【連載】ソフトボール部 インカレ直前特集『Rise as One』第4回 今井珠生×隄俊介

特集中面

今回は、チームをプレーの外から支える2人の対談をお届けする。マネジャーの今井珠生(文3=東京・早実)と、選手と兼ねて分析の仕事を担う隄俊介(スポ3=埼玉・栄東)に、男子ソフトボール部の魅力や、インカレの注目ポイントを伺った。

※この対談は、7月30日に行われたものです。

選手の気持ちにも立てることが、選手と分析を兼ねていることの強み(隄)

対談中の隄(左)と今井

ーーまずは、他己紹介をお願いします

 じゃあ僕から行きます。早実出身の敏腕マネジャー、今井珠生さんです。スコアから写真撮影、広報から新歓まで、いろいろなところでチームを支えてくれています。誰とでも分け隔てなく接していて、選手と同等、あるいはそれ以上にソフトボールを愛している方なので、他大学にも知り合いが多くて、ソフトボール界でも有名なマネジャーの1人かなと思っています。彼女は一度やると決めたことはとことん自分が満足行くところまでやり抜く人なので、僕は本当に尊敬しています。

今井 栄東高校出身、スポーツ科学部3年の隄俊介君です。ポジションはピッチャーで、緩急を用いたピッチングがすごく魅力的だなと思っています。プライベートではライオンズが好きで、熱狂的な野球ファンという一面もありつつも、部活では分析班の仕事をこなしたり何でも役割を担ってくれて、とても頼りがいのある存在だと思っています。

ーーマネジャー、主務の仕事を教えてください

 自分がやっている分析班では、試合前になると他大学の選手の特徴とか、試合の中で出てくる傾向とかを自分らで見つけ出して、その傾向を元にどう対策を立てればいいのかを、実際のデータに基づいて考えています。あとは試合に限らないところでは、自分たちの課題を潰すために、例えばどうやったら速い球を打てるようになるのかみたいなところを、これまたデータに基づいてやっています。

今井 マネジャーは、まずタイムキーパーで、練習の時間を後にずらさないようにすることが一番大事かなと思っています。あとはボール入れたりとか、最近だとバントの練習に付き合ったりとか、グラウンド内でのお仕事っていうのはあんまりないんですけど、そういうのをメインにやっていて。グラウンド外で言うと広報活動とかホームページとか、部の魅力を発信できるような仕事をしています。

ーー分析の仕事と選手とを両立する上で、大変なことは

 大変なことというよりは、自分も選手としての気持ちも何となく分かる部分があるので。どうしてもデータになると本当に事実ベースでしか見なくなっちゃうんですけど、選手たちの気持ちにも立ってできるっていうのは、選手と分析を両方兼ねてることの強みかなと思いますし、試合前は大変ですけど、やるしかないので。

ーー今井マネジャーに質問です。自身のソフトボール選手としての経験を、マネの仕事にどのように生かしていますか

今井 それこそバント練習の時にボール投げてと言われるので、ボール投げたり。あとはたまにカトマサ(加藤雅隆、先理3=愛知・名古屋)とかにバッティングフォーム見てって言われるんですけど、ちょっと重心後ろめだったねとか、ちょっと突っ込みすぎだねとかアドバイスしたり。自分が練習の現場に入ってプレーすることは滅多にないんですけど、選手からアドバイスや助言を求められた時には答えられるような感じで、自分の活動経験を活かしています。 

ーーそれぞれの仕事のやりがい、面白さは

今井 やりがいは、私は主にInstagramの投稿をしてるんですけど、他大学のマネジャーの方や選手の方々に面白いねとかこれどうやって作ってるのとか言われると、すごくやっててよかったなって思うし、フォロワーの数が目に見えて増えてるとやっぱりうれしいなって思いますね。面白さは、自分だけじゃ考えつかないようなことを選手たちが提案してくれたりするので、そういうところは意外な発想力があって面白いかなと思います。

