【連載】ア式蹴球部 早慶クラシコ&総理大臣杯前対談 第4回 谷村峻×増田健昇×本保奏希

特集中面

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対談第4回は3年生トリオ、増田健昇(スポ3=横浜FCユース)、谷村峻(スポ3=FC東京U18)と本保奏希(スポ3=JFAアカデミー福島U18)

 

ーーまず今季ここまでを振り返っていかがですか
谷村
 今期プレシーズンから始まって、その中では自分たちの中では結構やれるなっていう感覚はあったんですけど、リーグ戦が進んでいく中で、勝てない試合が増えて。今本当に自分たちが壁に当たってる状態なので、ここをどう越えていくのかというのがチームとして課題かなと思います。
増田 自分も同じ感じになっちゃうんですけど、プレシーズンとか自分たちのやりたいことができた試合が多くて、その中でも結果がついてきたんですけど、リーグ戦だったりアミノの場合、やっぱり勝ちきらなければいけないところ、勝ちきれなかったりところで結果が伴っていないのでうまく言ってないですね。今チーム内でのぶつかり合いも起きてるのでこれがいい方向に行けば、チームはまとまっていくと思いますし、ここで崩れちゃうと、やっぱり後季も厳しくなっていくのかなと思います。
本保 リーグ戦はあんまり勝ててなくて、チームとして苦しい状況というところで、試合を通して本当に自分たちのチームの弱さだったり課題というのが、明確になってきているので、これからそういったところを改善して、これからは勝てるように準備していきたいなと思います。

 

ーー今リーグ戦順位としては7位(取材時点の順位)ですが、自分たちの現在地はどの辺にあると感じてますか
谷村
 7位という順位ですけど、自分たちがやりたいサッカーをもっと突き詰めることができていたら、もっと上の順位にいますし、それができない形で現在は7位という結果になってしまっているので、そこは誰1人納得してないと思います。でも幸いなことに上位と勝ち点差がそこまで離れてないので、そこを縮めるために、今チームで頑張っています。
増田 順位上げるためにはそんなに勝ち点差もないですし、1個の負けが相当響くので、負けを減らして勝ち点を積み重ねれば、上位に食い込めると思います。1試合1試合の勝ちにこだわるということをもっと追求していきたいです。
本保 7位ってところで、これが自分たちの現状だと思うし、やっぱり2部だったらもう絶対に勝てないというか、レベルが離れてるチームというのはなくて、僅差のところだと思うので、そこでいかに勝ちきれるかというところが大事になってくると思います。自分たちの課題である入りの悪さだったり、決めきるところ、そういったところをこだわってやっていきたいなと思います。

 

ーー今シーズン、個人としてはここまでどうですか
谷村 
自分としては、結構スタメンでも途中出場でも試合に出させてもらうことが多くて、けどチームに貢献できているかと言えば、できてないと思ってます。ボランチなので、攻撃も守備ももっと自分が主導してやらなきゃいけないですし、得点やアシストなどの目に見える結果っていうのをもっと増やしていかなきゃいけないと思ってます。
増田 自分は公式戦はベンチとスタメンが半々くらいで、安定してスタメンを取れてるかって言われるとそうではないと思うので、今後はもっと安定する選手になりたいですし、今失点が多い中で自分が出てる試合も失点が多いので、やっぱ自分が出てる試合だと失点が少ないなと思わせるくらいのプレーとか、周りに影響を与えるような選手になりたいです。
本保 自分も3年になって試合にどんどん試合に絡めるようになったんですけど、チームとして勝ててない状況なので、やっぱり自分がもっとチームを勝たせられる選手にならないといけないと思います。守備のところでもそうですけど、攻撃の部分で自分の得点だったりアシストっていうところでチームを勝たせられる選手になりたいなって思います。

 

法大戦でゴールを決めて吠える本保

 

