第7回に迎えるのは早大の男子背泳ぎを支える、村上汰晟(スポ4=兵庫・明石南)、松下湊(スポ2=東京・駒場)、添田重樹(スポ1=神奈川・逗子開成)。対談からも普段の仲の良さが伺えた3人。インカレに向けたそれぞれの強い思いに迫った。
※この対談は8月12日に行われたものです。
お互いについて
ーー他己紹介をお願いします
村上 松下湊は今大学2年生で同じ背泳ぎ専門です。湊は練習とかでも僕とか添田に挑んだりっていう、挑戦心のある選手なんじゃないかなって思います。最近でも8月頭の大会でベストタイム出していたり、結構調子の良い選手なんじゃないかなと期待している選手です。
ーー今の聞いて、松下さんいかがですか
松下 そのとおりだと思います!
村上 (笑)
ーー添田さんの紹介をお願いします
松下 大学1年生の添田重樹君は、とにかく背が高いです。190センチ。僕も結構高い方だと思ってたんですけど、あっという間に負けました。練習は、速いですね。手足が長い分、僕よりひとかきで進む距離が長くて、しかも細いので抵抗も少ないので、もうポテンシャル化けものだなと思ってます。後輩ですけど、添田君にはずっと挑戦させていただいてますね。選手としては僕より全然上なので。
ーー今の聞いて添田さんいかがですか
添田 全然練習とかは速い方ではまだないと思っていて、湊さんとか汰晟さんと比べた時に練習や試合でもレベルの差を痛感しています。まだまだ自分は未熟だと思っています。
ーー村上さんの紹介をお願いします
添田 4年生の汰晟さんは本当に自分が入学前から存じ上げていたんですけど、インカレとか日本選手権とかのレースで自分は注目していたので、その先輩と今いっしょに泳げているのは光栄なことだと思ってます。汰晟さんは練習の強さもそうですけど、練習の時もレースの時も考えながら泳がれていると感じていて、自分も見習わなければいけないと思います。練習中も盛り上げたりムードメーカー的な存在で、自分がタイム遅くて落ち込んでる時も励ましてくれて、心の支えになってくれます。ありがとうございます。
村上 ありがとうございます。
ーー今の受けて村上さんいかがですか
村上 うれしい限りですね。上級生として後輩を引っ張っていかなきゃなと思って、普段水泳部での活動はいろいろしてきたので、それがちょっとでも後輩に伝わっててよかったなって思ってます。ありがとうございます。

対談での村上
ーー趣味やハマっているもの、オフの過ごし方、試合前のルーティンなど教えてください
村上 今ハマってることについてしゃべりたいなと思います。水泳部で流行ってるというかはまっていることにも、ちょっとなっちゃうかもしれないんですけど。ここ最近同期とか後輩とかと、ABEMAで行われてる恋愛リアリティー番組を見るのに今はまってます。これを見るために練習頑張ろうみたいに思えてる1つかなと思ってて。今寮生活してて、大きな体の男が1つの部屋に集まって、なんて言うんですかね。人の恋愛を見てキャーキャーやってんのって、あんまり一人暮らしだとできないかなとか。こういう学生の寮にいるからこそできる楽しみみたいなのが、もう本当に、あと1ヶ月とかで引退になっちゃうので、そういう選手との関わりっていうのが、今僕は1番楽しいなって言うふうに感じてます。
ーー恋愛リアリティーショーは何人くらいで見ているのですか
村上 先週は男子5人くらいで一つの部屋に集まってリアタイしたんですけど、水泳部でその話をしたときには2年生の女の子が結構みんな見てたりとか。別のところで見てる人達もいたりして、なんか水泳部の中でちょっと流行ってんのかなっていうふうに思ってます。
ーー松下さんはいかがですか
松下 ハマっているというか、好きなことは4年生にかまちょをかけることです。
村上 (笑)
松下 あと何日かで引退でそれがさみしくて。4年生がいるところにずっと行きます。さみしいんですよ、いないの。ダルがらみしたり話しかけたりするのが好きです。4年生好きなので。そんな感じです!
