初回は、清水朝陽(社4=北海道・武修館)、共田野安(国教4=カナダ・ジョージエリオット)、飯見拓未(社4=東京・早実)の4年生トリオだ。終始なごやかな雰囲気で行われたこの対談では、途中でMG山田真衣伽(商4=東京・早実)を交えながら、4年生同士の仲の良さ、絆の強さを伺うことができた。
※この対談は4月26日に行われたものです。
――他己紹介をお願いします
共田→飯見 社会科学部4年生で、部活では総合主将をしています、飯見です。飯見くんは、今年は病気になってしまいアナリスト兼総合主将としてチームに貢献しています。以上です。
飯見→清水 社会科学部の清水朝陽くんです。主将です。朝陽はFWとして今年はチームを引っ張りながら、主将としてもとても落ち着いている印象があります。個人的には、少し緊張しいなところや、実は涙もろいところが好きです。
清水→共田 国際教養学部、まだ3年生だよね。部活では4年生なのですが、まだ3年生なのかな、共田野安です。9月入学だね。野安は、ホッケーに対してとても紳士的で、一番ホッケーのことをよく考えてくれています。副将として、俺が全然見れないところや、声かけ、プレーのことに関してDF中心によくまとめてくれていて、本当に頼りになる存在です。日本語、英語がペラペラで、シゴデキです。頭も良くて、ブレイン的な存在に今後成長してくれる逸材なのかなと思っております。
共田 めっちゃ嬉しい。ありがとう。
――競技以外の場面では具体的にどんな交流がありますか
共田 マジで最近は行けてない。一番最近で言ったら、ご飯行くとかじゃない?
飯見 (共田の)実家の長野に遊びに行きました。3年生もいましたが。それが最後。だいぶ前じゃん。(笑)
共田 でもご飯はみんなで行きます。最近は本当に就活でね、ちょっと忙しかったです。
飯見 アイスホッケーの話は、今年3人でいつも集まって、チームをどうしていくかという話をもうずっとしています。それに一番時間を使っているかなというくらいに。ホッケーの話はしています、最近。
――お互いの「ここが羨ましい」と思うところはありますか
飯見 (共田の)ハイスペックなところですね。
清水 ハイスペックだよね。あとイケメンなところです。
飯見 プログラミングもできるし、インターンもやっているし、英語も話せるでしょ。イケメンでしょ。アイスホッケーも上手いでしょ。何でもできるのは彼なので、全部羨ましい。
共田 いや、それは少し違うと思っていて。イケメンとか言ってくるんですけど、(飯見は)一番女子と話せて、人として話し方が上手いです。
飯見 人付き合いが上手いって言ってくれない?
清水 いや違う。人付き合いと恋愛は違う。
飯見 話すのが上手いと。
清水 うん。人を魅了するのが上手なんだよね。男女ともに。イケメンで、このスマイルがとってもいいですね。
飯見 ありがとうございます。
清水 満面の笑みですね。このスマイル、就活でも生きていると思います。これがやっぱり彼の持ち味なのかな。
飯見 ありがとうございます。
共田 自分は結構チームでふざけちゃうキャラで、今年は変わろうとしていますが、やっぱりそこでしっかり締めてくれるのが朝陽です。自分もそういうことを結局はできるようになりたいです。4年生としてしっかりできるところを羨ましいな、自分もそうなりたいなと思います。
飯見 あとは、良い意味わがまま。自分のやりたいことに真っすぐです。自分の思いを率直にぶつけてくれるし、そういったところはすごい良いなと思っています。
――オフシーズンは何をされていましたか
共田 俺ら(共田・清水)はユニバーシアード(FISU冬季ワールドユニバーシティゲームズ)に行っていて、その時に誕生日を迎えました。
清水 それから国体。
共田 朝陽は国体で、自分は歯を治しに。カナダに帰って、歯を折っているので治療しに行ってきました。やっとインプラントが終わりました。
清水 オフシーズンか。俺何してたんだろう。
飯見 ずっと2人で就活していた。
清水 実家も帰らなかったもんね、ほぼ。