 やっぱり一番のやりがいは、実際に試合で結果が出た時かなと思っていて。そんなにたくさん成功体験があるわけじゃないんですけど。例えば春リーグ中央戦負けちゃったんですけど、初めて対戦するピッチャーが結構難敵で、元々高校でも名をはせてるピッチャーで。そんなピッチャーに対してもこういう対策をとっていこうっていうのをチームで決めた上で、ある程度ヒットも出て、点も取れて、実際に結果が残ったかなとは思っています。あとは選手からも、分析がなかったら多分打てなかったわみたいなことも言ってもらったりしたので、その時は本当にやっててよかったなと思います。

ーーお二人のオフの過ごし方は

隄 先ほど今井からも説明があったように、僕、野球見るの好きなんで。それこそ前も(今井と)一緒に。同じ部員の人と一緒に行く機会もあったし、結構野球を通じて僕、部員と仲良くなるところがあるんですよ。いいコミュニケーションの一つとして野球観戦を使わせてもらってますし、あとは割と自分は1人で行動するのが好きなので、1人旅したりとか、1人で温泉入ったりとか、本当に何でも1人でやってます。

今井 この間も1人で秩父行ってたんですよ。私は遊びに出かけるか家で寝てるかの二択で、インドア派でもアウトドア派でもない中間ぐらいの感じなんですけど。なんか自分でも何してるかよく分かんなくて(笑)遊びに行く時は前もって遊びに行くって決めてるけど、ほんとに予定がない時はずっと寝てるか家でネットサーフィンしてるかなので。自分でも何してるかよく分かんないし、同期にも何してるのって言われることが多いです。

 記事にならならない(笑)

今井 ちょっと待って。やばいやばいやばいどうしよう。

ーー最近遊びに行ったところは

今井 最近遊びに行ったところ…虎ノ門ヒルズにあるデザインあ展に行ってきました。普段使わない感性を使えてよかったです。(家にいる時は)ドラマと映画をずっと見てて、母がbacknumber好きなので、一緒にテレビにライブの映像を映して、ライブ気分を味わったりしてます。

お互いを高め合っていける、ソウルメイト(今井)

笑顔で部の魅力を語る今井

ーー早稲田の男子ソフトボール部の魅力は

 人の良さですかね。僕自身も割と先輩たちの人柄とか、あとは先輩に限らず、同じ部の人たちの優しさとか人柄に惚れて入った部分が大きいので。それぞれの選手を見ても、話せば話すほど魅力を感じるなって思う部分も強いですし、本当にいい奴らがたくさんいるので、そこにぜひ注目してほしいなと思います。

今井 私はちょっと隄と被っちゃうんですけど、オンオフがはっきりしてるなと思っていて。練習中はすごく真面目な顔して取り組んでるんですけど、練習終わるとみんなもうはっちゃけて思いっきり楽しんでいるので、練習中と練習後のメリハリがちゃんとつけられているのはすごくいいところだし、魅力なのかなと思います。

ーー今年度のチームをこれまで振り返って

隄 本当に今年はうまくいかないことの方が多くて。前回のインカレが準々決勝、ベスト8で終わりましたけど、その時の主力の方が割とごっそり抜けて、じゃあまたチームを作り直していこうってなった中で、勝ちに結びつかないことがあったりとか、あとはそれぞれ向いてる方向が違ったりとか、結構チームで苦労することが多かったんですけど。今夏休み練習入ってきて、みんなで会う機会も増えているので、ちょっとずつインカレに向けてチームとしての雰囲気も出来上がってきているのかなと。あと1カ月走り抜くだけかなと思います。

今井 私もつらいこととかうまくいかないことが多かった1年だなと思っています。秋リーグが4位で、関東インカレが初戦敗退、春リーグが4位でインカレ2次予選でインカレを決めたっていう状況になって。誰もがうまくいかない、誰もが自分のやりたいことを表現できていないというもどかしさを見てて感じていて、選手もすごくつらいだろうなというのはずっと思っていました。だからこそインカレで勝ちたいというのはあるんですけど、平日だとみんなでうまく集まって活動できない時間も授業の関係上あるので、そういうところが原因として大きかったのかなと思うのと、あとはみんなの向いている方向がバラバラだなと感じたので、そこがちょっと辛かったなと思います。