ーー結構いろんな4年生にからみにいくのでしょうか
松下 まんべんなくいきますね。

対談での松下
ーー添田さんいかがですか
添田 最近ハマってるのはオフの日にお出かけしたり。最近やっとチームにちょっとずつ馴染めてきて湊さんと似たような感じになってしまうんですけど、先輩と一つの部屋に集まってお話したり、お風呂とかでおしゃべりしたりするのが今は一番楽しいです。
ーー添田さんは1年生ですが、今までの生活との変化はありますか
添田 そうですね、環境が変わりすぎて食事とか洗濯とかは基本自分一人でやらなきゃいけなくて。今までは実家暮らしだったので両親に頼ることが多かったんですけど、今は完全に自分一人でやらなきゃいけないっていう、そこが一番変わったかなと思います。
競技面について
ーー今シーズンはどのような目標を立てていますか
村上 インカレに向けての目標でいうと、100メートル背泳ぎ 200メートル背泳ぎが、僕の専門になるんですけど、100メートルではずっと目標にしてた54秒台っていうところです。今まで100メートル背泳ぎに関しては A決勝に行くことができてなかったので、しっかりと A決勝に残って1点でも多く点数を取るってことと、200メートル背泳ぎに関しては表彰台を目標にそのシーズンは頑張ってきました。
松下 僕は去年のインカレが終わってから、インカレでB決勝に残るってことをこの1年頑張ってきて、タイムとしては55秒台に突入することが目標だったんですけど、 8月の大会で見事突入できたんで、あとはインカレでいけるとこまで行きたいなと思っています。
添田 僕の目標は100メートル背泳ぎが一番得意、専門なので、100メートル背泳ぎで自己ベスト更新というのと、インカレでA決勝に残るというのが目標です。
ーー目標に対しての今の現時点での達成度は
村上 200は3月に行われた日本選手権でもベストに近いタイムで泳ぐことができてたので、今シーズンはどちらかというと100に焦点をより置いて頑張っていこうというところです。前のシーズンとかに比べると、いつもだったらシーズン終わりぐらいに出るタイムでシーズン初めのほうに泳ぐことができて。大会を重ねるごとにタイムをしっかりと上げることができているので、結構インカレでは良いタイムが狙えるんじゃないかなっていうふうにと思っていたんですけど。ちょっと最近ぎっくり腰みたいなのになってしまって、ちょっと不安が残るんですけど、そういうアクシデントはありながらも今できることっていうのはちゃんとやってるので、インカレではちゃんと自信を持って良い結果で終われたらなって思ってます。 200も3番って言ったところは、1位2位っていうのはちょっと世界水泳に出てる選手だったりっていうので抜けてる部分もあるんですけど。3番からは狙える位置なので、その中で勝ち切る泳ぎっていうのをできたなぁっていう風に思ってます。
ーーぎっくり腰はあったものの調子は上がっているとのことでしたが、その要因はなんでしょうか
村上 100に関しては今まで苦手意識があったりとか、後半の最後の15メートルとか 25メートルでバててしまうっていうところがあったんですけど、そこのレース展開っていうのをちょっと改めて変えてみたりとか。楽に速くっていう泳ぎ方を、結構自分の思ったようにできてきてるから、タイムもちょっと良くなってるのかな、安定してるのかなっていうふうに思います。その一番良い泳ぎっていうのインカレではできたら、結果はついてくると思ってます。
松下 調子としてはすごい良いです。インカレのエントリーランキングが出てて、 僕は19位だったんですけど、B決のラインが16番なんですけど 0.1、0.2秒とかの差で。ベスト出せれば全然夢じゃないなってのがあって。最近レースで自分の力を発揮するっていうのがだんだんできるようになってきて、実力も上がってきてるとは思うので、自分を信じてチームのためにも思いっきり泳ぎたいなと思ってます。
ーー結構ずっと調子ががいいイメージですが、要因はありますか
