第2回に迎えるのは、船越彩椰(スポ4=東京・淑徳巣鴨)、内田さくら(スポ3=和歌山・向陽)、二宮歌梨(教3=東京・早実)。女子自由形短距離を牽引し、めきめきと実力を上げてきている3人に、インカレに向けた胸の内を伺った。
※この対談は7月24日に行われたものです。
お互いについて
ーー他己紹介をお願いします
船越 内田さくら、3年生です。自由形短距離をメインでやっています。普段一緒のBチームというスプリントよりのチームで、 練習毎日一緒に練習しているんですけど、最近は本当に右肩上がりの成績というか。短水路と長水路のどちらでも成績を残していて、本当に急成長、特に最近本当にすごい伸びています。私も一緒の練習で隣で泳ぐこともよくあるんですけど、泳ぎも結構パワーがついて、うまくなってるなっていうのも肌で感じてますし、 昨日もそうなんですけど、ウェイトをやっていた際にベンチがすごい、ほかの大学では、どのくらいウェートしてるかわからないんですけど、本当にトップくらいの重量を上げていると思っています。ウェイトのその効果から、やっぱり泳ぎに力強さというか、今までは後半失速とか言っていたと思うんですけど、そういうこともなく、スピード維持したまま泳げているのが最近の印象なので、関カレにもすごい期待だなって言う選手です。性格は去年も言ったんですけど明るい性格で、周りの人たちも笑顔にするような選手で、私もそういう人に笑顔与えられる人柄っていうのも、すごい見習いたいっていっていうか、自分も率先して行動できるようなりたいと思っています。
ーー今の受けて内田さんいかがですか
内田 いつも一緒に練習していて、隣でも泳がせてもらって、結構いつも彩椰さん速いのでずっと隣でボコボコにされながらやってきたんですけど。そういうふうに評価してもらえるのはすごい嬉しいです。
ーー内田さんから二宮さんの紹介をお願いします
内田 同期の3年の二宮歌梨です。歌梨は私の知る限りではずっと速くて。もう中学生の時から私は一方的に二宮歌梨を知ってて。こいつ速ええみたいな。もう完全に雲の上の存在で、ずっと私たちの世代のトップを走り続けているというか。大学入ってからちょっと苦しい時期もあったかもしれないんですけど、今年の4月ぐらいからもうすごいまた強い二宮歌梨が戻ってきたっていう感じです。どんどんタイムを上げて、この前の早慶戦は一緒に泳いだんですけど、それが結構久しぶりのベストだったってことで、今勢いがある選手だと思います。性格はもうとにかく明るくて、話し方がたぶんうまいのかなと思うんですけど、すごい話が面白くて好きです。
ーー今の受けた二宮さんいかがですか
二宮 ナチュラルな言葉でうれしかったです。種目も昔から私とさくらは自由形短距離で同じだったというのもあって、「中学生のときから私は知ってるんだよ」みたいなことを大学に入ってすぐに言ってくれて。そこから種目も一緒だねっていう感じで、一緒に頑張ってやってきたんですけど、本当に最近はさくらが本当に速くてなんか一緒にそうやって言ってくれる同期が、どんどん私よりも速く泳ぐかと思うと本当になんか嬉しいなあと思います。
ーー船越さんの紹介をお願いします
二宮 1つ上の4年生の船越彩椰さんです。私は水泳を始めたのが遅くて小学校6年生だったんですけど、彩椰さんはそのころには東京のトップで、船越彩椰といえば誰もがわかるような選手でした。自由形短距離が速いのかと思ってたんですけど、200メートルバタフライとか実は速かったり。大学の対抗戦はすごい種目がタイトに予定されてて、競技の間の時間が短かったりするんですけど、短くても長くてもパワフルな泳ぎで1日を駆け回ってるという感じの、パワフルで持久力のある天才的な選手だと思います。性格は明るい方で、いつも彩椰さんの周りは笑顔であふれてるし、遠くの方にいても「そろそろ彩椰さん来るか」っていう音が聞こえてきたり、本当にあの楽しい先輩だなと思います。昔から知ってるっていうのもあるし、大学生になって、大人の彩椰さんも感じる。一面もありつつ昔の彩椰さんなんだなという、いい意味ですごい親しみやすい優しい先輩です。