ーー個人としてここからこだわっていきたい部分を教えてください
谷村
 チームとして、今ゴール前のところと切り替えのところと、準備のところをこだわっている中で、特にゴール前のところが自分の中では大きな課題かなって思っているので、攻撃のところは得点とアシストで結果を残すこと、守備のところでは真ん中がしっかり安定してないとチームっていうのは強くならないと思うので、プレスバックの部分だったり、間を閉めることだったり、そういったところをもう1段階引き上げてやっていければなと思います。
増田 自分は守備の選手なので、やっぱりここ最近2失点、3失点と続いてる中で、無失点で抑えない限りは勝ちに持っていくのは難しいです。そのために自分がやらなきゃいけないこともそうですけど、発信の部分であったり、伝える部分で防げる失点もあると思うので、そこは自分だけじゃなくて周りにも気を利かせるようなプレーをしたいです。
本保 攻撃の部分だったらずっとやってるんですけど、最後の人ってところで、ラストパスであったり、シュートの質にこだわっていかないといけないなって思っていて。守備のところだったら、1試合を通して隙を作らないということにこだわっていきたいです。

 

ーー今期ここまでのプレーはお互いどのように映ってますか
谷村 
じゃあ、まず健昇に関しては、今年からセンターバックだけじゃなくて、サイドバックもやるようになって、健昇の強みと言えばコミュニケーションだったり、ビルドアップのとこだったり、前のアタックっていうところだと思うので。そういうのが見られる試合もあれば、たまにそういうのは見られない試合もあるのが現状だと思います。健昇本人も言ってましたけど、それが安定して出せるようになれば、来年はもちろん健昇が中心になってディフェンスラインを支えていかなきゃいけないと思うので、今期もですけどそういったところを頑張ってほしいなって思います。なんかちょっとあれですけど、上から目線ですけど。(笑)。奏希に関しては、今シーズンまず最初の対談の時にも「怪我しない」って言ってたんですけど、怪我も今シーズン全然少なくて、なおかつ得点もアシストも結構してくれて、チームにいい影響もたらしてくれてると思うんですけど、彼はもっと高いレベルでやらなきゃいけない選手だと思うので、もっとこだわってやってほしいなって思います。
増田 峻に関しては、ビルドアップでチームの中心となって全身に貢献したり、守備に関してもしっかり後ろの声聞きながら、周りを見ながらやってくれてるんで、そういうとこが攻守ともにできてるから、安定してスタメンで出てるなって感じるのと、あともうちょっと点取ってくれたら嬉しいなと思います。奏希に関しては奏希がいなかったら負けてたみたいな試合も結構多くて、攻撃に関しても1人で打開する力も多分チームの中で誰よりもあると思ってます。最近は得点も決めてますし、守備もサボらずやる印象があるので、そういうのを続けてほしいなと思います。あと奏希が点決めて勝てるようなチームになりたいと思います。
本保 峻は今年からほとんどの試合に出てて、やっぱり攻撃でも守備でも、中心となってチームを動かしてくれてるので、そこは継続してやってほしいなってところです。あとは健昇も言ってましたけど、最後のシュートのところで結構自分がいい形でパスしたり、シーンとかあるんですけど、結構外すので(笑)。そこを決めてくれれば僕のアシストかもちょっとついてくるんで、そこを決めてほしいなって思います(笑)。健昇に関しては自分でも言ってましたけど、出れてる時と出れてない時があるんで、今のチームは失点が多いってところで、健昇はリーダーシップ持ってる人なので、もっとリーダーシップを発揮して、守備を統一して、失点を減らせるようにしてほしいなって思います。

 

ーー今シーズンここまでで特に印象に残ってる出来事とか試合はありますか
本保 
僕はアミノの明治戦で1ー7で負けた試合なんですけど、やっぱり1部の首位とやってあそこまで大差で負けて、レベルの違いというか、自分たちの弱さっていうのを痛感した試合でした。あそこで大敗したことによって、自分たちの現状に気づかされて、もっとやらなきゃいけないっていうのは全員が思えたと思うので印象的な試合です。

 

順大戦の増田

 

