北風祭 7月12日 早大・上井草グラウンド
今年も北風祭が上井草を賑わした。「愛し愛され勝つ早稲田」。清⽔健伸主将(スポ4=東京・国学院久我⼭)が今シーズン始まってから繰り返し口にするこのキーワードを、まさに体現した一日だっただろう。夏の始まりを感じさせる暑さの上井草グラウンドには多くの早稲田ラグビーファンが集い、部員との交流の機会を楽しんだ。グラウンド内では昨年同様ラグビー体験のブースや出店など様々な催しで盛り上がりを見せた北風祭。笑顔の絶えない一日となった。

北風祭実行委員長の杉本
杉本安伊朗(スポ4=東京・国学院久我⼭) の司会で始まった今年の北風祭。初めに行われたのはパフォーマンスステージ。ワセダチアリーディングクラブ、早大応援部、書道パフォーマンスサークル漣、SHOCKERSが順に演目を披露。観客たちを魅了する様々なパフォーマンスで上井草に集まったファンを温めた。そして、今年からの初の試みとして早大ラグビー蹴球部主催のファッションショーが行われた。個性派部門では芸人に扮した⽯原遼(スポ2=神奈川・桐蔭学園) 会場を沸かせ、夏のデート服部門ではBKを中心に「本気のデート服」を披露。⼤賀雅仁(スポ4=神奈川・桐蔭学園) と鈴⽊寛⼤(スポ4=岡⼭・倉敷) の4年生コンビが同率優勝を果たした。

お笑いを披露する石原
パフォーマンスタイムが終わると、ラグビー体験が行われた。グラウンドの各地にパスやキック、タックルやラインアウトなどラグビーならではの体験ができる様々なブースが設置され、子供から大人までラグビーを楽しむ時間となった。どのブースでも笑顔が溢れ、ファンと部員が直接交流する貴重な時間となったことは間違いない。同時に行われた瀧澤直(平22理工卒=愛知・千種)、垣永真之介(平26スポ卒=東福岡)、金正奎(平26教卒=大阪・常翔啓光学園)、布巻峻介(平27スポ卒=東福岡)、三浦駿平(令2スポ卒=秋田中央)と副将の池本晴⼈(社4=東京・早実)、松沼寛治(スポ4=東海⼤⼤阪仰星)によるトークショーでは、事前に募集されたファンの方々からの質問に解答。ここでしか聞けない話や大学生活当時の思い出話に花が咲き、多くのファンが耳を傾けた。

スタッフからタックルを受ける東
次に行われたのは大運動会。借り人競争、綱引き、マルバツクイズ、そして早稲田ダービー。借り人競争では「7月生まれの選手」というお題に対して、当日に誕生日を迎えた前⽥麟太朗(スポ3=神奈川・桐蔭学園) が子どもに手を引かれてゴール。特に盛況を見せた綱引きでは、昨年に引き続き硬式野球部が参加し、ラグビー部FW、ラグビー部BK、そして相撲部とレスリング部の合同チームによる4チームでの熾烈な争いを見せた。トーナメント初戦、硬式野球部とラグビー部BK陣の対決ではBK陣が勝利。強靭な体躯を活かし優勝候補かと思われた合同チームには、一致団結したラグビー部FWが勝り、迎えた決勝戦は早大ラグビー部同士での戦いに。子どもたち、そして敗れたはずの相撲部まで乱入するまさかの展開となったが、ラグビー部FWが圧勝。大きな盛り上がりを見せた。続く早稲田ダービーでは溝⼝雄悟(スポ1=静岡聖光学院) 、早⼄⼥遼(⼈4=東京・国学院久我⼭) 、荒⽊鷲摩(法2=北海道・函館ラサール)、多⽥陽道(商3=東京・早実) 、渡邊晃樹(スポ3=神奈川・桐蔭学園) の5名が出場。それぞれ個性的な衣装を身にまとい、独自ルールのレースで会場を大いに盛り上げた。

子どもにキックを教える吉廻
最後にはOB交流戦が行われた。OBチームには今年卒業した谷口宗太郎(令8人卒=福岡・修猷館)、成戸風太(令8スポ卒=埼玉・川越東)が出場。下級生中心の現役チームと20分ハーフの形式で行われた今試合はOBチームが躍動した。それでもわずかにリードした現役チームが勝利。歴代の先輩方の胸を借り、春シーズンの成長を見せつける時間となった。

喜ぶ選手たち
閉祭式では入場時に配布したブロマイドを利用した抽選会を実施し、例年通りの大きな盛り上がりを見せた今年度の北風祭。今まで以上にファンと部員の距離が縮まり、全員が楽しめる一日となった。直接の交流を通じて早大ラグビー部を応援、支援する方々との絆を深めた選手たち。彼らは春シーズンを終え、夏合宿をはじめとする厳しい夏シーズンに突入する。昨年届かなかったあと一勝のために、一丸となって戦うチーム清水。ファンからの熱烈な応援が選手たちの背中を押す。
(記事:伊藤文音 写真:大林祐太、伊藤文音、髙木颯人)




