三組目の対談は、４年生でチームを引っ張る立場にいる４名。新チームとしての思いや４年生だからこそ分かる準硬式野球部の魅力を語っていただきました。
井上慎太主将（スポ４＝埼玉・栄東）×小林響副将（スポ４＝静岡・浜松北）×塩尻真生副将（文４＝東京・早実）×奈須健伸トレーナー（スポ４＝愛知・滝）
ーー入部のきっかけと理由を教えてください
井上 きっかけはSNSとかで調べて、野球を続けられる環境を調べていた中で準硬式野球部を知ったという形になります。入部を決めたきっかけとしては、やはりいろいろアルバイトだったり、勉強面とも両立できたり、どんな選手でも努力次第で活躍できる場があるというのを魅力に感じて入部しました。
小林 僕も大学受かってから、大学でどんなふうに野球ができるかというのを調べて、準硬の存在を知って、それで見学に行った時にすごい雰囲気が良かったのでこのチームでやりたいと思い入部しました。
塩尻 自分は内部進学だったので、高校で硬式野球部に入っていた時の先輩が準硬式野球部に入っていたっていうので知りました。それで実際に体験会に行ってみて、レベルも高いですし、けが持ちだったんですけどここならもう一度野球に取り組めるなというので、準硬に入りました。
奈須 僕の場合は大学に入ったらトレーナーをやりたいとずっと思っていて、トレーナーができる環境であること、それとこれまで野球をやってきていたので野球を見たいというので準硬に入りました。準硬だと勉強との両立がしやすいというのもありましたし。準硬に入るとなったときに選手もできるんじゃないかということで選手兼任トレーナーから始まって、トレーナーに専念したいというところでトレーナー専属に至るという形になります。
ーーほかのサークルや部活動ではなく、この準硬式野球部に決めた理由を教えてください
井上 まず前提として真面目に野球に取り組める環境が良かったので、体育会の部活動である準硬か硬式野球部かで迷っていて、その中でも学業やほかのこととも両立でき、今までの環境などにかかわらず活躍できる準硬を選びました。
小林 やっぱり大学でも部活をやりたいという思いが強くありました。硬式ではなく準硬を選んだ理由としては、自分のレベル的に準硬のほうが楽しく、自分なりに野球ができるかなと思ったのと、学業やアルバイト、その他の活動も充実させたいという思いで準硬に入部しました。
塩尻 やっぱり大学でも日本一を目指して本気で取り組みたい思いがあったのと、サークルだと自分には物足りなさもありました。また、軟式、硬式をこれまで経験してきて準硬式というのが初めてのワードだったので、そこで面白そうだなというので準硬を選びました。
奈須 僕もみんなと同じ感じなんですけど、最初サークルに入ろうかなと思っていたのが準硬を見学してみるとすごくいい雰囲気で活動していて、自分にフィットするのはここかなというので選びました。
ーー準硬式野球部に入ってよかったと思うことややりがいを教えてください
井上 そうですね、チームとしての練習時間はそこまで長くはないのでその分自主練が大事になって、その中で自分のやる気次第で成長できるというのは魅力だと思います。自分はそうやって成長できたので準硬に入ってよかったなと思っています。
小林 野球を真剣にやりたいと思っているメンバーばかりなので、そういった部員たちと切磋琢磨することが非常に楽しいと感じながら毎日活動しています。
塩尻 多分硬式野球部とは違って、軟式野球をやっていたり、今まで野球をあまりやってこなかったけどやりたいという人や、これまでも本気で野球をやってきた人など本当に多種多様な部員がいます。その中でいろいろな考え方をもって野球に取り組めるので、これまでとは違う視点で野球を楽しめるのはやりがいかなと思っています。
奈須 トレーナーとしてはやっぱり大人のトレーナーの方がいないので、その分学生たちだけでしっかり考えて行動していくというのは準硬にしかない魅力かなと感じています。また、選手たちには本当に多種多様な人がいるので、そういった意味ではその選手たちとの接し方というのも学べるかなと思います。
ーー準硬式野球部に入って成長できたなと感じる点を教えてください
