TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
早大 BIG BEARS | 7 | 0 | 7 | 0 | 14 |
関学大 FIGHTERS | 7 | 14 | 0 | 10 | 31 |
関西のカベは高かった。創部以来初の日本一に向け、三菱電機杯第71回毎日甲子園ボウル(甲子園ボウル)に臨んだBIG BEARS。昨年惜しくも敗れたこの舞台で、通算50回出場を誇る西の名門・関学大と対戦した。前半、相手の堅守の前になかなか得点を上げられず、2TD差で折り返す。後半にトリックプレーを用いて7点を返したものの、流れをものにできず。再びリードを広げられ14-31で敗戦。悲願の日本一へまたしても手が届かなかった。
第1クオーター(Q)、均衡を破ったのは関学大だった。早大は相手陣35ヤード地点からノーハドルのテンポの早い攻撃で押し込まれ、先制を許してしまう。それでも次のシリーズ、先発のQB笹木雄太(法4=東京・早大学院)がWR鈴木隆貴(法4=東京・早大学院)、WR西川大地(商4=東京・早大学院)へのパスを通すと、自身のランでもファーストダウンを更新する。これでゴール前に迫ると、最後はRB北條淳士(社4=東京・佼成学園)が中央へ走り抜けTD。すぐに同点に追いついた。ただ、この後はゴールライン際まで蹴り込むパントや、即座にQBに迫る相手ディフェンスに阻まれ、なかなかリードを奪うことができない。失点せず接戦に持ち込みたいところだったが、前半終了間際にランで力押しされ、被TD。反撃を試みた直後のシリーズ、相手の早いプレッシャーに焦って投げたパスをインターセプトされ、連続でゴールラインを割らせてしまう。点差を縮められないまま、7-21で前半を終えた。
終始相手ディフェンスのプレッシャーに苦しむ
2TD差を付けられる苦しい展開。だが、自分たちの原点を忘れることはなかった。ハーフタイム中、濱部昇監督(昭62教卒=東京・早大学院)は沈む選手たちに「最後まで楽しんで」と声を掛けた。迎えた第3Qの序盤には、的を絞らせぬ多彩な攻撃でロングドライブ。仕上げはQB坂梨陽木(政経3=東京・早大学院)が、ハンドオフされたボールをエンドゾーンにいたTE田島広大(法3=東京・早大学院)にパスするトリックプレー。これでTDを奪い、14-21とする。守備でもLB加藤樹副将(商4=東京・早大学院)がQBサックを3回決める大暴れを見せるなど、言葉を体現するかのようなBIG BEARSらしいフットボールを展開した。ただ、反撃もここまで。オフェンス・ディフェンスともに素早くアジャストし、確実に弱点を突いてくる関学大を抑え込めず。第4Qに10点を失い、そのまま試合終了。雪辱を果たすことはできなかった。
後半序盤、ディフェンスで勢いに乗った
「違う環境でも地に足をつけて戦えた。ただ、純粋に力負けした」(OL松原寛志主将、法4=東京・早大学院)。試合を通して差を痛感したとコメントした選手が多かった。それでも、ワセダのフットボールは着実に力を伸ばしている。「スタンダードは上がってきている。僕らの環境の中では、今のチーム作りのプログラムは間違っていない」と濱部監督も話す。2年連続での甲子園ボウル出場、そして若手らの台頭。明るい材料は多い。敗戦もまだ見ぬ日本一への軌跡として、BIG BEARSの歴史の1ページに刻まれ、絶えることなく受け継がれていく。
(記事 井上陽介、写真 新津利征、中丸卓己、大槻竜平)
※掲載が遅くなり、申し訳ありません。
LB加藤樹は敢闘賞を受賞
得点経過 | |||||||
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TEAM | Q | PLAY | PLAYER(S) | PAT | PLAYER | G/NG | スコア |
関学大 | 1 | RUN | #6伊豆 | K | #1西岡 | G | 0-7 |
早大 | 1 | RUN | #6北條 | K | #20長谷川 | G | 7-7 |
関学大 | 2 | RUN | #22加藤 | K | #1西岡 | G | 7-14 |