松下 ずっとチャレンジャー精神ではいるので、1年生の頃から気持ちが変わらないというか、早く追いつきたいというか。ベースがそこにあるので何か特に焦ったりもしないで、自分のやるべきことやってベスト出してって言うことの繰り返しですかね。あんまり軸がぶれたりしてないのが、逆に良いことなのかなと思います。
添田 僕は入学してから環境が変わって、生活でも練習でも今までやってきたことと正反対という感じでだいぶガラッと変わったので、最初の方は全然調子が上がらなくて自分の泳ぎを見失ってる時もあったんですけど。今の心境としてはインカレまで残されてる時間は少ないので、もう今までの不安要素とかはすべて振り払って、今できる全力を尽くすだけだと思います。チームのためにも、自分の目標を達成するためにも、レース中に不安要素があると良くないと思うので、今まで自分の積み上げてきたものを発揮して、自信をもって本番を迎えたいなと思っています。
ーー高校時代までの練習と大学入ってからの練習の違いはどんなところですか
添田 大学入る前は練習回数も距離もすごい少なくて。高校の最後の方にクラブを移籍したんですけど、その前までは高校生が僕一人でほぼコーチと1対1で、メニューもほぼ自分たちが決めるみたいな感じで。今の練習と比較すると量も質も低いというか。今やっている練習は確実に、入学前より量も質も高いレベルのものをできているなと思っています。

対談での添田
ーー昨年のインカレから印象に残っているレースは
村上 楽しかった思い出みたいな感じにはなるんですけど、今年の早慶戦で、 4×200メートルのリレーに、早稲田から A、B、Cっていう3チーム出て。男子は早稲田15、16人ぐらいトータル選手いるのかなと思うんですけど、そのうちの12人出るっていう、ほぼ出場した感じでした。僕も全然クロールに関しては専門ではなくて、もうちょっと速く泳げるかなと思ったんですけど、まあ全然ダメだったですけど。泳ぐ前の招集所だったり、普段の練習とかでもリレーの引き継ぎの練習だったり、絶対負けねえからなぁって話したり、終わってからもやり切った感があったり。そこはやっぱり楽しかったなあって、結構印象深いレースだったかなと思います。
ーーいつもは組まない人とリレーを組む特別感がありましたか
村上 そうですね。僕は基本的に出るのはメドレーリレーで、背泳ぎは1番最初に飛び込むっていうのが基本なんですけど、普段上からも飛び込まないですし、引き継ぐことも全然なかったので緊張したというのもあって。1泳で泳いだ同期の林大輝(スポ4=大阪・同志社香里)から引き継いだりっていうところで、今まで一緒にリレー出たことなかったので、結構楽しい経験だったなって思います。僕から次に添田に引き継ぐっていうそれも結構珍しいことで、面白かったなって思います。
松下 55秒台を出した8月の最初の大会です。予選はあまり速くなかったんですけど、決勝で予選から0.8くらい、自己ベストから0.47くらい上げて。でも決勝は8位通過だったんですよ。汰晟さんがいたら落ちてるんですよ。ぎっくり腰してなかったら。だからある意味チャンスもくれたのかなと思って、うれしかったというかしびれたというか、印象に残ってます。
ーー決勝で調子が上がったのですか
松下 ベストも1か月前の早慶戦で出してたので調子は良かったんですけど、練習からしたらもっと行けたんじゃないかというベストタイムだったので、あんまり満足してなくて。添田にリレーを任せた以上、決勝は死ぬ気でやってやろうと思って頑張ったらいい結果が出てくれましたね。

早慶戦のレース、勢いよくスタートする松下
添田 僕が印象に残っているレースは、さっき汰晟さんもおっしゃってた早慶戦のリレーと関カレの時のメドレーリレーです。僕がリレーに出られるとは思ってもいなかったので、早稲田のジャージを着て入場できたのがうれしくて。あとは普段仲良くしてくださる大好きな先輩とリレーを組めたのが、もう一度きりだと思うのでいい思い出です。入学前のレースは夏のJO(ジュニアオリンピック)のリレーなんですけど、そのときはちょうど大会で海外に行ってて、それで遅刻してすぐの大会だったんですけど、疲労とか睡眠がとれなかったというのはあったんですけど、日本の環境が良すぎて、帰ってきてうれしかったというか幸せだなというマインドで。日本のプールで泳ぐのが楽しいみたいな感じで、その日のレースの疲労はあったんですけどそれ以上に楽しめてタイムもついてきたという感じで、そのレースも印象に残ってます。
