【ラグビー】6年ぶりの早明頂上決戦で敗北 国立に『荒ぶる』響かず

ラグビー男子

全国大学ラグビーフットボール選手権大会 1月11日 対明大 国立競技場

 『荒ぶる』を響かせるための決勝での勝利。そのたった一つの勝利はまだ遠かった。43489人が見届けた大学ラグビーの頂上決戦は紫紺のジャージに軍配が上がった。立ち上がりで3点を決め、先行した早大。しかし、明大のキック戦術に押し込まれ、自陣でのプレーを余儀なくされる。25分に今試合初トライを奪われると、続く34分にも失点。早大はトライチャンスを得られないまま前半を3ー14で終えた。続く後半も明大に先制を浴び、徐々に早大アタックに焦りが見え始める。ハンドリングエラーも増える中、反撃のきっかけとなったのはFB矢崎由高(スポ3=神奈川・桐蔭学園)のラン。ようやくトライを生み出すと、早大らしい継続アタックが復活。フェーズを重ねて何度もラインブレイクするが、最後まで明大の守備を崩し切ることができず無念のノーサイド。『荒ぶる』は響かず、昨年同様、そして日本一に輝いた6年前のあの日から実に4度目の決勝敗退となった。

試合後にSO服部を慰めるCTB野中

 明大のキックオフで開幕した運命の80分。ファイナルらしく、序盤はキックによる堅実なエリアの取り合いが行われる。5分、今試合注目のファーストスクラムが組まれると、吹かれた笛は明大のアーリーエンゲージ。敵陣でのプレータイムを増やし、じわじわと明大を自陣に押し込んだ早大。7分、WTB池本晴人(社3=東京・早実)がキックカウンターで前進し、ディフェンスを後手に回すとグラウンド中央で反則を獲得した。CTB野中健吾主将(スポ4=東海大大阪仰星)が選択したのはショット。Hポール中央にキックを沈め、先制に成功した。ここからは明大のキック戦術に押し込まれる展開が続くが、LO栗田文介(スポ4=愛知・千種)のスティールなどでピンチを脱していく。しかし15分、早大は中盤のマイボールスクラムで故意に崩したとみられてしまい、明大にゴール前まで侵入を許す。モールから辛抱強くタックルし続けた早大だったがついにゴール中央へのダイブを許してしまい、4点を追いかける展開となった。中盤での攻防が続く中、25分に早大はまたも敵陣中央で反則を得る。1点でも点差を縮めたい早大はショットを選択。しかし、野中のキックは左に逸れ、惜しくも追加点とはならない。プレー再開後はまたもキックの蹴り合いとなるが、空中での接触プレーにテレビジョン・マッチ・オフィシャル(TMO)が適応され、矢崎にシンビンの判定。スーパーエースを10分欠くこととなった。ミスが続き、思うように試合の流れをつかめずにいた早大は30分、明大のロングキックに押し込まれ、ボールをこぼしてしまうと紫紺のジャージにインゴールでボールを抑えられ、不運なかたちで失点を許した、かに思われた。TMOにて明大のノックフォワードの判定となり、救われた早大。しかし、陣地を思うように回復できず、34分にゴールラインを駆け抜けられ、スコアは3ー14に。早大はいくつかのフェーズを重ねた後にハイパントキックで一気に前進することを試みていたが空中戦を得意とする明大BK陣に阻まれ、思うようにチャンスを生み出すことができない。ノータイムのホーンがなると同時にSO服部亮太(スポ2=佐賀工)が中盤からドロップゴールを狙うが、得点にはならず前半が終了。11点のリードを奪われ、後半に突入する。

