第2回はGK石田心菜(スポ4=大阪学芸)、DF田頭花菜主将(スポ4=東京・十文字)、DF杉山遥菜(スポ2=東京・十文字)の3人。ポジションの近い3人に、全日本大学女子選手権(インカレ)へのそれぞれの思いを伺いました。
※この取材は11月28日に行われたものです。
「(石田は)違う視点からチームのことを考えてくれる大事な存在」(田頭)
――まず石田選手について他己紹介をお二人からお願いします
杉山 自分が去年1年生でア女に入ってきた時はとにかくキーパーが上手なのとめっちゃクールのイメージがあったけど、話すことがどんどんできるようになってからは、すごい優しいし、チームもサッカーも自分自身のこともよく見てくれてる人なんだなと思ってて、自分のこのプレーどうでしたかって聞くと、予想を上回る回答が返ってくるから思った以上に見てくれてるんだなと思って、すごい話しやすいし、話した時に楽しくて嬉しい気持ちになりました。
田頭 ピッチでは最後の砦としてめちゃくちゃチームを救ってくれる存在です。今年4年生になって学年で話す機会が増えている中であんまり口数は多くないけどちゃんと発言した時に、違う視点からチームのことを考えてくれる大事な存在です。ピッチ内外の切り替えが誰よりも凄まじいです。基本ア女にはサッカーをやりに来て、それ以外は女子大生してます。
――初対面の記憶とかありますか
田頭 もともとセレッソで心菜のことは人を経由して聞いていて、初対面でも、心菜だよね!みたいな感じですんなり話し始められました。
――石田選手と田頭選手は普段どういった関わりや交流がありますか
田頭 2人で遊びに行ったのは一年生の時に一回あるくらいで、1年生の時にはよく遊びに行ったりしてたんですけど、心菜にも予定が増えてきてそれがなくなり、最近は2人とかはないです。学年会とかやるんですけど出席率めっちゃ低いです。
――学年会は何をするのですか
田頭 みんなでご飯食べに行ったりします。自分たちの学年はそんなに回数多くはないんですけどこの前は成田山の方にみんなでだるま買いに行きました。その時も来てないです(笑)。
石田 授業でした(笑)。
――次に田頭選手の他己紹介を石田選手と杉山選手お願いします
杉山 高校の先輩で、忘れられるくらい交流がなくて一応1年生と3年生だったんですけどコロナ禍というのもあって1年に1回くらいしか喋ったことがなくて、めちゃめちゃ上下関係が厳しい学校だったから超怖くて、ア女来ても2年間喋らないで終わるんだろうなって思ってました。実際には全然そんなことなく、高校1年間もっと喋っておけばよかったなって思うくらいプレーのこともプレーじゃないこともくだらないことも喋れる関係に今はなれています。チームの前ではキャプテンって感じだけど、意外とバブみが深いって最近聞きました。あとパン屋巡りが好きって聞いて、そういった一面があるみたいなので、インカレまでにもっと知ってもっと距離縮められたらなって思ってます。
――先日三宅選手も十文字は上下関係が厳しいとおっしゃっていたんですけど、それくらい上下関係が厳しいのですか
田頭 歴代のもえさん(井上萌、令5スポ卒=東京・十文字)とか、わかなさん(三谷和華奈、令6スポ卒=現INAC神戸)
とかは怖かったです。
――ア女に入ってそこが難しいとおっしゃっていましたが、だんだん距離を縮めていく感じですか
杉山 呼び方が最初田頭先輩で、私のこと杉山だったんですよ。杉山呼びが抜けてくれなくて、全然遥呼びしてくれなかったから、それが取れたら一気に距離が近づいたなって思いました。
石田 1番最初は知ってたけど見た目怖いから喋りにくいし、仲良くなれるかなって思ってたんですけど喋ってみたらすごい話しやすくて。意外とフレンドリーだし、よくお喋りしてくれるし、見た目とのギャップがすごいなって思いました。今年からキャプテンになって、ピッチ内の部分では見た目とのギャップというか、あんまり厳しいことを声かけている印象は3年生の時までは無かったし、どっちかというと自信なさげの田頭を見てきたけど、4年生にもなってプレーも堂々として他人にも要求できる頼れるキャプテンになってるなってるなっていうのを今年一年で感じました。オフの部分は最近いろんな1年生とか色んな人とご飯行ってるっていうのを聞いたので素直にびっくりです。多分みんな最初は怖い印象を受けると思うのでギャップとして喋りやすいなってみんな思うんじゃないかなと思います。
