第34回早慶定期競技会 10月26日 早稲田キャンパス・柔道場
早稲田キャンパス・柔道場にて第34回早慶定期競技会が行われ、早大が9連覇を達成した。会場には両校のOB・OGを含めた関係者のほか、応援部も駆けつけ、今年も伝統の一戦を盛り上げた。

試合後、校歌を歌う部員たち
試合は、早慶戦のためにルールが整えられ、演武競技と審査制乱取稽古の二種目が行われた。最初に行われた演武競技では、下級生演武、徒手、坐技、武器技(短刀)、武器技(杖)、自由技の全6試合のうち、3試合が10点差以内という接戦に。早大は坐技と武器技(杖)で勝利を挙げたが、慶大に白星を2つリードされるかたちとなった。

大将で出場した坂井主将
次に行われた審査制乱取稽古も審査制掛かり稽古、先鋒、次鋒、中堅、副将、大将の全6試合が行われた。早大はこの種目で5勝挙げなければ早慶戦での勝利が決まらないという状況。両校の選手たちは観客からの応援を背に受けながら、日頃の稽古の成果を発揮した。結果は早大が5勝。演武競技とあわせた結果、7ー5で早大が早慶戦9連覇を達成した。

集合写真に納まる部員たち(※写真は合気道部提供)
4年生はこの早慶戦をもって引退となった早大。主将の坂井は「4年間の集大成という意味で、練習の成果を出し切ることができた」と振り返る。勝敗を超えて、仲間と積み重ねた日々が確かな自信と誇りとなり、次代のチームの新たな一歩を支える礎となる。
(記事・写真 濵嶋彩加)
◆コメント◆
坂井拓海(政経4=東京・桐朋)
ーー早慶戦の感想と後輩に期待することを教えてください
四年間の集大成という意味で、練習の成果を出し切ることが出来ました。後輩たちはこれまで幹部代が少ないなか共に頑張ってくれたので、この一年の経験を糧に、いっそう合気道の実力向上へ向けて稽古に励むことを期待しています。
◆大会結果◆
▽演武競技出場メンバー
下級生演武
[小幡莉央(基理2=神奈川・湘南白百合学園)ー坂井七海(スポ2=神奈川・カリタス女)]
徒手
[平田航太郎(基理3=東京・日比谷)ー佐藤慧一(人3=東京・巣鴨)]
坐技
[河本沙希(法3=東京・学習院女)ー鈴木夏織子(人3=東京・学習院女)]
武器技(短刀)
[鈴木ー河本]
武器技(杖)
[坂井拓海(政経4=東京・桐朋)ー中橋渉(先理3=千葉・芝浦工大柏)]
自由技
[相澤ひなた(法3=埼玉・星野)ー谷口紗梨(教3=神奈川・横浜共立学園)]
| 演武競技得点 | 早大 | 慶大 |
|---|---|---|
| 下級生演武 | 121点 | 124点 |
| 徒手 | 144点 | 151点 |
| 坐技 | ◯170点 | 168点 |
| 武器技 (短刀) |
162点 | 183点 |
| 武器技(杖) | ◯176点 | 151点 |
| 自由技 | 166点 | 180点 |
▽審査制乱取稽古出場メンバー
審査制掛かり稽古 片岡真緒(国教3=東京・筑波大付)
先鋒 平岡
次鋒 中橋
中堅 平田
副将 佐藤
大将 坂井拓
| 審査制乱取稽古得点 | 早大 | 慶大 |
| 審査制掛かり稽古 |
126点 |
142点 |
| 先鋒 | ◯126点 | 116点 |
| 次鋒 | ◯144点 | 119点 |
| 中堅 | ◯119点 | 112点 |
| 副将 | ◯125点 | 106点 |
| 大将 | ◯151点 | 143点 |
▽総勝利数
◯早大7ー5慶大