ーー今の受けて船越さんいかがですか
船越 中学生の時から交流も多くて、国体も何回か一緒に行きましたし、同じ大学、同じ種目で戦えることはやっぱり心の底からうれしいですし、そうやってゆってもらって、インカレまで突っ走ろうと思います。

対談中の船越
ーー趣味やオフの日の過ごし方は
船越 温泉や旅行にいくことが好きだったんですけど、やっぱり休みで旅行に遠出をするというのが少し難しくて、やっぱ近場にはなってしまうんですけど、よくお出かけに行ったり、服を買いに行ったり、アウトレットとかですかね、行ったり。でも長期休み、それこそ日本選手権の1週間とかはよく海外に行ったりとかもして、今でも旅行はずっと好きです。音楽も普段からよく聞いてて、練習の前後とか試合の日とかにも聞きます。
内田 これといった趣味はないんですけど、休みの日は買い物とかいくことが多いと思います。あと最近はちょっとベーグルブームが来てるので、よくベーグルを買いに行くんですけど、同期の柴田(柴田菜摘、商3=東京・早実)がパン作りが得意なので一緒に作ったこともあって、来週の月曜日もちょっとべーグルを作る予定です。最近外が暑すぎてちょっとベーグル買いに行くのも億劫なので涼しい場所で作っちゃおうっていうことで、ベーグルをつくります。
二宮 私はアクティブに動くことが好きで、オフとか、オフじゃなくても午前中だけ時間があったりすれば外に出て、自然が大好きなので、 山でも、川でも、海でも。今は夏なのでずっと海にいます。趣味は、まあ結構ダンスとかヒップホップみたいなのが好きで、見るのも好きですし、踊るのも好きです。とにかくアクティブな感じです。
ーー自由形短距離の魅力や、皆さんの思う好きなところは
内田 距離が短いので、タッチする瞬間まで、誰が勝つかわからないところだと思います。1位から 8位までの差が本当に少なかったりして、あの見てる側としても泳いでいる側としても、誰が勝つか分からないスリルというか、ドキドキ感が魅力だと思います。
二宮 ドキドキ感も、見てる人が息を止めてしまうような臨場感だったりはやっぱり、一番泳速の速い自由形短距離がまあ面白いかなと思います。あとは泳ぎ方とかでも、そのほかの種目よりもテンポが速い種目になるので、 すごいテンポが速い人がいたり、短い距離でもちゃんと技術を使ってゆっくりに見える泳ぎをする人がいたり。人によって泳ぎ方、レースの仕方が違うのも面白いと思います。
船越 二つあって、一つはスタートから最初の15メートルの飛びだしですべてが決まるような人もいれば、短い距離なんですけど後半でぐっとのびてくる選手も、中にはいて。やっぱりさくらも言ったんですけど、その 50メートルで誰が勝つかわからない。最初に抜けてたとしても、後半の伸びでぬかして1位になるっていう選手だったり。すごいわからないので、やっぱそういった面白さとかもありますし。本当にタッチの瞬間まで肉眼では本当にわからない。電光掲示板をみて、やっと順位とかがわかるみたいな種目なので、そういった面白さとか、やっぱり選手も一つのミスも許されないみたいな状況で、肉体的にはそんなにきつくないかもしれないんですけど、やっぱり 50メートルっていうのは、精神的にしんどい種目だと思うので、そういった苦労とかもしてる選手もいると思いますし、難しさがある種目だなと思います。
競技面について
ーー今シーズンの成績について