ーー今までで印象に残っている試合は

今井 全日本総合予選の国士舘大戦かな。一日雨で流れて次の日に順延になって、それを言い訳にしたくはないですけど、選手の気持ちとかモチベーションの部分で左右されちゃったのかなというのは少しあって。それで最終回にサヨナラ負けしてしまった。勝てる試合、勝ちたい試合だったので、そこは今年の、秋リーグ以降の中では一番印象に残っている試合かなと思います。

 僕は関東インカレの初戦の明大戦、圧倒的にそこで。負けが決まった後の雰囲気とか、選手の表情とか、今考えると結構見るに耐えないなっていう。だからこそ、ソフトボールの難しさだったり、勝つことの難しさをすごく痛感させられたので、ある意味この代を象徴する試合と言っても過言ではないのかもしれないなと思います。

今井 みんな辛かったよねあの時。

 ほんとに辛かった。

ーー先月の東日本インカレ振り返って

 東海、慶應、国士舘。準決勝で国士舘に負けるかたちになっちゃったんですけど、成果が出た面もあると同時に、やっぱり課題も多く出た試合かなと思っていて。割と今まで簡単にやっちゃってたエラーとかもあんまりなかったですし、そういう今までできてなかった当たり前の部分が多少でも改善されるようになったのは、すごく成果としては大きいかなと思うんですけど。やっぱり打って勝たなきゃいけない試合で打てなかったっていうところを考えると、まだまだ課題は多いです。チームとしても本当に悔しさが残る結果だったので、できるものなら国士舘にリベンジしたいと思いますし、そうなるためにはもっと勝ち上がらないといけないので、まずは初戦頑張りたいなと思います。

今井 私は試合以外でのお話をちょっとしようと思ってて。最近私も分析班に携わり始めて、ちょこちょこお手伝いさせていただくんですけど。隄君が相手校分析のスライドを作ってるんですけど、それが終わってなくて、2人とも寝ずにパソコンポチポチして、夜の2時に完成させたんです。

 終わらせてないのが悪いんだよ。

今井 終わらせてなかったのが悪いんですけど。夜の2時まで2人でずっとパソコンで作業して、そのまま短い睡眠時間で朝を迎えるという、すごくハードな時期でしたね。

 彼女もチームのために見えないところを裏から支えてくれているので、僕も多少は彼女の気持ちが分かったのかなと思います。お互い頑張ろうよって支え合っている感じです。

今井 そうですね。お互いを高め合っていける、ソウルメイトかなっていう。

隄 (笑)

チームの爆発力を見てほしい(隄)

対談中に笑顔を見せる隄

ーー現在、インカレを前にしてどんな気持ちですか

 今年のチームを象徴しているかのように初戦から厳しい相手で、なかなか一筋縄ではいかないなというのを感じています。東日本でもすごく悔しい負けをしましたけど、やっぱりそれを次につなげていかないといけないと思うので、万全の準備ができるようにチームとしてやっているかなと思うし、僕も色々頑張らないといけないなと思っています。

今井 私は最初から諦めない気持ちで全力で立ち向かうことが今の時期は大事かなと思っていて。福岡大はすごく強いし、ピッチャーも日本代表の選手が在籍していて、なかなか簡単に勝てる相手ではない状況です。それでも絶対に負けない、絶対に勝つという気持ちがあれば少しはチームの士気や雰囲気が良くなるのかなと思います。今のうちから士気を高めておいて試合に臨めれば勝てるのかなとか思ったりしています。

ーーインカレで勝ち進むために必要なことは

 分析の観点で言うと、やっぱり準備を怠ってはいけないなというのは思います。そういえばこれって何だったっけ、っていう時にすぐに対応できるようにならなきゃいけないし、それを見越していろいろな準備をしなきゃいけないし、今までやってきたようなことでは本当に足りないぐらい、ものすごい量の準備をしなきゃいけないんだろうなと思います。分析的な観点で言うと、やっぱり準備も大事だし、あとは僕らが準備したことをどのように選手に伝えるのかっていうのも工夫しながら。自分らがやってきたことを決して無駄にしないようにやっていくことが大事かなと思います。

