【連載】フィギュア部門新体制特集 新入生インタビュー 第2回 佐藤亜紀

特集中面

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 今年度、早大スケート部フィギュア部門には10人の新入生が入部した。そこで一人一人にインタビューを行い、競技歴やスケートへの想いだけでなく、大学生活や今後についても話を聞かせてもらった。今後10回にわたり連載する。第2回は、佐藤亜紀(国教1=東京・文化学園大杉並)。

※この取材は8月26日に行われたものです。

競技について

――スケートを始めた時期ときっかけを教えてください

 幼稚園の頃から始めました。きっかけは、スケート教室です。

――大学入学を機にスケートを再開したとのことですが、何年ぶりになりますか

 9年ぶりになります。

――競技の魅力は何だと思いますか

 氷の上を滑るといった、非日常的なことを楽しめることです。

――ご自身の強みと、逆に強化したいところを教えてください

 私の強みは、失敗をしても前向きに考えられることです。強化したい部分は、柔軟性を高めることです。

――どんな選手になりたいか、選手としての理想はありますか

 スケートを楽しみながら滑り続ける選手になりたいです。選手としては、常に技のスキルアップに努めることが理想です。

――早稲田大学のスケート部に入部した理由、経緯を教えてください

 長年のブランクがあっても再度挑戦したいと考えた競技がフィギュアスケートであり、学生のコミュニティでスケートに関わる最後のチャンスだと思い、入部しました。

――早稲田の先輩や同期ともう交流しましたか。あるいはもともとお知り合いの方などいらっしゃいましたか

 部活動の先輩方や同期とは、スケート教室、ホッケー早慶戦のお手伝い、部活動練習や合宿にて交流しました。同期とは、野球の早慶戦の観戦などのイベントでも交流しました。もともと知り合いの方はいらっしゃいませんでした。

――早稲田大学フィギュア部門への印象は

 常に明るく優しい雰囲気を保ちつつ、スケートに真摯に取り組まれている印象です。

大学生活について

――趣味は何ですか

 ピアノと読書です。

――大学生活には慣れましたか。大学に入って今までと変わったことはありますか

 大学生活には慣れました。新たな出会いや初めての挑戦など、関心を持って取り組めるものが多くなった反面、持つべき責任も増え、入学前とは異なるマインドセットで日々を過ごすようになりました。今後のイベントやワセメシ開拓など、楽しみなことも沢山あるので、常に好奇心をくすぐられているように感じています。

――国際教養学部ですが、何を勉強しているのですか

 様々な学問の分野の授業を受け、幅広い教養を得るために勉強しています。学部の授業は主に英語で行われていますが、日本語やスペイン語等の他言語で行われており、国際色豊かな環境で多様なバックグラウンドを持った方々と一緒に学んでいます。

――面白かった授業などはありますか

 面白かった授業は、APM- Introduction to Anthropology Methods 01でした。人類学のフィールドワークで活用できる調査方法を授業で学び、それらを使いながら個人課題であるフィールドワークに取り組みました。個人課題は制限が少なく、興味のあるトピックを深掘りしやすかったため、1年生の1学期で得られるとは思っていなかったほどの学びの楽しさと充実感を得ることができました。

――学業とスケートの両立は大変ですか

 両立に難しさを感じておりませんが、1学期は双方に満足できるほど注力できていなかったと考えております。

――スケート以外で、大学4年間でやってみたいことはありますか

 留学の機会があるので、今まで訪れたことのない国や地域を巡りたいです。

今後について

――今シーズンの目標を教えてください

 シングルジャンプを全種類飛べるようになることです。

――今シーズンのプログラムを教えてください。また、どんなところに注目してほしいですか

 今シーズンは『Singin’ in the Rain』という曲で滑ります。

――大学4年間の目標、ビジョンを教えてください

 9年前よりも技数を多く、精度を上げて滑れるようになり、スケートの楽しさや醍醐味をより味わえるようになることです。

――ありがとうございました!

(取材・編集 荘司紗奈)

◆佐藤亜紀(さとう・あき)

 文化学園大学杉並高等学校出身。国際教養学部1年。所持級はシングル1級。