井上 まず技術的な面としてはもちろんすごく成長できました。入部した当初は練習試合すら出られないようなレベルだったのが、今ではある程度公式戦とかでも出させていただいているので、そういった部分では成長を感じることができています。
小林 指導者が常にいるわけではないので、学生同士で練習メニューを考えたりもするんですけど、徐々に立場が上になっていくにつれてどうやって練習するかを考える習慣が身についたので、より深く野球について学べるようになりました。
塩尻 自分は１年生の時から試合とかに出させてもらっていたんですけど、それでもなかなかレベルの高さについていけなくて、リーグ戦に出てもまったく打てないということがありました。その中でみんなと一緒に練習していったら、ベストナインとか首位打者といったところにも届きましたし、学生主体で協力しながら練習することによってもう一段階上のレベルで野球ができているなと感じることができています。
奈須 そうですね、大人のトレーナーがいない中で大学であったり、ほかの現場で勉強したことを準硬の現場に落とし込んでいく上で、ただそのまま真似るのではなく、この部活に合うようにフィットさせていく応用力のようなものは身についたかなと思います。
ーー今年はチームを引っ張る立場にある皆さんですが、どういったチームを作りたいですか
井上 目標として全日本優勝を掲げている中で、去年のチームの主力だった４年生が抜けてしまったので、今まで試合に出ていなかったとかも関係なく全員のレベルアップが必要だなと感じているので、そこを意識して普段の練習に取り組んでいます。
小林 勝ちたいなと思っています。選手だけでなくスタッフの皆さんも含めて、レギュラー、そうでない人全員で戦って勝ちたいなと思います。
塩尻 僕も小林と同じで勝つことだけを目指してやっていて、全国優勝する上で負けは許されていない状況というのもあるので、１試合１試合泥臭く勝つことだけに集中する集団に仕上げていきたいです。
奈須 みんなと同じように、チームとして全国優勝という目標がある中で練習１つ１つがその目標に向かってできているのかというのは常に疑問に持ちながら取り組んでいます。
ーー新入生へ向け、こういう方に入部してほしいというのを教えてください
井上 まずある程度しっかり野球を続けたいという人と、技量は正直関係ないので、やる気といいますか自分がここで成長したいと思っている人に入部してほしいです。
小林 野球に全力で取り組む人を歓迎しています。
塩尻 自分のやりたいことを形にしやすい部活なので、自分で考えて行動して勝つことや全国優勝を目指したいなという人に入ってきてほしいです。
奈須 学生トレーナーに関しては、多分やる気があればあるほど準硬には向いていると思っていて、選手も同じなんですけど、やりたいことを形にできるのでどんどん来てほしいなと思います。
ーー新入生へメッセージをお願いします
井上 日本一を目指せる、全国を舞台に戦える環境がこの準硬式野球部にはあるので、そういったレベルで野球を続けたい学生はぜひ来ていただきたいです。
小林 新入生の皆さん大学生活楽しんでください。野球が好きで、もしご縁があれば一緒に日本一を目指しましょう。
塩尻 花の大学生といいますか、大学4年間は本当に大事な期間ですし、自分のやりたいことをやってもらいたいという風に思っていますが、もう一回野球をやりたいとか、日本一目指したいという思いがある人は選手、スタッフなど募集しておりますので一緒に野球をしたいなと思っています。
奈須 早稲田にはトレーナーをやりたいという思いで入学してくる人も少なからずいるとは思うんですけど、野球という競技にとらわれずにしっかりといろいろな現場を見て、自分に合う場所とか自分にとって面白い現場を探して、最終的に準硬が合うのであれば選んでもらえればなと思います。
ーーありがとうございました！！
（記事、編集、写真 平壮真）
井上慎太主将 ＊写真中央上
埼玉・栄東高校出身。スポーツ科学部４年生
小林響副将 ＊写真右
静岡・浜松北高校出身。スポーツ科学部４年生
塩尻真生副将 ＊写真左
東京・早稲田実業高校出身。文学部４年生
奈須健伸トレーナー ＊写真中央下
愛知県・滝高校出身。スポーツ科学部４年生