飯見 2人で就活していました。
――就活は大変でしたか
清水 そうですね。やっと落ち着いてきたかなという。
飯見 ちょうど今年から、特に4年生は色々な新しい挑戦をしていて、ビデオを見たり分析したりを始めました。それと就活の両立が難しいです。大変だったなと。
選手としてプレーしていた飯見。今季は裏方としてチームを支える
――次に、昨季についてお聞きします。振り返っていかがですか
共田 いつも自分たちも振り返る時に言うのですが、とても仲の良いチームでそこは本当良いところで、今年も仲の良いチームを作りたいです。ただ仲が良い分、話し合いができなかったところや、逆にみんなで1つの目標に向かっていけなかったところが反省点です。昨年は成績的に良くなく、全部1位という目標だったのにも関わらず、目標達成できませんでした。結局インカレもベスト8で、早慶戦も50年ぶりに負けてしまいました。本当にあり得ちゃダメなくらい成績が悪かったです。
飯見 一言で表すと、本当に悔いの残ったシーズンだったなというのが自分たちの中であります。先程言ってもらった通り本当に仲の良いチームではありましたが、結果を残すことができませんでした。でもそれが今のチームの原動力になっています。2、3、4年生は昨年の悔しさがある分、今年はどうしても結果を残したいという思いがあるので、そこは本当に今年は昨年とは全然違って色々変えています。チームとしての完成度も昨年と比べ物にならないほど今の時点では高いのかなと自信は持っています。あとはやはり昨年終わった時、みんな悔いが残っていたので、今年はどうしても後輩にも最後に笑って終わってほしいし良い思い出を作ってあげたいです。そこは4年生として頑張りたいなと思っていますね。
清水 ほぼと2人と同じような内容なので特に語ることはないですが、自分の中で4年生を勝たせてあげたかったなという思いがとても強くて。それは1、2、3年生がもっとしっかりやらなければいけなかったところだったと思っています。4年生に頼りきりだったところを、今年はチーム全員で頑張ろうとできているので、その点は良い風に変わったのかなと思っています。早慶戦で負けてしまったことが全てだったのかなと、昨年を振り返ると思います。今年はそのようなことがないように、インカレで優勝できるように頑張りたいです。
――昨季の試合で、特に印象に残っている試合はありますか
共田 悪い印象になってしまいますが、やはり早慶戦ですね。結局その早慶戦で、50年負けていない中で慶応に押されて、4年生と最後なんだという時に負けてしまったのが本当に悔しかったです。それが一番心に残っていますね。
飯見 自分は秋リーグ(関東大学リーグ戦)の2巡目の明治戦が印象に残っています。結果的には負けてしまいましたが、人数的にも全員いた試合で一番チームとしてまとまっていたし、やりたいことも明確でした。あのメンバーのまま最後までいけてたら、もしかしたらもう少し結果が良い方に変わっていたのかなというくらいあの時は完成度も高かったので、その分今でも悔しいです。
清水 自分も悪い方になってしまいますが、秋リーグの1巡目、日大戦です。 日大に負けることがこれまでなかった中で、自分たちより順位の低いチームに負けてしまいました。そのようなチームの、何が悪かったのかなと。そこが転換期になったと思っていて、チーム全員で考えるきっかけを作ってくれた試合だったので、その後2巡目に進むために必要な試合でした。
副将として重要な役割を担う共田
――これまでの大学生活の中で、競技の面で成長したなと思うところはありますか
共田 自分は1年目まで、人生ずっとFWをやってきたのですが、チームの人数が少ないとこともあってDFに転換しました。FWみたいなプレーをするDFでダメなところ多くあったのですが、今年4年生になってもう少し頼れるDFになれたのかなと思います。もう少し攻めないでチームのことを考えてなければとか、逆にそれでも攻めにも少し加わって貢献できているというところで、もう少し、なんだろうな、日本語で何て言うんだろう。英語では表現あるんだけど。DFとしてしっかりチームに貢献できるようになったことが、競技面ではすごく成長したかなと自分では感じています。