――1年生とご飯行くなどは意識しているのですか
田頭 そうですね。意識していますね。シンプルにあと少しで卒業する中でもうちょっと下級生のことを知りたいっていう理由から行ってます。
――次に杉山選手の他己紹介をお願いします。
田頭 遥は、高校の時全く喋ったことがなくてア女に来るってなってちょっとだけLINEしたけどほぼ初対面と変わらない感じでした。サッカーに関しては、一年生から試合にも出てるし、抜群の身体能力と頭の良さで守備を支えてくれています。ピッチ外では、2年生の中でだいぶおしゃべりな方ですね。1年生とか遥とは喋りやすいと思うし、色んな先輩のところに話に行ってる姿を見るので結構コミュ力が高いところが特徴です。
石田 見た目はふわふわしてて、おとなしい印象を受けたんですけど、おしゃべりで、自分がコミュ障なので自分から行くの苦手なんですけど、遥は最初の方から話しかけてくれたり、反応がそれ以上に返ってきたりで2年生の中で最初の方に仲良くなったのは遥じゃないかなって思ってます。そういうのもあってプレーの部分でも遥が1年生の頃から話すことが増えて意見交換がしやすいですし、プレーでも身体能力だったり抜群のカバー力だったりが後ろから支えになるというか、頼もしいなと思います。今年はより一層安心感が高まったなというのは思っていて、去年だったら受け身になったり、自信なさげな遥が見えていたんですけど、周りに要求したり、信頼は今年でより一層大きくなったんじゃないかなって思います。
――高校のサッカーと大学のサッカーで違うなと思う部分はどこですか
田頭 高校の時は守備とかほぼマンツーマンでやってたのであんまり頭を使ってやってた記憶はないです。やっぱりそこが大学になると戦術的に必要になってくるなと思います。あとは高校の時はボールの動かしの選択肢やパターンを提示されていることが多かったんですけど、今はパターンという感じではないというところが違いかなと思います。
――杉山選手は田頭選手と高校が同じだと思うんですけど、同じような感じですか
杉山 私の時は監督が違くて、高3の時に戻ってこられた監督が私の中で印象が強くて、その時のサッカーはマンツーマンというのは一緒なんですけど監督がチームの軸とかこういうサッカーをするっていうのを提示してくれて、めちゃめちゃその軸が強かったです。それをみんなでどうやっていくかを考えるみたいな感じだったんですけど、大学では高校ほど軸がはっきりしていないのが良さというか、監督が力になってあくまでも学生が主体でやるっていうのが大学のイメージとして強くて、だからこそ監督に頼り切るんじゃなくて自分たちで軸を見つけなきゃいけないしその中でどう工夫していくのか高校以上に突き詰めていかなきゃいけないから、奥が深くて楽しいなと思います。
――学生の主体性に関しては、ア女は選手が選評を書いたりと、選手に求められる仕事が結構あると思ういますが、そこは高校とは違う点であったりしますか
杉山 まだ2年生っていうのもあって4年生がやってくれている仕事をまだ理解しきれていない部分がたくさんあると思うんですけど、それこそ戦評とかリーグの運営とかも全部自分たちでやってるところはあるのでサッカーだけじゃなくてそういった部分は感じますね。
石田 結構大学と似てて、高校の時も結構考えながらやってたんですけど、監督に提示されることが多くてそれに従うっていうか考えるサッカーで答えは全部監督が教えてくれるけど、ア女にいると自分で考えたり答えを見つけないといけないし、監督がすぐに答えを教えてくれるという感じでもないので明らかに考える量は増えたかなって思います。
「自分にしかない長所もあるし、それをどう発揮するか」(杉山)
――今シーズンの話に移ります。今季印象に残った試合はありますか
田頭 自分は関カレ後期にやったアウェイの国士舘大戦(9月29日、関カレ後期6節、○2-0)です。あれまでなかなか勝ちきれなくてチームとしても調子が良くない時にあそこで勝ちきれたのは自分たちの自信にもなったし、改めて勝つって嬉しいっていうのを全員が感じられた試合だったのかなと思います。
