関東女子大学秋季Bブロック対抗戦 9月11・12日 栃木・杉ノ郷カントリークラブ
暑さが残る9月中旬、関東女子大学秋季Bブロック対抗戦(リーグ戦)が2日間にわたって日光を舞台に行われた。今年5月に行われた関東女子大学春季Cブロック対抗戦では2位と大差をつけて優勝し、堂々のBブロック昇格を果たした早大。初日は6校中2位で終えるも、最終日にスコアを落としてしまい、最終順位は3位となった。

今大会はコースのパーが72、ストロークプレー方式で実施され、各選手は1日18ホールを2日間、計36ホールを回る。各校5人出場し、上位4人のスコアが採用される規則となっており、最終順位は各校の2日間の合計スコアによって決定。優勝校が来年の春季リーグ戦でAブロックの一員として戦うことができる。一方で、最下位になった大学は来年の春季リーグ戦でCブロックの舞台でプレーする。
初日、全選手がインスタートとなった早大。早大の選手の中では3番手としてティーオフをした能美りのん副将(基理4=石川・小松)はイーブンパーで迎えた、パー5の13番ホールでバーディを奪う上々のスタート。それに加え、松本夏華(商1=東京・早実)は早大の選手で唯一パー4の16番ホールをバーディで上がる。その一方、アウトコースで実力を発揮する選手も多く、西川主将は後半9ホールを1バーディ、ノーボギーでハーフラウンドをアンダーパーで回った。また、春季リーグ戦でCブロックの最優秀選手となった上田澪空(スポ2=東京・共立女二)はパー5の最終9番ホールでバーディを取ってホールアウトし、ハーフラウンドをアンダーパーで回り切った。初日を終えて、首位に立った専大とはわずか5ストローク差の合計スコア306で早大は2位につける。

迎えた最終日、前日と同じく早大の全選手がインスタートとなった。降雨の影響で、予定より約1時間遅れでティーオフをした早大の選手。アクシデントがあった中、順調にスコアを伸ばしたのはチームを引っ張る存在である西川主将だった。前日にボギーを叩いていたパー3の12番ホールでバーディを奪取。同じくパー3の15番でもスコアを伸ばしており、最終日もハーフラウンドをアンダーパーで終えた。また、鈴木菜々美(社2=千葉)は前日スコアを3つ落とした1番ホールから6番ホールまでを全てバーセーブし、アウトコースを2オーバーでフィニッシュ。しかし、早大の多くの選手のスコアが前日より悪くなっていたため、順位を上げることが難しくなっていた。早大の最終日の合計スコアは318、2日間の合計スコアは624で、最終順位は3位となり、大会は閉幕した。

約2年ぶりにBブロックの舞台でプレーをした早大のリーグ戦は惜しくも3位という結果に終わった。しかし、団体戦で日本一を掴むチャンスはまだ残っている。次戦は常陸宮妃杯に出場するための権利を得るべく、常陸宮妃杯関東地区予選会(常陸宮妃杯予選)に挑む。今大会の課題を修正して次戦に挑戦する早大から目が離せない。
コメント
西川果穂主将(商4=早稲田佐賀)
ーー2日間を振り返っていかがですか
目標を達成することができず、とても悔しいです。チームとしては夏合宿でみんなが非常に成長できた実感があったので、あと一歩だったなというところが正直な気持ちです。それに加えて、ゴルフの団体戦がなかなか無い中で、自分の一打がチームの一打ということが緊張やプレッシャーに変わったりしたので、ここにどう打ち勝つかが今後の課題になると思いました。来年後輩たちに頑張ってもらいたいなと思います。
ーー今年最後の目標であったBブロック優勝は達成できなかった。このことに対する思いはありますか
自分自身、最後にAブロックに昇格した状態で卒業したかったので悔しいですが、このメンバーで戦えたことが私としては嬉しいです。最後の一打までみんなが真剣にやってくれていたことには変わりないなと思うので、後悔はないです。
ーー今大会の個人プレーには満足されていますか
どちらかというと良かったかなと思います。1年生から全てのリーグ戦に出場してきて、その経験を活かしながら、緊張を受け入れてプレーすることができました。それに2日間ともハーフだけですが、アンダーを出すこともでき、自分の調子も今大会に合わせて挑めました。狙いたいときに狙うという強気のプレーもできたかなと思います。
ーー次戦の常陸宮妃杯予選への意気込みをお願いします
まずは絶対に優勝して、みんなで石川県で行われる常陸宮妃杯に出場したいなと思います。次戦までの期間に今大会での各自がショットの荒れ具合などの課題を調整して、常陸宮妃杯に出場できるよう頑張ります。
上田澪空(スポ2=東京・共立女二)
ーー2日間を振り返っていかがですか
初日はミスショットをあまりしていなかった中で、最後にパターが入らなかったりしましたが、悪いミスから悪い結果になったわけではないので、自分の中では結構納得のいくゴルフでした。ただアンダーが出てもおかしくなかったプレーだったので、2オーバーという結果は少し残念だったなと思いました。最終日は前日の振り返りがうまくいかなかったことがこのような結果になったのかなと思いました。特に初日からラフからのショットが20ヤードほどオーバーしてしまい、チャンスだった場面もミスになってしまっていたので、そこが次の課題です。
ーーBブロックでのプレーは初めてでしたが、今までの試合とは異なった緊張感はありましたか
Cブロックでの試合の方が絶対に優勝しなければいけないというプレッシャーが大きかったので、Bブロックでのプレーはやることをやるだけだなと思っていました。それに加えてBブロックでの試合はCブロックに比べて、他校の応援が少なかったので、寂しい思いもありますが、落ち着いてプレーできたので良かったです。
ーー次戦の常陸宮妃杯予選への意気込みをお願いします
次戦までの期間で何ができるかということを今大会のゴルフからしっかり分析して、短い時間を効率よく使ってプレーを改善し、常陸宮妃杯予選を通過できるように頑張りたいです。
(記事・写真 堤健翔)
※掲載が遅れてしまい、大変申し訳ありません。