運命の一戦へ最終調整

米式蹴球

 三菱電機杯毎日甲子園ボウルを前に、早大は甲子園のグラウンドで前日練習を行った。選手たちは、リラックスした姿を見せながらも、声を張り上げ互いを鼓舞しあった。最終調整を終え、記者会見では晴れやかな表情を見せた選手たち。いよいよ明日、頂上決戦の火ぶたが切られる。

記者会見で抱負を語る高岡監督

 早大にとっては、5度目の甲子園の舞台。しかし、甲子園での勝利は1度もない。関学大に勝利した瞬間、早大の歴史は変わる。高岡勝監督(平4人卒=静岡聖光学院)は、「選手と共に『歴史を変えよう』と口に出してきました。選手たちを信じています」と語った。一年間チームを引っ張ったDL斉川尚之主将(スポ4=東京・獨協)は、「いつもとの環境の違いを意識せず、自分たちがやってきたことをやろうと思います」と、引き締まった表情で言った。

記者会見で笑顔を見せるDL斉川主将

 明日16日、甲子園球場付近の天候はくもりの予報。雨が降る可能性もある。天候に応じて、両チームがどのようなオフェンスを仕掛けてくるかも、見どころの一つになりそうだ。第73回甲子園ボウル、早大対関学大。早大の初優勝なるか。関学大の29回目の優勝か。13時5分、キックオフの予定だ。

(記事、写真 元田蒼)

パス練習をするQB柴崎