石田 私は関カレ最終節の山梨学院大戦(11月3日、関カレ後期11節、△1-1)で、たがしもいなかったし、育もいなかったりでモチベーション的にも不安がいっぱいだったんですが、ちゃんとチームとして戦えたなって思っています。今までやってきた攻撃のところも守備のところもしっかり山学相手に出せたっていうところが、周りの雰囲気だったり、ピッチ内ではどうしても主力選手がいない不安はあったんですけど、それを感じさせないくらいの力を感じました。引き分けだったんですけどインカレに向けてモチベーションになりました。前期のところで結構山学にやられてモチベーションが下がってたり、山学強いなっていう印象を受けたんですけど、後期の最後のところで内容的にもそれ以上にできたのは手応えを感じたし、日本一という目標が大きくなった試合かなと思います。
杉山 悔しいで終わった試合が印象付きすぎちゃってて、その中でも自分は出てないけどあげるとしたら、関東リーグの後期のアウェイのVONDS戦(10月20日、関東リーグ後期6節、●0-1)が印象に残っていて、試合に出る以外のチームへの関わり方をしてて、ピッチ外から見ていて90分を通して自分がプレーしていないのにあんなに胸が熱くなる試合はなかったなと思いました。結果は負けちゃったけど、今年は熱く泥臭く戦うっていうのを四年生が提示してくれて大事にしてる中でそれを体現してる熱い戦いだったなって思ったので、それをピッチにいないのに外から見てて感じるってことは相当すごい戦いだったと思うから1番印象に残ってます。
――今季、関カレは優勝を目指して3位、関東リーグは8位で来月入れ替え戦もありますが、この結果は個人としてどう受け止めていますか
田頭 関カレの方に関しては前期2位で東洋をひっくり返す可能性は全然ある中で今年のスコアを見ても、インカレ出場権の争いもそうですけどどこも競っている中で上位だけじゃない相手に対しても勝ちきれないというのが続いた中で勝ち点を取れない試合が続きました。後ろがどこまで0で運べるかというのが重要だと今年感じて、自分たちの実力がそこまでだったから3位というある意味見合った順位だったと。インカレを考えた時にそれぞれの大学とやってく中でも今の期間も含めて(インカレを)取れる可能性は感じているので結果的には3位だったけどそれが今の自分たちだし、自分たちの今の取り組みで結果は変えられるのが感じられたリーグ戦の期間だったなと思います。関東リーグでは完全に選手を分けてやって、関東リーグの位置付けとしては関カレに食い込んでいけるようにというのを重視していました。色々フォーメーションどうするというような葛藤が結構あったんですけど、その中で特に前期に勝てない試合が続いててシンプルに実力が及ばない試合が結構あって、関カレ、関東リーグのメンバー関係なくみんなが重く受け止めなきゃいけないと思うし、最後の神大戦で勝ちきれなかった責任も感じているし、ピッチ内外が分かれてしまっているという声が上がっている中でピッチ外からでも一緒に戦えているというふうに感じられるくらいの行動ができていなかったので自分のいたらなさを感じるリーグでもありました。今までア女が関東リーグ降格というのはないと思うので4年年としても来年のためにゼルビア戦に絶対勝たないといけないと思っています。
石田 もっとやれたなという試合が多くて、勝った嬉しさよりもそっちの方が大きくて、3位という結果だけど、気持ち的には悔しい試合が多かったから結果には全然満足できなくて、失点のところは結果を見るとやはり多かったです。
杉山 結果には満足していなくて、掲げていた目標が叶えられていないので満足していません。よく、試合の内容が良くても結果が悪かったら意味がないと言われますが、今年は内容が良くて結果が悪かったことはあったけど内容にも満足できないことがあって、それが結構悔しくかったです。前半引き分けていたけど後半1分で一点取られるとか、中をもっと掘りさげた時にこのままじゃインカレだめだなって突きつけられたリーグだったと思いますが、インカレが終わった後にこのリーグがあったからインカレここまでできたって言えるようするためにも、関カレと関東リーグで得られた改善点を意地でも生かさないと意味がないから内容とか結果を無駄にしないためにもインカレでぶつけるしかないなって思ったリーグでした。
――今期の関カレは開幕してから8節まで無敗で首位に立ってた時期もありながら、日大戦以降調子を落とすという感じだったと思うのですが、最初はどういったところが上手くいったと感じていますか
田頭 結果は勝ってたけど自分自身はすごい焦りをずっと抱えながらやってたし、勝ててることに自信を持ててはなかったです。
――後期に入ってから田頭選手と杉山選手のポジションが変わりましたが、どういった背景があったのですか