二宮 私は去年の6月末から9月いっぱい、水泳をお休みして3か月間水泳から離れて生活をしてたんですけど、そこから復帰して。やっぱり筋肉が落ちちゃったりいろいろ変化があったんですけど、リセットして戻ってきて半年頑張ってのシーズンスタートということだったので、まずはちゃんと自分のレースの感覚を取り戻すことと、 ちゃんとレースを楽しんで頑張る、みんな応援の力とかを感じながら、楽しんで頑張るっていうことを目標にやっています。やっぱりそうすることで、この間も早慶戦で6年ぶりに自己ベストを更新することができたり、得るものが1年前の休む前とは変わったなというふうに感じているので、この先の関カレ、インカレも楽しむっていうことを前提に、 もちろんしっかり自分にプレッシャーを与えたりはしつつ、しっかり練習頑張って自信をつけることでいいレースができたらなと思ってます。
ーーお休みされていた理由は
二宮 水泳を休んだ理由は、中学生高校生と世代のトップといったらおこがましいですけど、全中やインターハイでメダルを取ったりして。まあ割と順調に大学も頑張ろうという感じで始まった大学水泳がなかなか伸び悩んだ時期で。練習にも行きたくないなという風に思ってしまったり、普通の生活もちょっと苦しいなあという風に感じるようになってしまって。担当の所属のコーチと相談して、一旦夏の大舞台を休んでリセットした方がこの先続ける水泳人生にはメリットの方があるんじゃないかということで、本当に練習も一切しないし、ウエートも一切せずに、もう本当のただの女子大生として、遊んだりして過ごしてたんですけど、やっぱりインカレ見に行ったんですよね、観客として。そこでは戦っている同期だったり、早稲田の部員のみんな、ほかの大学の人たちも、やっぱりパッションみたいなのが、3ヶ月間何もせずに過ごしてた自分とは違うなと感じて。やっぱりこういう気持ちを持って、あの夏の何ヶ月も長い時間をレースの一瞬のために費やすっていうのはすごい熱くて、面白い楽しいことなんだなという風に認識して、そこからはやっぱり楽しまないと何事もいい方向には進まないなという風に思ったので、練習がちょっとうまくいかなくてもそこまで落ち込まないで、まあ大丈夫だという気持ちを持って、みんなと高め合いながら練習していくとそんなに暗く落ち込むことも結構少なくなって、いい方向になったのかなと思います。
ーー3ヶ月お休みされて、そこから復帰する時に水の感覚を取り戻すのは大変ではなかったですか
二宮 そうですね、最初はスカスカでかいてもかいても全く進まない。やばいと思ったんですけど、一度泳げば、ずっと泳いできたので、まあだんだんもどってきて。多雨力も最初は全然なかったんですけど、ウエートとかも徐々に取り入れながらやってそうですね。2~3ヶ月ぐらいは 、ちゃんと練習できるまでかかりました。

早慶戦での二宮
ーー船越さん、内田さんは今シーズンはどんな目標をもって臨んでいますか
船越 目標は去年越えなんですけど、私は去年一番成績の良かった100メートル自由形では5位に入賞することができたので、今年は 50メートルで 100メートルでも、まあリレーも あると思うんですけど、1個でも上の順位を出せたらなという目標です。大舞台で、自己ベストを出すというのはとても大変なことで誰もが苦労する部分ではあるんですけど、4度目のインカレなので、一番いい成績を収めたいという思いはあります。なので、自己ベストと表彰台を目標に今年も頑張っていきたいなと思います。
内田 インカレで2種目得点を取るっていう目標でやってきました。去年は個人では1点しか取れなくて、なんかあんまりチームには貢献できている感じではなかったので、 今年は3年生にもなって上級生側にもなりますし、やっぱり得点はいっぱい取ってチームに貢献してお世話になった4年生と一緒に出られる最後の試合になるので、 そこで結果で感謝の気持ちを伝えられたらいいなと思って泳いでます。
ーー目標に対する今の調子や結果はいかがですか
