマッチポイントを先取。最後は小野寺がスマッシュを決めてゲームセット。学生日本一に輝いた。優勝が決まった瞬間、中里と小野寺は共に床に倒れ込む。ベンチにいた選手たちは一斉に二人の元に駆け寄った。その後、全員で円陣を組んで喜びを露わにし、中には涙する選手も。24年ぶりの快挙で早大に新たな歴史を刻んだ。一方女子は準決勝で龍谷大との戦いとなる。中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)がシングルス1で勝利するが、後に続くことができず。3位で今大会を終えた。

 女子の準決勝ではシングルス1で勝利するが、シングルス2とダブルス1を落としマッチカウントは1-2に。負ければ3位が確定するという場面で登場したのは、ダブルス2の中西・吾妻咲弥(スポ1=福島・富岡)組。東日本学生選手権で2位となった実力があり、女子部には必要不可欠なペアである。第1ゲームをジュースの末先取する。しかし、第2ゲームでは終始守りの体制が続く試合展開となり、このペアの武器である攻撃的なプレーに持ち込むことができなかった。ファイナルゲームでも悪い流れを断ち切ることができず、19-21とあと一歩及ばず。女子は決勝に駒を進めることができず、うれしさと悔しさの入り混じる3位で幕を閉じた。

この一年間チームをけん引した中西

 男子の準決勝でシングルス1に登場したのはエースの古賀穂(スポ3=福島・富岡)。第1ゲームは21-18と接戦となる。しかし第2ゲームでは圧倒的な強さで相手を7点に抑え、チームに貴重な1勝をもたらした。その後ダブルス1でも勝利したが、あと1本がなかなか取れず試合はシングルス3にもつれ込む。シングルス3を任されたのは小野寺。試合は終始シーソーゲームとなる。しかし、小野寺の華麗なフットワークを駆使してラリーを続け、甘い球を鋭いスマッシュで決めていき、苦しみながらも第1ゲームを21-18で先取。第2ゲームでは7連続得点を決めるなどして中盤で相手を突き放す。最後はそのまま逃げ切り21-16で勝利。昨年果たすことができなかった決勝進出を決めた。

 決勝戦のシングルス2に出場したのは松本康平主将(スポ4=埼玉栄)。相手とは昨年の準決勝でも対戦している。ファイナルゲームの末敗れた1年前のリベンジマッチとなった。「最初から最後まで気を抜かなければ勝てる自信があった」(松本)と強い気持ちで試合に臨んだ。序盤から積極的なプレーと粘り強いレシーブで試合を優位に進めていき、第1ゲームと第2ゲームをともに15点で相手を抑える。この勝利でチームの優勝まであと1勝となった。ここで出場したのは中里・小野寺組。第1ゲームでは力が入ってしまいミスが増えた。そのため実力を発揮できずに11-21でこのゲームを落としてしまう。しかし第2ゲームの前の二人での話し合いが功を奏し、落ち着きを取り戻す。21-17でこのゲームを先取するとその勢いのままファイナルゲームも21-19で勝利。24年ぶりに学生日本一に輝いた。

優勝に貢献した松本

 2日間にわたった団体戦の熱き戦いが終了した。3日目からは個人戦が始まる。どこまで勝ち続けることができるか。自分自身との戦いだ。気持ちを新たにしタイトル獲得に向け、全力で戦ってほしい。あす以降も早大から目が離せない。

(記事 佐藤菜々、写真 佐藤慎太郎、橋本望)

▼男子団体

▽決勝〇3-0龍谷大

シングルス1 古賀穂(スポ3=福島・富岡)○2-0(21-8、21-14)

シングルス2 松本康平主将(スポ4=埼玉栄)○2-0(21-15、21-15)

ダブルス1 中里裕貴副将(スポ4=埼玉栄)、小野寺雅之(スポ1=埼玉栄)○2ー1(11―21、21-17、21-19)

▽準決勝〇3-2中大

シングルス1 松本●0-2(14-21、11-21)

シングルス2 古賀◯2-0(21-18、21-7)

ダブルス1 中里、小野寺〇2-0(21-17、21-18)

