第99回関東学生競泳大会 東京アクアティクスセンター
7月30日から8月2日かけて、東京アクアティクスセンターにて第99回関東学生競泳大会が行われた。インカレの前哨戦の側面も持つ本大会では、7名が自己ベストの更新を果たし、白熱したレースが繰り広げられた。

表彰台で笑顔を見せる内田
女子100メートル自由形決勝に登場した内田さくら(スポ4=和歌山・向陽)。予選を56秒21で通過し、決勝は6レーンからスタートした。前半から積極的に飛ばし、後半も勢いを落とすことなく、最後まで力強い泳ぎを見せた。タイムは目標としていた55秒台を記録し、自己ベストを更新。自己ベストの更新は昨年の本大会以来となり、表彰台では笑顔が弾けた。本大会を「チーム力を高める大会にしたい」と語っていた内田。自身の記録だけでなく、チームの一員として仲間とともに戦う姿勢を大切にしてきた。ラストイヤーとなる今年、今回の自己ベスト更新を弾みに、インカレではさらなる記録更新とともに、チームを牽引する存在としての活躍が期待される。

スタートを切った添田と塩田
男子100メートル背泳ぎでは、塩田直也(スポ1=東京・淑徳巣鴨)、添田重樹(スポ2=神奈川・逗子開成)、松下湊(スポ3=東京・駒場)の3人が決勝進出を果たし、「9月のインカレで3人そろって決勝に残る」という目標に向けて、それぞれのレースに臨んだ。7レーンを泳ぐ塩田は、前半から4位につける積極的な泳ぎを見せた。最後まで表彰台を狙い続けたものの、あと一歩届かず、4位でフィニッシュ。6レーンの添田は、序盤7位につけるも、後半に追い上げを見せて5位まで順位を上げた。一方、1レーンを泳いだ松下は序盤から思うように伸びず、8位でレースを終えた。目標としていた55秒台に届かず、悔しさをにじませた。それでもレース後には「インカレでは期待していてください」と力強く語った。9月のインカレでは、3人そろっての決勝進出を目指し、さらなる飛躍が期待される。

メドレーリレーで3位をとった塩田、高井、新開、間嶋
本大会三日目の最終種目、男子4×100メドレーリレーに出場したのは、塩田直也(スポ1=東京・淑徳巣鴨)、髙井直人(スポ2=石川・金沢)、新開誠也(スポ4=鹿児島情報)、間嶋慶伍(基理1=埼玉・本庄学院)の4人。プールサイドから仲間の声援が飛び交う中、期待のルーキー・塩田がスタートを切った。序盤から積極的な泳ぎを見せ、3位で第2泳者の髙井へとつなぐ。髙井もそのまま順位を譲らず、3位をキープ。男子主将の新開にバトンを託すと、バタフライで一気に追い上げ、2位へと浮上した。最終泳者の間嶋も前半から2位をキープするが、終盤に東洋大学にわずかにリードを許し、3位でフィニッシュ。4人が最後まで粘り強く泳ぎ切り、チーム一丸となってつかんだ表彰台となった。
(記事 大塚梨湖 写真 金坂祥吾・松田琳香・比嘉門夢・増田葵衣)
※掲載が遅れ、大変申し訳ございません。
結果
【1日目】
女子 400m個人メドレー 予選
児玉海生 4分52秒34
男子 400m個人メドレー 予選
原田拓弥 4分21秒00
竹田翔真 4分24秒69
女子 200m背泳ぎ 予選
水野柚希 2分13秒43
男子 200m背泳ぎ 予選
飯田光達 1分59秒69
添田重樹 2分04秒00
松下湊 2分06秒25
女子 100m自由形 予選
内田さくら 56秒21
柴田菜摘 57秒89
二宮歌梨 58秒62
男子 100m自由形 予選
松井理宇 50秒31
髙橋俊太朗 51秒09
間嶋慶伍 52秒06 自己ベスト
女子 800m自由形 タイム決勝
松﨑りん 8分40秒99 (1位)
青木虹光 8分49秒51 (4位)
男子 400m個人メドレー B決勝
竹田翔真 4分22秒64 自己ベスト
女子 400m個人メドレー 決勝
児玉海生 4分53秒73 (8位)
男子 400m個人メドレー 決勝
原田拓弥 4分18秒19 (3位)
男子 200m背泳ぎ B決勝
添田重樹 2分04秒18
女子 200m背泳ぎ 決勝
水野柚希 2分12秒71 (5位)
男子 200m背泳ぎ 決勝
飯田光達 1分58秒97 (2位)