関学大 | 2 | INT | #45山本 | K | #1西岡 | G | 7-21 |
早大 | 3 | PASS | #12笹木→#87田島 | K | #20長谷川 | G | 14-21 |
関学大 | 4 | FG | #1西岡 | - | - | - | 14-24 |
関学大 | 4 | RUN | #33野々垣 | K | #1西岡 | G | 14-31 |
コメント
濱部昇(昭62教卒=東京・早大学院)
――まず試合を振り返っていかがですか
オフェンスでのミスが多かったですね。こういう大事な試合でオフェンスがミスをしてしまうとチャンスがつぶれてしまうので、そこが駄目だったと思います。ただ、それは選手のミスではなくて、コーチや監督の責任かなと思っています。
――ディフェンスで流れをつかんでいたように見えました
そうですね。ディフェンスは前半すごく頑張ってくれていたので、そこでなんとか攻めたかったです。ただ関学のディフェンスも良くて、プレッシャーが強くて対策が遅れてしまいました。その中で致命的な自滅をしてしまったという感じですね。
――相手ディフェンスのQBへのプレッシャーが強かったですが、ランについても厳しかったですか
選手の士気は高かったんですけど、ディフェンスのコールがミスマッチを起こしていたので、そこを修正したらランプレーも少し出るようにはなりました。そこで畳みかけたかったところで、ミスをしてしまったと。相手のアジャスト能力が高くて、同じプレーを何回も出させてくれなかったですね。
――後半の序盤は流れが良くなったように見えましたが、何か要因は
立ち上がりは良かったですよね。本当にやるべきことをしっかりとやれば戦えるので、そこを少し修正したというところです。あとはディフェンスのコールが良く練られていたので、それにアジャストしました。後半のセカンドシリーズでオフサイドしてしまったりといったところが痛かったですね。ほんのちょっとのミスなんですけど、こういう試合ではちょっとしたミスが大きく勝敗を左右してくるので。僕の鍛え方が足りなかったなと反省している部分です。
――フィジカル面でもタックルが一回で止まらなかったり、押し込まれてしまう場面もありましたが
でも、ディフェンスは頑張っていたんじゃないですかね。オフェンスで取られたものを差し引けば、このくらい点は取られると思っていたので。それを上回ってオフェンスがスコアしないと勝てないというプランだったので、単純にオフェンスで点を取れなかったということに尽きると思います。
――これまでを振り返ってよく戦ってきたという印象か、勝てたという印象かどちらでしょうか
両方ですね。厳しい試合を勝ち進んでここまで来たというのもありますし。その中で成長してくれた部分もあるので。つかんだチャンスを活かせなかったのは監督の責任ですね。
――試合後に学生にはなんと声をかけたいですか
本当によくやったと言いたいです。ちょっと前半が終わったところでしゅんとしてしまっていたので、ハーフタイムに最後まで楽しんでくれと声をかけました。なので選手たちがそう感じてくれればいいなという感じです。特に4年生はそうですね。
――2年連続で甲子園ボウル出場を決めて、勝てるチームになってきたなという手ごたえはありますか
僕は4年目なんですけど、この間で確実に積み上げてきたものはあると思っているので、また悔しいものを糧に足りないものを補っていけばもっと良い組織になっていくと思うし、そうなることを期待しています。
――うれし涙が見たかったですね
僕も勝つイメージを持ってきたんですけど。
――相手のラインはやっぱり強かったですか
でも全く勝負にならないというわけではなかったと思います。僕らが準備してきたものもそんなに外れてはなかったと思いますし。ただ前半の中盤から真ん中を突かれ始めて、そこにアジャストできなかった部分はありますね。
――一番後悔しているプレーはやはりゴール前でインターセプトされた場面ですか