ダブルス2 渡辺俊和(スポ2=埼玉栄)、鈴木朋弥(商2=宮城・聖ウルスラ学院英智)●0-2(16-21、25-27)

シングルス3 小野寺◯2-0(21-18、21-16)

▼女子団体

▽準決勝●1-3龍谷大

シングルス1 中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)〇2-0(21-11、21-17)

シングルス2 松本茜(社2=福岡・九州国際大付)●0-2(15-21、12-21)

ダブルス1 中村幸(スポ3=富山国際大付)、桃井伶実(スポ2=石川・金沢向陽)●1-2(21-17、14-21、18-21)

ダブルス2 中西、吾妻咲弥(スポ1=福島・富岡)●1-2(22-20、12-21、19-21)

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コメント

松本康平主将(スポ4=埼玉栄)

――優勝おめでとうございます。今の気持ちを教えてください

高校3年生のときの最後のインターハイで、自分の負けのせいで高校の8連覇という記録を止めてしまいました。大学に入ってからも全国大会の団体戦では優勝できてなかったので、やっと優勝できたなという気持ちです。とてもうれしいです。

――最後の全日本学生選手権(インカレ)になりますが、どういった気持ちを持って愛知に来られましたか

最後だからといって気負うことはないです。むしろ最後だから思い切ってやろうという気持ちを持ってきました。

――きょうの決勝の相手は昨年の準決勝で負けてしまった相手でしたが、勝てた要因はなんですか

正直、前回は相手を甘く見ていて足元をすくわれたという感じでした。最初から最後まで気を抜かなければ勝てるという自信はあったので、そういう気持ちを持ってできたことが勝因だと思います。

――あす以降の個人戦に向けて一言お願いします

団体戦での優勝が一番の目標でした。個人戦は自分はどこまでできるか挑戦する気持ちで、気楽にチャレンジャーの気持ちでやっていこうと思います。

中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)

――団体戦にはどんな意気込みで臨みましたか

自分はこれからもバドミントンを続けるので、最後の団体戦というわけではなかったのですが、同期の3人にとっては学生としても人生でも最後だと思います。なので、絶対に優勝するという気持ちで臨みました。

――この団体戦の2日間を振り返っていかがですか

この2日間というよりも、一年間を通して自分が負けたら終わりというような状況で試合をすることが多かったです。そうは言いつつもいつも緊張していたし、プレッシャーも感じていました。その中でいつも(チームが)負けるときは自分が負けていて、悔しいなと思っていました。

――今大会ご自身の調子はいかがですか

シングルスは結構良いです。立命大との試合ではファイナルでなんとか勝てて、そこで1回気持ちが落ち着いたというか、緊張がいい緊張に変わりました。その状態で、きょうの龍谷大戦に臨めました。相手の好きなようにやらせないようにしながらも、自分のいいところは出せるようにしていたので、まあまあ状態は良かったと思います。

――準決勝ダブルスでは悔しい敗戦となりましたが振り返っていかがですか

去年までは先輩と2年間組んでいて、それなりに二人での経験があった分競ったときに焦る気持ちはあまりありませんでした。今のペアはまだ組んで浅くてお互いの思っていることが分かりきれていない部分もあって、そこでもたついてしまいました。仕方がないことではあるのですが、相手は二人での経験も長いペアなので、その差が出たと感じています。

――吾妻選手(咲弥、スポ1=福島・富岡)も悔し涙を流していました。どんな風に声を掛けましたか

まだ二人での経験も少ないし、もうやるしかないからって。個人戦もあるから、切り替えて頑張ろうと声を掛けました。

――女子は悔しい結果となりましたが、男子が優勝を果たしました。お気持ちはいかがですか

本当に一緒に4年間頑張ってきた同期が優勝を決めて、松本康も年間を通して勝ちきれない試合も多かったような気がするんですけど、そこで最後その二人が勝って優勝したというのが、男子の優勝というよりうれしかったです。

――これで団体戦が終わりました。残りの個人戦に向けて一言お願いします

目標は三冠だったんですが、団体戦がダメだったので切り替えて単複で優勝したいと思います。特にダブルスに関しては組み合わせ的に早い段階で第一シードと当たるので、そこまでまず勝って、そこからは挑戦者として臨みたいです。最低限ベスト8まで頑張ろうと思います。

