【女子サッカー】試合終盤にDF小林睦が同点弾 試合を引き分けに持ち込む

ア式蹴球女子

関東大学女子サッカーリーグ 後期第8節

2025年10月11日(土)13:00 Kickoff

@東京国際大学坂戸キャンパス

試合結果

チーム 前半 後半 合計
早大 0 1 1
東京国際大 1 0 1

得点者

前半

44分 吉田 美優(相手)

後半

93分 小林 睦

 アウェーで東京国際大と対戦したア式蹴球部女子(ア女)。東京国際大は、前期の対戦でホームで悔しい逆転負けを喫した相手。上位進出を目指す中、リベンジを果たすべく試合に臨んだ。ところがア女は東京国際大に先制点を決められると、その後は相手の堅い守備に苦戦。好機を生み出せないまま試合は後半アディショナルタイムへ。すると93分にDF小林睦(スポ1=湘南ベルマーレU18ガールズ)がコーナーキックからヘディングシュートでネットを揺らす。ア女が土壇場で試合を引き分けに持ち込んだ。

スタメン出場を果たした﨑岡。中断明け以降の初出場となった

 試合開始直後からア女は右サイドのMF三宅万尋(スポ2=東京・十文字)を中心に攻撃を展開する。10分には三宅がサイドからカットインして左足でファーストシュート。24分にもカウンターから三宅がシュートを放ったが、ボールは相手GKの正面に飛んだ。時間が経つにつれ、ア女がボールを保持する時間が長くなる。28分にはDF吉田玲音(社2=新潟・帝京長岡)がミドルシュート。徐々に相手陣地へと侵入し、チャンスをうかがった。しかし、決定機をつくることができずにいると迎えた44分、コーナーキックのこぼれ球からゴールを決められた。ビハインドで試合は後半へと進んだ。

得点を決めた小林。CBで安定したパフォーマンスを披露

 後半の立ち上がり、ア女はセットプレーから相手ゴールへと迫った。だが、前半同様に得点を奪うことができない。自陣でボールを回せる一方、敵陣深くまでは入り込むことができずに試合は終盤へ向かっていく。残り時間が刻一刻と減っていく中、ア女はDF新井みゆき(スポ3=埼玉・浦和レッズレディースユース)を中心に右サイドから攻撃の糸口を探る。しかし、シュートまでたどり着かない。このまま試合終了かと思われた93分、コーナーキックを獲得。キッカーのMF小島世里(スポ1=東京・十文字)がゴール前へ質の高いクロスを送ると、このクロスに小林が頭で合わせて同点弾。ラストチャンスをものにして勝ち点1を掴んだ。

得点を決めて喜ぶ小林(右)と新井

 最終ライン間ではボールを持てるが、相手のブロックを崩すことができなかった今節。攻撃の起点をサイドで入れ替えたりと策を講じたものの、決定機をつくることができなかった。守備でも前節に続いてセットプレーから失点を喫することに。攻守ともに課題が見つかる試合となった。関東大学女子リーグは残り3節。その後はトーナメント方式の皇后杯が続く。目標を達成するためにも課題を乗り越え、躍動するプレーが見たいところだ。

(記事 荒川聡吾、写真 勝野優子)

早大メンバー(◎はキャプテン)

GK 1 田村亜沙美(スポ3=ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18)
DF 2 新井みゆき(スポ3=埼玉・浦和レッズレディースユース)
DF 3 杉山遥菜(スポ3=東京・十文字)
DF 13 佐溝愛唯(社2=大阪・大商学園)
DF 25 小林睦(スポ1=湘南ベルマーレU18ガールズ)
DF 30 吉田玲音(社2=新潟・帝京長岡)
MF 6 千葉梨々花(スポ3=東京・十文字)
MF 7 﨑岡由真(スポ3=埼玉・浦和レッズレディースユース)
→57分、小島世里(スポ1=東京・十文字)
MF 11 三宅万尋(スポ2=東京・十文字)
MF 17 米村歩夏(スポ2=宮城・聖和)
→66分、福島茉莉花(スポ1=東京・十文字)
FW 9◎ 生田七彩(スポ4=岡山・作陽)