飯見 成長した面で言うと、すごくチームのことを好きになりました。
共田 最初やばかったもんね。
飯見 そもそもアイスホッケーがあまり好きじゃなくて、同期もそこまで好きじゃなかったです、最初の方は。でもやっていく中で先輩のこともすごく好きになっていましたし、だんだんチームにも馴染めてきて、早稲田大学アイスホッケー部という1つのチームのことがすごく好きになってきました。昨年アイスホッケーが続けられなくなった時、最初の頃だったら絶対すぐに辞めていたと思うのですが、どうしても何かしらの形で助けになりたいなと思うくらい、すごく仲間に恵まれました。同期もすごく大好きですし、後輩も良い子ばかりなのでどうしても助けになりたいなと考えるようになったことが、一番変化し、成長した部分です。
清水 俺は、すごく大人になったなと思います。
飯見 間違いない。
共田 間違いない。
清水 1年目はすごく、先輩が優しかったというのもあって、自分の我を出してしまったのかなと思っています。その点、ここ1、2年くらいで大人になれたのかな。プレーの面もそうですし、去年は主務などチームの中で色々なやりたいことを任せてもらえて、このチームにどう還元していかなくてはということを考えた時に、大人になれたのかなと思っています。
飯見 ここ2ヶ月でもすごく成長してるもんね。
清水 そうだね。伸び率が良いよ。
――皆さんそれぞれ役職ついていらっしゃいますが、どのような経緯で決まりましたか
清水 毎年恒例で、卒業する4年生とコーチが話し合って役職を決めていただきました。
飯見 そうですね。やはり先程言った通り、どうしても(清水が)わがままなところがあったので、そこは少し不安という意見もありました。そこは自分たちで大丈夫と話しましたし、現に主将になってからしっかり主将として自分たちのこと考えて、一番努力してやってくれています。そこは任せて良かったなと俺は思っています。
――お互いの仕事ぶりは、今のところどう見ていますか
清水 飯見さんはまだ分析以外は、特に総合主将としての仕事は見られないです。総合主将は部員総会で名前呼ぶ、というのが一番大事な仕事だから。
飯見 それが俺の大一番の仕事。
清水 まだ総合主将としての仕事は見られないです。ただ分析の点では、話が好きというのもあって言語化がすごく上手です。みんながプレーしている中でモヤモヤしている部分などを言葉に落とし込んで、みんなが納得できるようにということをやってくれています。ビデオを見ている時間も一番多いのかなと思うので、本当に分析官として頼りになるなと思っています。
飯見 野安はDFとFWどちらもしているので、DFリーダーとFWリーダーとしてバランスが良いです。DFについては、今年は経験が少ない子が多くて大変だと思いますが、彼自身FWをやっていたというところもあってプレー面で引っ張っています。分析もすごくやってもらっていて、そういったところでも非常に尽力しています。4年生が一番やっているなというぐらい本当にみんなで頑張っています。
清水 (共田は)副将としてすごく支えてくれているなと感じます。自分は言うところは言いますが、言わない時は言わないので、そういう時に野安が、練習メニュー前にこういうところ意識しようといつも言ってくれています。自分が言葉足らずなところで野安がいつもサポートしてくれているので、頼りになっています。
共田 (清水は)主将としても本当にしっかりやってくれています。チームリーダーとして、やはりみんな朝陽についていっています。実際、(自分が)副将で(飯見が)総合主将なのですが、結局は朝陽が中心になってミーティングをやろうとか、これを分析しようということをしています。これまでは、「いや、面倒くさい」というところがありましたが、そういうところもしっかり変わって、キャプテンとしてチームの中心になってリードしているところがすごい主将だなと思っています。