PGを決めるCTB野中

 日本一を決める最後の40分。早大はできるだけ早く明大の背中をつかむため、アグレッシブなアタックを仕掛ける。開始直後に見られたNO・8松沼寛治(スポ3=東海大大阪仰星)の素早く、力強いボールキャリーで前進する姿は後半に懸ける早大の熱い思いを表しているようだった。「敵陣でのセットプレーを増やしたいという意図」と試合後に大田尾竜彦監督(平 16 人卒=佐賀工)が語ったように、早大は敵陣でも積極的にボールを蹴り上げる姿勢を一貫させていた。しかし肝心のセットプレーで安定性を欠き、8分にはラインアウトのミスから追加点を奪われてしまう。3ー19とリードを広げられる中、明大も同様にキックで敵陣侵入を試みており、早大は陣地を押し込まれてしまう。19分、自陣でのスクラムで反則を取られ、明大は3点の追加に成功する。時間を使われながら点差を広げられ、早大としては苦しい展開に。時間を考えれば早い段階での反撃のトライが欲しい早大だったからこそ、アタックには焦りが見え始める。24分には服部が自ら仕掛け、前進するがフォローが間に合わずスティールされてしまう。つかみかけた反撃の糸口を早い段階で摘まれ、グラウンドには閉塞感が漂う。しかし31分、自陣のスクラムからボールを展開した早大は矢崎が一気にスピードを上げ、ディフェンスを振り切る。フォローに走っていたWTB鈴木寛大(スポ3=岡山・倉敷)がさらに前進すると、最後は内側を走っていたSH渡邊晃樹(スポ2=神奈川・桐蔭学園)がインゴールに飛び込んだ。すぐに野中がキックを決め、スコアは10ー22。残り時間は少なくなっているが逆転可能な点差。ボールを保持し、フェーズを重ねるアタックに切り替えた早大はらしさの溢れる攻撃をようやく展開し始めた。35分、ハーフライン上でのラインアウトから左右にフェーズを重ね、飛び出した明大ディフェンスのギャップを見逃さなかったのはやはり服部。試合終了間際ながらも輝きを失わないその鋭角のステップでラインブレイクし、22メートルライン付近まで前進。勢いを増すアタックとともに、会場も最終盤に向けて熱気を帯びていく。しかし、全速力の攻撃はボールを落ち着かせることが難しく、無念にも落球してしまう。未だに12点を追う早大だが、時間は刻一刻と過ぎていく。15を超えるフェーズを重ね、フルタイムを告げるホーンがなる中でFL粟飯原謙(スポ4=神奈川・桐蔭学園)がラインブレイク。日本一の可能性は潰えたが、赤黒のジャージはトライを取ることを諦めない。グラウンドに立つ15名の選手たちは最後まで戦い抜いたが、ついに明大のディフェンスを打ち破ることはできず、ゴール前でノックフォワード。拳を天に突き上げる明大とは裏腹に、早大の選手たちは崩れ落ちた。最終スコアは10ー22。6年ぶりに『荒ぶる』を響かせることは叶わなかった。

鋭いボールキャリーを見せるNO・8松沼

 国立競技場に絶えず響いた『One Shot』コールと『早稲田』コール。部員席から始まり、会場全体に伝播する野中組ならではの文化はまさに、この代の一体感を顕著に表していた。1年時には16年ぶりに新人早明戦で勝利したものの、チームは帝京大相手に決勝史上最多得点差で敗戦。2年時は大阪の地で年越し前に敗戦を喫し、3年時もまた帝京大に行く手を阻まれた。幾度も流してきたその涙は勝利への執着心を強め、一枚岩で戦う早大を作り上げた。日本一に輝くことができなければ、これまでの努力は間違っていたのだろうか。『荒ぶる』を響かすことができなければ、これまでの日々は水泡に帰すのだろうか。そうではない。野中組で形作られた新たな文化の数々、そしてまたもあと一歩のところで敗れた強烈な悔しさ。これらは必ず、次の世代へと受け継がれる。3度目の正直、来年こそは『荒ぶる』を響かせてくれると信じる。

(記事:村上結太、写真:村上結太、安藤香穂)

コメント

※記者会見より一部抜粋

◆大田尾竜彦監督(平 16 人卒=佐賀工)

ーー今試合の振り返りをお願いします
 今日の試合はリードされることも想定していて、終盤でもチャンスがあると思ってみていましたが、明治大学さんのコンタクトの圧力が強かったです。選手たちはよくやってくれましたし、彼らのアグレッシブさを出せなかったのは自分の責任だと思います。4年生や健吾は本当にいいものを残してくれたので感謝しています。

ーー立ち上がりからキックを多用されてましたが、どのような意図でしたか
 エリアを取るために競りにいって、敵陣でのセットプレーを増やしたいという意図でした。

ーーアグレッシブさを引き出せなかった原因は何だと思いますか
 キックとランのバランスです。ボールを持って走る時間の長さのバランスは難しいのですが、準決勝、準々決勝は上手くいっており、マイボールのラインアウトの数が想定よりも多かったです。そういった中で、特に前半はボールを持つ時間が想定よりも少なく選手たちが受け身に回ったかなと思います。

