【連載】#atarimaeni CUP 開幕直前特集 第5回 杉山耕二主将×工藤泰平 前編(1/5)

ア式蹴球特集

 早大の最終ラインを長らく支える、誰もが認める『盟友』コンビ。ア式で過ごした4年間で酸いも甘いも噛み分けてきた2人が、今季のチームへの思いを語り尽くす。

※この取材は12月26日に行われたものです。

「強い早稲田を改めて自分たちの代で証明する」(杉山)

早慶戦、セットプレー前にサインの確認をする杉山と工藤

――初めにチームとしての今シーズンを振り返ってください

杉山 去年の残留争いという結果を受けたところから僕たちはスタートして、今年1年で強い早稲田を改めて、自分たちの代で証明するというところを掲げてスタートしました。2月3月は活動できましたが、ここでは1月から積み上げてきたものが自分達の中で良い感触としてありました。ただ、コロナウイルスの影響で、活動ができなくなって4月5月を過ごしました。 その中でもコロナの自粛中にできないことを嘆くのではなくて、できることを探してというところで、自分達はチームビルディングのところで、一人一人のつながりという部分を作ることで自粛が開けた時にチームとしてさらなる上積みを発揮できるのではないかと考え、多くのコミュニケーションを様々な方法で取りました。そしてやっと自粛が明け、活動が再開した時に自粛前よりもチームのつながりというのがより強固になって、ある程度やるのではないか、という自信を持って関東リーグが開幕しました。ただ前期は右も左も分からないというか、自分たちの立ち位置がわからない中でスタートして。それでも、それまでの半年間の積み上げ、それは戦略の部分もそうですし、チームとしてのコミュニケーションの部分であったり、つながりの部分というのがピッチ内でも表現できて、前期をああいった形で終えることができて。ある程度の結果を手にできたのではないかなと思っています。ただ、やはり勝負どころの試合で勝てないというのは1年通しての課題としてあって、そこは自分たちの至らない点というか、弱さとして浮き彫りになったなというのをリーグとして感じました。そこは絶対に全国大会に繋げなければいけないなと思っています。

工藤 それなりにはうまくいっているシーズンだと思っています。去年の残留争いは自分も杉山もピッチ上で経験させてもらったんですけど、その時に比べたら幸せな悔しさというか。リーグ戦2位で終わってしまって、アミノバイタルカップも2位という結果になり、早慶戦も勝つことができなかったみたいな。去年があったからこそ、今年が美化されているというか、そういう風に捉えられてしまうところはあるのですが、決定的に足りないのは試合を俺が動かしてやるとか、絶対に勝たなければいけない試合で勝てていないという事実に対して、どこかみんなまだ当事者意識を持ってていないというか。今年は、自分で言うのも変ですけど、4年生の幹部、杉山であったり副将の山田(晃士、社4=浦和レッズユース)、新人監督の阿部(隼人、社4=横浜F・マリノスユース)、小野寺(拓海、政経4=岩手・専大北上)とか、千田(奎斗、スポ4=横浜F・マリノスユース)も戦術のところをやってくれています。結構みんなしっかりしている人が多いと思うんですけど、試合に出ているのはスギ、山田、鍬先(祐弥、スポ4=東福岡)、阿部。梁(賢柱、スポ4=東京朝鮮高)も怪我したし阿部も怪我したし、そんなに4年生はいなくて。結構下級生に能力高い選手が多いですし、サッカー的なところで言えば全然下級生の力に頼っているところはあるのですが、そこのバランス的にも、4年生がチームビルディングをうまくやってくれているからというところで、下級生がもっと『エゴって』くれてよかったというか。ゴリ(加藤拓己、スポ3=山梨学院)ぐらいすごく感情を出してやる選手は少ないと思うし、本当に勝たなければいけない試合で勝てていないのは、今年の早稲田をすごく象徴していると思います。言葉にするのは難しいのですが、1年間振り返って大体強いけど1位ではないよねというのは今年のチームだなと思います。結果だけではなく内容を振り返っても、取り組みのところとか、普段の練習で誰も手を抜いているようには見えないのですが、高い基準でこなせているというところで終わってしまっていて、本当に全面で試合に勝ちたいとか、こうやって勝たなければいけないみたいなところは千田とかに任せてしまっているような気もするし、中と外でもっとコミュニケーションを取ってもよかったみたいなところはあります。