中里裕貴副将(スポ4=埼玉栄)、小野寺雅之(スポ1=埼玉栄)

――団体戦優勝を決めた今の率直な気持ちを教えてください

中里 最高にうれしいです。

小野寺 素直にうれしいです。

――シングルス1、2を取って、勝てば優勝が決まる場面での登場でしたがどんな気持ちで臨みましたか

中里 いつも通りのかたちでやろうと指示をしながらやりました。

小野寺 自分たちが勝って優勝を決めるという気持ちを持って臨みました。

――第1ゲームはうまくいかない場面もあったと思いますが、どうやって立て直そうと話をしましたか

中里 自分が力が入りすぎて空回りしていた部分があったのですが、そこで小野寺と話し合って、自分の流れを取り戻すことができました。その話し合いが決め手だったなと思います。自分たちのペースを取り戻せたのはその話し合いが大きかったと思います。

小野寺 やはりみんなここまできたら勝ちたいという気持ちは強かったです。特に先輩(中里)は結構熱い人なので、力が入りすぎて空回りしてしまうときがあり、いつもそこでお互い第1ゲームも第2ゲームもだめになってしまいます。先輩にとっては最後のインカレなので、後輩なんですけどプレー中では関係なく二人で勝ちにいこうと思いました。そこで自分が先輩に落ち着いてと言えたのが、勝利のカギだったのかなと思います。それを言えなかったら、いつもみたいに第1ゲームも第2ゲームも負けてしまって、ダブルス2も勝てるかどうか分からないし、シングルス3で自分に回ってきても勝てる保証はなかったと思います。なので、あの場面で言えたのが大きかったです。

――この団体戦を振り返っていかがですか

中里 連戦で疲れもあったんですけど、シングルス1、2とダブルス1、2でしっかりと決められたのが良かったと思います。準決勝はシングルス3まで回ってしまったんですけど、しっかりみんな頑張ってましたし、勝ちたいという思いはみんな強かったと思います。

小野寺 団体戦はやはりチームみんなで喜べるものだと思います。個人戦で優勝してもパートナーと二人で、あるいは一人でしか喜べないと思うので。先輩と僕は高校のときから団体戦の重要性を教えてもらいました。チームで優勝できたときの喜びは個人戦では味わえないものなので、団体戦はまず優勝を目指して初戦から気を抜かずにできていて良かったと思います。

――団体戦を最高の結果で終えました。残りの個人戦に向けて一言お願いします

中里 個人戦は弱い人は最初からいないと思うので、最初から気を引き締めて、個人戦で優勝して、二冠を取れるように頑張りたいと思います。

小野寺 自分は単複あるのですが、どちらも優勝を狙える位置にはいます。シングルスは一人ですけど、ダブルスはまた先輩と組んで頑張りたいです。今までの大会を重ねていって二人の息の合ったプレーが徐々にできてきました。調子は悪くないので、シングルス、ダブルス、団体戦で三冠を取りたいと思います。

田島宏樹主務(文構4=埼玉・早大本庄)

――優勝おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか

本当に、チームメートに感謝の気持ちでいっぱいです。

――ご自身にとって最後のインカレでした。どのような思いでこの大会を迎えましたか

自分にできることを精一杯やろうと思いました。主務としてチームをマネジメントする中で、優勝するために一人一人に何ができるかということを、部員一人ひとりに考えてもらえるようにしました。それが結果として、優勝につながったのではないかと思います。

――応援するときや出場する選手に声をかけるとき、どんなことを意識しましたか

チームの代表として出てもらっているので、チームのみんなが応援している、みんながついているということを伝えて、自信を持ってプレーしてもらえるようにしました。

――後輩に向けて一言お願いします

ことし活躍した古賀(穂、スポ3=福島・富岡)や小野寺(雅之、スポ1=埼玉栄)を中心に今後も勝利を重ねて、ワセダの伝統をまもっていってほしいです。

富岡寿将(社4=熊本・八代東)