ーーハーフタイムではどのような修正を図りましたか
 ゲームプランはそのまま遂行して、ボールを持った時のアグレッシブさが足りてないからそこは上げていこうと話しました。

◆CTB野中健吾主将(スポ4=東海大大阪仰星)

ーー今試合の振り返りをお願いします
 前半のアグレッシブさが明治さんの方が上だったと感じています。それをみんなから引き出せず、チームを引っ張れなかった自分のリーダーシップに関してみんなには本当に申し訳ないです。ここまでチーム全体で成長出来たことは胸を張れると思います。

ーー明治大学のディフェンスを崩す状況が限定されていましたが、プレッシャーは感じましたか
 簡単にいかないことはわかっていたので我慢しようと話していたのですが、我慢しきれなかった球際のミスが自分たちのマイナス面だと思います。プレッシャーも感じましたが、自分たちのミスだと思います。

ーー敵陣に入ってからのキックを用いた場面はどのような判断ですか
 エリアは意識していたので、チームとしての遂行力はあったと思います。敵陣で戦い続けることを意識してのキックだったのでミスではないと思います。

ーー3年生以下へメッセージをお願いします
 決勝での経験は無駄じゃないですし、2年連続で経験できているのは本当に貴重なものだと思います。また来年に繋がると思うので、この先もこの経験を活かして頑張ってほしいと思います。

◆PR杉本安伊朗(スポ3=東京・国学院久我山)

ーー今日の試合、どのような思いで臨まれましたか
 決勝で負けた悔しさをばねに1年間やってきたので、もう勝つしかない、やるしかないという気持ちで臨みました。

ーー決勝の舞台の緊張感や雰囲気はいかがでしたか
 想像以上に観客の方が入ってくれて圧倒された部分があったのですが、自分たちのやってきたことにフォーカスしてプレーしていました。

ーー今日のスクラムはどのようなこと意識したのか、またどのような手応えでしたか
 8人でまとまってスクラムを組むというのは1年間通してやってきたので、そこをテーマにスクラムを組んでいました。その中で少しスクラムが組みにくいというか、スクラムの印象が悪い時もあったのですが、話し合いながら修正して、なんとか自分たちの形は遂行できた、やれることはやったかなと思っています。

ーーあと1歩どんなところが足りなかったと思いますか
 もっと色々なことを試合前に想定しておくことがやはり大事だなと思いました。

ーー来年がラストイヤーですが、この敗戦を糧にどう強くなっていきたいですか
 もう負けたくはないので、3年間いた中ですごくいい文化が築かれていることを無駄にせずに、僕たちの代でさらに成長して勝ち続けるチームになりたいと思います。

◆HO清水健伸(スポ3=東京・国学院久我山)

ーー今試合はどのような思いで臨まれましたか
 最後の試合なので、しっかり自分たちができることを精一杯出し切って戦おうというマインドでいきました。

ーー決勝の舞台の緊張感や雰囲気はいかがでしたか
 やはり国立で4万人以上の観客の皆さんがいて、雰囲気でも圧倒されましたし、明治大学さんの気迫というのも対抗戦の早明戦とはまた違うものがあったかなという感覚でした。

ーーあと1歩、どんなところが足りなかったと思いますか
 セットプレーがカギになることをまた痛感しましたし、雰囲気など自分たちでコントロールできるところを操っていくというところは足りなかったのかなと思います。

ーー清水選手は来年もリーダーの1人として戦われると思うのですが、この敗戦を糧にどう強くなっていきたいですか
 2年連続決勝に連れていってもらってるっていう現状で、けど決勝で勝ちきれない。勝ちきれないという課題はリーダーとして分かっている部分でもあるので、しっかりみんなに伝えて、大事なことをピックアップして、みんなで強くなっていきたいと思います。

◆PR前田麟太朗(スポ2=神奈川・桐蔭学園)

ーー今日の試合はどのような思いで試合に臨まれましたか
 4年生を勝たせるために自分ができることは最大限にやろうと思っていました。

ーー決勝の舞台の緊張感や雰囲気はいかがでしたか
 やはり普通の選手権や対抗戦と違って、歓声の大きさだったり、相手の勢いだったり、TMOがあったりと、いつもと違う状況をすごく肌で感じた試合だったと思います。