――絶対に勝たなければいけない試合で勝てなかったというのが今シーズンを象徴すると思います。以前の外池監督(外池大亮監督、平9社卒=東京・早実)のインタビューでは「気負いすぎないことも大切という話も出た」ともおっしゃっていました。また、先ほど工藤さんからは当事者意識という言葉も出ました。今、勝たなければいけない試合で勝てない原因はどこにあると分析されていますか

杉山 1年通して勝ちたい試合で勝てないということで、そこに対して色々と考えを膨らませたのですが、単純に相手を出すと前期後期と明大に2敗して、 アミノ杯の決勝で流経大に負けて、関東リーグ最終節法大に負けてというところで、強いチームに勝てていないというのは実際現状としてあると思っています。それは単純に自分たちの至らなさと言うか弱さというか。まだピッチ内の部分で足りていないということは、絶対に大前提としてあるなというのは客観的に考えて思いました。そこで終わらせてしまっては前に進めないと思ったので、色々考えた結果、一つはピッチ内で選手一人一人が、自立できているかできていないかというところが大きいのかなと思っています。ピッチ内での戦術であったり、戦略は千田であったり鈴木郁也(社4=FC東京U18)であったり監督が決めますと。それを提示された中で、ピッチ内で提示されたことに対して100%を出す努力を、一人一人ができているのだろうか、とか。そこに対しての向き合い方で当事者意識を持てているのだろうか、みたいな所でいうとまだ足りなかったと思います。外からいわれて中で変える、というシーンが思い出すと多かったなという。勝つための最善をピッチ内で11人が尽くし続けられていたのか、ということを考えた時に、まだ足りなかったなと。それは主将として試合に出ている自分自身もそうですけれど、うまくいってないのであれば自分たちで戦術を変えればいいわけですし、うまくいっていないのであれば自分たちでコミュニケーションをとればいいしというところで、ピッチ内での自立というところはまだ足りなかったのかなと思いました。もう一点は単純に、今年僕たちはビジョンとミッションを掲げて、そういったことにのっとって日々を進めて、日々を積み上げてきました。そしていざ絶対に勝たなければいけない試合に向かうにあたって、やはり「勝ち勝ち」というところで、絶対に勝たなければいけないとか、先ほど気負いすぎるという話もありましたが、そういったところが少し先行してしまうという部分があったなと振り返って思います。そこに対しては、僕自身もそうですし、チームの幹部に当たるメンバーが、やはりそういった試合に向かうにあたって、「絶対に勝たなければいけないんだ」とか「自分たちはそういった全ての思いを背負って戦わなければいけないんだ」と部員に対しての働きかけとして、100%ある力の中で120%を出させようとした働きかけをしてしまっていたなと思っています。実際に関東リーグで勝った試合を振り返っても、全員がリラックスした状態で80%の力を出して、それでも勝てていたという現状がありました。ただ、そこで自分たちが変にあらがって120%を出させようとすることで、全員に力が入ってとか、プレッシャーがかかっていつも通りのパフォーマンスができないという現状があるのかなと感じました。そこのところの試合への向き合い方というか、向かい方というところでいうと、僕たち自身、4年生自身にも反省があったなと感じています。後は工藤がいったように、自分が勝たせてやるというところや、自分自身が試合を決めるという思いを出すのは、やはり最後は4年生なのかなと僕自身は思っていて。そこのところで僕たちが2年生の時に関東リーグを優勝した時は、やはり試合を決めていたのは4年生のメンバーだったなと振り返って思うので、そこの力強さというか、最後決めきるというところが、僕自身はディフェンダーですがセットプレーのチャンスもありますし、そういった部分で自分の至らなさというのを試合で勝てないたびにずっと思ってきたところではありました。