船越 今の状況は早大は男女ともに方針というか去年は関カレ(関東学生選手権)にも焦点を当てていて、関カレもインカレも頑張るというか自己ベスト更新を目指して調整するという感じだったんですけど、今年はちょっと方針が変わって、インカレに焦点を合わせてるというので、関カレは強化試合みたいな感じで、あまり調整をせず臨む試合ではあるので、今は強化期間を2週間終えて少し落ちてはいるんですけど、そこまでテーパーするといううことはなく、全体的にちょっと疲労との戦いという選手も中にはいるんですけど、うまくコディション合わせながら、今取り組んでいるという感じです 。で、私自身もウェートを週に 2回はずっとやっていて、その中でもスピードだったり、持久力という強化にも繋げている状況ではあるんですけど。コンディション的には、試合も7月は2つほどあったので、でレース感覚でいうのも備わっていますし、タイムも悪くはないので、このまま継続してまずは関カレで1回確認という感じで臨めればなと思います。
ーーウェートのお話がありましたが、ご自分ではその効果とか感じていらっしゃいますか
船越 そうですね。ウェートは本格的に始めたのが遅かったので、徐々にベンチの重量とかも上がってきまし、それがタイムにつながっていればなおいいなという感じです。ちょっと肩回りとかも去年よりかはいい感じに仕上がってるのではないかと思っているので、タイムも上がっていければなと思います。
ーー二宮さんは早慶戦で自己ベスト更新されたということでしたが
二宮 船越さんがウエイトで頑張って重いの上げているという話をしてくれたと思うんですけど、私は結構逆で高校1年生のころからウエイトをやっています。結構長いんですけど、逆に重いのを頑張りすぎてしまって、水の中で必要な筋肉というよりかは、 ウエイトを頑張る筋肉がついてしまってたみたいで、腕を回したりするリカバリーのところで余計な筋肉が邪魔してしまって疲れやすくなっていました。そこでトレーナーさんを変えて、ウェイトの数を週2回から1回に減らして、重いものを上げずに内側の筋肉、関節と関節をつなぎ止めるインナーの筋肉だったり、そういうのを鍛えるようにしたり、あとはちょっと陸で自重で体を素早く動かすスピード系の筋肉を鍛えることで、50メートルが久しぶりにベストに達したかなという風に思います。この調子で新しいドリルだったり、フォームの泳ぎ方をちょっと取り入れながらいろいろ試行錯誤して、泳ぎを調整していってるという段階です。
内田 私は冬はすごい遅かったんですけど、4月あたりからコンスタントにベストを更新することができていて、その中でもやっぱりプルが強くなったっていうふうには実感していて。パワーがついたから強くなった感じがするんですけど、それゆえに力んでしまうことが多くて、うまくいかないときもあったので、最近はひたすら脱力することを意識してます。力を入れるところと抜くところを考えながら練習していると、結構タイムが安定してきているので、もう少しいろいろ考えていろいろ試しながらインカレまでもうちょっと調子をあげるというか、力を発揮できるようにしていけたらいいと思います。
ーーご自身の泳ぎの課題と強みは
二宮 私はもともと200メートルが得意で今年は50と100出てみるというシーズンなんですけど、割と後半型の選手ではあると思っていて、その分の課題というとやっぱり前半が、このお2人はすごパワフルに早く帰れるんです。けど、わたしは結構抑え気味で入ってしまうのが課題です。みんな前半から速いので、そこで私は焦って、結構自分の泳ぎができなくなちゃうのが課題です。私の強みは、スプリンターにしては、結構大きな泳ぎなのが特徴で、ストロークが長くて水しぶきが少ない泳ぎで後半に伸びてくるのがいいところだと思うので、泳ぎのいいところは崩さずに前半速く入って後半自分の持ち味を生かすことができたら100点のレースになるのかなと思います。