飯見 全員素晴らしいです。
――主将の清水選手に三問質問させていただきます。まず、主将のプレッシャーはありますか
清水 特にないです。
飯見 絶対あります。絶対あります。
共田 俺、副将でもプレッシャーあります。
清水 ある意味ではありますが、すごくやりやすいというのがこう思う原因にあるのかなと思っています。同期がまず支えてくれているというところと、今年はみんなの意識が高いです。自分たちの提案に対して真摯に考えて実行してくれて、ホッケーに対して真摯に取り組んでくれる子が多いです。言ったことに対して付いてきてくれるし、さらに自分たちに足りないところは言ってくれる子たちが多いので、その点やりやすく全くプレッシャーはないです。
――棚橋前主将(棚橋俊太・令7スポ卒=愛知・東海)からアドバイスはありましたか
清水 朝陽なら大丈夫だとよく声をかけてもらいました。引退して残りの期間に話す時がありましたが、後輩もみんな良い子だから朝陽がしっかりやればついてきてくれるし結果も出ると思うから頑張ってねと言ってくれたので、それがすごく励みになっています。
――主将として、昨年からどのようにチームを変えていきたいですか
清水 一人一人が考えて行動できるようなチームにしたいと思っています。自分たちが今やっているのはその序章で、ある程度今はみんなに渡して考えてもらう、ということにはなっています。でもそれをやらずともそれぞれがしっかり考えて、プレーもそうですし私生活や学校の面でも大学生らしくしっかりしてもらい、それが結果に結びつくようなチームになればいいのかなと思います。
チームを引っ張りながらプレーをする清水
――ありがとうございます。再びお三方に質問させていただきます。今季は「Commit」というスローガンのもと、それぞれどのように取り組んでいますか、または取り組んでいきたいですか
共田 スローガンのサブタイトルが、「挑戦、犠牲、責任」なんです。その3つをするには「Commit」する、ということなので、この3つを完璧には果たしたいです。ます「挑戦」については、新しいシステムなど、新しいことを取り入れたいと考えています。今日の試合(練習試合)も挑戦できました。とにかく何でも挑戦して、色々やってみる年にしたいです。「責任」については、自分のチームでの役割です。個人的には、DFだから攻めないでしっかり自分のDFとしての責任とか、自分だけでなくチーム全員が考えられるチームになることが目標です。「犠牲」は、チームのためにどれだけ犠牲にできるのか、です。もちろん部活だから朝早くから練習するし、土日は試合あります。それだけでなく、試合で疲れた時にどれだけラスト一歩が出るかや、どれだけシュートブロックできるかなどで、試合展開が変わってきます。しっかり意識して、この3つができれば良いのかなと思っていて、その全てに「Commit」するという意味で「Commit」にしました。
飯見 言ってくれた通りで、「挑戦、責任、犠牲」、この3つ全てに「Commit」していくという意味です。昨年はどうしてもアイスホッケーに対しての時間や熱量が足りなかったのかなと思います。もちろん勝ちたいと言ってはいたけど、実際に行動まで移せていなかったというのが、昨年の一番の反省点でした。そこで今年はビデオミーティングをしたりとか、どんどん新しいことに挑戦していったりとか、昨年とは比べ物にならないくらいアイスホッケーに対して考える時間が増えました。今がすごく充実しているなというのは、チームの全員が思っていることなので、そういう活動含めて全部に「Commit」して頑張っていきたいなと思っています。
清水 「取り組んでいますか」のところに関しては、今二人が言ってくれたところが全てです。「取り組んでいきたいか」に関しては、まだまだ詰めなければいけないところがあるので、そこを詰めていきたいです。
――今のチームの雰囲気はいかがですか
清水 すごく良いですね。個人的にはホッケーに対する姿勢がすごく変わったのかなと思っています。また昨年から変わらずすごく仲が良いので、この2点ですごく良いのかなと私は思っています。
