熱戦に勝利し4回戦へ駒を進める

バドミントン

 今季初の個人戦となる関東学生選手権。6日目はAブロック女子ダブルスの1から3回戦までが行われた。ワセダからは昨年インカレ準優勝に輝いた亀田楓女子主将(社4=宮城・聖ウルスラ学院英智)・関川容子(社4=新潟青陵)ら4組が出場し、うち2組が30日に行われる4回戦へと駒を進めた。

勝利を決めガッツポーズする亀田・関川ペア

 この日一番熱い戦いを見せたのは亀田・関川ペア。他の試合が全て終了し会場全体の注目が集まる中、3回戦で対戦したのは、5月の関東大学春季リーグ戦で女子2部を優勝に導いた青山学院大の大堀・池田ペア。1セット目はシーソーゲームの末先取するもミスが増えた2セット目を落としてしまう。勝負のファイナルセットは「2セット目を落としたことで逆に吹っ切れた」(亀田)と思いきり良く攻め序盤から相手を圧倒する。イレブン先取後も得点を重ね16-9とそのまま勝利するかに思われたが、その後「気が抜けてしまった」と4失点し冷やりとさせられる場面も。最後は巧みに相手を崩し前衛の亀田がプッシュを決めて21-15。熱戦の末に勝利し、4回戦への切符を手にした。

 同じく4回戦出場を決めたのは上田真帆(スポ3=埼玉栄)・渡辺梨沙(スポ3=北海道・札幌静修)ペア。3年生コンビということもあり安定感のあるプレーに加え、前へ前へと攻める積極的な攻撃で勝利をたぐり寄せた。

1年生ながら健闘した金森・我妻ペア

 ほろ苦いデビュー戦となったのは我妻美沙紀(スポ1=宮城・聖ウルスラ学院英智)・金森望(スポ1=福岡・九州国際大附)のフレッシュなペア。2回戦は視野の広いプレーで相手のミスを誘い勝つと、3回戦の相手は強豪・日体大の川端・井芹ペア。相手を見て緩急をつけたプレーで1セット目を取るも、2セット目はミスから相手のペースに流され僅差で落とす。迎えたファイナルセットでは、気迫のこもった相手のプレーに勢いを奪われ、最後はサーブレシーブのミスで落とし19-21。大学の公式戦初出場となる金森は「緊張してミスが多くなってしまった」と語る一方で「良い経験ができた」と収穫の多い一戦となった

 1年生の島田きらら(スポ1=青森山田)と2年生の清水恵(スポ2=宮城・聖ウルスラ学院英智)はストレートで負け、我妻・金森とともに3回戦敗退となった。

(記事、写真 芦川葉子)

結果

▽女子ダブルス

▼4回戦進出

亀田楓・関川容子組
上田真帆・渡辺梨沙組

▼3回戦敗退

清水恵・島田きらら組
金森望・我妻美沙紀組

コメント

亀田楓女子主将(社4=聖ウルスラ学院英智)・関川容子(社4=新潟青陵))

——先取した1ゲーム目を振り返って

亀田 1ゲーム目はとりあえず攻めていこうという話をして挑んだんですけど、ミスが多かったです。でも相手のほうがもっとミスが多かったので、取ることができました。

関川 15-15までシーソーゲームだったんですけど、16,17と連取して一歩抜け出すことができたのが良かったと思います。

——2ゲーム目もかなり競った展開でしたが

亀田 ミスが本当に多かったです。あと、レシーブがちゃんと後ろまで飛んでいなくて相手のやりたいように打たれてしまったので、それが2ゲーム目を取られた要因かなと思います。

関川 2ゲーム目の11点目まではまた競っていて、そこから一瞬リードできたんですがそこでまた自分たちがミスしてしまったので。そこでミスをするのではなく、点差を維持できていたら良かったです。

——ファイナルセットは緊張されたのではないでしょうか

亀田 わたしは、2ゲーム目を取られたことで逆に気持ちが吹っ切れて、思いっきりやろうと思えたので、落ち着いて臨むことができました。でも最後のほう相手に連続失点を許してしまいました、ラケットのフレームに球を当ててしまって。足も止まっていたと思うので、そういうところを無くしていかないと上のほうにいったときに勝ちきれないなって思いました。

関川 今言ってくれた通りですが、最後リードしていたところで自分たちが一瞬気を抜いてミスが増えてしまい、その後に響いて焦ってしまいました。ミスは一本で止めきれるようにすることが課題かなと思います。でもファイナルは最初の出だしが自分たちのペースで運べて良かったです。

——調整期間は短いですが、19日に行われるシングルス戦への意気込みを

亀田 自分たちは今までシングルスで勝てたことが無いので、とりあえず2回戦進出したいです。

関川 シングルスであまり結果が無いので、全力を尽くして2回戦突破を目指します!