第75回関東大学女子リーグ戦(リーグ戦) 10月25日 東京・日本体育大学世田谷キャンパス
第75回関東大学女子リーグ戦(リーグ戦)も残すところあと2戦。前回の専修大戦で2度目の勝利をつかんだ早大は、流れに乗って白星を掲げたい。今日の相手は一巡目で惜敗した山梨学院大学だ。前半戦はF西ファトゥマ七南副将(スポ4=千葉・昭和学院)を中心に得点を重ねていくが、山梨学院大の堅いディフェンスに苦戦する。早大はリードしているものの流れをつかみきれなかった。その後も一進一退の攻防が繰り広げられ、なかなか点差を離せないまま試合が進み、29-27で前半を終えた。後半に入っても拮抗した試合が展開された。第3Q、勢いに乗った早大はシューターを分散させることで相手のディフェンスをかいくぐり得点を重ね、点差を広げていった。両者最終Qまで主導権を譲らず、終盤には1点差まで詰め寄られた時間もあったが、粘り強い攻防の末、68-65で勝利した。

ドライブで切り込む阿部
第1Q先制したのは早稲田。C福王伶奈(スポ2=愛知・桜花学園)がジャンプシュートを決めると、F衣川璃来(スポ3=埼玉栄)が連続ポイントを決め、良いスタートを切った。中盤以降も効果的なディフェンスを見せ、相手にうまくシュートを決めさせない。終盤に流れを掴むと、C福王がブザービートでシュートを決め、14-9と早大リードで第2Qへ。
第2Qでは早大のパスが繋がらず、攻撃が崩れる場面が多く見られた。アチャラオゲチクランシー(山梨学院大・3年)がインサイドを支配し、ゴール下からの攻撃を阻まれてしまう。相手のしぶといディフェンスに苦戦し、ディフェンスファールを誘発され逆転されてしまう。菊池は積極的な攻撃を仕掛けるも、自らディフェンスを引きつけてしまいシュートを打つことができない。しかし、福王のパスカットから素早い攻撃を見せ、流れを完全には渡さなかった。終盤、西副将がフリースローで追い上げをみせ、ラスト3秒、F阿部心愛(スポ1=愛知・桜花学園)がバスケットカウントを決めて逆転し2点差で前半を終えた。

ドリブルで攻める菊地
第3Q、早大の攻撃が噛み合い始める。序盤こそ相手にオフェンスリバウンドを取られ、得点に繋がってしまう場面も見られたが、菊池が2本連続で3Pを決めると、早大はそのまま勢いに乗る。山梨学院大のディフェンスをうまくかわし得点を重ね、点差を広げた。
最終Q、第3Qの勢いのまま早大ムードかと思ったが、流れは一転。序盤から相手のディフェンスに捕まり得点できない時間が続き、すかさずタイムアウトを要求。悪い流れを切りたい早大だが、後半の疲れもあってか相手に7連続ポイントを許してしまい、一気に2点差まで詰められる展開に。しかし終盤、早稲田も粘りを見せる。衣川が3Pを決め、リードを守り切った。残り時間も1分を切った中、藤澤夢叶(山梨学院大・3年)の3Pで1点差となったが、集中力を切らさず戦い続け68-65で勝利した。

アシストを出す山宮
最後まで粘り強い試合を展開した早稲田。苦しい時間もあったが、何とか相手を振り切り3点差で勝利を挙げた。次戦は秋リーグの最終戦。有終の美を飾って欲しい。
(記事・写真 齋藤汐李)
第75回関東大学女子リーグ戦 10月25日(vs山梨学院大)
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
| 早大 | 14 | 15 | 26 | 13 | 68 |
| 山梨学院大 | 9 | 18 | 20 | 18 | 65 |
♦早大スターティングメンバー♦
F#1菊地実蘭(スポ3=愛知・桜花学園)
F#7西ファトゥマ七南副将(スポ4=千葉・昭和学院)
C#8福王伶奈(スポ2=愛知・桜花学園)
P#13山宮好葉(スポ3=東京成徳大)
F#35衣川璃来(スポ3=埼玉栄)