優勝おめでとうございます。今の気持ちを教えてください

素直にうれしいという気持ちが一番大きいです。

――昨日は久しぶりに中里さんとの公式戦でのダブルスでしたが、いかがでしたか

最後に試合に出たいとお願いして出してもらいました。なので、最後に楽しく試合ができて良かったです

――大学生活最後のインカレ、あす以降の個人戦に向けて意気込みをお願いします

シングルスもダブルスもあるので、一試合一試合、自分の力が出し切れるようにやっていきたいなと思っています。

江藤怜央(スポ4=神奈川・生田)

――優勝おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか

最高です。一年生のとき3位、二年生のとき2位、三年生のとき3位で、今回やっと優勝することができました。いつも勝てそうで負けてしまうという悔しいことが多かったので、最後の年にこうして優勝できたことがうれしいです。

――ご自身にとって最後のインカレでした。どのような思いでこの大会を迎えましたか

個人戦は東日本(学生選手権)で負けてしまって、団体戦でサポートするという立場になりました。インカレに向けて東日本以降、自分の練習以外にもみんなの練習で支えたりなど、チームに貢献できたかなと思える部分もあります。女子は優勝はできませんでしたが、男女ともにいい結果を残せてよかったです。

――応援するときや出場する選手に声をかけるとき、どんなことを意識しましたか

試合をやっている人の状況を考えて、少しでも一人ではなくてみんなで戦っているという雰囲気でできるように、ということを意識しました。盛り上げることができたらいいなという思いで、応援していました。

――後輩に向けて一言お願いします

自分たちの代が抜けても、また新しく強い子が入ってくるみたいなので、来年、再来年と連覇記録を伸ばせるように頑張ってほしいです。

古田時喜也(法4=埼玉・早大本庄)

――優勝おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか

正直みんなと話すまでそこまで感動していなかったんですけど、泣いてしまいました。優勝してみんなが喜んでいる姿を見たら、自然に涙が出てきました。この代で良かったと思いました。

――ご自身にとって最後のインカレでした。振り返っていかがですか

この代結構強かったので、内心放っておいても勝つのかなと思っていたのですが、危ないときもありました。出ている選手も出ていない選手も、みんなで盛り上がって応援して、みんなで優勝できたというかんじです。

――応援するときや出場する選手に声をかけるとき、どんなことを意識しましたか

あんまりシリアスに考えずに、柔らかいフランクな感じで接するようにしていました。それが良かったのかなと思います。

――後輩に向けて一言お願いします

ワセダらしく、強い部活であり続けてほしいです。

古賀穂(スポ3=福島・富岡)

――優勝おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか

チームの目標である優勝が達成できて、すごくうれしいです。来年も連覇できるように頑張りたいです。

――個人戦に向けて、意気込みをお願いします

シングルス優勝します。

菅原栄史(スポ3=宮城・聖ウルスラ学院英智)、浅原大輔(スポ2=宮城・聖ウルスラ学院英智)

――優勝おめでとうございます!外から優勝をご覧になっていかがでしたか

浅原 本当に良くやってくれましたね。特に中里さんが最後優勝のカギを握っていたと思うんですけど、僕は隣の同期と一緒にずっと呼びかけていました。それで優勝を決めてくれたのでとてもうれしかったです。4年生のみなさんが泣いていたので、僕ももらい泣きしそうになりました(笑)。

菅原 本当にありがとうございますという感じですね。感動も喜びもありがとうございますです。出た選手のみんなにありがとうですね。自分はメンバーだったんですけど、1回も出ることなく終わってしまいました。でもそのメンバーの一員として応援とかサポートで貢献できたのがうれしいですし、来年もあるので、この先輩たちを見習って頑張ろうという気持ちになってます。

――浅原選手は観客席から声を出しているのが印象的でした

浅原 そうやって見てもらえてうれしいです。来年は上(観客席)にいないように、下で出て勝てるように頑張りたいと思います。この悔しさを糧に頑張ります。

――菅原選手もサポートという面で貢献していましたね

菅原 悔しいという気持ちは全然ないですね。個人戦を頑張ろうという気持ちになりました。ずっとベンチで見ていましたから(笑)。

浅原 応援も応援で楽しかったですよね。

菅原 どうなってもいいから勝ってほしいという気持ちでしたね。来年副将になるので、試合に出られるようにプレーを頑張るのはもちろんですが、チームをまとめるという意味でも責任を持って行動していきたいです。