ーーあと1歩、どんなところが足りなかったと思いますか
 シンプルに僕のスクラムへの情熱だったり、1年間やってきた努力っていうのが明治さんの方が気持ちや努力が強かったですし、シンプルに僕の力不足だったなと思います。

ーーこの敗戦を糧にどう強くなっていきたいですか
 もう本当にこういった思いするのは最後にしたいので、もっと強くなりたいと思います。

◆LO栗田文介(スポ4=愛知・千種)

ーー今試合はどのような思いで臨まれましたか
 早稲田大学で過ごした4年間の集大成なので、本当に自分がFWを引っ張っていく、コリジョンバトルで引っ張るということをテーマに掲げて臨みました。

ーー決勝の舞台の緊張感や雰囲気はいかがでしたか
 自分自身3度目の決勝の舞台だったのですが、明治大学が相手ということで異様な雰囲気で、そこで若干プレッシャーを受けてしまったのかなという印象があります。

ーー具体的にどのようなプレーを意識し、また遂行できましたか
 やっぱり明治大学さんはFWを中心に身体が大きいので、コリジョンバトル、一対一の局面で勝っていくというのを意識していたのですが、やっぱり想像していた以上に明治大学の圧力が強くて、そこで後手に回ってしまったのかなと思います。

ーーこの4年間を振り返って、率直にどんな思いが込み上げてきますか
 あのきつい新人練が今でも思い浮かぶように本当にきつい4年間ではあったのですが、本当に成長させてもらえたと思いますし、この4年間で学んだことを糧に次のステージでも頑張っていきたいと思います。

ーー最後に、後輩たちにどのようなことを伝えたいですか
 本当に頼もしい後輩ばかりで来年は必ず優勝してくれると思うので、頑張れと伝えたいです。

◆FL田中勇成(教4=東京・早実)

ーー今試合を振り返っていかがですか
 情けないプレーだらけだったなと思います。特にディフェンスの部分では勢いをもたらすなど自分の役割を遂行できませんでした。

ーーセットプレーに関してはいかがですか
 決勝といういつもとは異なるプレッシャーの中で、スクラム、ラインアウト共に安定させることができず、試合中に修正することができなかったことは敗因のひとつかなと思います。

ーー2年連続での決勝での悔しい敗戦となりましたが、心境をお聞かせください
 昨年の決勝での悔しさを、先輩たちの悔しさを晴らすために戦ったのですが、あと一歩及ばずでした。このチームで優勝したかったです。

ーーこの4年間を振り返って、率直にどんな思いが込み上げてきますか
 早稲田でなければこんなに成長できなかったので、関わっていただいた全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。それらを優勝というかたちで恩返しできず、本当に悔しいです。

ーー後輩たちに期待することはありますか
 後輩たちはこの悔しさを知って、もっと強くなってくれると思うので、そこに期待したいです。

◆NO・8松沼寛治(スポ3=東海大大阪仰星)

ーー今日の試合はどのような思いで試合に臨まれましたか
 何がなんでも勝つというのが一番で、内容とか関係なく最後勝てればいいなという思いでした。相手のプレッシャーがあるのはわかっていたので、その中で自分たちがしっかり決めたことをしっかり遂行しようという思いで臨みました。

ーー決勝の舞台の緊張感や雰囲気はいかがでしたか
 個人としてはそんな緊張とかなかったのですが、早稲田として普段できているアタックが、相手のプレッシャーや決勝の雰囲気とかもあってできなかったっていうのはやはり敗因の1つかなと思います。

ーーあと1歩、どんなところが足りなかったと思いますか
 持ってるものとか力量というのはそこまで差はなかったなって感じているのですが、やはり決勝という舞台でしっかり持っているものを発揮するという点で、明大さんが1枚上手だったかなと思います。

ーー来年はラストイヤーになると思うのですが、この敗戦を糧にどう強くなっていきたいですか
 やはり2年連続あと1歩のところで負けているという現実をしっかり受け止めて、何が足りなかったかというのをもう1回しっかり考えて、今日の負けを経験してるメンバーが中心となって来年に向かっていきたいです。

