第3回に迎えるのは、女子背泳ぎに出場する柴田菜摘(商3=東京・早実)と水野柚希(先理2=埼玉・栄東)。終始仲睦まじく和やかな雰囲気の2人に、インカレへの意気込みを伺った。
※この対談は8月8日に行われたものです
お互いについて
ーー他己紹介をお願いします
柴田 水野柚希ちゃんです。私の1個下の後輩になります。専門は背泳ぎで、主に200を得意としています。彼女は私と同じくベーグルにはまっていまして、いつも水野柚希ちゃんとはベーグルの話をたくさんしています。普段の生活とかでは本当にとても和やかな感じで、落ち着いていて、大人っぽい穏やかな子なんですけど、いざ練習で泳ぐととても速くて結構怖い存在です(笑)。
ーー今の受けて水野さんいかがですか
水野 菜摘さんいつも優しくて、ベーグル界隈なので一緒に話してます。
ーー柴田さんの紹介をお願いします
水野 柴田菜摘さんで、3年生の先輩です。菜摘さんは私と同じで途中から学内に入った組なんですけど、同期の中でもっていうか部内でも菜摘さんのその穏やかな優しい感じが、もう練習中でもずっと溢れてる感じで、でもレースになるとやっぱちょっと目つきが変わるというか、泳ぎもすごいきれいですし普段とは違う一面なのかなって思ってます。今回のインカレは背泳ぎがメインになると思うんですけど、自由形も早くて 50、100の種目が体格っていうか身長も大きいので、やっぱりスプリントだと菜摘さんすごい強いなって言う印象ってます。
ーー今の受けて柴田さんいかがですか
柴田 自分が思っている以上にほめたたえてくれて、恥ずかしいですけどうれしかったです(笑)。

対談中の柴田
ーー趣味やオフの過ごし方は
柴田 先ほども言った通り、ベーグルにはまってまして。基本小麦が全部私大好きで、その中でもパンが本当に好きで、その中でベーグルが好きだよって感じです。最近はパンが好きすぎるあまりに、パン屋さん巡りもするんですけど、それ以上にもう自分で作ってしまえと思って、最近はパン作りにハマっています。なのでオフはもういろんなパンを試して作ってみたり、レシピ調べて作って食べてを繰り返してます。
水野 私もベーグル好きなのでお店調べて、朝早くても行けちゃうタイプなので開店と同時に行って巡ったり。去年もちょっとやってたんですけど、最近また編み物を始めて今はちっちゃいバッグでも作ろうかなぁと思ってちょちょこちょこ進めてるっていう感じです。
競技面について
ーー今シーズンはどのような目標を立てて臨んでいますか
柴田 今シーズンの目標としてはインカレを標準に合わせているんですけど、インカレでより高い順位でチームに貢献するのを目標にやってました。去年2年生のころがちょっとよくなくて、そこから1年結構タイムもあんまり戻ってこなくてっていう状況だったんですけど、最近ちょっと戻ってきたので、このままいいタイムでさらにチームに貢献できたらなと思ってます。
水野 今シーズンはインカレが大きな大会なので、そこに目標設定をして今シーズンやってたって感じなんですけど、インカレは自己ベストの更新っていう所をずっと目標にしてやってきました。去年1年間も 100、200でベスト更新という目標を立てたんですけど達成できてないので、今年もそこは変わらずやっていくのと、タイムが出ればと自ずと得点もついてくると思うので、そこでチームに貢献するっていうのが今シーズンの目標です。
ーー目標に対して今の調子や印象的なレースは
柴田 この間8月の頭に関東学生選手権(関カレ)があったんですけど、そこでベストタイムには届かなかったんですけど、久しぶりにベストに近い、ほぼベストのタイムで泳げて。背泳ぎの方は今までずっとベストからかなり遠い、遅いタイムで泳いでしまってたんですけど、(ベストに)近いタイムに本当にやっと戻ってきて。結構インカレに向けてはいい試合になったのかなと思っているので、状態としては多分このままちゃんと練習すればインカレでもいいタイムで泳げるのではないかなと思ってます。
ーー最近調子が上がってきた要因として、ご自分で考えていらっしゃることはありますか
柴田 私の場合は3年生から学校練習になって、もともとは外部練習、クラブチームで練習してたんですけど。それを一気に環境をガラッと変えて、4月から学校の方に練習拠点を移したっていうのが、まず第一の要因かなと思ってます。その中でもやっぱり自分でしっかり泳ぎとかについて考えるようになって、そうしたことで、より自分のレースをしっかり組み立てられるようになったことが、前回のその大会でいいタイムを出せたきっかけになったのかなと思います。
水野 私は今シーズン、あんまり全体として納得いくようなレースがまだ出来てなくて。タイムも目標には届いてない大会の方が多かったんですけど、この前の関カレでやっと前半とりあえず、 200の前半だけでも目標としているタイムに結構近いところで泳げてたので、その前半の感じは、絶対インカレで役に立つっていうか、インカレにつながる試合になったかなとは思ってます。100のほうはタイムが安定してはいるんですけど、もうちょっとっていうところが多いので、それは普段の練習からもうちょっとスピードを上げる練習とか意識を持って、インカレに向けてやっていかないとかなって思ってます。

