パリ2024オリンピック・パラリンピック壮行会 7月10日 小野記念講堂
7月10日、早稲田大学小野記念講堂で、パリ2024オリンピック・パラリンピック壮行会が開催された。会には早大所属・出身の代表選手5名が参加。会場に駆け付けた応援部と観客が、4年に1度の大舞台へ挑む選手たちにエールを送った。
壮行会に出席したのは、五輪水泳代表の牧野紘子(教D1=あいおいニッセイ同和損害保険株式会社/東京ドームスポーツ)、同代表の松本信歩(スポ4=東京・東学大付)、同ウエイトリフティング代表の鈴木梨羅(令3スポ卒=綜合警備保障株式会社)、パラリンピック水泳代表の鈴木孝幸(平21教卒=株式会社ゴールドウイン)、同卓球代表の舟山真弘(文2=東京・早大学院)。
開会の言葉を述べた学生部門統括・スポーツ振興担当理事、商学学術院教授の藤田誠氏は、数多くの競技での早大生の活躍に触れ、「オリンピックは各国のトップ選手が集まる場所」と代表をつかんだ選手たちをたたえた。
ステージに並ぶ選手たち
まず応援部により行われたのは、会に参加した代表選手の紹介。手作りの選手紹介ポスターやユーモアを交えた話題で会場が和むと、選手一人一人に大きな拍手が送られた。
続いて、早大にゆかりのある代表選手に向けた寄せ書きが披露された。これは早稲田スポーツを盛り上げる活動を行う学生団体・VIVASEDAが、五輪・パラリンピックに関するプロジェクトの一環で企画したもの。寄せ書きのボードはほぼ全てのキャンパスを回り、620名の早大生が応援メッセージを綴(つづ)った。
選手を代表して感想を尋ねられた鈴木孝は、「一つ一つ魂のこもったメッセージをいただいたので、これを胸に決意を新たにさせてもらった」と感謝の言葉を述べた。
応援メッセージに感謝を述べる鈴木孝
そして、代表選手に向けて送られたエールでは、応援部が早大の応援歌でおなじみの『コンバットマーチ』をはじめとしたメドレーを演奏。迫力ある演舞は校歌の合唱で幕を閉じた。
代表選手に渾身(こんしん)のエールを送る応援部
最後は選手たちが大会の抱負を語った。鈴木梨は「初めて五輪の目標はメダル獲得。ウエイトリフティングは時に孤独を感じる競技だが、今日はこうしてたくさんの方に応援いただき力が湧いた」、牧野は「初の五輪の雰囲気を自分のものにして自分らしく泳いで、決勝進出・自己ベスト更新を目標に頑張りたい」と力強く宣言。
松本は「スタートの瞬発力を見ていただけたら」、舟山は「フットワークを生かしたアグレッシブなプレーを見てほしい」と自身のアピールポイントも語った。
抱負を述べる鈴木梨(写真右)と松本(写真左)
大会への意気込みを語る牧野(写真右)と舟山(写真左)
そして、自身6度目のパラリンピック出場となる鈴木孝は「出場する4つの個人種目全てでメダルを目指している」と述べ、早大時代を振り返りながら「皆さんもいろいろなことにチャレンジして、充実した学生生活を送っていただけたら」と在校生にメッセージも添えた。
閉会の言葉を述べた競技スポーツセンター副所長、スポーツ科学学術院教授の岡田純一氏は「(選手の)皆さんが自分のパフォーマンスを発揮され、素晴らしい笑顔で大会を終わられることを切にお祈りしている」と結んだ。
パリ2024五輪・パラリンピックには、早大出身・所属の選手36名が出場する。五輪は日本時間7月27日、パラリンピックは8月29日に開会式が行われる。
壮行会後、集合写真に納まる選手たち
(記事 太田さくら、写真 濵嶋彩加、太田さくら)
※掲載が遅くなり、大変申し訳ございません。