――団体戦をチームとして振り返っていかがですか

菅原 みんな一つにまとまっていたと自分は思います。観客席もベンチも選手もみんなで戦ったと思っています。

浅原 今菅原さんがおっしゃった通りなんですけど、ボランティアで来てくださっているトレーナーさんのおかげで、みんなが万全の状態で臨めていたと思います。チーム一丸となって全員で勝てた試合でしたね。観ていて気持ちいい試合ばかりでした。良かったです。楽しさも感動も。

菅原 テニス部とかが連覇をしていたりしているのを早スポの記事とかで見て、それも励みになっています。バレー部も優勝しましたし、そういう記事を読んで自分たちも頑張ろうと思いました。

――では個人戦に向けて一言お願いします

浅原 故障中という身なので、パートナーの吉村くん(徳仁、スポ2=富山・高岡第一)には迷惑をかけると思うのですが、この痛みを力に変えて頑張りたいと思います。僕としては1回戦が勝負だと思っていて、そこを勝てれば次も勝てると思うので、足元をすくわれないように、最初から全力でやっていきたいと思います。頑張ります。

菅原 自分は3年生なんですけど、パートナーは先輩の富岡さん(寿将、社4=熊本・八代東)なので、悔いない試合にしたいです。自分ができることを精一杯やっていきたいです。

吉村徳仁(スポ2=富山・高岡第一)

――優勝おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか

最高です。

――前日行われた2回戦では、逆転勝利でチームに貢献しました。振り返っていかがですか

マッチカウント2-0で勝つべきところだったんですけど、第1ゲームで思うようにいかない部分がありました。これではいけない、自分が勝たなければいけないと思い、優勝するんだという気持ちで一本一本、粘り強く頑張りました。

――きょうはどのような気持ちでベンチから応援していましたか

本当は試合に出たかったですが、出られない悔しさを応援にぶつけて、みんなに伝わるよう一生懸命応援しました。

――個人戦に向けて、意気込みをお願いします

団体戦で優勝したことで気持ちが抜けないように、一つ一つ、今度は自分のためにしっかり取ります。

渡辺俊和(スポ2=埼玉栄)、鈴木朋弥(商2=宮城・聖ウルスラ学院英知)

――優勝おめでとうございます。今の気持ちを教えてください。

渡辺 うれしいです。しかし、優勝を自分たちで決めたかったのが本音です。

鈴木 素直にめちゃめちゃうれしいです。

――決勝戦は勝てば優勝という場面での出場でしたが、どういった気持ちで臨みましたか

渡辺 4年生の最後の試合だったので、団体で勝ってみんなで喜びを分かち合いたかったです。なので頑張ろうという気持ちを持って試合に臨みました。

鈴木 隣でやっていたダブルス1が負けそうだったので、自分たちが勝って4年生を笑顔で送り出したかったです。それはできなかったのですが、優勝できたので良かったかなとは思います。

団体戦を通して、お二人のダブルスの調子はいかがですか

渡辺 良くなかったです。良くない中でもなんとか足動かしてやっていました。相手の流れに呑み込まれるのが試合なので、流れを断ち切るにはどうしたらいいかということをもっと深く考えてやっていかなければいけないかなと思いました。

鈴木 初戦から勝っていこうと思っていたのですが、気持ちだけ空回りして、初日は自分たちのプレーが全然できませんでした。準決勝からは徐々に調子が上がっていったものの、勝ちきることができませんでした。決勝の試合でやっと自分たちの試合ができたのかなと思います。個人戦に繋げていければいいなと思います。

――あすからの個人戦に向けて一言お願いします

渡辺 個人戦は、団体のことを一回忘れて気持ちを入れ直していこうと思います。あすから頑張ります!

鈴木 このうれしい気持ちを一回リセットして去年より上を目指していきたいです。また、全日本総合選手権の出場権獲得という目標を果たせるように頑張ります。