◆SH糸瀬真周(スポ4=福岡・修猷館)

ーー今試合はどのような思いで臨まれましたか
 自分たちがずっと目指してきた日本一っていうのもあと1つだったので、なんとしても勝ちたいという気持ちでした。

ーー決勝の舞台の緊張感や雰囲気はいかがでしたか
 今までの試合とやはり少し違うものがあって、歓声だったり、1つ1つのプレーの緊張感などはあったのですが、プレー自体は今まで通り遂行できたかなと思います。

ーー試合後、ファンの方に挨拶行った後に涙されてる姿が印象的だったのですが、どんな思いでしたか
 自分自身はラグビーの競技人生で最後の試合だったので、今まで一緒に戦わせてくれたノンメンバーの4年生の同期に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。すごく悔しいのですが、負けはもう負けなので、切り替えて別の道でまた頑張れたらなと思います。

ーーこの4年間を振り返って、率直にどんな思いが込み上げてきますか
 もちろんずっと楽しいことばっかりじゃなくて、苦しいこと、辛いこともあった中で、ここまで最後グラウンドに立たせていただいたっていうのは、自分だけの努力じゃなくて、同期、周りの人のサポートがあったからこそだと思っているので、感謝の気持ちしかないです。

ーー後輩たちにどんなことを伝えたいですか
 自分の大好きな後輩たちがまだたくさん残っているので、リベンジといった意味でも来年『荒ぶる』をとりかえしてほしいと思います。

◆SO服部亮太(スポ2=佐賀工)

ーー優勝にあと1歩どんなことが足りなかったと思いますか
 ビッグゲインした後や22メートルラインに入った中で点を取りきれなかったことが、優勝に1歩足りなかったことなのかなと思います。

ーー来年はリーダーの1人として、この敗戦をどのように活かしていきたいですか
 この舞台を経験できたことは数少ないと思うので、来年出てくる選手たちにいい声掛けができるように積極的に頑張っていこうと思います。

◆CTB福島秀法(スポ4=福岡・修猷館)

ーー今試合はどのような思いで臨まれましたか
 最後の80分、シンプルに戦い切るという気持ちで臨みました。

ーー決勝の舞台の緊張感や雰囲気はいかがでしたか
 わかってたことなのですが、明治コールだったり、明治の圧だったりにちょっと押された部分はあります。

ーーどんなプレーを意識し、また遂行できましたか
 縦のプレーを意識して臨んだのですが、結果としてチームを前進させることができなかったので、全然遂行できなかったです。

ーーこの4年間を振り返って、率直にどんな思いが込み上げてきますか
 特に今年は、本当に最後笑って終わりたかったのですが、毎年最後涙を流して終わる結果となってすごく悲しくて悔しかったです。

ーー後輩たちにどんなことを伝えたいですか
本当に自分たちが優勝できなかった分と、最後に泣いて終わるのは辛いと思うので、頑張って最後笑って終われるように応援しています。

◆PR勝矢紘史(スポ4=長崎北陽台)

ーー今試合はどのような思いで臨まれましたか
 4年間かけて自分がやってきたことを全て出す、そして自分だけのためじゃなくて、今まで支えてくれた全ての人とか、一緒にやってきた同期のノンメンバーの思いを背負って戦おうと思っていました。

ーー決勝の舞台の緊張感や雰囲気はいかがでしたか
 決勝の早明戦ということで、観客も多くて、今まで経験したことはないものはありました。

ーーどんなプレーを意識し、また遂行できましたか
 とにかく接点の部分で、チームが若干影響を受けていた部分があったので、接点で自分が前に出たいなっていうことを考えていました。

ーーこの4年間を振り返って、率直にどんな思いが込み上げてきますか
 辛かったなっていうこともありますし、あっという間だなっていうのもありますけど、自分1人じゃ来れなかったなっていうのがあって、地元で支えてくれた親だったり仲間だったりとか、最高の同期がいて4年間やってこれたなっていうのを感じています。

ーー後輩たちにどんなことを伝えたいですか
 来年『荒ぶる』歌ってくれということだけですね。

◆FL粟飯原謙(スポ4=神奈川・桐蔭学園)

ーー今試合はどのような思いで臨まれましたか
 今までのゲームと違って、勝てば優勝ということ、そして自分はもうラグビーがこれで終わりになるので、16年間続けてきたものを後悔なく終えられるようにということで重きを置いたゲームでした。