対談中の水野
ーー4年生との印象的なエピソードは
柴田 私4年生には本当に関わりが多いっていうか、本当にもう本当にずっとお世話になりっぱなしだったので、エピソードは結構大量に言おうと思えばあるんですけど…。最近で言うと水泳面だと、私が6月ぐらいの大会でかなりタイムが遅くて落ち込んでた時に、自由形で出たんですけど、同じ自由形の船越さん(船越彩椰、スポ4=東京淑徳巣鴨)が、 彩椰さんなりにすごい優しく慰めてくれて。その慰め方が可愛くて(笑)。必死に、私もこの時期はタイムどうだらこうたらですぐ戻ったから、大丈夫だよ!とか、近くに落ちてたキーホルダー見て、「なんかこれなっちゃんに似てるね。可愛い!」みたいな言われたりして、必死に笑顔にしようとしてくれたことが、最近のエピソードですね。あとはもう皆さん本当にいつもご飯とか連れてってくれたりするんですけど、その時にいつもいろんなお話したり、たわいもない話をするのが本当に楽しくて。4年生の皆さん大好きです。
水野 私も寮に入って1年くらいたつので、そのときから最上級生として4年生に引っ張ってもらってたというのはあるんですけど、やっぱ種目が同じ涼子さん(亀井涼子女子主将、スポ4=東京・淑徳巣鴨)とは練習も、火曜日とか合同でやってる時は隣になることが多くて。やっぱり隣にいるだけで、自分も頑張らないとってなれますし、試合でアップしてる時とか、レース前とかにもちょっとお話させていただくことがあるんですけど。同じ種目に早稲田の人がいるっていうだけで、ちょっと安心できたりするところはあるなと思います。あと普段の練習中でも、さっき菜摘さんが言ってた彩椰さんとかは、結構お話してくださって 、種目は違うんですけど普段の練習からしゃべりかけてくれたり、同じコース入ってきてくれたりして、すごい嬉しいなって思ってます。
柴田 彩椰さんはずっとしゃべってます(笑)。
水野 すごいパワフル(笑)。タフです。
インカレについて
ーー出場される種目とそれぞれの目標をお願いします
柴田 私は 200メートル自由形と100メートル背泳ぎに出場させていただきます。どっちも長らくベストが出せていないので、まずは絶対にベストタイムを更新することを第一に、あとはもう本当にチーム戦なので、いかに順位を上げて早稲田に1点でも多く稼げるか。早稲田に貢献できるか。本当に4年生の皆さんにすごいお世話になったので、その皆さんにもしっかり恩返しができるようなレースができたらいいなと思ってます。
水野 100メートルと200メートルの背泳ぎに出場します。2種目とも自己ベストの更新はやっぱり目標にしてて。特に200は去年はインターも突破してるので、できる限りタイムの面でも自分の納得いくようなレースにしたいなと思っているのと、200は1日目の2種目めで結構チームの流れとしても大事になってくる種目なのかなって思うので、そこで早稲田にいい波を起こせるように、ベストに近いところ、というかベストを出して、いい波を持ってこれたらいいなって思います。
ーー水野さんは去年のインカレは200メートルで2位でしたが、順位よりはタイムを意識しているのですか
水野 順位もやっぱりすごい気になる部分はあるんですけど、周りを見すぎちゃうと結構力んでしまうタイプなので、自分のタイムっていうところをまず目標にしてます。タイムが出ればいい順位もついてくるかなって思ってるので、今回はタイムメインで頑張りたいと思います。

タイムを狙いたいと語る水野
ーーインカレに向けて重点的に取り組んでいることは
柴田 まずは 200メートルのペースとか泳ぎを定着させているところです。200メートルに出場するのは高校生ぶりで、しばらくずっと短距離ばっかりやってたので、そこをうまく 200のペースにはめられれば、たぶんインカレもいいタイムが出るので、まずはそこをつなげるっていうところです。あとは最近逆にそれをしすぎてしまって、スピードとか、短い距離での単発がちょっと遅くなってきてる部分があるので、しっかり力の発揮っていう意味でスプリント、短い距離をパパパって速く動かす練習は、結構意識的に頑張るようにしてます。
水野 200のペースの最大出力じゃないけど、200のペースを保つ練習は、やっぱりどうしても結構前から課題っていうか、ペースが落ちてしまうことがあったので、そこは変わらず重点的にやっています。あと、最近だと短い距離とかで出力を上げた時に、キャッチができてないとかとストロークがちょっと崩れてしまってるなって感じることが多かったので、出力を上げた時に泳ぎを崩さないようにっていうのは意識してやってます。