女子 100m自由形 決勝
内田さくら 55秒93 (3位)自己ベスト
男子 100m自由形 決勝
松井理宇 50秒08 (4位)
【2日目】
女子 200m自由形 予選
二宮歌梨 2分06秒95
男子 200m自由形 予選
増田莉蔵 1分51秒46
木村佳華 1分52秒56
髙橋俊太朗 1分53秒07 自己ベスト
女子 200mバタフライ 予選
関根梨桜 2分23秒35
男子 200mバタフライ 予選
新開誠也 1分59秒47
竹田翔真 2分01秒28
入江崇也 2分02秒33
女子 100m平泳ぎ 予選
熊谷奈津季 1分14秒81
男子 100m平泳ぎ 予選
髙井直人 1分01秒90
男子 200m自由形 B決勝
増田莉蔵 1分51秒45
男子 200mバタフライ B決勝
新開誠也 1分57秒11
男子 100m平泳ぎ 決勝
髙井直人 1分02秒16 (7位)
女子 4×100mフリーリレー タイム決勝
青木虹光・松﨑りん・松村千桜・高橋実花 3分50秒19
男子 4×100mフリーリレー タイム決勝
塩田直也・村上稜芽・髙橋俊太朗・木村佳華 3分21秒43
【3日目】
女子 100m背泳ぎ 予選
柴田菜摘 1分04秒02
男子 100m背泳ぎ 予選
添田重樹 55秒60
塩田直也 55秒99
松下湊 56秒07
女子 200m個人メドレー 予選
児玉海生 2分16秒46
水野柚希 2分16秒98
男子 200m個人メドレー 予選
金成翔斗 2分14秒87
女子 400m自由形 予選
松﨑りん 4分15秒44
青木虹光 4分17秒42
男子 400m自由形 予選
飯田光達 3分56秒41
木村佳華 4分00秒97
新開誠也 4分01秒99
女子 100m背泳ぎ B決勝
柴田菜摘 1分03秒80
男子 100m背泳ぎ 決勝
塩田直也 55秒47 (5位)
添田重樹 55秒61 (6位)
松下湊 56秒36 (8位)
女子 200m個人メドレー 決勝
児玉海生 2分15秒56(4位)
水野柚希 2分16秒34 (6位)
男子 400m自由形 B決勝
飯田光達 3分56秒20
女子 400m自由形 決勝
松﨑りん 4分11秒90 (1位)
青木虹光 4分14秒95 (3位)
女子 4×100mメドレーリレー タイム決勝
水野柚希・熊谷奈津季・松﨑りん・児玉海生 4分15秒86
男子 4×100mメドレーリレー タイム決勝
塩田直也・髙井直人・新開誠也・間嶋慶伍 3分38秒97
【4日目】
女子 50m自由形 予選
内田さくら 25秒73
坂下花菜 26秒90
松村千桜 26秒97
男子 50m自由形 予選
山口遼大 23秒07
松井理宇 23秒30
岩下佑真 23秒68
女子 100mバタフライ 予選
高橋実花 1分02秒91
関根梨桜 1分05秒38
男子 100mバタフライ 予選
山口遼大 53秒15
村上稜芽 54秒01
入江崇也 55秒88
男子 200m平泳ぎ 予選
原田拓弥 2分12秒65
男子 100mバタフライ スイムオフ
村上稜芽 53秒75 自己ベスト
女子 50m自由形 B決勝
坂下花菜 26秒62 自己ベスト
男子 50m自由形 B決勝
松井理宇 22秒90
女子 50m自由形 決勝
内田さくら 25秒72 (3位)
男子 50m自由形 決勝
山口遼大 22秒84 (5位)
男子 100mバタフライ 決勝
山口遼大 53秒07 (4位)
村上稜芽 54秒00 (8位)
男子 200m平泳ぎ 決勝
原田拓弥 2分12秒88 (7位)
コメント
内田さくら女子主将(スポ4=和歌山・向陽)
ーー率直なタイムの感想
55秒台というのはずっと出したいと思っていたんですけど、自己ベストの更新がちょうど1年ぶりくらいのこの大会ぶりとなって、なかなかうまくいかないことも多かったんですけど、55秒出せたことは嬉しいです。
ーーインカレ前の大会ですがどんな大会にしたい
やっぱりインカレで早いのが1番なんですけど、そこに弾みをつけれるような、またチーム力も高められるような応援の活発な大会にしたいです。
