チアリーディングステージ2025 大隈記念講堂 12月20日
チアリーダーズBIGBEARSが1年間の集大成として届ける「チアリーディングステージ」。今年は「Cherish〜想いが繋ぐ、最後のエール」をテーマに行われ、2時間を超える盛りだくさんのステージを披露した。大盛況のうちに幕を閉じたチアステ2025を振り返る。
4年生が作成したという「オープニング」では、目まぐるしくスタンツやタンブリングを披露していく。総勢91人という人数の多さを活かし、スタートからエナジー全開のステージとなった。オープニングの演技を終えると松尾尊副将兼チアリーダーズ責任者兼リーダー新人監督(政経4・東京インターハイスクール)が挨拶に立った。 「本日は数多くの想いを胸に1演技1演技全身全霊でお届けいたします」とステージに向けて意気込んだ。続くダンスメドレーでは「cool」、「cute」、「sexy」をテーマに分かれ、普段の応援活動では見せないような姿を見せた。
続いて披露されたのは「BEARS LEGENDS」と名付けられた特別構成。「HERO」と「PRINCESS」の2つのコンセプトで演技を行った。HERO構成ではヒーローらしくスケールの大きな技を披露。PRINCESS構成では華やかに彩る技が光った。
続いては六大学のチアリーダーズが一堂に会する「六大学コラボ」。東大の『イントロビクトリー』に始まり六大学の応援歌、応援曲を踊っていく。『紺碧の空』でメドレーを締めくくり、「六大学コラボ」を終えると今度は「下級生構成」。オレンジ色の衣装を身にまとった新人から3年生が元気いっぱいに演技を披露し、これまでの成長を観客に見せた。
第1部最後を飾ったのは男子チアリーディングチームのSHOCKERSとの「ショカベアコラボ」。男子チアとのコラボならではの大技が次々と飛び出し、会場のボルテージはさらに熱を帯びていく。「ショカベアコラボ」での4曲のメドレーを終え、第1部を終えた。
第2部の前には近藤梨央ステージ広報責任者(社4=東京・早実)が挨拶に立ち、「お世話になった全ての方々への思いを胸に、第2部のステージにその全てを込めて演技いたします」と力強く語った。
第2部で最初に披露されたのは「HT」。様々な競技の応援にて行ってきたいくつものハーフタイム演技をこのチアステではダンスのみの構成で披露した。そして続いて行われたのは「応援メドレー」。この演技では各競技をイメージした振り付けなどで早稲田スポーツを表現し、この1年間の応援活動を振り返った。
第2部にて3番目に披露されたのはチアリーダーズ4学年に加え、豊島悠代表委員主将兼連盟常任委員(教4=神奈川・桐蔭学園)と吹奏楽団を加えて行われた「応援ドリル」。『F6〜SUNRISE』では3パートの4年生がメリーゴーランドを作り、舞台を華やかに彩った。さらに、『F7〜Bloom』では野球部の4年生と豊島主将がチアリーダーズ4年生と一緒に踊ったことで、会場は大いに盛り上がった。終盤には豊島主将が学生注目を行い、「俺をこの場所にいさせてくれたのは同期全員である。本当に最高の同期に恵まれた」と感謝を口にした。そして最後には全力で『コンバットマーチ』を披露すると、「4年間本当にありがとう」という文字切りで「応援ドリル」を締め括った。
そして遂に「引退構成」へ。引退構成はチアリーダーズ4年生20人でのラストステージである。涙を浮かべる部員もいたが皆が笑顔で演じきり、クライマックスではBUMP OF CHICKENの「なないろ」に合わせて334を完成させた。
このチアリーディングステージ2025の最後の演技となる「フィナーレ」を前にステージ運営責任者を務める真嶋萌乃ステージ運営責任者(商4=東京・早実)が挨拶を務め、「 本日こうして無事にステージを開催できていることにほっとしていると同時に大きな喜びを感じております」と思いを言葉にした。フィナーレは令和7年度のBIGBEARSを締めくくる。flumpoolの「君に届け」に乗せて、4学年91人の努力が込められたフィナーレは各学年の成長が感じられる演技となり、ステージを全うした。拍手万雷で幕を閉じたチアリーディングステージにはアンコールが。BIGBEARSはこれに応え、2時間以上に及ぶステージを完走した。
笑顔と感動を届けたチアリーディングステージ。本業である応援活動とチアリーディングステージの準備の両立は一筋縄には行かなかっただろう。その過程の過酷さと比例するようにステージ当日の観客からの歓声は非常に大きいものであり、1年間の活動を最高の形で締めくくることとなった。
(記事 土橋俊介、写真 西本和宏)

