ーーどこにレベルの差を感じましたか
本保
 最後決めきる力というところもそうですし、明治は守備が統一されてやるべきことがはっきりしてるなっていうのは印象的で、自分たちは結構バラバラの部分が多かったので、やっぱそういったところは差なのかなと感じました。
谷村 自分も明治戦ですかね。奏希が言ってたように日本一のチームとやって、自分たちの現状がわかったというか、試合を通しても個の強さっていうのが、もうほとんどの人が勝ててなかったっていうところで、やっぱりサッカーは個が重要だなっていうところが改めて再認識できたと思います。自分たちのプレーを出せていた時間もあったので、日本一の相手でも自分たちがちゃんとやれば、やれるんだっていう多少の自信は持てた試合ではありました。今シーズンとしては、やっぱり明治との試合が1番印象に残っている試合だと思います。
増田 自分は立正戦です。理由は良い場面と悪い場面が2つ、両方はっきり現れた試合だと思ってて。悪い部分で言うと、前半と後半で3失点してるっていう現状はやっぱり今の早稲田の悪いところであるなと思いますし、いいところで言うと、後半の最後の方になった時に、自分たちがしたいようなゴール前に襲いかかるサッカーが結構できてたので。正直ほんとに本音で言い合えてるのは、最近になってからだと思うので。そこで連敗してからやっと危機感を持てたと思うので、それを負ける前にやれたらなと思いました。

 

ーーアミノバイタルカップの5試合を、改めてどう振り返りますか
谷村
 自分の意見としては、自分たちのやりたいサッカーは全ての試合を通してほとんどできなかったなっていうのがあって。もちろんトーナメントで勝たなきゃ全国に行けないっていう中で、ある程度自分たちのスタイルを崩して勝ちに行くというのは当然大事なことなんですけど。強いチームって、結局ある程度自分たちのスタイルが確立されていて、その中で柔軟に変化できるチームだと思っているので、納得できる試合はなかったですけどPK含めて全国決めれたのはよかったです。
増田 アミノは連戦で、大会に対しての熱量がすごい大事だと思ってて、次のこと考えたら手前で落としますし、その中でここでこの試合を勝ち切るんだっていうところがちょっと足りなかったなと思います。そこは大臣杯では1回戦から目の前の試合に勝っていきたいですし、結構自分たちがやってきたこととかを出せずに終わった試合とかも多かったと思うので、そこはもう1個クオリティをあげないと、そういう負けたら終わりの大会では結果を出せないと思うので、自分たちのやりたいサッカーをやりたいなと思います。
本保 感想としては課題が多く出た大会かなって思ってて、連戦の中で明治に大敗して、そのあとなんとか勝てて総理大臣杯出場権を獲得できたことは良かったですけど、納得できた試合もないと思いますし、失点もたくさんしたり、得点の部分もなかなか大量得点で勝つ試合もなかったし、本当に僅差だったので、アミノの大会を通して出た多くの課題を改善していくしかないかなと思います。改善していかないと日本一にはなれないなってみんな感じたと思うので、そういうところを突き詰めていきたいと思います。

 

ーー総理大臣は全国大会ってことになりますけど、全国の舞台で何か楽しみにしてることとかありますか
谷村 
個人としては去年の新人戦の全国大会も脳震盪(のうしんとう)があって出れなくて初めての舞台になるんですけど、やっぱ関東圏のチームじゃなくて全国のチームとやれるっていうのはひとつ経験として楽しみだなっていうのはありますし、日本一を決める戦いってことで、どのチームも死に物狂いになって戦う中で、自分が全国にどれだけ通用するのかというところと、このチームがどこまでいけるのかというのは楽しみな点です。
増田 出た時に関東だけじゃなくて、関西とかは結構上手い選手が多いとか、そういう地域によっても特徴があると思うので、そういういろんな特徴のあるチームとやれるのは楽しみですし、日本一といういちばんわかりやすい結果がついてくると思うので、そこで結果を残せる可能性があるというのはすごい楽しみなとこです。
本保 大臣杯が自分たちが掲げてる日本一を取れる唯一のチャンスでもあるので、すごい楽しみですし、全国大会ってところもあって、いろんな人が注目したり見たりするので、自分はとても楽しみです。