ーー強化期間に向けて強化していきたいポイント
前半の入りも前のベストの時は少し遅く、50メートルのスピードを100メートルの前半に活かすというところを強化していきたいです。
ーーインカレに向けて一言
女子は女子総合優勝を目標としているんですけど、決して簡単な目標ではないと思いますが、全員で力を合わせて頑張っていきたいです。
添田重樹(スポ2=神奈川・逗子開成)
ーー率直なタイムの感想
タイム的には予選がベストを100分の1秒更新できて、決勝は少しタイムを落としたんですけど、安定して自己ベストに近いタイムで泳げてるので悪くはないのかなと思います。
ーー早稲田が3人決勝進出となりましたが意識などはありましたか
9月のインカレで3人で決勝に残りたいという目標を掲げていたので、その第一歩としてこのカンカレで3枚残りできたのはよかったと思います。
ーーインカレに向けて一言
インカレでは個人で必ずA決勝進出し、54秒台突入というところを目指して残りの強化期間を頑張りたいと思います。
松下湊(スポ3=東京・駒場)
ーー率直なタイムの感想
ちょっと遅いですね。去年、この大会でベストを0.8ほど更新してそっから波に乗ってインカレベストでB決勝に行けたんですけど、今年は練習はすごい早いんですけどレースが思ったより上手くいかないっていうのがあります。けど、日本選手権の50メートルとかはすごいベスト出ていて、インカレは期待していて欲しいです。
ーー6月の日本選手権から意識した点や改善点などあれば
改善点としては、去年のインカレから50メートルをターンした後のドルフィンキックを課題としていて、そこが周りの選手は50から65メートルの通過が7秒前半なんですけど、自分は7秒後半かかってて、そこの0.5が上がれば決勝も行けるんですけど一年かけて取り組んでるんですが中々レースで上手くハマっていないのでそこが課題です。また、6月も今大会もまだ少し余力がある状態でレースを終えてしまったので、もっと出し切れるよう頑張りたいです。
ーー今大会の課題や目標があれば
大会の目標としては、200メートル背泳ぎが2分05秒台突入と100メートル背泳ぎが55秒台で安定することです。課題としては、予選決勝共に55秒台が出せなかったのでこれから試行錯誤して努力したいと思います。
ーーインカレに向けて一言お願いします
一年生が入ってきて、全員燃えているというか早稲田らしさが出てきているのでみんな早いと思います。期待していてください。
男子 4×100mメドレーリレー
塩田直也(スポ1=東京・淑徳巣鴨)
ーー率直なタイムの感想
夏の大舞台は得意なのですが、その前の大会は苦手な傾向があったんですけど、その中で今日の3レースはレースごとにタイムを上げて感覚も良くなってきているので、インカレに向けて53秒が見えてきたかなと思います。
髙井直人(スポ2=石川・金沢)
ーーこの盛り上がりで泳ぐレースいかがでしたか?
カンカレはチームとしてはあまり重きを置いていない試合ではあったんですけど、その中でも大学の順位などであったりだとかは最低限守っていかなければならないところではあったので、まああまりタイムは良くなかったかもしれないですけど、チーム順位としては3位なので最低限良かったのかなと思います。
新開誠也(スポ4=鹿児島情報)
ーーインカレではリレーの得点が重要となりますが、このレースはどのような気持ちで泳ぎましたか?
全員が本調子ではない状態の中でも関東の強いチームと戦うことで、インカレに向けて自分たちに足りないところや強みとなる部分をしっかりと再確認できたという点においてはすごく良いレースだったのではないかなと思います。
間嶋慶伍(基理1=埼玉・本庄学院)
ーーインカレに向けて一言お願いします
大学入って、チーム一丸となってインカレに向かって頑張ってきたので、自分も早稲田のチームの一員としてより良い順位のために頑張っていきたいです。また、先輩方にいろんな素晴らしい経験させて頂いたり勇姿を見せてくださったので、自分たちもそこに置いてかれず、逆に後輩が先輩を引っ張っていくくらいの意識で頑張りたいです。