【早スポ柱対談】 第1回 野口航太郎×土橋俊介

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 第1回は応援部で東京六大学応援団連盟常任委員を務める野口航太郎(国教4=埼玉・熊谷)と幹事長兼前期編集長兼応援チーフの土橋俊介(商3=東京・早大学院)が登場。体育各部実行委員会ではそれぞれ委員長と広報を務める2人にお話を伺いました!

※この取材は10月26日に行われたものです。

「一つのことに熱中するならここだった」(土橋)

――他己紹介をお願いします

土橋 国際教養学部4年、リーダー4年の野口航太郎さんです。熊谷高校の出身で、高校時代は書道部。応援部での役職は、連盟常任委員兼学生動員対策責任者兼稲穂祭実行委員長と、体育各部実行委員長を務めています。リーダーといったら硬いイメージがあるかもしれないですけど、すごく優しい方です。

野口 土橋俊介君は、商学部3年で出身が早大学院。非常に親しみやすい性格です。応援部に対する興味があるのが伝わってきて、こっちとしても情報をついたくさん喋ってしまう。今年は土橋君のおかげで応援部と早スポが仲良くさせていただいております。

――それぞれの役職ではどのような仕事をされていますか

土橋 幹事長は、部内の統率を取ること、1年間どう組織を動かしていくかを先頭に立ってやっています。あとは部外の人とのやり取りを表に立ってやるのが仕事です。社会人としてバリバリ働いている方と会うことが多いので、外で活動することも多いです。応援チーフは応援部の活動に1年間ついていって記事をあげたり、今年からはYouTubeをやったりして応援部の活動や凄さが伝わるように活動しています。

野口 応援部の一番大きな活動の場として東京六大学野球のリーグ戦があります。試合前後のエール交換時の円滑な進行をはじめ、連盟がかかわる各種行事の調整や運営をするのが、連盟常任委員の仕事になります。学生動員対策責任者は、さまざまな企画による神宮球場への観客動員をはじめ、早慶戦で応援席上段に設置するデコレーションの制作や、場内整理などを担当し、統制の取れた応援環境を整備し、盛り上げていく役職です。また、早稲田ファンの一体感を高めるために、応援用具や、応援部のオリジナルグッズを企画・販売を行っています。毎年新たな商品を開発してファンの方々に届けることも仕事の一つです。さらに、秋季早慶野球戦を前に、野球部を送り出す「稲穂祭」を応援部主催で70年以上にわたり開催しています。今年は私が第73回稲穂祭実行委員長を務め、ステージ企画、広告契約、パンフレット作成から当日の運営、集客、グッズ販売に至るまで、行事全体に一貫して責任を持って取り組んでいます。

――それぞれの役職で取り組んだこと、前年から変えたことは

土橋 幹事長としては2つあって、1つがYouTubeです。早稲田のスポーツに関係のない、一般の人に届きやすい特徴があると思っています。おすすめの機能で一般の人にも届きやすいところを使って、もっと早稲田のスポーツが世に届くようにと思って1年間やりました。応援部の動画をメインに出して、想像より再生回数は行ったし思ったよりも反響があって、やってよかったと思っています。もっともっとここから規模感を大きくしていきたいです。応援チーフとしては、自分は2年目だったのでそれに相応しい1年にしたいと思っていました。4年生の執行委員の方々とのコミュニケーションを頻繁にとって、合宿も岩手県宮古市まで取材に行きました。可能な限り全ての現場に顔を出して取材することを心がけた1年間だったと思います。

野口 今年は、特に後輩からの意見を積極的に吸い上げることに力を入れています。その結果として学生動員対策部門の活動が拡大しました。例えば、これまで早稲田キャンパスの昼休みでやっていたデモンストレーションを、今年は所沢キャンパスでも早慶戦の前に実施することになりました。所沢キャンパスで学ぶ学生は、普段応援部のパフォーマンスに触れる機会が限られているため、そうした学生にも応援部の活動を知ってもらい、早慶戦への来場につなげたいという後輩の提案から実現したものです。また、グッズ販売においても、後輩からの提案を受けて神宮球場の物販ブースにガチャガチャを新たに導入しました。このように、従来のやり方を踏襲するだけでなく、後輩の意見を積極的に取り入れることで、これまでになかった取り組みを実現できたと感じています。

​​​​――早スポ、応援部に入ったきっかけはなんですか

野口​​ 幼少期を東南アジアで過ごし、高校2年生の時に日本に帰国しました。その時に初めて統制のとれた日本の応援団の文化に触れて、学校の中心に立ち、応援の指揮を通じて生徒たちの母校愛を高めていく姿が非常にかっこいいなと思っていました。また、以前から武道をかじっていたこともあり、大学では自分自身をさらに鍛えたいという思いもありました。大学入学後、早稲田大学応援部のステージを目にし、高校時代の憧れと自分を成長させたいという思いが重なり、入部を決めました。

土橋 自分は高校まで野球をやっていました。早大学院の野球部でやっていたので同期で大学の野球部に入る人もいれば、大体みんなサークルとか何らかのかたちで野球を続けていました。自分は野球には一区切りつけて大学生活で何か新しくやろうかなと思ったときに、兄に相談したら「スポーツ新聞会はいいぞ」と言われました。時期が5月のもう中旬とかでもう焦る気持ちしかなかったので、その日のうちにL I N Eで連絡して入会しました。父親が早稲田出身で小さい頃から早スポの存在は知っていたし、早稲田スポーツが大好きだったので一つのことに熱中するとしたらここだと思い入りました。

「早スポは踏み込んで取材をしてくれている」(野口)

――お互いの第一印象を教えてください

野口 イケメン。

土橋 そこ(笑)?