ーー決勝の舞台の緊張感や雰囲気はいかがでしたか
 緊張はもちろんあったのですが、これで最後という気持ちになれば、臆することなく、すべての局面で前向きにプレーできたのかなと思います。

ーーどんなプレーを意識し、また遂行できましたか
 リザーブからだったのですが、全局面でハイプレッシャーというのはメインのメンバーともリザーブのメンバーとも同じようにあったので、そこは一切ぶれずに自分たちで前に前にというイメージでプレーしました。

ーーこの4年間を振り返って、率直にどんな思いが込み上げてきますか
 正直感謝しかないですし、大学4年間だけではなくて、自分が選手として活動してきた中で、いろんな人とも出会えたのでまずは感謝と、後輩たちに対して申し訳ないというのもあります。ロッカールームでもあまり泣かなかったので、頑張ってほしいですね。

ーー後輩たちにどんなことを伝えたいですか
 3位の山を上がってきたことにも運命を感じていたんですけど、やはり決勝の舞台となるとそう順当にはいかず、いくら準備しても国立には魔物がいると思っているので、改めて後輩たちには頑張ってほしいです。

◆SH渡邊晃樹(スポ2=神奈川・桐蔭学園)

ーー今試合はどのような思いで臨まれましたか
 舞台は大きくても自分は目立ったプレーは求められていないと思うので、上井草でやってきたことをやるという思いで臨みました。

ーー負けている状況で糸瀬選手との交代でしたが、どんな思いでピッチに立ちましたか
 ずっと対抗戦から真周さんが出ていたのですが、出れる準備はしてました。また、3トライ差くらいだったのですが1トライ取れば圏内と言われていたので、やる気満々でした。

ーーあと1歩、どんな所が足りなかったと思いますか
 明治大学さんの勢いとかキャリーの強さとか、一対一のところで早稲田が呑まれちゃったかなと思います。

ーー個人としてはトライも挙げられましたが、いかがですか
 個人的には嬉しかったんですけど、来年また帰ってきて『荒ぶる』を歌わなきゃなと強く思いました。

ーーこの敗戦を糧に、どう強くなっていきたいですか
 自分はまだ2年生なので、あと2年間体大きくしてラグビー上手くなって、今年の4年生の分も背負って来年再来年で『荒ぶる』を歌えるように頑張ります。

◆CTB黒川和音(人4=茨城・茗渓学園)

ーー今試合はどのような思いで臨まれましたか
 大田尾さんが「歴史を作る最高の決勝にしよう」とおっしゃっていたので、そういった気持ちで臨みました。

ーー決勝の舞台の緊張感や雰囲気はいかがでしたか
 独特の雰囲気があり、明治コール早稲田コールが飛び交う中でも去年より早稲田コールが多かったので、力になりました。

ーーどんなプレーを意識し、また遂行できましたか
 自分が出る時間は早稲田がアグレッシブに攻められていない時間帯だったので、自分がいかにキックを使わずに攻められるかということを意識して臨みました。遂行度でいうと、100点とはいえない出来だったのでもっと亮太を助けられればよかったなと思いました。

ーーこの4年間を振り返って、率直にどんな思いが込み上げてきますか
 苦しいことも楽しい事もあった4年間だったんですけど、ひとつ言えるのは本当に早稲田に入ってよかったです。同期も監督もみんながラグビーが大好きで、そういった環境で練習できたのは本当に良かったです。心残りとしては、『荒ぶる』をやっぱり歌ってみたかったなと思います。
 
ーー後輩たちにどんなことを伝えたいですか
 2年連続で優勝に近いところで負けてしまって、今この瞬間は後悔ばかりなんですけど、本当に一人一人が勝つために力を注いでレベルアップして勝ってほしいと思います。

写真ギャラリー

ディフェンスに仕掛けるLO小林

ディフェンスに接近するFL城

ライン際を駆けあがるWTB池本

タックラーをかわすWTB田中健

ライン際を駆け上がるFB矢崎

ディフェンスの間に仕掛けるHO杉村

ぶちかますPR平山

力強くゲインするLO新井

ライン際を駆け上がるWTB鈴木

試合終わりにグラウンドを見つめる谷口主務

メンバー表