いえ、守って戦ってもといいますか、僕自身も守りに入らずに攻めていこうと決めて臨んでいたので。早いタイミングで中からプレッシャーがあって、逃げてずれて、無理して投げてしまった感じです。そういう意味では無理して投げさせてしまったというところはあるんですけど、それは結果論なので。でもきょねんも「ここで投げるのはコーチとしてありえない」とコーチに厳しく指摘されたこともあったので、もっとあそこで時間を流しても良かったんですが。
――用意してきたものは全て出せましたか
もっとやりたいプレーはありました。ただ、スリーアンドアウトとかうまいパントとかがあって、ゴール前に押し込まれてしまって。あのシチュエーションではさすがに出せるプレーも絞られてしまうので。ただあれもやってくることは分かっていたので、もう少し準備していればと感じる部分はあります。
――前半からもう少しランを出していけたのではないでしょうか
ランはプラン通り出していましたが、関学が少しディフェンスの組み立てを変えていて、それで後手後手になってしまい、パスを優先してしまいました。もともとパスを優先するプランでもあったので、ランが少なくなってしまったのだと思います。
――2年とも及びませんでしたが、この差を埋めるには
きょねんは一点差でしたが、実際もっと力の差はあったと思っていますし、あの試合は立命館の油断もあったと思うので、力勝負で盤石の準備をされたらこのくらいの点差になったかもしれないですし。ただ僕らもきょねんから成長して戻ってきて、それでもこの点差がついたということは事実なので、僕らのそれよりも関学のほうが先に行っていたのかもしれないですね。きょうの試合も監督が良ければもっと良い試合になったかもしれないですね。
――高校時代から率いてきた選手たちが2年連続で甲子園に来たという点についてはどう感じていますか
毎年出てきた課題を解消してというプロセスを積んでいるので、確実にスタンダードは上がってきていると思います。僕らの環境の中では、今のチーム作りのプログラムは間違っていないですし、効果も上がっているのかなと思います。ただ、ここで結果が出なかったことも事実なので、またどういうところを埋めていけば結果が出るのかと考えていけば成長は続いていくと思っています。
OL松原寛志主将(法4=東京・早大学院)
――試合を振り返って、いまのお気持ちはいかがですか
悔しさはありますが、やることはやりきれたなと思っています。
――チーム全体としてはいかがでしたか
チームとしてはいつもと違う環境でも地に足をつけて戦えたところはよかったと思います。ただ純粋に力負けしました。
――個人としてはいかがでしたか
個人としては今シーズン満足なプレーができていなかったのですが、甲子園という大舞台で自分らしいプレーができたなと思っています。
――悔しい結果となりましたが、もう少しここが良ければと感じる部分はありますか
やることをやったと思っていますが、関学の方がより厳しい取り組みをしてきたからこそ勝てたのだと思います。全てが甘かったのかもしれないです。
――今シーズンを振り返っていかがでしたか
今シーズンはとても厳しくつらかったですが、このチームがここまで来られたのは僕以外の4年生、下級生、コーチの方々のおかげです。本当に感謝しています。
――社会人になってもアメフトを続けられますか
やれたらなと思っています。
WR鈴木隆貴副将(法4=東京・早大学院)
――試合を振り返って、いまのお気持ちはいかがですか
ただただ悔しいです。
――振り返ってチーム全体としてはいかがでしたか
昨年甲子園で負けたところから始まったチームだったので、1年間甲子園で勝って日本一になることだけを考えて最高の準備をしてきたつもりでしたが、相手の方が一枚も二枚も上手でした。
――個人としてはいかがでしたか
今シーズンは本当にチームに迷惑をかけっぱなしだったので、きょうの試合はチームのためになんでもしようと考えて臨みました。
――相手のパスカバーはいかがでしたか
アジャスト能力が高いのと身体能力が高いと感じました。ボールへのリアクションが早く球際の部分で何回もやられてしまったなという印象です。
――悔しい結果となりましたが、もう少しここが良ければと感じる部分はありますか