田頭 遥のカバーリング力も高いので、攻めてる時にスリーバックでやってたらどうしても切り替わる瞬間とかがあって、そこに対応できるためというのもあります。
杉山 田頭さんをより活かすための右に持っていきたいからの逆みたいな感じです。
田頭 お互いの良さを活かすという感じででした。
――実際変わってみて後期戦ってみて手応えとかいかがでしたか
田頭 自分は前期真ん中やってる時は守備の一瞬のゆるさとか両ワイドにつけるロングは意識していた中で真ん中からは入れやすいけど縦になると精度が必要だなと感じてました。自分の強みを活かす上でも今の右になった時のボールの質とかはより必要だなと感じているのと、細かく問い続けないとビルドアップの起点になれないのは変わった部分かなと思います。守備の時は4バックになる時は基本センターバックの位置になるということに変わりはないです。
杉山 それぞれの短所と長所をどこで活かすかの違いだけだなと思うから、ダメだったとか逆効果だったとはちっとも思わないんですけど、花菜さん自身の長所でボールを両方向にふるって言ってたけど、逆に私はあんまり得意じゃなくて、両足とも花菜さんはきれるけど、そこはできなくて、逆に自分にしかない長所もあるし、それをどう発揮するかだし、お互いの短所をお互いの長所で消せ合えばいいと思っているのでポジション変わったからどうこうっていうよりはどっちがどっちでもそれができるようになれればいいし、なれるようになりたいです。
――GKだけの練習では普段どういったところを意識して練習していますか
石田 場面場面での改善点を教えてもらったり考えてたりして、次の週の試合の中で改善できるように、ビルドアップとか上手くいかない時もあったりするので、試合の中でうまくいかない時があったらその次の週でそこを意識して取り組んでます。毎週同じことを同じ課題にしないようにするのは個人的に意識しているし、キーパー結構仲良くて、意見交換もしていて、試合に出てる出てない関係なく、もうちょいこうした方がいいよねっていうのも学年関係なく言ってくれるので学びがあります。内田さん(内田謙一郎GKコーチ)とかいないことも多いんですけど自分たちで練習考えたり意見交換したりできるし、お互いの長所だったりがバラバラなので個人個人で盗んだりしているのでいい練習ができていると思います。
――3人ともポジションが守備ということで近いですけど試合中はどういった声掛けとか話し合いがありますか
杉山 心菜さんとは守備の話もそうですけど、最近はビルドアップの話をすることが多くて、3バックだけど、ディフェンダーが割れて心菜さんいれて4人で回すことが多くて、守備もだけどビルドアップの話の割合が多いというか、立ち位置どうするとか、ここうまくいってないとかの話をすることが結構多いです。花菜さんとは逆に守備の話の割合の方が多いかなと思います。センター3バックとか守備だったら真ん中のセンターバックが前線とかにコーチングしないと守備が上手くいかないことが多いけど、そこにズレがあったりすると自分たちの迷いで前線困らせちゃうことがあるのでそこを話し合ったりすることが多いです。
――監督はア女のサッカーは硬い守備からというのを強調されますが、そこは練習から意識づけしている点ですか
田頭 今も練習の時間のフェーズ的にも守備からやってくことのほうが多いです。
「無失点で日本一とります」(石田)
――ここからインカレの話になるのですが、率直にどのような思いや印象がありますか
田頭 一発勝負という緊張感がある中でどれだけ笛なった後から緊張感に勝る実力が出していけるかっていうところがトーナメントで1番大事だなと感じています。
石田 日本一しか見ていなくて内容良くてもトーナメントになると勝たなくては意味がないですし、どれだけうまくいっても失点してしまっては負けにつながってしまうので勝つことだけしか考えていないです。去年も戦って緊張感なく楽しむことができたんですけど今年は下級生が出ていることが多くて緊張していると思うのでどれだけ自分たちがカバーしたりできるかなというのはプレーの面で示したいと思います。