ーー出力を上げながらきれいに泳ぐことを意識するのは難しいと思うのですが、どういう工夫をされていますか
水野 スピードを上げるというのは7月の目標にしてたので、結構スピードは出てきてて。なのでバサロキックのスタートからの浮き上がりのところのスピードを落とさないようにっていう意識を持ってます。あとはストロークが短くなってしまって、そうするとキャッチもかかってない感じがあるので、そこをなるべく、手をキャッチする時に止められるようにする意識は持ってます。
ーーインカレで早稲田の中で注目している選手はいますか。早稲田以外の選手でも大丈夫です
柴田 えっとまずは早稲田から。早稲田はうちの同期の内田さくら(スポ3=和歌山・向陽)です。もう今年本当に爆発的にずっと伸びてて。最近一緒に練習してて、前までは私の方が練習は強かったはずなんですけど、最近さくらがあまりにも速くて、私でもついていけなくなるぐらい本当に練習が強くなってて。それがしっかり試合でもちゃんと発揮できてて、タイムがもうえげつないほど伸びているので、たぶんこのままインカレまで突き進んでくれるのではないかなと思って期待してます。学外だとあんまり私詳しくないんですけど、 知り合いで森拓海くん(国士館大)っていう、 もともとクラブチームの時に一緒に練習していた子がいるんですけど。4年生の人なんですけど、この前のユニバ(ワールドユニバーシティゲームズ)っていう大学生の世界大会みたいなのにも出て。すごいベストタイムを出してますし、去年も 200メートルの自由形でインカレは優勝してますし、最近結構強くってそのままずっと強いかなって感じです。練習も前に一緒にしてたときは、本当になんていうんですかね、自分でしっかり考えて、やるところやるところはしっかりやるみたいな子で、頑張っていたので、森拓海くんはたぶん今年もインカレではやってくれるのではないかなと 思ってます。
水野 あまり詳しくないので学内だけなんですけど、1人目が松崎りんさん(人3=東京・日大二)で長距離の方なんですけど、練習も本当にずっと前から安定して速くて、試合でもずっとベストベストみたいな感じでベスト更新し続けてるので、このまま強い早稲田の長距離を引っ張ってくれるんじゃないかなと思ってます。400も800もどっちもいいところに行けるんじゃないかなと思って勝手にワクワクしてます。もう1人いて松井理宇(スポ2=東京・日大豊山)なんですけど。 同期なんですけど、理宇は練習も最近ダイブとかしてもみんなが驚くようなタイムで泳いできたり。この前の関カレでも「ちょっとあんまりだわ、調子あんまり上がらないわ。」みたいなこと言ってたんですけど、やっぱ決勝はやってくれたので。理宇は大きい大会は強い子だと思うので、インカレでもすごいパワーを発揮してくれるのではないかと期待してます。
ーーご自身のレースのここを見てほしいというポイントは
柴田 自由形、背泳ぎどちらも、私は体が大きいので大きなストロークとのびのびとした感じの泳ぎなので、大きなストロークで進んでるところに注目していただきたいです。

早慶戦でも大きな泳ぎを見せた柴田
水野 バサロが最近調子がいいので、スタートから浮き上がりまでで前に出れるかなと思うのでそこと 、200は結構いつも前半からいくレースが多いので、今回も前半から積極的に行って後半耐えるっていうので、前半を注目してほしいなと思います。
ーーインカレの意気込みとインカレを終えてからの意気込みをお願いします
柴田 インカレはもう必ず絶対にベストタイムで、1点でも多く早稲田に貢献するというのを目標に、もう残り 1ヶ月きってるので、 夏の最終強化、最終調整をしっかり行いたいと思います。インカレ後はもうラストイヤー、もう全部が最後の試合になってくると思うので、一つ一つの試合を大切にしながら、 残りの1年悔いなく終われるように、やれることはすべてやって精一杯楽しみながら頑張ろうと思います。
水野 インカレはやっぱりチーム戦っていう思いが強いので、本当に1点でも多く、他の大学の方に勝って早稲田に少しでも多く貢献したいなと思います。インカレ後の意気込みとしては、やっぱりインカレが終わっても国体だったり、日本選手権だったり続いていくと思うので、インカレでできたいい流れのまま、その流れを絶つことなく保っていけるようにすることが目標かなと思います。
ーーありがとうございました!
(取材・編集 神田夏希)
◇柴田菜摘(しばた・なつみ)
。2004(平16)年7月23日生まれ。174センチ。東京・早稲田実業高出身。商学部3年。パン作りが趣味だという柴田選手。ベーグルだけではなく、最近はメロンパンや塩パンも作ってみたそうです!
◇水野柚希(みずの・ゆずき)
2005(平17)年5月16日生まれ。163センチ。埼玉・栄東高出身。先進理工学部2年。1番得意なのは200メートルだという水野選手ですが、200メートルを始めたのは高校からだそうです!