今井 私は夏バテに負けない体作りが必要だと思っています。先日栄養士の方に選手の脱水状態を調べてもらったら、チームに4人しか体にまともに水分がない状態というのが発覚して、ちょっとまずいなと。練習中のこまめな水分補給とか、水がなくなったらすぐ作りに行くとか、熱中症気味になったらすぐ休ませるとか、そういう選手の身体的なサポートがやっぱり勝つためには必要になってくるのかなと思っています。インカレだと、勝ち進んだ場合は3日で5試合という結構ハードな試合になるので、そこで精神的にも身体的にも少しでも楽になればいいかなと。今のうちから暑さに負けない体作りは必要なのかなと感じています。

ーー今のチームの雰囲気は

今井 客観的に見て、一番どん底に落ちてた時よりは遥かに良くなっていると思うんですけど、まだまだここから上げていくべきところなのかなと思っていて。やっとみんなの方向性がまとまってきた感じなので、インカレという舞台に向けて、同じ方向を向いて頑張っていけるような雰囲気だと思っています。多分大丈夫です。

 実戦に慣れてきてなかったとか、あまり試合に出られてなかった人が今のレギュラーなんです。割といろいろな人が試合に出られるようになって、いろいろな人が実戦慣れするようになってきているのかなと思うので、そんな中で、実際の試合でこういうケースがあるかもしれないみたいな、いろいろなことを想定しながら練習の中で取り組めているのかなと。それをもっともっと詰めて、抜かりない準備ができればと思います。インカレ自体、割と僕ら応援とか激しいんですよ。

今井 紺碧隊って言って、結構応援が激しくて。

 ベンチの選手がみんな応援するんですよ。やっぱりそれがあると本当に雰囲気がうちに来るんですよ。だから正直雰囲気面はあまり心配してなくて。エラーとか、できて当たり前のことができないと雰囲気が落ちちゃうところがあるので、まず士気が落ちないようにというか、しっかり詰められるところを詰めれば、本当にこっちの雰囲気に持っていけると思うので。あと1月頑張ります。

今井 紺碧隊ってほんとにすごくて、会場の雰囲気が早稲田のものになったような感じがするんですよ。すごく。他の大学の選手からも、あの雰囲気は完全に早稲田のものだとか歌うのやめてほしいって言われるぐらい、もう会場を全部飲み込んじゃうような雰囲気をかもし出しているので、会場にお越しいただいた方はぜひ早稲田の紺碧隊に注目していただければと思います。

 高校野球の応援のブラスバンドがない版を、自分らでベンチからバーって声出すんですよ。

今井 結構流行りの曲とかも歌ったりするので、みんな多分楽しめると思う。

 ぜひ来てほしいよね。

今井 来てほしいね。

ーーインカレに向けて、個人やチームとしてどのようなことに取り組みたいですか

今井 個人としては、マネジャーとして行える仕事をもっと増やしていきたいというのがあって。それこそ東日本インカルあたりぐらいに分析の仕事を始めたんですけど、その時にやりがいとか達成感をすごく感じたので、そういう些細なことをきっかけにして、いろいろな仕事にチャレンジしていきたいというのもあるし、今までマネジャーがやってこなかった仕事にも積極的にチャレンジして、チームの勝利に貢献していきたいなと思います。

 初戦の相手が日本代表のピッチャーなので、それを打つことが至上命題です。僕も一応分析やりながらピッチャーとしてもやっているので、その手助けになればとは思わないですけど、やっぱり自分のレベルが上がればバッターのレベルも上がると思うので、お互いレベルアップ、切磋琢磨しながらやっていきたいですね。ピッチャーとバッターそれぞれで切磋琢磨し合いながら本番を迎えられればいいかなと思います。

ーー選手としてはいかがですか

隄 やっぱインカレ出たいっすよね。ほんとに。多分大学でソフトボールやってる人からしたら本当に夢の舞台だと思うので、やっぱり出たいですね。分析としてチームに貢献するのは当たり前ですけど、一選手である以上、選手としても貢献していかなきゃいけない部分があると思うので、あと1カ月頑張ります。