 

ーー総理大臣杯に向けて、個人として、チームとしての目標をそれぞれお願いします
谷村 
チームとしてはもちろん日本一を取るというところが目標なので、そこに向かって個人の強みを出していければいいかなと思っています。キャプテンの伊勢くん(航主将、社4=ガンバ大阪ユース)がいなくなってから、やっぱり誰がチームを引っ張っていくんだっていうところがあると思うんで、大臣杯では自分が真ん中で中心となって、攻守両面でチームを勝たせるプレーができたらいいなと思ってます。
増田 チームとしては日本一を掲げてる上で、やっぱ最初のチャレンジっていうか、今年の最初のチャンスなので、しっかり日本一を取って結果を収めたい。で、自分個人としては、ディフェンスのリーダーとしての自覚をしっかり持って、チームを勝たせるようなプレーをしたいです。
本保 チームとしての目標はもちろん、日本一を達成するために、大臣杯前の期間で、チームとして日々の練習から成長していければなと思います。個人としては、チームを勝たせられる選手になるために、ゴールやアシストというところで結果にこだわってやっていきたいなと思います。

 

対談中の本保

 

ーー早慶クラシコの方のお話に移る前に、事前アンケートで書いていただいたマイブームについてちょっとお話もらおうかなと思います
谷村 
おかしいの書いたな、なんか企業を調べること(笑)。夏インターンとか自分は就活もしっかりやろうと思ってるので、結構みんなで話し合いながら、どこのインターンに申し込むとか、そういう話をちょうどしていた時期で空いてる時間があればいろんな会社の採用情報とかを見てた時期だったので、そう書きました。でも今のマイブームは、ポケモンのゲームにめっちゃハマってて、それをめちゃくちゃやってます。

 

ーーどういうゲームなんですか
谷村 
ゲームセンターにあるポケモンフレンドっていうゲームなんですけど。自分のところは田舎なので、全然人がいないんですよ。だからあんまり恥ずかしがらず、ちゃんと楽しめるというか。それに1番今はまってますかね。
増田 僕はefootballって書いたかな?そうですね、今もハマってますね。森田(大智、スポ3=熊本・大津)くんの影響で始めたんですけど、理由はサッカーだから楽しいのかわかんないですけど。なんか楽しいっていうのが一つ。あと課金すると強くなって、自分は8000円課金したんですけど、それでもガチ勢からすると課金してない方で。なのでそういうメンツで相手を倒してくのも結構気持ちいいです。

 

ーー本保選手は歌の歌詞を見ると書いていますが
一同 
(笑)。
本保 いや、なんか歌ってすごいなって思って。結構歌を聞いたりはするんすけど、なんかただ聞くんじゃなくて、なんか歌詞みながら聞くことが多くなって。なんか歌ってすげえなって。

 

慶大戦の谷村

 

ーー前期の慶応戦をピッチ内外から見てどう振り返りますか
谷村 
前期の慶大戦は自分のところが原因で失点した場面とかもあって、絶対負けたくない試合でそういうプレーをしてしまったことに対して、自分の中では結構落ち込みましたし。でもそこで負けたからこそ、早慶戦では絶対勝ちたいなという気持ちがあるので。負けたのは全然いいことじゃないですけど、リベンジというか、そういった気持ちで臨めるかなとは思ってます。
増田 自分はその時応援席で見てて、自分の去年までの慶応の印象とちょっと違って、結構巧さも見せてきたので、今シーズン監督変わったりして。チーム全体の雰囲気とかも、慶應側もよくなってるし、塩貝っていうストライカーもいますし、その中でしっかり得点力もあるチームだと思うんで。その中で負けてしまったんで峻も言ってましたけど、早慶クラシコではしっかりリベンジを果たせるように、しっかり見てくれてる早稲田のファンの人とかを喜ばせられるような試合をしたいです。
本保 自分も前期の慶応戦は怪我で応援席から見てたんですけど、1ー4で負けて、外から見ててなんか勝てるようなゲームではなかったので、やっぱり外から出れなかったことも悔しかったです。あとは伝統ある対決だと思うんで、チームとして負けたこともとても悔しかったので、8月にある早慶戦ではリベンジしたいなと思います。