工藤 何なんだろうなぁ。今年勝てなかったという明大、慶大、法大、駒大、流経大。うちの能力も高いけど、なんとなくわかるわけですよ。明大とやるときとか、相手の方がレベル高いなと。そういう相手にどうやって勝つかとなった時に、サッカーの能力じゃないところ、そういうところが早稲田は長い歴史の中で大事にしてきていることで、サッカーだけじゃないという取り組みが、チームの団結とか結束みたいなところに繋がってくると思うんです。今年ずっと戦術的に千田とか(鈴木)郁哉とか今だったら3年の小林(将也、先理3=群馬・高崎)とかがやってくれていますけど、コロナを挟んだとはいえすごく戦術的なトレーニングも積み重ねてきたし、今年は例年にないぐらい自分たちでボールを保持して、主導権を握って、戦術的戦略的にゴールを奪うということはできていると思うんです。シーズン終わって負けた試合どうだったかと思うと、相手にボールを握られるとかはあったんですけど、あれだけ戦術的なトレーニングをして、みんな愚直に行ってきてあの結果というのは、結果が物語っているので仕方がないことだと思うんです。それをやっぱり穴埋めするとか補完するとかいうところって、先ほども僕が言ったように誰かが試合を動かすとか、一つ一つの判断もそうですがサッカー的じゃないところを、もっともっと1月とかから構築できていれば、結果は変わっていたのではないかと思うんです。杉山も言っていたみたいに、ビジョン、ミッションとか、慶大戦は負けられないとか、明大には1回負けているから勝たなければいけないみたいな、圧みたいなものが重荷になっていたのではないかと思いますし。これ多分埒が明かないとは思うんですか、今思えるのはサッカーをすごく僕たちは頑張ってきた自負があるから。特にスタメンで出ていた11人とか、15人ぐらいは過密日程の中で頑張ってきたと思うし。それを作ってくれるマネージャーとか裏方とか、アナライズ班含めて、皆が本当に一体となって行ってきたものの勝てなかったというところを考えると、戦術的な所じゃなくて、普段の下級生とのコミュニケーションとか、もっと下級生がリーダーシップをとってゲーム中も「こうやってやったほうがいいや」とか。やはり外池さんとか千田とかからの声って多いんですよ。試合中。だけど中で感じていること、山下(雄大、スポ2=柏レイソルU18)とか丹羽(匠、スポ2=ガンバ大阪ユース)とかは2年生ながら一杯試合に出てくれたけど、彼らはサッカーのインテリジェンスが高いし、スギとか山田は体を張って守るけど、やはり攻撃は彼らにかかっているなど一年を通して思っていたので。来年は、もっと言えば今回の全国大会からどんどん下級生が思ったことをいって、それをみんなで後押ししていけるようなことができたらいいなと思います 。

「全部覚えている。どの試合も印象的」(工藤)

工藤の今シーズン初スタメンとなった筑波大戦。試合終了後には抱擁を交わした

――印象に残っている試合として杉山さんには開幕戦をあげていただきました。その試合を詳しく教えてください

杉山 先ほど少しさわりの部分で話をしたのですが、新チームが始動してから半年間ここのグラウンドで積み上げる期間があって、ただやはりどうしても試合がなかったので、自分たちがどの立ち位置にいるのかとかどういう状況にあるのかというのが公式戦を通して知ることができていなかったというのがあって、自分達に積み上げに対してある程度やってきているという自負があったのですがその部分は蓋を開けてみないと分からない部分でした。いざ試合が始まった時に、これできるぞという感覚がピッチ内の全員にあって、法政戦で先制されたものの逆転勝利できたことが、今年チームが勢いに乗るというか、チームがスタートするにあたって非常に重要な一戦であったというか。あの試合で今年のチームの方向性が決まったなというのが自分自身強く感じた部分であったので、法大戦をあげました。

工藤 逆転勝利したのはあの試合ぐらいじゃない?

