日本学生氷上競技選手権大会 12月25日 東京・東大和スケートセンター
昨日の快勝から一夜明けた12月25日、早大は日本学生氷上競技選手権大会において、専修大と対戦した。早大は第1ピリオドから積極的に攻めの姿勢を見せ、3点を先取する。第2ピリオドでも2点を取った。その後専修大に1点を返されるが、第3ピリオドではさらに1点を追加する。最後は相手に追加点を許したが逃げ切り、6-2で勝利を収め準々決勝へ進出した。
第1ピリオドから積極的に攻撃を仕掛けた。敵陣でパスを回す時間が多く、DF榎本康生(文2=東京・早実)やFW村上太一(スポ1=北海道・白樺学園)などがシュートを何度も放った。12分、ゴール前にこぼれたパックをFW飯塚創哉(教2=東京・早実)が押し込み待望の先制点を挙げた。13分にはFW笹沼葵(教3=東京・早実)がゴールを決め、2点目を取った。その後も攻めの姿勢を崩さず、19分、FW清水朝陽(社4=北海道・武修館)、DF共田野安(国教4=カナダ・George Eliot Secondary School)のアシストによりFW高見澤英翔(スポ2=埼玉栄)がシュートを決め、3点目を挙げた。

喜ぶ選手たち
第2ピリオドでは相手の攻撃の時間が増えたものの、依然として積極的に攻める。11分、FW清水がゴール横でパックを放ち、ゴール前に落ちたパックをFW笹沼が押し込んだ。早大が4点目を入れ、会場はさらなる盛り上がりを見せた。16分、DF榎本が大きなシュートを放ちゴールに決まり、5点目を取る。しかし早大のプレーヤーが少ないキルプレーの状態であった19分、専修大に初めての得点を許してしまった。

試合を戦うDF榎本
第3ピリオドでも、両校とも気迫を見せ激しいプレーが続いた。4分、FW笹沼、FW清水のアシストによりDF共田がシュートを決め、追加点を入れた。しかし11分、専修大に2点目を許してしまった。この後もピンチはあったが、GK大塚斗琶(スポ2=北海道・苫小牧中央)の奮闘もあり、このまま勝利した。

吠えるFW田中佑志(スポ1=北海道栄)
今試合は、早大の積極的なシュートが目立った。シュート数も相手を上回っており、自分たちのペースで試合を進めることができただろう。明日はインカレ優勝へ、鍵となる明治大戦である。今日と同様、攻めの姿勢を崩さず勝利を目指してほしい。
(記事 栗原礼佳、写真 齋藤汐李)
◆コメント◆
FW笹沼葵副将(教3=東京・早実)
ーーチームとして試合を振り返っていかがですか
1ピリのうちに点を稼げて、チームとしてやりたいことができていたので良かったと思います。
ーー想定していた試合展開通りのゲームだったのでしょうか
そうですね。途中ペナルティが多かったのが想定外でしたが、全体的に見たら想定通りです。
ーーインカレは連戦ですが、難しい部分はありますか
そうですね。ただ相手も連戦なので明日も頑張りたいです。
ーー明日の明大戦への意気込みをお願いします
ここに向けてチームとして1年間準備してきたので、絶対勝てるよう頑張ります。
ーーありがとうございました!
DF榎本康生(文2=東京・早実)
ーーチームとして試合を振り返っていかがですか
チームとしては、明日の明治大戦が一番大事な試合ということで、でも専修大も無視できないので。最後までしっかりチームのミーティングで話し合ったことを、3ピリオド通してできたと思います。
ーー自身の得点シーンについてはいかがでしたか
あの時も、セットに入る前にセンターの朝陽さんと話していて、まあ練習からやっていたことを練習通りにできたと思います。
ーー積極的にシュートを放っていましたが、何か意識していたことはありますか
このチームは自我を出さないというか、いい意味で言ったらチームファーストでやるという方針だったので、それもチームの決まり事として、ディフェンスはもらったらすぐ攻撃に移すということは意識していました。
ーー明日の明大戦への意気込みをお願いします
今年一年、この明治戦にかけてずっと部活をやってきたという部分もあるので、しっかり自分たちの流れで、最後まで3ピリオド通して勝ちを取りにいきたいなと思います。
ーーありがとうございました!