序盤の不調が響き白鴎大に敗戦 100点ゲームを許す

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第74回関東大学女子リーグ戦 10月19日 専修大学生田キャンパス

今年の関東大学女子リーグ戦(リーグ戦)も残り4試合と終盤を迎えた。現在リーグ5位の早大はここまで全勝の首位・白鴎大と対戦。早大は出だしから調子が悪く、相手に点差を大きく広げられてしまうが、第2QではF西ファトゥマ七南(スポ3=千葉・昭和学院)のバスケットカウントから徐々に得点を重ね必死に食らいつき33-52で試合を折り返した。しかし後半では終始白鴎大のペースが続き、早大は攻撃のリズムをつかみきれず68-107で試合終了。早大は白鴎大に100点ゲームを許してしまう結果となった。

フリースローをする西

第1Q、早大はG山宮好葉(スポ2=東京成徳大)のファウルからフリースローで先制を許すも、すぐさまF衣川璃来(スポ2=埼玉栄)がバスケットカウントをもぎ取り、さらにシュートを決めて取り返す。しかしここから早大は無得点の時間が続き、その間に19点差に広げられてしまう。数分が経過してやっとC中野雛菜(スポ4=神奈川・東海大相模)のレイアップによって久々の得点を手にすると、西がスリーポイントを沈め、11-27で第1Qが終了した。
劣勢の状況が続く第2Q、早大の反撃が始まる。西がバスケットカウントを決めると続けてF菊地実蘭(スポ2=愛知・桜花学園)がスリーポイントを射止め、さらにF江頭璃梨副将(スポ4=宮崎・小林)のヘルドボールから西が得点を決める。しかし白鴎大も意地を見せ、3本のスリーポイントなどで引き離す。早大も流れを取り戻そうとするが、2度のトラベリングで自ら攻撃のチャンスを潰してしまい、その後白鴎大のブザービーターで試合を折り返した。

ゴールを見据える菊地

第3Qでは白鴎大の遠距離攻撃に苦しめられる。開始直後の連続スリーポイントを筆頭に、このピリオドだけで7本のスリーポイントを沈められてしまう。早大も衣川のジャンプシュートなどで反撃の機会を伺うが、白鴎大に阻まれ第4Qへ。
応援合戦も白熱する最終Q、山宮が相手のディフェンスを掻い潜りジャンプシュートを打つが、白鴎大もパスカットから速攻を決めて早大の思う展開を許さない。着実に相手に得点を重ねられてしまうが、F松本加恋(スポ1=愛知・桜花学園)がボールを奪い取り必死に保持すると、後輩のパスを受けた江頭が執念のバスケットカウントをもぎ取る。しかしその後はじわじわと点差を広げられ68-107で早大が敗れ試合終了、女王・白鴎大の強さを見せつけられた。

ドリブルをする衣川

早大は出だしでつまずいてしまい、序盤で付けられた点差が最後まで響いてしまった。次の対戦相手は立大。絶対に落とすことができないリーグ戦残り3試合を勝利で飾るべく、早大らしいバスケットを見せてほしい。

(記事 田中瑠花、写真 片山和香)

第74回関東大学女子リーグ戦 10月19日(vs白鴎大)

1Q2Q3Q4Q合計
早大1122191668
白鴎大27253322107

♦早大スターティングメンバー♦
F#1 菊地実蘭(スポ2=愛知・桜花学園)
F#7 西ファトゥマ七南(スポ3=千葉・昭和学院)
G#13 山宮好葉(スポ2=東京成徳大)
F#35 衣川璃来(スポ2=埼玉栄)
C#66 福王伶奈(スポ1=愛知・桜花学園)

コメント

F西ファトゥマ七南(スポ3=千葉・昭和学院)

――今日の試合を振り返って

 今日は出だしがよくなくて、最初のところで引き離されしまいました。試合後にコーチの方からも言われましたが、最初に離されてしまうと追いかけることを頑張ってしまって余計頑張らないといけないことが増えてしまうので、そこは良くなかったと思います。リバウンドとかセンター、ボックスアウトを徹底しようって言っていたけれども、そこを最後までやりきれなかったのが反省点だと思います。

――出だしがよくなかったと言いましたが、第2Q前にベンチで話したことは

 最初から自分たちがボックスアウトしてしっかりリバウンドを取るのと、オフェンスはゴールに全員がアタックしていくことを言われました。最初からそれができていなくて、抜け目になってしまい最初は良くなかったですが、第2Qではしっかりアタックする意識とか、ゴールに攻めようっていう気持ちが最初より強かったからいい勝負ができたと思います。

――個人のプレーについてよかったこと・悪かったこと

 まず悪かったところは、ディフェンスでファウルが重なってプレー時間が少なくなってしまったり、ボールマンにプレッシャーをあまりかけれず中へ簡単にパスが入っちゃったところと、オフェンスは決めきれるシュートやフリースローとか外すことが多かったので、それは修正していきたいです。よかったところは、後半積極的にオフェンスできて、スリーポイントやドライブで点数を取れたのは良かったと思います。

――次戦の意気込み

 明日からのリーグ戦残り3試合は全部大事な試合になるので、入りからディフェンスもオフェンスも積極的にやっていきたいと思います。

F衣川璃来(スポ2=埼玉栄)

――今日の試合を振り返って

 出だしに離されてしまって、そこで早く自分たちのリズムに戻せなかったところで点差が詰められなかったり、ルーズボールやリバウンドへの反応の部分で相手に負けている部分があったり、 技術とかよりも気持ちの部分で負けてしまったところが多かったかなと思います。

――試合前にチームで立てていた対策は

 相手には留学生がいるのでそこは警戒していたし、ルーズボール、リバウンドのところを頑張ろうという話をしてたんですけど、うまくそれが形にできなくて。

――自身のプレーを振り返って

 もらったら自分でゴールまで行く気持ちでいたんですけど。前半からドライブいつもより決まっていて、もっと前半から仕掛けられればよかったんですけど、 中盤少しパス見ちゃったところもあって。相手がファール積んでいた時間もあったし、もっと積極的に自分がアタックしてチームの流れ持ってこれていたら良かったなと思います。

――次戦の意気込み

 明日の立教さんは今日とはまた違った相手になるのでそれにアジャストしないといけないけど、やっぱり自分たちのバスケをすることが1番だと思っています。相手どのこのよりも、今日反省で出た気持ちの面だったりリバウンドのところで勝てるようにしていきたいです。