稲穂祭・早慶戦前対談前半は、リーダー4年生8名の自己紹介と4年生としての1年間を振り返っていただいた。
※この取材は10月22日に行われたものです。
学注(学生注目)を披露する二星
――まず、自己紹介と、他のリーダーからみた印象を教えてください
(二星、園木、植木、郷田、吉田、地本、横田、星野の順)
二星 学生動員対策責任者の二星太誠と申します。よろしくお願いします。
植木 彼は警視庁などの部外との関係性も素晴らしく、丁寧に挨拶してくれたりしています。対外関係において応援部を代表するような者であると思います。
吉田 計画性があると思います。
園木 連盟常任委員と記録編集責任者をしている園木です。
二星 ユーモアセンス抜群です。
地本 学ランの裏地にも短歌を刺繍しています。
植木 副将とリーダー主務を務めています、植木と申します。よろしくお願いします。
園木 すごく真面目で、植木がいろんなことを止めてくれている。7人のいろんな良くないところを植木がしっかりまとめてくれてストップしてくれているってところとか。
横田 あとは気遣いができますね。
園木 如才ないところと、みんなから好かれていると思います。
吉田 物事をやり抜く力があると思います。
園木 自分の仕事に徹してくれています。
郷田 代表委員主務の郷田と申します。
一同 郷田は(いいところが)いっぱいある。
吉田 真面目なのにはっちゃけるポイントがあるよね
植木 本当に男気があるよね。もう人が死ぬぐらいなら自分が死ぬぐらいの感じ。
二星 めちゃくちゃ賢い。 頭の回転が速い。
園木 最後に郷田が決めてくれるよね。
二星 一応、全部の部門の責任者をやってますしね。
横田 応援部におけるステータスが高いなって思います。
園木 綺麗な五角形の能力を持っています。
吉田 旗手の吉田です。
植木 吉田は、努力家で、細かったけど旗を持つためにめちゃくちゃ筋トレとか頑張っていました。
郷田 (昔と)顔が変わって、新人の頃の写真と並んで見せたいくらいです(笑)。あとは、めちゃくちゃ色々考えている感じがします。うちに秘めている感じがする。
横田 そうね、うちに秘めている。本当にたまに出すって感じだよね。
地本 リーダー練習責任者の地本でございます。
吉田 意外と下級生思いなところがあるよね。
一同 そうだね。
星野 メンタリティが昭和の男って感じだよね。
郷田 意外となんか細かいところとか見てますよね。
横田 ホスピタリティに溢れている感じだよね。体育各部実行委員長とか、裏方業務が好きだから。
植木 会計とかも実は好きだよね。あとは、責任感が強いんじゃないかな。
横田 新人監督と稲穂祭実行委員長を務めている横田です。
吉田 何をピックアップしていいかがわかんない(笑)。
園木 1番いい意味で娑婆っけがあるというか、良心がありますね。
吉田 確かにそう。普通の心を持っている感じ。六大学と交流がある。
園木 すごくみんなと仲良くできる。
吉田、園木 人の懐に入るのが上手。(笑)
星野 主将の星野です。
郷田 語る言葉に本当に重みがあります。
吉田 主将像を体現していますね。
横田 よく言えば、しっかりと自分主将像を持っているんですけど、悪く言えば頑固だなと思います。でもそこをちゃんと貫き通しているのはすごいなと思います。
――1年間を振り返っていかがでしたか
箱根期
植木 本当に手探りでやっていたよ。
横田 ずっと幹ジャン(幹部ジャケット)着ていたイメージだ。
二星 紺碧を全員で合わせようって意識的にやっていました。
地本 新歓前もね。
横田 テクを合わせるみたいな、4年生全員で振るところがあるから、そこは合わせようみたいな感じだったよね、今年の方針としてもそんな感じなので。
植木 まあ、裏打ちされた技術ですね。
春合宿
一同 よかった。
地本 練習の責任者としてはすごく良かったですよ。
園木 練習は良かったね。
地本 自分がやってきた中でも、もう無理だなっていう練習を下にも課したよね。もう2度とこんな練習はやらないだろうなっていうレベルまで追い込めたのはあったね。ちゃんと下級生もそれを乗り越えてきたしね。
新歓期
横田 魅力的なステージを作っていたから、新歓期にリーダーに興味を持ってくれる子が多かったんだけど、そこは良かったかな。 あとは、全員で新歓しようみたいな。
一同 たぎっていたね・・・
色々衝突とかもあったそうで・・・
横田 簡潔に話すと、みんな色々なキャラがいるけど、みんなに人前に出てほしいと思って、学生注目をみんなにやって欲しいと言ったんだけど、その各々の像があるからやりたくないという人もいて、そこでちょっと衝突があった。あったけど、結果として、すごく成功はしたのかなっていうところがあるかなと思います。就活もあったしね・・・
・・・と就活の話題になる前に話題は優勝パレードへ
吉田 優勝パレードは大変だった。
二星 優勝パレードは、実行委員長をやらせてもらっていて、かなり雨が降っていた中、できるのかわからない状態でした。警察官の方にも言われたんだけど、無理やり俺のエゴでやらしてもらって、土砂降りの中みんな体調とか大変そうだったと思うんだけど、みんなが最後まで何も文句言わずにやってくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。
吉田 二星は警察官の方と調整している段階で、準備段階ではうまくいったんだけど、やっぱ本番になるとね。ルートの調整、時間の調整とかね。
一同 へぇ〜!