野口 第一印象はすごい硬い人なんじゃないかなと思っていましたけど、会っていく中で柔らかい人柄なのが分かってきました。

土橋 僕は第一印象が2つあって、お互いに認知した後での第一印象と僕が一方的に認知していた時の第一印象があります。高校3年生で神宮球場に野球を見に行った時に、当時リーダー新人だった野口さんが場内(スタンドの観客に働きかけ、声や拍手、やる気を引き出す役割)をしていました。観客が少なかったのもあってほぼマンツーマンで目の前に立ってアプローチしてきたのですが、当時の僕には「なんだこれは」となってしまって。次のイニングの前に外野の方に逃げました(笑)。それが最初の第一印象で、野口さんが4年生になってからは、優しい方とか面白い方という評判を聞いていました。実際にちゃんと喋ってみたら本当にそのままで、すぐ仲良くなれたかなというのが2度目の第一印象です。

――部との関係で意識したことは

土橋 最初の時期は圧倒的に知識量が足りなかったので、ずっと応援部の勉強を1人でしていました。早スポの過去記事を読むとか、応援部稲門会の広報の履歴を読むとか、兄が応援指導部出身だったので兄に聞いたりとかして、ある程度応援部の人と同じレベルで会話ができるようなレベルに持っていくのが最初の時期でした。そこからは現場に行ったら監督コーチに挨拶するとか、応援部員には1回会話をして自分をまず覚えてもらうことを意識しました。その次にただ会話をするんじゃなくて、「今日の応援をこういうふうに変えたんです」とか、担当についている自分だからこそ聞ける情報を聞くことを意識していました。今年はそのフェーズが終わって、プラスアルファで自分が何か付加価値を出そうという1年でした。ただ取材をして記事出すだけじゃなくて、どういう形で世に出せばいいかなみたいなのを考えて動いています。

――応援部にとって早スポはどのような存在ですか

野口 早スポは本来光の当たりにくい体育各部の活動や、練習といった裏側の部分までしっかり踏み込んで取材をしてくれています。社会に対して等身大の応援部の姿を発信してもらえるところが本当にありがたいなと思っています。特に今年はYouTubeでも取材してそれを配信してくれているので、応援部が多くの方に親しみを持っていただける存在であり続けるためにも、早スポの発信が欠かせないものだと感じています。

「どの部活にも行ってほしい」(土橋)

――体育各部の実行委員会について、どういったお仕事をされていますか

野口 44の体育各部と早スポから委員を出して、早稲田大学の体育各部のためにいろいろなイベントを企画・運営している組織です。具体的には新人パレードや東伏見スポーツフェスタなどです。六大学や関西の四大学など早稲田以外の大学と会議をする場もあります。ほかの大学の体育会の取り組みなども勉強しながら、よりよい組織として体育各部の活動を支えるというところを意識して活動しています。

――委員長としての役割は

野口 主にイベント運営の際の全体のマネジメントや進行管理です。また、大学当局や地元の人たちとの連絡・調整窓口として各方面との調整を行うことも重要な役割です。

――委員長として活動する中で大変だったことは

野口 体育各部には44の部活がありますから、各部間での意見調整や人員の選出・配置のマネジメントが大変でした。大学当局とも協力しながら進めますが、必ずしも全部活の足並みがそろわない場面もありました。それぞれの事情を反映させながら全員で向く方向をそろえていくことが大変でしたが、関係者と協力して準備を進め、新人パレードを成功させることができよかったです。

――広報の役割は

土橋 行事について宣伝し人を集めることと、終了後には活動結果を広報する仕事です。早スポでの活動も生かして写真や動画についても編集まで一貫して取り組みました。

野口 実行委員会のインスタアカウントのフォロワーも数百人増えました。

――広報の仕事で大変だったことは何ですか

土橋 動画は初めての試みでした。新人パレードの動画を撮影しましたが、短くかつ様々な種類の素材が必要でした。パレードの最中ずっと走って、ショートカットもしながら動画を撮影しました。編集まで自分でやりましたが、インスタのフォロワーも増えたのでやってよかったと思います。

――委員長から見た土橋さんの働きぶりはいかがですか

野口 ポスター作成や動画編集も本格的で、いい動画を投稿してくれますし、本当に任せてよかったです。

――後輩に今後期待するのはどのようなことですか

土橋 伝統ある早稲田スポーツに関われる団体はなかなかないです。なので入ったからには全力で活動してほしいし、時間があればどの部活にも行く、くらいの勢いでやってほしいです。あとは考えてやることを重視してほしいです。早スポに何が必要なのかや自分に何が足りないのか。時代の変化が速い中で早スポが置いて行かれないように頭を使っていかなくてはいけないです。そういう視点を持って活動を続けてほしいです。

――早慶戦への意気込みをお願いします

野口 われわれ執行委員の4年間の集大成をしっかりと見せられるように残りの期間でしっかりと準備をします。

ーーありがとうございました!

(取材・編集 石川翔一、大竹瞭 写真 平川陸)

◆野口航太郎(のぐち・こうたろう)(※写真右) 埼玉・熊谷高出身。国際教養学部4年。連盟常任委員。最近のマイブームは麺類を食べることだという野口さん。おすすめの店は内緒だそうです!

◆土橋俊介(つちはし・しゅんすけ) 東京・早大学院高出身。商学部3年。幹事長兼前期編集長兼応援部チーフ。通学時や寝る前には韓国語のラジオを聞くことがルーティン。韓国語の試験を受けた際にはその成果を出し、リスニングと読解は完璧だったものの、筆記で撃沈したとのことです!