 

ーー部員として2年、早慶クラシコをピッチ内外から見てきたと思うんですけど、早慶クラシコってどんな舞台だなと思いますか
谷村 
自分は1、2年試合に出れずに仕事をする中で、ちょっとの時間ですけど1年、2年と試合を見る時間があって、その時見た時はなんかここで試合出たいなと純粋に思ったので、早慶戦は他の試合と違って特別な印象があります。
増田 自分も1、2年は仕事をしててピッチには立ってないんですけど、純粋に憧れる場所だなと思って。多分早慶どちらのサッカー部に所属している部員も憧れを持っている舞台だと思うので。出る選手は、その出なかった人とかの思いを背負って、またア式のプライドも背負って戦わなきゃいけないなと思いますし、出れない選手も悔しさをこらえて、チームの勝利のために動くというのは、なかなかプロとか言ったらできないことだと思うんで、そこは特別感を出したいなと思いますし、あと観客が普段とは全く違って多いんで、舞台ていうのはやっぱ特別感あるんで、またみんな出たいなと思ってます。
本保 早慶戦は本当にリーグ戦とかじゃ味わえなくて、大規模でできる試合はほんとに早慶戦でしか味わえないと思うので、すごい特別だなっていう風に思いますし、去年初めて自分はピッチに立つことができて、ピッチの中での声が聞こえないぐらい周りうるさいですし、守り上がってるので、純粋にプレーしてみてすごい楽しかったので。ああいう舞台に立つチャンスはほんとに少ないので、今年も絶対出たいなと思います。

 

ーー今季のクラシコは国立競技場開催になりましたが、国立競技場開催についてはどうですか
谷村 
今後自分が大学生としてプレーする中で、国立競技場でプレーできる機会っていうのは、最初で最後の機会でもありますし、素晴らしいスタジアムでプレーできるっていうのは自分の人生の中の1つの宝物になると思うので楽しみです。
増田 西が丘とやっぱ違って広いので。その分観客席とはちょっと離れちゃうのはちょっと。正直近いのがいいなと思うんですけど、やっぱり大規模開催なので、より大規模なグラウンドでできるのは楽しみです。
本保 国立で自分がプレーできることってそうそうないと思うので、楽しみです。

 

ーー率直に今年のクラシコの注目度の高さは感じますか
谷村 
自分は結構早慶戦の運営とかに直接関わってるわけじゃないですけど、集客とかの面で関わってることが多くて。そこで今回の早慶戦、すごい大きい舞台だなっていうのは、非常に感じています。
増田 国立開催ってのもありますし、結構慶応側なので、あんまり言いたくないですけど、塩貝がプロで活躍してるのもあって、やっぱ普段大学サッカーに興味がない人でも、やっぱマリノスを通じて来てくれたりすると思うので、そこは今までにないお客さんも来てくれるのかなと思います。
本保 去年と比べたら多分注目度とかも上がると思いますし、やっぱ国立でできるので。観客とかも多く入るので。どれぐらい入るかまだわかんないですけど、そういったところでは多分注目度は大きいかなと思います。

 

対談中の谷村

 

ーーその舞台でもしピッチに立つことがあれば、自分のどこを見てほしいという部分はありますか
谷村 
自分だったらもちろん得点も狙ってるので、ゴールに直結するプレーだったり、攻守においてチームを勝たせれるように貢献するので、そういったところを見てもらえればと思います。
増田 自分はディフェンスなので、自分のとこで潰しきるとこだったり、ゴール前で体を張る部分っていうのは注目してみてほしいなと思います。
本保 プレーする機会があれば、自分の強みはビルドアップでチームの攻撃を活性化させるところだと思うので、そういったところと、守備のとこでは予測の部分を強みにしてはいるので、そういったインターセプトとか、そういったところを見てほしいなと思います。

