西の劇的スリーポイントで立大に逆転! リーグ戦初勝利

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第74回関東大学女子リーグ戦 9月21日 日本体育大学世田谷キャンパス

ここまでリーグ戦4連敗の早大は初勝利をつかむべく、立大と対戦した。試合開始直後から両チーム拮抗(きっこう)した展開となる中早大はリードを保つが、第3Q終盤で逆転を許す。しかし最終QのF菊地実蘭(スポ2=愛知・桜花学園)、F西ファトゥマ七南(スポ3=千葉・昭和学院)の連続スリーポイントを皮切りに得点を重ね、再逆転。83-72で早大はリーグ戦初白星を飾った。

応援ボードを掲げる控えメンバー

第1Q、相手に先制を許すがすぐさまG中村真都(教2=長崎西)がジャンプシュートを決めて振り出しに戻す。その後も得点を重ね、菊地が相手のシュートを防いでそのまま速攻を決めたところで立大はたまらずタイムアウトを要求した。タイムアウト明け、立大の連続得点で差を詰められてしまった早大はF松本加恋(スポ1=愛知・桜花学園)を投入。2本のスリーポイントを許し劣勢を強いられる中、松本はお返しとばかりにスリーポイントを沈め、さらにC福王伶奈(スポ1=愛知・桜花学園)が西のパスから得点し20-18の僅差で第1Qを終えた。同様に第2Qでも一進一退の攻防が続く。福王が菊地のシュートのリバウンドから得点する活躍を見せるが、スリーポイントを含む攻撃で追いかけてくる立大。早大はF衣川璃来(スポ2=埼玉栄)、西の連続スリーポイントで引き離しにかかるが立大も食らいつき38-34で前半終了。

スリーポイントを決めた松本

何とか点差を広げたい第3Q、早速相手のスリーポイントで苦しめられる。早大も福王、衣川、中村らがシュートを放ち、西が相手のボールを奪って速攻を決めるなど応戦するが立大を止めることはできず早大はタイムアウトを要求。しかしその後も立大の勢いを止めることはできず3連続得点で逆転されてしまい、59-60で第3Qを終えた。

同点のシュートをした菊地

勝負の第4Q、菊地がスリーポイントを放つもすぐさま相手に返されてしまい、立大が流れに乗るかに思われた。しかし早大は菊地が再びスリーポイントを決め同点にすると、流れを呼び込んだのは西だった。西が逆転のスリーポイントをゴールに沈め、ゲームは一気に早大のペースに。立大はタイムアウトを要求するが、その後も早大の勢いは止まらず衣川、福王らのシュート、菊地のバスケットカウントで得点を重ね83-72で試合終了。早大はリーグ戦初白星を手にした。

流れを変える逆転スリーポイントを放った西

ついに連敗を止め、初白星を手にした早大。しかし西は「試合全体を通して相手のスリーポイントに対するディフェンスが徹底し切れなかった。」と反省点を語った。今日の反省を糧に、目標のリーグ戦優勝に向けて次の専大戦に臨みたい。

(記事 田中瑠花、写真 権藤彩乃)

第74回関東大学女子リーグ戦 9月21日(vs立大)

1Q2Q3Q4Q合計
早大2018212483
立大1816261272

♦早大スターティングメンバー♦
F#1 菊地実蘭(スポ2=愛知・桜花学園)
F#7 西ファトゥマ七南(スポ3=千葉・昭和学院)
G#33 中村真都(教2=長崎西)
F#35 衣川璃来(スポ2=埼玉栄)
C#66 福王伶奈(スポ1=愛知・桜花学園)

コメント
F松本加恋(スポ1=愛知・桜花学園)

――今日の試合を振り返って

 今年のリーグ戦で初勝利だったので勝ち切れて良かったですが、チームで目標にしていたチームルールを最後まで徹底できなかったので、また明日できるようにしたいです。

――1年生としてリーグ戦二度目の試合出場でしたが、高校バスケと大学バスケの違いは

 体の強さもそうですが、特に早稲田はフリーランスで一対一ができるチームなので、個々の得点能力の高さが一番高校との違いを感じました。

――個人のプレーに関しては

 自分はシューターなので、どんどんシュート打っていこうっていうのを常に目標にしてプレーしています。今日は積極的にシュートが打てて良かったですが決め切るところまではできなかったので、次は決め切りたいです。

――リーグ戦の目標は

 優勝です!

――次の専大戦の意気込みは

 絶対に勝たないといけない試合なので、自分も今日やり切ることができなかったチーム全体で目標としてることを次は最後までやり続けて、個人として少しでもチームの勝利に貢献できるよう頑張りたいです。

 

G西ファトゥマ七南(スポ3=千葉・昭和学院)

――今回の試合はチームとしてどのような意気込みで臨みましたか

 やっぱりずっと負け続けていて、ここは1回勝ち切るチャンスだったので、勝ちに行こうっていうのと、勝つのは大事だけどチームルールとか自分たちのやることを徹底して、 まだ1巡目だし成長できるようにやっていこうっていう意気込みで臨みました。

――前半から拮抗(きっこう)した展開になりましたが、ハーフタイムに話したことは

 ハーフタイムだけじゃなくて、このゲームを通してディフェンスの仕方について話していました。相手はスリーポイントがどんどん入っていたので、スイッチしてちゃんとしっかり出ようっていう風に話してやっていたんですけど、そこを一試合通して徹底し切れないで同じところで何度もやられちゃったので、それが反省点かなっていう風に思います。

――終盤にスリーポイントを決めて流れを呼び込みましたが、その時の心境は

 心境としてはあんまり何も考えていなかったんですけど、試合でスリーポイントがいつもはあんまり入らないので、入って良かったなっていう感じです。

――次戦の専修大戦への意気込みをお願いします。

 さっきチームで話したんですが、チームルールとか、いつも注意されているところでやられてしまっているので、勝ちにいくのはもちろんなんですけど、自分たちのやるべきことをしっかりやって、いい勝ちで次につなげられるようにしたいです。