ーー関カレのリレーは緊張されましたか
添田 緊張はもちろん本当に僕が泳いでいいのかなと思って。でも入場する前から先輩たちが楽しんでて、入場してからチームメイトとか応援してくれる人たちも励まされて、そこから単純にレースを楽しめました。
ーー村上さんに伺います。後輩の皆さんとの印象的なエピソードを教えてください
村上 オフの日に後輩と遊ぶとかはあんまりできてないのかなと思うんですけど、やっぱり普段の寮生活の中では学年関係なく、みんなでご飯食べたりとかゲームしたりっていうのが多いのかなって感じです。思い出になるか分かんないですけど、急に1年生の部屋に押し掛けて1年生がしゃべってる中に入ったりとか、2、3人集まってたらいつの間にか5、6、7,8って増えていったり。去年はそんなことなかったなぁって、そんなに1人の部屋に全学年が集まってしゃべるとかってあんまなかったなぁと思って。そういう全員が自然としゃべれる関係みたいなのは、いいチームなんじゃないかなって思ってます、そういうチーム力の部分がやっぱりインカレの点数だったり団結力っていう、爆発力を出させる1つの要因になるのかなって思うので、先輩後輩っていうのはあるんですけど、仲間としていい関係を築けてるのはめちゃめちゃいい環境だし、僕はみんなのために頑張りたいなって思えるチームだなって感じてます。
ーーそんなに上下の垣根がない雰囲気なんですね
村上 そうですね。 ちゃんとする部分は、 しっかり礼儀っていうのはあると思うんですけど、結構4年生が後輩にも絡みに行ったりとか、後輩も僕たちに結構来てくれたりするので、そういういい関係は築けてるんじゃないかなと思ってます。
ーー松下さん、添田さんに伺います。4年生との印象的なエピソードは何かありますか
松下 僕と汰晟さんは1-3という関係があるんですね。3年生さんが 1年生を指導というか、礼儀だったりを教えていただけるんですけど。それの関係があってなかなか絡みづらいというか壁を感じていたんですけど、僕が2年生になって汰晟さんが4年生なってからは僕の生意気もなんか笑って許してくれたりして。やっぱその1-3が故に、仲良くしたかったけどできなかったっていうのが解放されて、今すごい楽しいですね。ほんとにあと何週間で終わっちゃうのはもったいないというか寂しいというか、そう思うくらい今が楽しくて思い出になってます。
ーー背泳ぎを専門にされている皆さんはいつも練習も一緒にされていて、関わりも多いのですか
村上 僕と添田は同じBチームで普段から練習してるんですけど、湊だけスプリンターが多いAチームでやってて。ただ火曜日だったり、金曜日だったりは結構メニューが1つで全員で同じメニューだったりするので、そういう時には横で並んだりとか同じコースで泳いだりとかはあるのかなと思います。
添田 4年生の方たちは僕の勝手なイメージなんですけど、皆さん優しく寄り添ってくれる、後輩のことを思って行動してくださってる印象が強いです。さっきも言ったんですけど、試合とかで結果が出なくて落ち込んでるときとか、練習もそうですけどいろいろ話聞いてくださって寄り添ってくれるのはすごいうれしいというか、そういうところも好きですね。学年の垣根を越えて仲良くしてくれるのも、1年生からしたら4年生は自分から話しかけに行くのが最初は怖いというか、話しかけづらさもあったんですけど、4年生の人たちは本当にわざわざ来てくださるので、そこは関わりやすいという印象はありますね。
インカレについて
ーー改めて、インカレで出場される種目のそれぞれの目標を教えてください
