エイワ杯関東大学リーグ戦 9月15日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ
TEAM | 1P | 2P | 3P | 計 |
早大 | 1 | 0 | 0 | 1 |
中大 | 4 | 3 | 3 | 10 |
前日の敗戦から一夜、早大は中大と対戦した。第1ピリオドから中大に試合の主導権を握られ2点を先制される。FW清水朝陽(社4=北海道・武修館)のゴールで1点を返すものの、その後に2点、第2ピリオド、第3ピリオドでは3点ずつ奪われた。早大らしいプレーを出すことができず大敗し、秋季リーグ戦初勝利はお預けとなった。
パックを運ぶFW飯塚創哉(教2=東京・早実)
連戦により体力面で厳しい影響か、序盤から中大のペースで試合を進めてしまった。第1ピリオド5分、先制点を奪われ、10分には2点目を取られた。しかし14分、DF松下仁(商2=東京・早実)、FW笹沼葵(教3=東京・早実)のアシストによりFW清水がゴールの真正面からシュートをし、1点を奪い返した。ここで勢いをつけたいところだったが、16分に3点目、その24秒後に4点目を中大に許してしまった。
パックを追いかける清水
第2ピリオドでも早大らしい攻撃ができない。パックを奪い敵陣へ向かっても、相手DF陣の粘り強い守備をかいくぐることができない場面が多くあった。中大の攻撃も厳しく、3分に5点目、10分に6点目を許す。終盤の19分には7点目を奪われてしまった。
ゴール前でパックをゴールに押し込もうとするも相手に阻まれる
この後も雰囲気を変えることはできなかった。第3ピリオドの開始早々、中大に8点目を取られた。GK大塚斗琶(スポ2=北海道・苫小牧中央)が必死でシュートを止めるも、中大の攻撃を完全に断ち切ることができない。8分に9点目、12分に10点目を許してしまう。最後は攻めの姿勢を見せたものの及ばず1―10で大敗した。
早大のペースで試合を進めることができなかった。次の東洋大戦も厳しい戦いが予想されるが、早大らしいプレーで全力を尽くしてほしい。
(記事 栗原礼佳、写真 齋藤汐李)
◆コメント◆
FW清水朝陽主将(社4=北海道・武修館)
――今日の試合のテーマを教えてください
前回の試合(明大戦)で、自分たちが上位校相手にどれぐらい戦えるかというところの鍵みたいなものが、夏合宿から通してですが固まってきたので、どれだけやれるのかというのが1つのテーマです。
――中大に10点を許しましたが、振り返っていかがですか
試合の内容自体、第1ピリオドはそんなに点差も開かず、第2ピリオド途中までは得点やスコアのチャンスがある中のシーソーゲームになるかなというところで、自分たちはそれが出来ず、一方で相手はしてきたので点差が開いてしまったと思います。マークのズレだったりとかは自分たちが改善していかなければならないところで、スコアの差はそういったところで埋められればなと思います。
――今回新たに見つかった課題はありますか
新たに見つかったというよりは今まで通りで、同じようなことで失点してしまっていることが多いので、そこをどれだけ改善していけるかだと思います。
――チームとして、または個人として出せた、良かった部分はありましたか
今までずっと言っていたゴール前にパックを集めてそれのリバウンドのシュートや、どんどんゴールに集めて敵のキーパーに対してどれだけプレッシャーをかけられるかというところです。DFからのシュートや、FWも集めて前に詰めることも出来たのは、収穫だったなと思います。
――チーム全体の雰囲気はいかがですか
最初は昨日の敗戦の反省を活かしていい流れで出来たなと思います。ただ、点差が開いていくにつれて少し雰囲気も落ち込んでしまったので改善点かなと思います。
――次の試合に向けての意気込みをお願いします
来週で上位校との対戦は一旦一区切り、東洋大戦ということで、しっかりここで勝って勝ち点を取らなければいけないので、調整して頑張ろうと思います。
ーーありがとうございました!