内田 私の課題は後半になります。50メートルを泳いでいてとくに思うのはラストの5メートルです。最後の5メートルまで勝ってる人にも抜かされてしまうことがよくあったり、タッチの差でまけてしまうということがよくあるので、最後の 5メートルの泳ぎ方をもう少し抵抗を減らした姿勢で泳げるようにっていうのを、たまに考えながら練習しています。強みは スタートから 15メートルの浮き上がりです。そこまででちょっと前に出ておかないと、 正直泳ぎの面ではあんまり追い上げるのは得意ではないので、そのスタートの局面で、前に出られるようにというのを意識して泳いでます。
ーー抵抗の少ない泳ぎ意識されているということですが、具体的にどんな練習をされていますか
内田 地元に帰って国体予選に出場したときに教えてもらったんですけど、 シュノーケルをつけて、フィンをはいて、浮く姿勢をつくってキックしてみろっていうふうにアドバイスいただいて。電話で教えていただいて、あんまり詳しくはわからないですけどできるんだからやってみようと思って今ためしているところです。

対談中の内田
船越 さくらを一緒で私も前半型なんですけど、特に後半であげようと思ってもあまり上がらないでぬかされてしまうこともあるので、そういたときに、あの自分のペースをしっかり守って、自分の良い泳ぎができたら、自然と後半も伸びてくるので、後半きつくなった時でも、泳ぎをくずさないという のが、今のちょっと課題にしているところです。強みはえっとスタートから 15メートルの浮き上がりなんですけど、最近ちょっとリアクションが遅いというのが少しプラスで課題で出てきてしまったので、しっかり体に刺激を入れてで、反射神経もよくして、冷静に臨めればなと思っています。前半速い選手は本当にたくさんいて、自分も速い方だと思うんですけど。もっと速い選手もいて、やっぱりもれてしまうので、 少し抜け出せればいいのかなって思うんですけど、無理にこう前半入ってしまっても、やっぱり後半の失速っていうのは目立ってしまうので少し難しいんですけど、また自分の強みを活かしたレースができればなと思います。
インカレについて
ーー出場種目とそれぞれの目標をお願いします
内田 私は50メートルと100メートルの自由形に出場させていただきます。目標としてはさっきもお話させていただいたんですが、2種目両方で得点を取ることを目標にしています。去年は 50メートルだけしか得点を取れなかったんですけど、今年は 50も 100も B決勝以上に残って、1点でも多くチームに持ち帰れるように頑張りたいと思います。
船越 私も50メートルと100メートルの自由形に出場させていただきます。去年はたしかB決勝にどっちかは進出して、悔しかった経験があるので、今年はどっちもA決勝に進出して、私も1点でも多く早稲田に持って帰れるように頑張ります。そして最後のインカレなので、本当に心の底から楽しむ、いい緊張感であまり力まず、いろんなプレッシャーはあるんですけど、恩返ししたいとかいう気持ちもあるんですけど、やっぱり自分のレースをすることが一番大事なので。いろいろなことは頭の片隅に置いといて、まずは集中して取り組めればなと思います。
二宮 私も50と100の自由形に出場します。さっきも言ったんですけど私は去年は出ていないので、実質点数は0点ということで、今年は遠慮せずできるところまで点を取りに行きたいと思ってます。当日は雰囲気とか結構シリアスな部分もありつつ、でもインカレの雰囲気はすごく楽しみたいので、全力で楽しむために、今すごくつらい練習でも、どんなに辛くても頑張っていこうという感じです。
ーー注目している選手はいらっしゃいますか。早大の選手でも、早大以外の選手でも大丈夫です
船越 去年は確か早稲田の選手のみみたいな話だったと思うんですけど、今回誰だろう…。(同じ大学で)つまんないかもしれないですけど、早稲田の男子の同期で、村上汰晟(スポ4=兵庫・明石南)なんですけど。挙げたポイントとしては、今また同じチームなんですけど、普段から本当に練習が強くて、最近あんまり遅い時はないんじゃないかって思うことがよくあって。大きいストロークですごい泳ぎ方も綺麗なのにパワフルで、 個人的にすごいインカレで大爆発しそうな選手だなっていう1人なので挙げさせていただいきました。彼も今までのインカレで結構順調に伸びてきていて、本番に本当に強いなっていう印象で、私もそういう選手になりたいので尊敬してますし、私も本番で大爆発できるような選手になりたいなって思います。