村上 僕は100、200の背泳ぎとメドレーリレーに出場します。100の方は先ほど申し上げたんですけど、54秒台でしっかりとA決勝に残るというところと、200に関しては表彰台を目指して頑張りたいなと思います。去年のメドレーリレーの結果があまり良くなくて、僕のタイムもそうですけど。順位も僕が1年生の時の順位が2位で一番高くて、2年生が5位で3年生が7位っていう、他の大学のレベルも上がってるのはあるんですけど、ちょっと落としてしまっていて。今のところメドレーリレーに出る3人が4年生っていうところもあるので、しっかりと4年生の意地っていうのを見せて、早稲田の中でも最高のタイム、歴代最高のタイムを出せるように、僕もベストタイムで泳げるように頑張りたいと思います。
松下 僕は100メートル背泳ぎに出場します。目標としてはB決勝に残って1点でも多くとるっていうことです。僕の実力がもう少し高ければメリレの予選くらいは泳げるかなと思うんですけど、汰晟さんが1日4本もレースがあるので、さすがにきついのかなと思いつつも 4本泳いでほしいっていう気持ちはあって、まあ複雑ですね…。とにかく楽しみたいと思います。
添田 僕は100と200の背泳ぎに出場します。100は先ほどと同様にA決勝進出と自己ベスト更新というところで、200に関しては100ほどレベルが高くないというのはあるんですけど、レギュラーとして出ている以上は責任をもって、気持ちが折れたではすまされないと分かっているので、最後まであきらめず自己ベストを大幅に更新できたらなと思っています。
ーー目標に向けて重点的に取り組んでいることは
村上 僕は今シーズンを通して、ハム、太ももの裏を重点的に鍛えるのをちょっと意識してて。背泳ぎって他の3つの泳ぎ方とは違って上を向いて泳ぐものなので、キックっていうのも、前ももじゃなくて、体を浮かすときには僕は後ろの太ももを使う意識で泳ぐことで、体のポジションもちょっと上がったり。最初のスタートからの浮き上がりのキックも、タイムが速くなってるのかなっていうところで、そこがタイムに直結してたりっていうのもあるので、ちょっとそこはあと1ヶ月ないですけど、より極められたらなって思ってます。

早慶戦のレースを泳ぐ村上
松下 去年のインカレが終わってからウエートトレーニングが始まりました。ベンチプレスだったり、機械を使った高負荷のトレーニングですね。汰晟さんとか重樹と比べると、僕はちょっと足が短いんですけど、手は、パワーは一級品なんで、その長所をウエートではどんどん生かしてって感じで、最近はウエートは楽しいですね。泳ぎもテンポで行こうとしてたんですけど、やっぱパワーを生かそうと思って、ひとかきひとかき力入れるようにしたら、最近また速いので、長所を生かせてます。
ーー松下さんはスプリントが強いイメージですが、ひとかきに力を入れつつ、テンポをあげるのは難しそうだなと感じるのですが、工夫されていることはありますか
松下 テンポは上がるんですけど、水かけないまま手だけ回してる、になりがちなんですね。それで泳ぎが小さくなって回すのは速い、それで腕が短く見えるみたいな。汰晟さんと重樹のように、僕なりに大きく泳いで、パワーも得ながらもやっぱテンポよくいかないとスプリンターなのでリズム感とか生かせないと思って、そこはバランスを考えて泳いでます。
添田 僕は普段の練習でいかに楽に速く泳げるかを意識していて、それを達成するうえで自分の中で必須になってくるのが、自分の長所であるストロークの長さと、ひとかきでどれだけ進めるかというところで。僕は25をすぎてから一気に落ちてしまうことが多いので、最近の練習では50の練習があるときは、若干ビルドアップ気味、少しずつペースを上げていくっていうことを意識して、最後の方で泳速が落ちていかないようにというところを意識しています。
ーー早大の注目選手は
