後半から一気に得点を伸ばし100点ゲームで専大に快勝!

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第74回関東大学女子リーグ戦 9月22日 日本体育大学世田谷キャンパス

前日にリーグ戦初勝利を挙げた早大は、専大と対戦した。序盤からF菊地実蘭(スポ2=愛知・桜花学園)のスリーポイントなどで得点を重ね勢いに乗ると、後半も早大の攻撃は止まることなくさらに相手を引き離し101-69で快勝した。

バスケットカウントをもぎ取った西

先制された早大はF衣川璃来(スポ2=埼玉栄)のシュートで得点すると、F西ファトゥマ七南(スポ3=千葉・昭和学院)のバスケットカウント、菊池のジャンプシュートで一気に追いつく。相手もスリーポイントを放つが、すぐさま菊池がスリーポイント返しを決め、反撃を許さない。その後も早大の勢いは止まらず、C福王伶奈(スポ1=愛知・桜花学園)、西らがシュートを放ち、西のゴールカットから菊池が速攻を決めたところで専大はたまらずタイムアウトを要求した。タイムアウト明けも西の連続得点で点差を広げ、28-20で第1Qを終えた。

リバウンドで活躍を見せた福王

第2Q早速専大にスリーポイントを決められると、早大のファウルからフリースローでじわじわと点差が縮められる。早大に嫌な空気が流れる中、再び流れをつかんだのは福王だった。リバウンドから連続で得点すると、G山宮好葉(スポ2=東京成徳大)のパスからシュートを沈め、チームに勢いをもたらす。その後は順調に得点を重ね、51-39で前半終了した。

円陣で心をひとつにする早大メンバー

後半が始まる前、早大ベンチでは「ディフェンスの課題潰しながら、集中力を切らさず前半の勢いのまま攻撃力を弱めないようにする」ことを話したと菊池は語った。その言葉の通り、第3Qでは早大の猛攻が加速する。G中村真都(教2=長崎西)が早速得点を決めると、福王、西が続き、さらに菊池がスリーポイントを打つ。そして福王が連続得点をしたところで専大はタイムアウトを要求した。しかし早大の攻撃は止まらず75-51で第4Qへ進む。

均衡を破る速攻を決めた菊池

最終Qでは開始直後から両チーム無得点の状況が2分ほど続いたが、菊池の速攻で均衡が破られると、西、菊池、山宮のスリーポイントなどで点差を広げる。専大も好ディフェンスから流れをつかもうとするが、流れを渡さんとばかりに菊池がバスケットカウントをもぎ取る。そのまま早大の攻撃は続き、衣川が得点したところで試合終了。101-69で早大は大勝を収めた。

シュートを決めた衣川

序盤から攻撃が噛み合ったことで流れに乗り、100点ゲームで勝利した早大。次戦は一巡目最終戦で日体大と激突する。この勢いを保ちつつ、見つけた課題を潰してより成長した姿を見せて欲しい。

(記事 田中瑠花、写真 中村由愛)

第74回関東大学女子リーグ戦 9月22日(vs専大)

1Q2Q3Q4Q合計
早大28232426101
専大2019121869

◆早大スターティングメンバー◆
F#1 菊地実蘭(スポ2=愛知・桜花学園)
F#7 西ファトゥマ七南(スポ3=千葉・昭和学院)
G#33 中村真都(教2=長崎西)
F#35 衣川璃来(スポ2=埼玉栄)
C#66 福王伶奈(スポ1=愛知・桜花学園)

コメント

F菊池美蘭(スポ2=愛知・桜花学園)

――今日の試合を振り返って

 昨日は試合の入りがあまり良くなくて、競ったゲームになったのに比べて、今日は入りから早稲田の得点力を活かしたプレーが結構見れたので常に早稲田のムードで最後まで試合できたのが良かったです。

――スリーポイントでの得点が目立ちましたが、個人の感触は

 今日はシューティングから手の感覚が良かったので、試合前から積極的に狙っていこうと考えていました。他の人のアシストだったりとか、ディフェンスのズレたところでのシュートが打てたので、周りのいい動きのおかげで上手く決まりました。

――得点を多く伸ばした後半の前にベンチで話したことは

 特に前半もいい流れではできてたので、そのまま集中力切らさずに後半もどんどん得点していくことと、前半で出たディフェンスの課題を克服していこうという話をしました。攻撃力を弱めずに後半入れたのはすごいよかったと思います。

――次戦の意気込み

 次の試合は今週の2試合と違って留学生がいてサイズが大きいので、今日みたいにうまくインサイドプレーができなかったり、 相手にサイズで負けちゃったりすることはあると思いますが、そこの点をなるべく減らせるようなディフェンスを1週間練習していくことと、あとは中がでかいのはオフェンスの攻め方もだいぶ変わってくるので、身長高い選手がいる中でも、ちゃんと早稲田の攻撃力が弱まらないようにどういう風に進めるかっていうところを1週間練習していきます。

C福王伶奈(スポ1=愛知・桜花学園)

――今日の試合を振り返って

 今まで負けが続いていたので昨日勝ててよかったですが、これ以上順位を落とさないように今日勝たないといけないと思っていました。後がないので朝から勝とうと思って、とりあえずあまり何も考えないようにして試合に臨みました。

――試合前に対戦相手について話しましたか

 特に話したわけではないんですけど、専大は留学生がいないのでディフェンスの仕方が180度変わるということを意識しました。フィンさん(大西真由監督、平20スポ卒=東京成徳大)が言っていたノースリーやボックスアウトを意識して入ろうと思っていたのですが、リバウンドを取られたり、スリーポイントを決められてしまったりしたのでそこは反省すべきだと思います。でもたくさん打たれたわけではないないので、そこはよかったかなと思います。お咎め無しでいられるかなと内心ひやひやしていましたが、想像していたよりはよかったかなと思います。

――リバウンドでの得点が多かった印象ですが、意識した点は

 オフェンスは他の先輩方がガツガツ攻めてくれるので、他のところで貢献しようと思いました。自分はまだ一年生なのでリバウンドなど泥臭いところで自分から飛び込まなきゃいけないとずっと意識しています。今日は自分で打って外してリバウンドというのが3回くらいあったので、リバウンドで決められたことは良かったですが、そこは次の試合で改善して決め切りたいと思います。

――次戦への意気込み

 次の日体大は留学生がいるのでまた今日とは真逆のディフェンスの仕方になると思います。そこをしっかり守って、次の試合で一巡目が終わるので、しっかり勝ち切りたいと思います。応援よろしくお願いします。