二宮 大学ばらばらなんですけど、今年の大学1年生の代っていうのがスターぞろいで、例えばパリオリンピック銀メダリストの松下知之選手(東洋大学)だったり、あとは明治大学の1年生の成田実生選手だったり、法政大学の1年生の山本千昌選手とか。日本のトップで選手権優勝してる選手たちがいっぱいいる代なので、圧倒的な強さが1年生たちで見れるのかなと思うので、今回のインカレの注目ポイントかなって個人的には思います。
内田 去年と一昨年の対談から、絶対に注目選手の質問あるなと思って、早稲田のLINEの名前をずっと見ながら、これ誰だれがいいんだろうと思ってたんですけど、みんな速そう、もうみんな速いじゃんって思っちゃって(笑)。でもそのなかでもやってくれそうだなって思ったのが、同期の飯田光達(スポ3=東京・八王子学園八王子)です。彼はたぶんいま1年生2年生とも B決勝1番だったんですけど、3月の日本選手権でブレイクして、一気に日本選手権4番までいったので、今年のインカレはまた爆発して次はメダルを取ってくれるんじゃないかなっていうふうに期待しているのと、あと彼は乗せれば速いので、インカレってすごい盛り上がる大会なので、盛り上がればまた速くなるんじゃないかなっていうことで注目しています。
ーーインカレの意気込みとその後の長いスパンでの意気込みをお願いします
内田 インカレではお世話になった4年生はもちろんなんですけど、それ以外にも支えてくれたり応援してくれたりしてる人がいると思うので、その方々に少しでもいい姿を見せられるように、最後まで、最後 4日間終わるまで、ずっと気持ちを切らさずにというか、どんな状況でも頑張り抜けるようにして行きたいと思います。インカレ後は最上級生になるので、後輩とも同期ともたくさんコミュニケーションをとりながら、来年のインカレまで走り抜けられたらなと思います。
二宮 私の今年のインカレは、去年取れなかった点数をがっぱり稼ぐということで頑張っていきたいと思います。インカレが終わったら、私は学内で練習はしていないので、そこでの生活のことはちょっとあれなんですけど。この間の日本選手権はちょっと出れずじまいだったで、2年ぶりの日本選手権に向けてまずは合わせていって、いい調子で最後のインカレまで 駆け抜けていけたらなと思います。
船越 最後のインカレは今までで一番良い成績を残したいという思いがあります。2種目とも表彰台を目指して頑張っていきたいなと思います。あとはこれまで支えてもらった家族だったり仲間だったり、監督にもお世話になっているので、全力で泳いで、自分のレースをしつつも、感謝の気持ちを込めて泳ぎたいです。あと最後のタッチまで諦めないで、少しでも速く泳げるように頑張っていきたいなと思います。
ーーありがとうございました!
◇船越彩椰(ふなこし・さや)
2003(平15)年5月3日生まれ。156センチ。東京・淑徳巣鴨高出身。スポーツ科学部4年。最近推しのライブに初めて行ったという船越選手。インカレのオフにも行く予定で、それを楽しみに頑張っているそうです!
◇内田さくら(うちだ・さくら)
2004(平16)年9月22日生まれ。158センチ。和歌山・向陽高出身。スポーツ科学部3年。関カレでは自己ベストを更新し、他選手からの期待値も高かった内田選手。インカレでの活躍から目が離せません!
◇二宮歌梨(にのみや・かりん)
2004(平16)年5月20日生まれ。173センチ。東京・早稲田実業高出身。教育学部3年。夏はずっと海にいるという二宮選手。対談の際も肌が日焼けしているのがわかり、アクティブなことが伝わってきました!