杉山 その次の専修戦も逆転勝利だったかな。

工藤 ああ、フリーキックで取られたのか。

杉山 そうそう。でもあの逆転勝利というのが、勝ち方もそうですが、難しい逆境においても相手を跳ね返す力があるというのを、ピッチ内だけではなくてピッチ外の活動も功を奏したというか。その瞬間に僕自身は、やってきたことが間違っていなかったと確信できたので、それを信じて進むだけだとあの試合を通して思いました。

――工藤さんはいわば毎試合が印象的であると回答してくださいました

工藤 そんなこと書いたっけ。かっこつけてるなぁ(笑)。でもね、4年生となるとそうなんですよ。

杉山 まあでもそうだよね。

工藤 全部覚えてる。僕その開幕戦の前の週に風邪をひいちゃって、2週間の検温の結果が担保できないと言うことでリモートで見ていたのですが、それ以外はずっとベンチに入れてもらって。本当に全部覚えていて、明大に負けたり、 慶應に負けて凄く悔しがってるみんなの脇で片付けをしている自分とか。めっちゃ思い出せるんですよ。リーグ戦はそういう場所だと思っているし、しかも今年はリーグ戦が成り立っていることすら不思議なことで、最近とかは感染者もめちゃめちゃ多いし、本当にサッカーをやらせてもらっているみたいな感覚があるからこそ、毎週絶対に勝ちたいと思ってここでトレーニングを積み重ねてきたので。すごくどの試合も印象的ではあるのですが、今強いてあげるとしたら初めてスタメンだった筑波大戦。5–0で勝った試合とかは、すごく自分らしくプレーできていたと思うし、今までの悔しさとかをここで発揮できなかったらもう負けにふさわしいというか。こういう感じで終わってしまうんだなという試合だったと思うので筑波戦。あとは西が丘で杉山と一緒に出た中大戦とかは、優勝かかっているくらいの試合で使ってもらえたというのが嬉しかったし、4年生としての矜持というか、何を示せるのというのを見せなければいけない試合だったので、それを感じながら考えながら、そこそこのパフォーマンスができたという自負があったので、それは自信になったかなと思います。

――山田さんから、この二人は我々にはわからない熱い絆で結ばれているんだとお聞きしました。お二人の他己紹介をお願いしたいです。

工藤 他己紹介?!そしたら僕から行きます。本当にずっと試合に出続けているというイメージがあって。1年生の頃は僕たちは当時2部だったので、各大学のグランドとかで試合観戦をしていたのですが、20番でスギがナイキの靴を履いて出ているんですよ。長袖をちょっとめくって。1年生のくせに生意気だなとか思いながら(笑)。僕は悔しい思いを抱えながらスギがずっと試合に出ていて。2年生になってスギが怪我をして僕がチャンスをもらったんですけど。本当にサッカーだけではなくてキャプテンになるべくしてなったという男だから、俺だけではなくてみんな尊敬していると思うし、ちゃんとふざけるところがふざけると言うか。みんなの前で一発芸もできるし(笑)。なかなかこういうキャプテンいないと思うんですよ(笑)。ライバルって俺も思わせてもらってるけど、全然同じラインではなくて、 ちょっと僕が追いかけるみたいな感じが今まではそんなに同じチームにいなかったから。そこはやはりスギの存在がすごく大きかったし、2年目とかあれだけ踏ん張ったり頑張れたのは、スギとかクワとか、先に活躍して頑張らなきゃなってなったんで。まあ今年は一緒に出られた試合は数えるぐらいだったんですけど、2年とかは共存しなかったもんな。

