クラシコパークの存在を知っているだろうか。早慶戦当日に競技場に隣接される、様々な学生が個性を発揮し、老若男女が楽しめる場。ステージパフォーマンスやキッチンカー、これらも学生から一から作り上げていくクラシコパークは必見!そんなクラシコパークを作り上げている早慶のメンバーに話を伺った。
※この取材は6月28日に行われたものです。
――自己紹介をお願いします
紫竹 早稲田大学社会科学部4年の紫竹隼也です。ポジションはGKをしています。今回はクラシコパークに広報の外部連絡係として関わっています。よろしくお願いします。
伊藤 伊藤彰吾です。早稲田大学スポーツ科学部4年で、FWをしています。クラシコパークでは主にSNSの担当です。困ってます(笑)。
――どういった経緯で担当されているのですか
紫竹 自分は去年もクラシコパークを担当していて、色んなサークルの人たちがそれぞれ一生懸命に取り組んでいることを発信する場だと感じました。もっと知ってもらいたいと思って今年も広報をしています。
伊藤 僕は去年はクラシコパークをやっている一番近くのゲートの門番責任者をしていたんですよ。上からずっとクラシコパークを見ていて、頑張って企画したのに人が集まり切らずに悲しかったですね。紫竹同様、やっていることをより多くの人に知ってもらおうとTwitterも開設しました。始めたばかりで全然フォロワーが増えないのですが(笑)。
――具体的に始動したのは
紫竹 何月だろう、今年入ってからだよね。
伊藤 2月とかかな。
紫竹 予定通りなのかな?自分は外部の人と連絡を取っていて、早慶戦のことを告知してもらえるように交渉しています。地元の人は結構協力してくれるんですよ。
伊藤 慶應さんからコスギンピックの誘いもあって。早慶戦のPRを兼ねて地域住民にアプローチしてますね。武蔵小杉で運動会をして地域の人と仲良くなったらしいんですよ。
――SNSの方はいかがですか
伊藤 SNSはフォロワーが本当に伸び悩んでいます。新しく開設した理由としては、もっとクラシコパークを知ってもらうということです。公式のアカウントだとちゃんとした文章じゃないと載せられないので、もっと自由に発信できるアカウントとしてあります。あとは来年にも残していけるのが大きいですかね、積み重ねていってほしいし。始めたはいいけど、まだ当日のコンテンツも決めてる最中だから発信できなくて。どこまで発信していいものなのか見極めていたら素材に困ってるっていう感じですね(笑)。ちょっと凝らないと見てもらえないけど、凝る時間もなくて。ステージの大きさとかで話し合っていて。
紫竹 今年は進むのが遅いよね。
伊藤 決まったらもう少し発信できる予定ではありますね。
――昨年との違いはありますか
紫竹 去年自分が担当していて、色んなことをやりすぎていたかな。早慶戦とは別のイベントとしてやろうっていうテーマだったんですよ。でも今年は早慶戦の集客も含めて、短い時間で盛り上がるようにしたのが変わったことですかね。平日開催っていうのが大きな理由ではあります。
伊藤 去年は色々やりすぎたんだよね(笑)。とりあえず自分たちが知ってる有名な人を呼んで。けん玉する人もいれば踊る人もいるし、バスケットボール持ってる人とかアイドルいたり。ちょっとごちゃごちゃになっちゃったのが反省ですかね。平日開催で時間も短いので、今回は集客を軸に決めて盛り上がるような人を呼ぼうってなっています。スケジュールもしっかり決めてね。
――問題点とかはありますか
伊藤 役所の人たちが厳しくて。ステージの大きさもだし、今年から出すキッチンカーも厳しくて。火を使っちゃいけないとか色々あって。思ったよりも色々あって全然進まないんですよね。
紫竹 去年は中のコンコースだけで食べ物販売してたんだけど、今年は外でも食べれるようにして。
伊藤 食べ物を買いに来るついででも見てくれないかな、っていうのが作戦だよね。
――今年の注目ポイントを教えてください
伊藤 規模は変わらないけどまとまった感じがすると思います(笑)。
紫竹 あとはオブジェとかね。
伊藤 女子部がめっちゃ頑張ってくれてるんですよ。
紫竹 インスタ映えしますよね。
伊藤 サッカー教室を変えてね。いつもは2回に分けてパス練習して、シュート練習して、ミニゲームだったけど、今年は分けてるよね。ストライカー編、とかで選んで申し込んでもらうかたちになったね。誰でも申し込んでもらえれば。
紫竹 来てほしいね。
伊藤 来てくれるかな。平日開催なのが正直痛いよね。
紫竹 本格的にクラシコパーク始めたのが去年だから平日開催の人の入りが想像できないよね。
伊藤 存続危機あったよね、最初の頃。クラシコパークいる?ってなっちゃって。
紫竹 危なかったよね(笑)。
伊藤 しかも俺らは決まったことを発信する係だから何すればいいのかずっと手探りだよね。
――練習との両立は大変だったのではないですか
伊藤 大変だったね。これのミーティングもあるし部活のミーティングもあるし、就活もあったし。
紫竹 いきなりミーティング入ったりもしたよね。
伊藤 今はちょっと落ち着いたのかな。でもやっぱりTwitterの素材作りが難しいんだよね。
――どんな早慶戦にしたいですか
紫竹 最後の年というのもあって、多くの人に見に来てもらいたいですね。その集客の一環としてクラシコパークを通じてたくさんの人に来てもらいたいです。
伊藤 そうだね。とにかく勝ちたい。とりあえず勝たないとダメ。それでピッチに出る人もそれ以外の人も全員で作り上げる早慶戦だから、全員の頑張る姿を見て欲しいですね。運営で慶應にも負けたくない。
紫竹 人数多いよね。でも負けたくない。
伊藤 早稲田の少数精鋭さを見せよう。あとクラシコパークに人も入ってほしいね。
紫竹 ステージの回りは埋まってほしいね。
――来場者にメッセージをお願いします
紫竹 来てくれる人には本気で戦ってる早慶のプライドがぶつかり合う試合も楽しんでほしいです。
伊藤 僕は逆に試合もそうですけど、学生が色々なところで輝いているのでそれを一つずつ見てくれればな、と思います。
――ありがとうございました!
(取材・編集 大山遼佳)
◆紫竹隼也(しちく・しゅんや)(※写真左)
身長175センチ、体重72キロ。東京・早実高出身。社会科学部4年。クラシコパークでは外部広報との連絡を担当。
◆伊藤彰吾(いとう・しょうご)(※写真右)
身長161センチ、体重53キロ。滋賀・県立守山高出身。スポーツ科学部4年。クラシコパークではSNSなどの広報を担当。