飯見 全員が良いと言えるくらい、本当に最高のチーム状況です。仲の良さは昨年からずっとありますが、そこでメリハリをつけてアイスホッケーはしっかりやるということが、今年はできているところだと思います。あとは本当に自画自賛ですが、主将と副主将、4年生の2人が一番頑張ってくれていることが、チームの良さを体現しているのかなと思っています。
共田 同じようなことにはなりますが、人数が少ないのでその分みんなで仲良くできているのかなと思います。あとは、チームが強くなるために考えてほしいことを自分たちが分析していて、みんながそれをしっかり聞いてくれる姿勢を持っています。ミーティングは毎週開き試合前も必ず開くのですが、その中でみんなが意見を出すようになり、変わってきてくれているのかなと感じられます。目標はインカレ優勝なので、そこにはまだまだ遠いんですが良い方向に向いているのかなと思います。
飯見 最高のチームですね。最後に悔しい思いをさせたくないということは本当に全員思っています。
――今年のチームは、昨年とは何か違う強みがありますか
共田 学生主体で考えるチームが早稲田です。コーチ陣にももちろん色々なサポートやご指導をいただいていますが、それプラス、しっかり自分たちが考えてやれるところが強みなのかなと思います。早稲田は一番スキルがあるチームではないです。早稲田はいつも努力、とにかく強いプレーをするから勝ってきたというチームです。先輩方もそういう勝ち方をしてきました。一番強いというわけではありませんが、しっかり考えてプレーして、頭を使うところを強みに、今年は色々と分析しています。他のチームには代表選手も多い中で、人数が少ない自分たちがジョイコと戦えるのは、分析力や考えてプレーするところが強みだからだと思います。
飯見 やっぱり悔しさを知っているところが、今年の強みなのかと思います。一昨年は何だかんだ上手くいって、最後も良い形で終わることができたので、その流れでなんとなく去年は始まってしまい、最終的には最後すごく悔しい思いをしました。もちろん真剣でしたが、今年は昨年の悔しさを2、3、4年生は知っているというところが大きいのかなと感じています。その悔しさを知っている分、辛いところでも踏ん張れて頑張れるし、それこそ犠牲にできます。本当に去年の二の舞には絶対にならないという気持ちがみんなあるので、そこは今年の強みなのかなと本当に思います。
清水 やっぱりこのチームの一体感が、今年も変わらず強みなのかなと思っています。ただ仲が良いだけでなくて、それをどう落とし込んでいくかというところを、すごくできていることが今年の強みになっています。
――今年の4年生を一言で表すと、何でしょうか
共田 何て言うんだろう。キャラクター強い…?意志が強い。みんなしっかり意志を持っていて。みんな思っていることが違う。
飯見 一言で表すと何だろうな。
共田 家族!
一同 おー!
共田 みんな本当に仲良くて、真衣伽も含めて。家族って喧嘩があるけど、俺らもしっかり喧嘩できるし、言い合っています。今は4年生になってチームのために色々考えてたまに喧嘩をしていますが、昔はもっと違うことで喧嘩していました。一緒に生活もするし、その分、何でも言えます。みんなでこの4年間本当に頑張ってきたしね。色々あったね。
飯見 まだ早い、まだ早い。(笑)まだ始まったばっかりだ。でも良いこと言った。家族っぽいわ。「絆」で言ったら、本当にどの学年にも負けないかなと。やっぱり絆が強いです。昨年までの4年生は人数が多かったのですが、この代が久々に3人という、人数が少ない代でした。苦しい時代を一番経験してきた代ですし、そういったところで本当に仲の良さや一番信頼し合っているというところはどの学年にも負けない自信があります。自分としてもこの同期で良かったなと常々思っていますし、この同期で最後、最高の形で終わりたいなという思いだけ今やっています。
清水・共田・飯見 真衣伽はどう?