杉山 一緒には出ていなかったな 。

工藤 だから4年目でいい思い出ができて良かったなと思います。

――杉山さんはいかがですか

杉山 今泰平が言ったような感じではあるのですが、泰平は僕が持っていないものを持っていて。僕も同期で同じポジションで、というのがあまりサッカー人生においてなかったので、泰平を見ることで自分自身の存在を知るっていうことがすごい出来たなと思っていて。泰平に何ができるんだっけというのを見て、俺が何をするべきなんだっけというのを知ったし、そういった意味では本当にかけがえのない存在というか、4年間、泰平だけではなく坂本(寛之、スポ4=横浜F・マリノスユース)も清水(駿、政経4=京都橘)も西前(一輝、スポ4=F C町田ゼルビアユースも。センターバックが多い中で双たちのメンバーと競技としてのサッカーに打ち込めたというか、切磋琢磨しながら高めあうことができたというのは僕にとっての財産であったなというように感じていますし、そういった意味でも本当に泰平には感謝をしています。今年やっていて思ったのは、泰平も今年なかなか思うように試合に出られなくてすごく悔しい思いをしていたと思うのですが、でもいざチャンスをもらった試合ではここぞとばかりに泰平らしくプレーをしている瞬間を見て、「すげえな」と。俺は心の底からすげえなと思いました。自分だったらもしかしたらできないかもしれないようなことを泰平は平気でやっていたので、また改めて、4年目にして泰平をリスペクトする瞬間があったし、そういった中で一緒に試合に出て勝って。ハイタッチをする瞬間は、やはり僕にとっては特別だったなと振り返ってみて思います。

工藤 そりゃ特別でしょう(笑)。面白いのが 、監物(拓歩、スポ2=清水エスパルスユース)が台頭してきたわけじゃないですか、めっちゃ監物も成長したし、俺も4年目だし、俺が2年生の時にも当時の4年生を抑えてスギと一緒に半分くらいの試合に出たなということを考えながらも、やはり悔しいという思いがあったり。監物も俺の気持ちとかを組んでくれて。本当に不動のセンターバックになったと思うんですよ。あいつにしかできないプレー、高さがあって左足のキックがあって。本当にあいつは去年から一番成長したといってもいいくらい成長したと思っていて。プレーもそうだけど精神的なところ、自分自分、という感覚もあるなと僕たちはみていたんですが、いざ試合に出てってなるとトレーニングのところであったりでコミュニケーションが増えたと思うし。すごく悔しいという気持ちだけで終わってしまうのかなと最初のほうは思っていたんですよ、開幕戦の頃。自分のせいではあったのですが熱が出てという時とかは。ただ、監物や杉山のプレーを見ているとすごく励まされるみたいな所もありました。「監物があれだけ頑張っているんだから出る幕がないなというか、しょうがないな」と思うぐらい頑張っている選手だと思います。来年は杉山とか山田とか阿部が抜けて、柴田(徹、スポ2=湘南ベルマーレU18)とか大西(翔也、スポ3=浦和レッズユース)とかはいるけど、後ろ誰が支えるのとなった時に僕は監物だと思うし、柴田もそうだけど今年の一年で2年生とかは多く試合に出たと思うので、その辺が中心になってやってほしいなという思いはありますね。

杉山 監物への期待は高い。

工藤 そう。監物への期待は高い。あいつにやって欲しいと思うのは俺ら2人の願いかな。

〜後編に続く〜

(取材、編集 橋口遼太郎 写真 初見香菜子、橋口遼太郎)

◆杉山耕二(すぎやま・こうじ)

1998(平10)年4月29日生まれ。180センチ。三菱養和SCユース出身。スポーツ科学部4年。

◆工藤泰平(くどう・たいへい)

1999(平11)年3月23日生まれ。178センチ。神奈川・日大藤沢出身。スポーツ科学部4年。