【ラグビー】大東大Cとのシーソーゲームを制す 執念の逆転劇

ラグビー男子

秋季オープン戦 9月26日 対大東大C 早大・上井草グラウンド

 前後半各30分の短期決戦となった今試合。不安定な天候の中、早大・上井草グラウンドで早大DEと大東大Cが対峙した。前半、早大DEは相手の強烈なモールに何度も圧倒される。粘り強いディフェンスを見せ続けたものの、大東大Cにモールを起点とする先制のトライを許してしまう。しかし、その直後早大DEも負けじと攻め込み逆転に成功。その後得点は動かず、7-5で前半を折り返した。勝負の後半戦はキックで陣地を取り合う展開が続いた。勢いに乗り掛けていた早大DEはパスをインターセプトされ、再逆転を許してしまう。ここから試合は激しいシーソーゲームへ。早大DEがリードを奪い返せば、大東大Cも粘り強いアタックでトライを返す。それでも最後は早大DEが執念のトライで逆転。そのまま逃げ切り、19-17と接戦を制し白星を掴み取った。

力強いキャリーをみせるLO山口

 大東大Cのキックで幕を開けた一戦。前半1分に相手ボールのラインアウトからモールを形成され、早大DEはその強さに圧倒される。アドバンテージを与え、50メートルラインから22メートルラインと自陣深く攻め込まれ、開始早々ピンチを迎えた。体格に勝る相手FWに押され続ける苦しい展開となったが、早大DEは粘りのディフェンスを見せピンチを切り抜ける。しかし、大東大Cに攻められる展開は続き、何フェーズにも渡る攻撃から13分、ついにインゴールを明け渡してしまう。追いかける展開となった早大DEは続く17分、今度は連続攻撃を仕掛ける。最後はCTB菊川迪(スポ3=兵庫・報徳学園)からWTB佐々⽊篤真(法4=福島)へとパスを繋ぎ、トライ。SO古瀬莊(スポ2=静岡聖光学院)がコンバージョンをしっかりと沈め、すぐさま逆転に成功した。その後は両者一歩も引かない攻防が続き、7ー5と僅かな差のままハーフタイムへ。勝負の行方は後半戦へと託された。

ゲームメイクをするSO古瀬

 迎えた後半戦。後半1分に早大DEボールでスクラムから古瀬がハイパントを蹴り挙げ、果敢に攻めるも大東大Cに捕球され、巧みなキックで陣地を獲得し返される。後半戦は特に両者キックを何度も織り交ぜながら陣地を取り合う、キックゲームが展開された。7分に連続攻撃をみせた早大DEに試合の流れが傾き始めたように思えたが、チャンスの場面で敵にパスをインターセプトされ、一気にピンチに陥る。さらに早大DEが反則を犯し、自陣で相手の得意とするラインアウトモールに持ち込まれた末に、再逆転を許した。前半で苦戦した大東大Cのモールに後半戦でも苦しめられる。再び追う13分、今度は自らのモールを起点とし攻撃。持ち出したボールが左サイドの古瀬へと渡り、最後は走り込んだFB⽥中⼤⽃(教3=東京・早実)がインゴールを駆け抜けてトライを仕留めた。ここでも早大DEはコンバージョンを確実に沈め、試合を再びひっくり返した。ところが、16分、大東大Cにまたしてもモールから逆転のトライを献上。トライを奪い合うシーソーゲームのなか、勝負を決めたのは途中出場のメンバーだった。後半17分、LO⼭⼝修明(スポ2=福岡・修猷館)が身体を張ったセービングでボールを繋ぐと、CTB能町光(スポ3=神奈川・⽇⼤藤沢)が大きくゲイン。今度は早大DEがモールで力強く押し、最後はHO⼩笠原正義(商3=東京・早実)がねじ込んだ。このトライが決勝点となり、19ー17でノーサイド。僅か2点差の激闘を制した早大DEが見事白星を掴み取った。

ディフェンスラインをブレイクするCTB能町

 リードを奪っては奪い返されるめまぐるしい展開となった一戦。モールで前進を許す場面も見られたが、そこからの攻撃を粘り強く食い止めたことが勝ちに繋がった。激戦をモノにしたこの経験は、更に上のカテゴリーを目指す選手たちにとっては必ず大きな糧となるはずだ。

(記事:飯塚咲 写真:早稲田大学ラグビー部提供)

コメント

◆FL⼭⽥凜太(法4=茨城・茗渓学園)

ーー本日のチームコンセプトを教えてください

 アタックとディフェンスで1個ずつあって。アタックがスリーフェーズコンプリートというセットプレーからのスリーフェーズの決められたアタックを遂行するということです。ディフェンスがワンラインプレッシャーというテーマで、これは、ディフェンスをワンラインになってあげるというテーマでした。アタックもディフェンスもこの1週間ジュニアのチームとしてこだわってきたところなので、これをテーマに試合をしました。

ーー本日の試合を振り返ってみていかがですか

 今日のゲームは修正力が課題だったかなと思っています。こういう雨の天候だったり、相手の強みであるモールに押されている時に、ゲームの中でどう修正していくかが課題に残ったかなと思います。

ーーモールディフェンスについてはいかがですか

 モールディフェンスはやはり決められた役割、ルールというのを遂行するのはもちろんなんですけど、そのルールに対してのクオリティーを、もっと日々の練習の中で突き詰めていかないといけないと感じる課題でした。

ーー今後の意気込みをお願いします

 自分は4年生で、もう残り限られた時間少ないので、本当に1日1日を大切に、上井草の練習とこれからの試合に臨んでいきたいと思っています。

メンバー表