ーーインカレの注目ポイントは

 一旦チームからいいですか。爆発力を見てほしいなと。さっきの紺碧隊じゃないですけど、雰囲気に乗せられて、思わぬ力を出す場面が結構あって。例えば、もともと打席に立ったことのなかったアナリストの人がヒットを打ったこともあったんですよ。そういう雰囲気に基づいて、選手1人1人のポテンシャルが爆発的に発揮される機会がインカレだと思っていて。もう本当にそれぞれが限界突破するであろう舞台なので、ぜひそこに注目して観てほしいなと思います。

今井 私は2年連続なんですけど、ちょっと注目してほしい選手を紹介したいと思ってて。私が一押しする選手は1年生の岡田佑斗(創理1=高知学芸)君。高知学芸高校出身の内野手の子なんですけど、ボールの入り方が上手くて、リストも柔らかいので守備がとてもうまいです。小柄な体型なんですけど、打撃もパンチ力があって、見どころがたくさんある選手なので、今後の成長にも期待してほしいなと思って選ばせていただきました。

ーー注目選手は

隄 佐藤玲弥さん。社会科学部4年、(静岡・)飛龍高校出身です。彼も多分1年生の時からインカレ出てて、日本中で割と名前が知られている選手。ピッチャーとしてもいい球投げるし、バッターとしても遠くに飛ばせるパワーは唯一無二のものかなと思っているので、彼の集大成を見てほしいなって。僕も同じポジションのピッチャーとして彼をよく見ていたし、接することも多いんですけど、その中で彼も色々試行錯誤しながらプレーしてるなと一緒に練習していて思うので、ぜひ彼の集大成を見てほしいと思います。

ーー個人として注目してほしい点は

 個人としてか、難しい。自分が一番チームに貢献できている時って多分チームの皆さんが結果を残してる時かなと思ってて。分析面で裏から支えるってなった時に、目に見える結果が出たら、やっぱり自分もチームに貢献できたということになるかなと。僕個人のことはどうでもいいので、チーム全体のプレーとかに注目してほしいなと思います。

今井 私の一番見てほしいところは声です。普段の試合から頑張って声を出すようにはしてるんですけど、インカレはやっぱり特別な舞台なので、選手と一緒になって声を張り上げて応援して、点が入った時には一緒に喜んで。チームの雰囲気がちょっと沈んじゃった時は励ますような声を出して、その声かけ1つでチームに貢献できるようにしたいので、ぜひ見ていてください。多分高い声でキャッキャキャッキャ言ってたら私なので、分かりやすいかなとは思います(笑)。

ーー最後に、インカレへの意気込みをお願いします

 やるしかないです。本当にここまで苦しんできた1年間でしたけど、やっぱりインカレで結果を残せば、そんな過去の過程なんて本当にどうでもよくなるぐらい、インカレってものすごく大事な大会だと思うので。先ほども言いましたけど、インカレ優勝っていう目標を掲げている中で、決して道のりとしては楽なものではないし、本当に険しいものだなと思うんですけど、みんながこの1年間インカレに向かって活動して、それぞれのインカレにかける思いってものすごく強いものがあるので、そこに注目してみてほしいなと思いました。あとはもし打線が爆発したら、もしかしたらこれ分析頑張ったんじゃないって…ならんか(笑)

今井 なるよ。なるなる。

 分析頑張ったんじゃない。って心の片隅にでも思ってくれたらうれしいなと思います。

今井 私は、打って、走って、守って、つないで、早稲田らしいプレーができるようなサポートをしたいと思います。初戦から強豪の福岡大と当たるので、そう簡単な道のりじゃないことは誰もが分かっているので、1試合1試合を大切にして戦えるようなチーム運営を徹底して、インカレに向けて頑張りたいと思います。

ーーありがとうございました!

(取材 早崎静)

インカレの見どころと意気込みを書いていただきました!

◆今井珠生(いまい・たまき)(※写真左)

2004年10月5日生まれ。東京・早実高出身。文学部3年。競技の経験を生かした選手のサポートや、分析の仕事に取り組むマネジャー。チームの雰囲気を明るくする声出しにも注目です!

◆隄俊介(つつみ・しゅんすけ)

2003年9月19日生まれ。埼玉。栄東高出身。スポーツ科学部3年。選手としては投手を担いつつ、対戦相手の分析を務める。事実と経験に基づいた戦略で、チームを勝利に導きます!