杉山 一発勝負ですし、自分の性格的にワクワクの高揚感と自分でも緊張感じないんですけど、感じない緊張でプレーが悪くなることがあるので極端に高揚するか極端にハイテンションになって楽しむかのどっちかなので。でもそれを気にしちゃうとうまくいかないと思うので、インカレだから特別感もあるけど特別なことをその時に発揮するわけではなくていつも通りを発揮することが1番実力が出せることにつながると思うのでなるべくいつも通りが発揮できるように普段の練習から自分に自信をつけてから臨みたいなと思います。
――今年はこの時期に皇后杯がなく、昨年と比べて調整が難しいところはありましたか
田頭 それこそトーナメント特有の緊張感は皇后杯で経験できてた部分はありました。それが無いのでどれだけ公式戦をイメージしてできるかというところの難しさはあるんですけど、今練習試合をやっていく中で自分たちよりも格上の相手とできているのでそこはインカレに全集中できるしプラスに捉えてやってます。
――インカレの注目選手やスタッフがいたら教えてください
田頭 三宅万尋(スポ1=東京・十文字)です。万尋の特徴でどれだけ相手に警戒されていてもそこを突破していく縦の推進力があると思うのでそれによってア女の攻撃が勢いづけられると思います。それができるかできないかって結構これまでのリーグ戦っている中でも、それこそ東国戦(皇后杯関東予選、●0-1)も万尋自身の緊張があったのかそこが出せないときもあったので、変にプレッシャーかけたく無いですし、万尋が普段どれくらい考えているか自分は想像できないんですけど思い切ってやってくれることでチームの勢いになることは間違い無いのでそこに注目してほしいです。その力を引き出すのも自分たちの役割だと思うのでそこを含めて注目してほしいです。
杉山 ぱっと出てきたのは愛叶さん(大庭愛叶、人4=神奈川・桐蔭)です。ピッチで戦う11人だけじゃなくてみんなで同じ気持ちで戦うのが勝つために必要だし、ア女はそこを大切にしているんですけどその中でも愛叶さんの存在は大きいと思ってて、4年生誰をなくしてもチームは成り立たないと思うんですけど、私が知ってる何倍もの仕事をやってくれていて、愛叶さんの支えとか試合中のベンチの支えがあってこそ自分たちのチームが成り立ってると思うので、そんな愛叶さんに注目してほしいなと思います。
石田 自分は七彩(生田七彩、スポ3=岡山・作陽)に注目してほしいです。自分は守備側の人間だし、ゴールも決めることができないので、点を決めてほしいと思います。もちろん自分から組み立てるのもそうなんですけど七彩の特徴でもあるスピードはインカレでも飛び抜けてるので、今年は七彩の得点で勝てた試合も多かったのでインカレでも出してほしいなと思います。
――最後にご自身の注目ポイントと意気込みをお願いします
田頭 自分自身がのってきてる時は良さを出せてる時なので初戦からどんどん出していきたいと思っているのと、意気込みは日本一を絶対取ります!
石田 注目してほしいプレーは最後のシュートを止めるところです。点が取られなければ負けないので泥臭いところを見ていただければと思います。無失点で日本一とります。
杉山 注目してほしいところはシュートブロックとカバーリングです。絶対相手にシュート打たせたくない気持ちはもちろんみんなあると思うけど、自分は強い自信があるからどんな体勢でも足出して止めます。「杉山ピッチに3人くらいいるの?」って思わせるくらい走るのでそこを見てほしいなと思うのと、意気込みは死力を尽くして頑張ります。
ーーありがとうございました!
(取材 林朋亜、荒川聡吾)
♦石田心菜(いしだ・ここな)写真右
2002(平14)年4月23日生まれ。172センチ。大阪学芸高出身。スポーツ科学部4年。カフェに行って友達とおしゃべりして過ごすのが趣味だという石田選手。オフには田村亜沙美選手(スポ2=ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18)とカフェを巡るそうです!
♦田頭花菜(たがしら・はな)写真中央
2002(平14)年11月22日生まれ。163センチ。東京・十文字高出身。スポーツ科学部4年。どこに行ってもとにかくGoogleマップでパン屋さんを探すという田頭選手。最近は小麦を控えているので米粉パンを食べているそうです!
♦杉山遥菜(すぎやま・はるな)写真左
2004年(平16)年7月14日生まれ。163センチ。東京・十文字高出身。スポーツ科学部2年。中学校から一緒の千葉梨々花選手(スポ2=東京・十文字)には絶対的な信頼があるという杉山選手。2日間以上離れると違和感を感じることもあるそうです!