 

ーークラシコで注目選手をあげるなら誰ですか
谷村 
自分は直哉くん(駒沢副将、スポ4=ツエーゲン金沢U18)で。確か去年怪我かなんかで多分出れてないと思うんですけど、最後の早慶戦ということで、本人が多分1番気合が入ってると思いますし、現状チーム内得点王で、今まで何度もチームを救ってきてくれたと思うんで、早慶戦も直哉くんが点取れるか取れないかで、勝敗ってのは変わってくると思うんで、直哉くんが注目選手だと思います。
増田 光田(脩人、スポ4=名古屋グランパスU18)くんにします。最近怪我から復帰しんたばっかりなんですけど、やっぱり怪我しても、なお、あのキレキレなプレーは誰もが魅了されると思うので、そこを注目してもらいたいですし、多分光田くん自体最後の早慶戦になると思うので、そこはチームメイトなので、純粋に4年生に活躍してほしいなっていうのはあって、注目してほしいです。
本保 東廉(スポ4=清水エスパルスユース)で。高校の時から知っててすごい仲も良いので。攻撃センスとかすごいあるので、やっぱり点も取れる選手ですし、蓮から始まる攻撃とかも多くあると思うので、勝利をもたらしてくれると思うので期待してます。

 

ーーチームとしてどこを見てほしいみたいな部分を教えてください
本保 
やっぱり早慶戦って負けられない戦いなので、自分たちがどれだけ熱意を持って、どれだけ戦ってるかっていうところを見てほしいかなって思います。
増田 自分も似た感じなんですけど、やっぱり早慶のプライド、プライドのぶつかり合いなんで。手先の上手さだけじゃ勝てないような試合なんで。選手たちの熱量だったり、球際の激しさだったり、大学生らしいサッカーができると思うので、そこを注目してほしいです。
本保 絶対に負けられない試合だと思うので。今まで早稲田が練習とかで積み上げてきたものを出すだけだと思うので、勝ちにこだわるところを見てほしいですね。

 

ーー個人として早慶クラシコへの意気込みをお願いします
谷村 
個人としては、まず前提として、その早慶戦に出場するっていう目標です。その中で出場したからには、やっぱり自分もストロングとしてビルドアップだったり、そういったところは強みだと思うんですけど、やっぱり熱量とか戦う姿勢っていうところを1番意識したいなと思います。
増田 自分は今回出場できれば初の早慶戦なので。今まで悔しい2年間があったんで、そこでの気持ちを今回ぶつけたいですし。熱量だったり、その戦う姿勢っていうのも、やっぱりサッカーにあんまり興味ない人とかもいると思うんで、そういう人たちにも伝わるくらいの熱量だったり激しさってのを見せて慶應に勝ちたいです。
本保 僕もまずは早慶戦に出て、やっぱりチームとして絶対勝つために、その中でやっぱり個人としてのゴールだったりアシストっていうところでチームを勝たせられるようにしていきたいです。

 

今後への意気込みを書いていただきました!

 

◆谷村峻(たにむら・しゅん) 写真中
2003年(平15)4月24日生まれ。FC東京U18出身。164センチ。スポーツ科学部3年。ピッチ内のいて欲しいところにいるア式の中盤の要。efootballのお気に入り選手はイニエスタ選手とのことです!

◆増田健昇(ますだ・けんしょう) 写真左
2003年(平15)9月22日生まれ。横浜FCユース出身。182センチ。スポーツ科学部3年。対人能力に長けたストッパー。efootballのお気に入り選手はネドヴェド選手とのことです!

◆本保奏希(ほんぼ・かなき) 写真右
2003年(平15)10月28日生まれ。JFAアカデミー福島U18出身。174センチ。スポーツ科学部3年。突破力と決定力に磨きがかかったアタッカー。最近歌詞を読んでいいなと思ったのはbacknumberとのことです!

(取材 和田昇也)