二星 9年ぶりでわかんなかったっていうのは言い訳になっちゃうんだけど、秋はそんなことないように、頑張ります。
横田 秋は晴れでやりたい!雨が降ったら寒すぎる。
二星 校旗手はめちゃくちゃ大変なんだよね。3時間もずっと(旗を)揚げていて。
吉田 終わった後に、校旗手のためにもうちょっと進ませてください、みたいに二星が交渉したというのを聞いて、二星に感謝の気持ちというか。下級生の時は(二星が)あんまり練習も出られていなかったので。二星の熱い思いを感じた春リーグでもあります。
横田 春リーグはね、秋リーグもそうだけど、学生注目にこだわっていたイメージしかない!
園木 いや、秋もこだわっています!
横田 あとはコンバット(マーチ)の突きを合わせるとか、ちゃんと練習したことを出すみたいな。
園木 あと、神宮の学対(学生動員対策)の誘導は、春はかなりスムーズだったと思います。
二星 ありがとうございます。
六旗の下に
地本 六旗は練習の観点からしても、 例えば、文字切り1つもそうだし、エールも(去年とは)全然違ったと思います。本当に細かいところにまでこだわりました。
園木 リーダー練習責任者も言っていたけど、4年のこだわりをすごく下級生が理解してついてきてくれて、4年になったらこういう六旗をやりたいなっていうのを、しっかり4年目でできたような気がします。
地本 園木も3年の後期ぐらいから、 来年の六旗は何をやって、演目がこれがしたいというのを言っていました。
園木 実際全てはできなかったけど、イメージしていたステージには近づけたのではないかと思います。
星野 下級生も僕たちの要求にかなり応えてくれたのではと思います。
夏合宿
横田 4年の夏合宿はほんとにあっという間に終わった。
郷田 めちゃくちゃ大変でした。バスの値段が高騰したり、台風が来たりで色々ありました。
吉田 4年生ならではの悩みとかもありましたね。
地本 野口航太郎(国教2=埼玉・熊谷)という留学に行ってしまう子がいて、リーダーは、合宿の最後に地獄巡りという、少しきつめの練習をするんですけど、 それが大雨で中止せざるを得なくなってしまって。このまま野口を留学に行かせるのはよろしくないなということで、リーダー4年と練習が何もかも終わってから、豊島悠(教育3=神奈川・桐蔭)と野口で地獄巡りを、野口のためだけにやりました。最終的に、僕らが野口に対して色々言うことができるのも、もう本当にそれで(現役として関わるのは)最後で、いいけじめがつけられたのではないかと思っています。
植木 野口だけじゃなくて、そこにいた豊島もすごく野口のために頑張っていました。豊島は夏合宿ですごく成長したかなと思います。
一同 確かに。
地本 豊島の足が早いんですよ。
吉田 昔の写真とか見てたら、豊島がもうどの種目もドベでしたけど(笑)
秋季リーグ
横田 ここまで一瞬だったね。秋も学注とかを色々考えていたけど、あんまりキレがなくなってしまった気がする。でも代わりに星野のキレが良くなってきます。
吉田 星野はうまくなってた。
横田 春は全体的に高かったと思うんだけど。
吉田 思ったのが、郷田が(前週の試合で)対戦相手は何々だから、ここを頑張って行こう!という一言があることによって、とても大事な場面だなというところがやっぱ部全体で認識できていました。そこで一体感がちょっと上がったなと思いました。説明がわかりやすくて、野球がわからない下級性がすごくうなづいてました。
植木 本部席でもそんな感じだったと思います。
園木 あとは、いつの間にかやるようになっていたけど、センターリーダーがテク振っている時、試合状況をみんなで教えて、秋やっていていいよね。
横田 戦況伝わった方がやる気出るよ。
二星 めちゃくちゃ出るね。
横田 ただ振っているよりも、一塁出たんだとかがわかる方が すごくやる気が出るよね。自然発生だった。
植木 後輩全体も良くなってきています。学注とかも、一つ一つの試合にどういうテーマで行くかって、すごくわかりやすくなっているなと思う。僕からしたらコールリーダーやっても、すごい自信持ってやるようになって、巻き込むのが上手くなっている。
地本 2年生の太鼓もいいですよ。人に差はあれど、太鼓が好きになってくれたことが俺は嬉しい。正直さ、やっぱり難しいじゃん。みんなやるし、ある一定のレベルまで引き上げるんだけど、その中で 俺は自分の太鼓でやるんだ、みたいなのが見えてきた。
横田 バクセンの練習は六旗の後ぐらいから練習して、秋リーグで新人が立つんだけど、最初は俺らもそうだったけど、ボロボロで全然サインも出せないみたいな。けど最近はないかな。
地本 視野が広くなった気がする。
横田 あと新人は場内がうまい。
植木 いい意味で汚いよね。
園木 サボんないよね。
横田 だから逆にそういう心構えが2年生に欲しいかもね。
ーー前半はここまで!後半もお楽しみに!
(取材・編集 井口瞳、橋本聖、写真 土橋俊介)