まずはチームとしてもっとフィジカルアップしなければいけないと思います。サイズだけ見ても関学の選手はでかかったですし、ヒットも勢いよくて強かったです。戦術云々でなく、フットボールの原点はヒットとタックルに尽きるので、後輩たちにはそこの部分をもっともっと高めて欲しいと思います。
――今シーズンを振り返っていかがでしたか
今シーズンは、チームのみんなにただただ感謝しかありません。下級生から上級生、選手からスタッフまで、本当にみんなのおかげで甲子園にもう一度来ることができました。本当は勝って次に進めたかったのですが、こういう結果になってみんなに申し訳ないなと思っています。ですが、シーズンが深まれば深まるほどにこのチームが大好きになっていきました。自慢の後輩たちが来年こそチームを日本一にしてくれると信じています。力になれることがあればなんでも協力したいです。
――社会人になってもアメフトを続けられますか
まずは身体を休めてから、考えたいと思いますが、東京ドームでプレーするという夢は諦められないですね。
LB加藤樹副将(商4=東京・早大学院)
――試合を振り返って、いまのお気持ちはいかがですか
「悔しい」の一言です。主将の松原には支えられっぱなしでこの1年間を過ごしてきました。松原をなんとしてでも男にしたかったですが、それがかなわなかったことが本当に悔しいです。一生忘れないと思います。
――振り返ってチーム全体としてはいかがでしたか
試合を通して、チームとして関学の方が優っていました。取り組みが足りなかったんだと思います。特にチャンスをものにする力、相手のチャンスを潰す力に差を感じました。
――個人としてはいかがでしたか
今年はフィールドに立てない期間が続いたので、純粋にフットボールが楽しかったです。
――何度もQBサックを決め、チームを盛り上げている場面もありました。何か要因はあったのでしょうか
伊豆選手に自由に走られることは非常に警戒していました。なので、ラッシュの役割には僕が多く割り当てられました。なんとかサックを決めることができて嬉しいです。
――悔しい結果となりましたが、もう少しここが良ければと感じる部分はありますか
余分なゲインを与えてしまったこと、相手のスコアチャンスをFGに抑えられなかったことです。もう少し粘り強く守れればよかったと考えています。
――今シーズンを振り返っていかがでしたか
あっという間でした。色々ありましたが、その時その時で去年の悔しさを思い出し、自分なりに必死にやってきました。悔いももちろんありますが同時にやり切ったとも思います。
――社会人になってもアメフトを続けられますか
怪我と相談しながらになると思います。しっかりと考えます。
QB笹木雄太(法4=東京・早大学院)
――試合を振り返って、いまのお気持ちはいかがですか
単純に悔しい気持ちでいっぱいです。
――振り返ってチーム全体としてはいかがでしたか
ディフェンスがよく止めてくれただけに、オフェンスでTDが取れず申し訳ないです。
――個人としてはいかがでしたか
3回のインターセプトをくらい、悪い流れを持ってきてしまった事がQBとして責任を感じています。
――かなり相手ディフェンスが迫ってくるのが早かったのではないでしょうか
プレッシャーがかかる事は予想していましたが、それに対処出来ませんでした。
――悔しい結果となりましたが、もう少しここが良ければと感じる部分はありますか
パスが多くコールされる試合の中で、大事なシチューエーションでのパスが決まれば良い流れが出来たのではないかと思います。
――今シーズンを振り返っていかがでしたか
シーズンを通して、上手くいかなかった期間の方が長く、苦しさもありましたが、沢山の仲間やファンの方々に支えられてアメフトが出来た事に感謝しています。
――3インターセプトという結果についてはいかがですか
自分のミスでこのような結果になったため、非常に悔しいです。
――インターセプトTDの要因となったDL松本選手については
嫌でも視界に入ってくる選手であり、試合中も脅威に感じました。
――関学大のディフェンスに対してどのような対策をしていましたか