村上 個人的に頑張ってもらいたいと思ってるのは、同期の林大輝(スポ4=大阪・同志社香里)で1番応援したいなと思ってます。もちろん後輩の松下、添田の2人にも爆発してもらいたいんですけど、やっぱ4年間一緒に練習、生活してきた同期で、ここ最近の調子も結構上がってきてるのかなってところだったり、地元が同じ関西というのもあって、高校時代のめちゃめちゃ速い林大輝を僕は知ってるので。めちゃめちゃかっこよかった林大輝っていうのをもう一回インカレで見たいなって思います。メドレーリレーやフリーリレーで、全員がメダルをかけて、終われたら一番かっこいいよねっていう話はずっとしてたので、それを達成できるように、1番応援したいなっていうふうに思ってます。
松下 迷いに迷いですね…。期待してる選手は内田さくら(スポ3=和歌山・向陽)さんです。境遇が僕と似てて、3軍で入ってきて、さくらさんの代だったら、多分さくらさん以外たぶんほぼみんな日本選手権の標準を切れてたのかな。それで最近ものすごい成長してて、関カレでもインカレA決勝は余裕なくらいの自己ベスト出してて、ほんとに尊敬するなぁと思ってて。自分もああいう風にしっかり努力して、チームを引っ張りたいなぁと思ってます。主将にもなったので内田さくらさんにはぜひ注目してください。
添田 僕が注目してみたいのは、男子の200メートル背泳ぎの汰晟さんと、100も調子が上がっているのを見ているので、汰晟さんがメダルをかけた姿を僕は見たいので期待してます。あと男子の100メートル自由形も個人的に応援してます。空輝さん(原空輝、スポ4=東福岡)なんですけど、エントリーは2番なんですけど、最近調子が上がってて本当に優勝があるのではないかと期待してます。
ーーご自身のレースで見てほしいポイントや強みは
村上 腕の長さを生かした大きな泳ぎが僕のまぁ強みかなと思ってるので、後半でも大きくてばてない泳ぎっていうのをしっかりとできたら良い結果も出ると思いますし、そういったところを見てもらいたいなと思います。
松下 僕の弱点は後半なんですけど、インカレだけは後半型スプリンターになって、タッチで全員まくので、そこを見ててください。
添田 僕の強みは後半からの追い上げと粘りなので、その強みを存分に発揮して、ラストでまくっていけたらと思います。

早慶戦のレースを泳ぐ添田
ーーインカレの意気込みとその後の意気込みをお願いします
村上 インカレの目標はどっちもA決勝で、200は表彰台を目指したいと思います。最後のイカになるので、やっぱり悔いが残らないように全部成し遂げる。もう腰がぶっ壊れてもいいんで、最後はもうみんなの気持ちを背負って全力で泳ぎ切りたいなと思います。そうですね。悔し涙じゃなくて嬉し涙で終われたらなと思います。
松下 今年のインカレの意気込みは、みんなの記憶に残る大覚醒レースを、4年生が忘れられない僕のレースをしようと思ってます。インカレ終わった後はもうさっさと汰晟さんのベストを抜いて、電話かけます(笑)。
添田 インカレでは100、200ともに自己ベストで、自己ベスト(を出したのが)かなり前というのもあるので、それを更新したいです。インカレ終わってからは、自分の最終目標というのは2028年のロス(五輪)なので、そこに向けての基盤をしっかり作っていかなきゃいけないと思ってるので、練習についていけるようにまずは頑張りたいと思います。
ーーありがとうございました!
(取材・編集 神田夏希)
◇村上汰晟(むらかみ・たいせい)
2003年12月6日生まれ。178センチ。兵庫・明石南高出身。スポーツ科学部4年。1年生の頃からインカレのメドレーリレーで活躍し、早大の背泳ぎを支えてきた村上選手。悔しさを乗り越えて挑む、インカレラストレースに期待です!
◇松下湊(まつした・みなと)
2005年8月19日生まれ。184センチ。東京・駒場高出身。スポーツ科学部2年。洋楽が好きだという松下選手。音楽ストリーミングサービスに2000曲近くダウンロードするほど、音楽が好きだそうです!
◇添田重樹(そえだ・しげき)
2006年9月25日生まれ。188センチ。神奈川・逗子開成高出身。スポーツ科学部1年。好きな言葉は「人間万事塞翁が馬」という添田選手。失敗を恐れず学びの機会ととらえながら、練習や試合に取り組んでいるそうです!