第2回全日本大学新人戦 7月14日 北ガスアリーナ札幌46
早稲田大学校旗とともに笑顔を見せる一同(女子バスケットボール部 提供)
6月に行われた関東大学女子バスケットボール新人戦の結果、早大は全日本大学新人戦(新人インカレ)に出場を決めた。早大は全国から集まった強豪相手に勝ち進み、決勝戦で人間科学大と激突した。両者譲らぬ展開が続き同点で前半を終えるも、第3Q(クオーター)で早大はF衣川璃来(スポ2=埼玉栄)・G中村真都(教2=長崎西)がスリーポイントを決めるなど絶え間ない攻撃で点差を広げる。人間科学大も反撃を仕掛け点の取り合いとなるが激闘の末、早大が85-80で勝利、新人日本一に輝いた。
試合開始直後、G山宮好葉(スポ2=東京成徳大)がリバウンドからそのまま先制点を決めると、その後衣川、C福王伶奈(スポ1=愛知・桜花学園)が得点を決め早大は勢いに乗る。しかし相手にバスケットカウントを取られたことを契機に相手に流れを渡してしまう。その後早大のファウルからフリースローを決められたことによって人間科学大に逆転を許すと、そのまま点差を広げられ16-22で第1Qを終えた。続く第2Qでは衣川の連続得点で点差を縮める。その後両者譲らぬ点の取り合いが続くが、終盤に福王が放ったシュートで早大はついに同点に追いつくと、35-35の同点で試合を折り返した。
勝負の第3Q、F菊地実蘭(スポ2=愛知・桜花学園)のシュートをきっかけに早大の猛攻が始まる。衣川と中村がスリーポイントを放つと、福王が菊地のリバウンドから得点を決め点差を7に広げる。しかし相手も負けじと2本のスリーポイントを決め、点差を詰められてしまうと、流れを切るべく早大はタイムアウトを要求した。しかしタイムアウト明けの早大の攻撃もファウルから相手ボールとなってしまい、相手のペースが続く。このまま悪い流れが続くと思われたが、菊地がバスケットカウントをもぎ取ると早大は勢いを取り戻し、衣川のドライブからのシュートなどで得点を重ねる。58-53で終了のブザーが鳴り、勝負は最終Qへ。
運命の第4Q、さっそく菊地が相手の放ったシュートをカットする好守を見せると、そこから菊地の勢いは止まることなく、フリースローを2本放ち、スリーポイントを沈めて相手を突き放す。流れを止めるべく人間科学大はたまらずタイムアウトを取り、その後スリーポイント2本を含む8得点で早大を追いかけるが、早大も福王の速攻、G池田朱李(スポ2=埼玉・久喜)の得点などでリードを保つ。試合終了間際に人間科学大も2本のスリーポイントを決める意地を見せるも、85-80で試合終了。早大が勝利し、新人インカレ制覇となった。
喜びをあらわにする部員一同(女子バスケットボール部提供)
表彰式では個人賞が発表され、早大からは最優秀選手賞・得点王・MIP賞で菊地が、優秀選手賞で衣川・福王が選出された。
見事新人インカレ日本一に輝いた早大。全国の猛者たちとの戦いは、早大にとって大きな糧となっただろう。8月末から始まるリーグ戦、そして悲願のインカレ日本一に向けてこのまま突き進みたい。
(記事 田中瑠花、写真提供 早稲田大学女子バスケットボール部)
第2回全日本大学新人戦 7月14日(vs人間科学大)
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
早大 | 16 | 19 | 23 | 27 | 85 |
人間科学大 | 22 | 13 | 18 | 27 | 80 |
♦早大スターティングメンバ―♦
F#1 菊地実蘭(スポ2=愛知・桜花学園)
G#13 山宮好葉(スポ2=東京成徳大)
F#35 衣川璃来(スポ2=埼玉栄)
PG#52 池田朱李(スポ2=埼玉・久喜)
C#66 福王伶奈(スポ1=愛知・桜花学園)
大会結果
▽グループステージ
〇早大93ー51日本福祉大
〇早大96ー65北陸大
▽準々決勝
〇早大72ー59武庫川女大
▽準決勝
〇早大80ー60日経大
▽決勝
〇早大85ー80人間科学大