東大に快勝しリーグ戦開幕３連勝！

　東京ドームで行われた関東学生秋季リーグ戦（秋季リーグ戦）第３節、東大戦。早大は第２クォーター（Ｑ）にＷＲ江野彩雅（創理４＝神奈川・川和）のタッチダウン（ＴＤ）で先制する。後半に入ると、ＲＢ安藤慶太郎（社３＝東京・早大学院）、ＲＢ味岡海斗（法４＝東京・早実）のＴＤラン、さらにはＷＲ平田裕雅（文４＝東京・早実）のフィールドゴール（ＦＧ）で東大を突き放した。ディフェンスでは１つのＦＧの３点のみに抑え、東大に快勝。秋季リーグ戦開幕３連勝を飾った。

　早大レシーブで試合開始。最初のプレーでＱＢ八木義仁副将（政経４＝東京・早大学院）からＷＲ入江優佑（商４＝大阪・関西大倉）へのパスで１ｓｔダウンを更新するが、その後はランプレーを東大ディフェンスに阻まれ攻守交代。ディフェンスが東大を抑え、再びのオフェンスではラン中心の攻撃を見せる。ＲＢ安藤とＲＢ味岡が交互に豪快な中央突破を見せ、着実に前進。敵陣レッドゾーン付近からのプレーでは、ＱＢ八木副将のスクランブルで敵陣３ヤードまで迫る。最後はＱＢ八木副将からエンドラン上にいたＷＲ江野へのパスでＴＤ。８分超のロングドライブで先制に成功した。直後のディフェンスでは東大のランに押され、２回１ｓｔダウンを更新されるが、ディフェンス陣のタックルによって３つ目の１ｓｔダウンは更新させず攻撃権を得る。オフェンスはスリーアンドアウトに抑えられ、相手の好パントリターンもあり、迎えた第２Ｑ終盤の自陣内からのディフェンス。ＤＢ安藤龍生（法３＝東京・早大学院）がパスブロックやＱＢサックを決めるが、東大に48ヤードのＦＧを決められる。７ー３で前半を折り返した。

　早大のキックで後半開始。東大オフェンスに１ｓｔダウンを２回更新されるものの、パスプレーでパスを受けた相手レシーバーにＤＢ鈴木晴貴副将（基理４＝神奈川・鎌倉学園）がタックルでファンブルを誘う。すぐさま反応したＤＢ角口達哉（政経４＝東京・早大学院）がリカバーし、ターンオーバー。オフェンスではＱＢ八木副将からＷＲ入江、ＲＢ安藤、ＷＲ吉規颯真（政経３＝東京・早大学院）への連続パスプレーでテンポ良く前進する。ランプレーの交えながら、ＷＲ小鮒晴（文４＝神奈川・鎌倉）へのパスプレーで、５プレー連続で１ｓｔダウンを更新し、敵陣２ヤードに侵入。ＱＢ八木副将のピッチを受けたＲＢ安藤が相手を交わしＴＤを決め、追加点を挙げる。東大をスリーアンドアウトに抑え、再びのオフェンスでもミドルパス、ランを織り交ぜ１ｓｔダウンを更新する。ＷＲ江野のパスキャッチで敵陣８ヤードまで進むと、味岡がＴＤランを決め、東大を突き放す。第４Ｑに入ると、再び東大のランオフェンスに苦戦。４ｔｈダウンギャンブルを決められるなど、ロングドライブを展開され、自陣レッドゾーン内に侵入される。それでも２回目の４ｔｈダウンギャンブルでは、ＬＢ石黒哲（政経４＝東京・早大学院）が相手ＱＢへのタックルでボールをファンブルさせると、ＬＢ原康介（法３＝東京・早大学院）がリカバーしこの試合２回目のターンオーバー。オフェンスではラン中心の攻撃で敵陣中央まで侵入し、試合残り25秒のところでＷＲ平田が40ヤードのＦＧを成功。東大オフェンスの１プレー目が終わると笛が鳴り、24ー３で試合終了となった。

　危なげない試合運びで秋季リーグ戦３連勝を収めた早大ＢＩＧ　ＢＥＡＲＳ。オフェンスでは３試合連続で20得点以上をマーク。ディフェンスでは徐々に失点を減らし、秋季リーグ戦最小の３失点に抑えるなど、チーム全体が調子を上げてきている。次戦は桜美林大戦、今季ＴＯＰ８に昇格したチームとの一戦となる。リーグ後半戦初戦も白星で飾り、２年ぶりのリーグ優勝に弾みをつけたい。

（記事　沼澤泰平、写真　高津文音、富澤奈央）