プレッシャーがかかる事を前提にランに加え、短いパスを繋げていく事を意識していました。
――要所で反則が目立ちオフェンスにテンポが出なかったように感じましたが
大きな舞台で慣れない事もあり、自分たちでテンポを崩してしまった事は事実です。
――甲子園ボウル用に用意していたプレーはありましたか
15分クオーターという事もあり、スペシャルプレー等沢山のプレーを用意していました。
――試合を通して、一番印象に残っているプレーはなんでしょうか
スペシャルプレーの中でも、flickerパスでダウンを更新出来たプレーはとても印象に残っています。自分たちも楽しみながら準備していたプレーだっただけに嬉しさを感じました。
――社会人になってもアメフトを続けられますか
まだ分かりません。とにかく今は身体を休める事に専念します。
RB須貝和弘(創理4=東京・早大学院)
――試合を振り返って、いまのお気持ちはいかがですか
もちろん悔しい気持ちはありますが、最高の舞台で最高の仲間と試合を十分楽しむことができたので満足しています。
――振り返ってチーム全体としてはいかがでしたか
要所要所で集中力が欠けたプレーが散見されたので、そこの積み重ねが勝敗を分けたと思っています。
――個人としてはいかがでしたか
確かに相手は強かったですが、もっと前への意識を強く持てればもっと楽な試合展開にできたので申し訳なく思っています。
――悔しい結果となりましたが、もう少しここが良ければと感じる部分はありますか
タラレバになってしまうので特にありません。単純に早稲田よりも関学の方が力が上だったのだと思っています。
――今シーズンを振り返っていかがでしたか
今シーズンは7年間アメフトをしてきた中でも一番苦しいシーズンでした。ただその中でも、一人ひとりの気持ちの持ち方やチームの団結力がいくらでも組織を強くできるということを学べたので本当に有意義なシーズンでした。
――社会人になってもアメフトを続けられますか
現状では何も考えていませんが、機会があればやるかもしれません。
RB北條淳士(社4=東京・佼成学園)
――試合を振り返って、いまのお気持ちはいかがですか
負けたことは非常に悔しいです。でも、自分の持てる力は全て甲子園で発揮できたと思っています。それでも勝てなかった関西、日本一の壁はやっぱり高いんだなと再認識させられました。
――振り返ってチーム全体としてはいかがでしたか
怪我人も多く、満身創痍の中、試合出場する選手も何人もいましたが、松原を筆頭に「絶対に勝つ」という意気込みで楽しみながら試合に臨めたと思います。
――個人としてはいかがでしたか
夏から中村多聞コーチに教えて頂いた走法を、自分の出来るパフォーマンスの中で最大限に発揮することができたと思っています。TDもOL樋口やFB山崎のナイスブロックのお陰で出来ましたし、一生忘れないと思います(笑)。大きな走路が空いていてラッキーでした(笑)。
――走ってみて相手のランディフェンスはどう感じられましたか
タックルが確実だなと思いました。毎回毎回僕らの心を折りにくるような、ものすごい魂のこもったタックルをしてくるので、痛かったですけど、不思議と楽しかったです(笑)。
――悔しい結果となりましたが、もう少しここが良ければと感じる部分はありますか
自分が1対1でDBをかわせていたらTDという場面が何個かあったので、もったいないなぁと思っています。
――今シーズンを振り返っていかがでしたか
TOP8を勝ち抜いて、なんとか甲子園に来ることができましたが、やっぱり勝たないと何も残らないと感じました。1年間、辛いことの方が勿論多かったですけど、甲子園に改めて来てみて、「やっぱりいい場所だなぁ」と思いました。
――社会人になってもアメフトを続けられますか
今は正直迷っています。10年間のアメフト生活で何回も大怪我をして、親にはたくさん心配をかけてしまったので。「毎試合ドキドキするから社会人では勘弁して」と言われています(笑)。でも、僕からアメフトを取ったら多分何も残らないので、続けちゃうのかもしれないです(笑)。今はまだ分かりません。