山田 絶対に関わらないけど、部活だから仲良くできる人。言い方悪いな、なんか。個人個人で見たら相性は良いわけじゃないと思うよ。「喧嘩するほど仲が良い」だと思う。
清水・共田・飯見 なんか全然納得いかない。(笑)
飯見 キャプテン、最後に良いこと言って。
清水 一言で言うなら、「グルメ好き」。
一同 (爆笑)
清水 こういうのもあっていいよね。
飯見 最初に言ってほしかった。なんで最後にそれ残しといたの。(笑)
清水 みんな食べることが好きなので。
共田 真衣伽は人の食べ物をとるのが大好きです。
清水 皆、すごく食べ物好きです。何か共通点見つけるとなったらこれです。
――期待している後輩はいますか
共田 一番期待しているのは、もう1人の副将、笹沼葵(教3=東京・早実)です。自分的には葵はすごくスキルがあって、上手いプレーヤーです。自分から見ても、パスの出し方が完璧だなと思うのですが、まだ3年生ということもあって、まだ副将には慣れていないところがあります。主将のサポートだけでなくて、チームにもう少し副将としての影響を期待しています。静かな子なのでプレーで示すタイプですが、昨年は少し調子崩していました。今年はプレー面でももう少し実力を見せてほしいですし、副将としてチームにどれだけ言葉でも影響できるかを結構期待しています。
飯見 1人目は大塚斗琶(スポ2=北海道・苫小牧中央)です。GKを1人にさせてしまって、1人でチームを守っていかないといけないところで、やっぱり他の人よりも特別な目で見ています。斗琶のためにチームに残ったという理由もあるので、頑張ってほしいなと思います。あとは、21番の飯塚創哉(教2=東京・早実)です。21番は昔からエースナンバーで、それを背負っているからにはチームを引っ張ってもらっていく立場の人間です。現時点でも引っ張ってもらっていますが、もっとチームを一番引っ張っていけるような存在になってくれればなと期待しています。
清水 田村くん(田村隼人、スポ1=北海道・武修館)、9番で高校が同じです。高校で年は被っていないですが、武修館の誇りを持って大学でも「Commit」してほしいです。
――今季のチームとしての目標を教えてください
清水 最終的な目標がインカレの優勝です。そして、春と秋のリーグ戦と、この3大会でベスト4以上を目標としています。
――次に個人としての今季の目標を教えてください
共田 FWとしてずっとやってきたのでFWをやりたがることが多くて、それがプレーに出てしまいます。逆にDFができなかったことがここまでの練習試合でもたまにあって。まずどれだけチームのためにプレーができるか、完璧なDFになれるか。それでチーム貢献して、チーム全体で最後、笑顔で終われるようにということが一番の目標です。インカレ優勝に向かって頑張ります。「挑戦」は3つのテーマの中の1つなので、何でも挑戦して、最後には後悔のないように全て終わらせたいです。
飯見 チームとして全員最後笑顔で、良い思いをして終わりたいです。この4年生、この同期で最高の形で終わりたいなと一番思っています。自分は選手ではないので、体を動かして貢献ということはできません。ただ、逆にそれ以外なら何でもできるので、何か一つでもチームのためになれたなということを残せるように、全員が少しでも戦いやすいようサポートできればなと思います。
清水 今年一年を振り返った時に、良い1年だったと後輩に思ってもらうことです。自分たちはもちろん最後の年で優勝したいと思いはありますが、後輩が四年間の記録の中にで、この一年すごく良かったなと思ってくれるような一年にしたいです。自分自身のこれまでの経験やホッケーに対する姿勢をどれだけ後輩に伝えていけるか、ということが今年一年でやりたいことです。ホッケーでもそうですし、日常の時間の共有を今年は意識していて、チームに対して、主将としても個人としても何かしら残すことができればいいなと思います。
――ありがとうございました!
(取材・編集 栗原礼佳)
◆ 飯見拓未(いいみ・たくみ) ※写真左
2004年(平16)1月21日生まれ。165センチ。東京・早実高出身。社会科学部4年。総合主将・アナリスト。早スポが取材に行くといつも笑顔で挨拶をしてくれます。今季は縁の下の力持ちとしてチームを支えてくれるでしょう!
◆ 清水朝陽(しみず・あさひ) ※写真中央
2003年(平16)6月22日生まれ。170センチ。北海道・武修館高出身。社会科学部4年。主将FW。対談では控え目な印象でしたが、主将として頼りになる存在です。今季はチームの中心として早稲田を勝利に導いてくれるでしょう!
◆ 共田野安(ともだ・のあ) ※写真右
2003年(平15)7月13日生まれ。175センチ。カナダ・ジョージエリオットセカンダリースクール出身。国際教養学部4年。副将DF。日本語も英語も話せるバイリンガル。副将として異なる視点からチームをまとめてくれます!