【男子バスケ】王者・日体大をあと一歩まで追い詰めるも悔しい逆転負け 開幕2連勝を逃す

男子バスケットボール

第101回関東大学リーグ戦 8月30日 東京・日体大世田谷キャンパス

 先日の開幕戦では白鴎大を相手に18点差の快勝を収めた早大。続く2戦目は昨年のリーグ戦王者・日体大と激突した。試合は攻撃的な両チームによるハイスコアな点の取り合い。拮抗(きっこう)した展開が続いたが、中盤から3Pシュートを中心に早大がリードを奪った。しかし11点差で迎えた第4Q、日体大の猛攻が始まる。わずか2分半の間に逆転を許し、91-97で敗戦。開幕2連勝とはならなかった。

 敵地・日体大で迎えた一戦。試合は攻撃的な両チームによるハイスコアな点の取り合いがくり広げられた。日体大はコネ・ボウゴウジィ ・ディット・ハメード(3年)を中心に得点を重ねる一方、早大はオフェンスでコネのスピードのミスマッチを狙う。コネとマッチアップしたF三浦健一(スポ3=京都・洛南)、F堀陽稀副将(スポ4=京都・東山)が相手ディフェンスを崩し、G堀田尚秀副将(スポ4=京都・東山)が第1Qから3本の3Pシュートをヒット。ハイテンポのまま試合は進み、29-30で第1Qを終了した。

 第2Qは早大の流れ。序盤はやや劣勢の展開が続くが、G岩屋頼主将(スポ4=京都・洛南)が立て続けにスティールと3Pシュートを決めて点差を取り戻す。その後は堀副将の3Pシュートを皮切りに、速い展開から早大の3連続得点で一気に逆転。続けて今季好調なG下山瑛司(スポ3=愛知・中部第一)のプルアップスリーも決まり、55-48の7点リードで前半を終えた。

ドライブを仕掛ける三浦

 第3Qは互いに3Pシュートの打ち合い。早大が1ポゼッション差にまで詰められるが、リードは許さない粘りの時間が続いた。しかし残り2分から日体大がコネに変えてサー・シェッハ(1年)を起用すると、堀副将がサーとの1on1から得点。終了間際には再び堀副将が3Pシュートを沈め、この日最大となる11点リードで第4Qを迎えた。

 勝利に大きく近づいた早大だったが、第4Qから日体大の反撃が始まった。開始早々相手に3Pシュートとバスケットカウントを許すと、オフェンスでもシュートを決め切れない。リードが縮まったところでさらに連続バスケットカウントを獲得され、わずか2分半の間で0-12のランを許した。一気に逆転を許した第4Qを堀田副将は「良いテンポで攻められず、オフェンスの終わり方が悪かった」と振り返った。引き離された早大は残り1分半に堀田副将の3Pシュートやフリースローで再度3点差に詰め寄るが、勝負所でコネのオフェンスリバウンドを止められず。王者を相手に第4Qで逆転を許し、91-97で敗戦した。堀田副将が3P6/10で22得点、松本が19得点、堀副将が20分の出場で17得点の活躍を見せたが、コネに36得点24リバウンドを許すなどインサイドを蹂躙(じゅうりん)された。

ボールを保持する岩屋

 大型留学生を相手に素晴らしい戦いぶりを見せた開幕の2試合。今季の早大はインサイドのタレントに欠く分、スピードのミスマッチを強調しているように見えた。堀副将や三浦、松本といったウイングの選手と相手留学生がマッチアップするため、スピードでは早大に分がある。そこを狙い得点やアシストを量産する今年の早大の動きは、金近廉(現・千葉ジェッツ)をセンターに置き、全日本大学選手権を制した2022年の東海大を彷彿(ほうふつ)とさせた。残るはディフェンス面での留学生対策が課題となるだろう。

 次戦の相手となる中大は早大と同じくオール日本人のチーム。春の関東大学選手権では接戦の末に敗北を喫した相手であり、本日の開幕2戦目では白鴎大を相手に白星を収めた。「春の借りは絶対に返さないといけない」(堀田)1勝1敗で迎える第3戦は早大の真価が問われる一戦になるだろう。

(記事 石澤直幸 写真 高津文音)

第101回関東大学リーグ戦 8月30日(VS日体大)

1Q2Q3Q4Q合計
早大2926261091
日体大3018222797

◇早大スターティングメンバー◇

#0 G下山瑛司(スポ3=愛知・中部第一)

#3 G嘉手川太智(商3=沖縄・開邦)

#6 F三浦健一(スポ3=京都・洛南)

#7 G堀田尚秀(スポ4=京都・東山)

#12 F松本秦(スポ1=京都・洛南)

コメント

 堀田尚秀(スポ4=京都・東山)

ーー本日の試合を振り返っていかがですか

 インサイドの部分はある程度覚悟していましたがそれ以外のところでやられてしまって第4Qに逆転されてしまいました。

ーー第4Q失速の要因は

 オフェンスの流れが悪く、良いテンポで責められませんでした。オフェンスの終わり方が悪くて相手にイージーな2点を与えてしまい、ターンオーバーが増えた中でリズムをつかめずにいました。

ーー白鴎大に勝利、日体大に接戦とこの2試合は良い戦いをくり広げていますが手応えはいかがですか

 今年のリーグ戦は上位も下位もあまり差がないと思っていて、今日も中大が白鴎大に勝っています。水曜の勝利もあまり大きな一勝ではないと思うので、どの試合も確実に勝って上位に行きたいと思います。

ーー先日は5本、本日は6本とここまで3Pシュートが大当たりですが要因は

 自分がずっとやり続けていたことが今結果に結びついているので、練習してきたことをずっと発揮できています。

ーー相手がゾーンを仕掛けた時にはすぐに3Pシュートを打っていきました

 スペースが空いているので。自分自身チャンスだなと思っています。

ーー白鴎大戦での4スティールをはじめにディフェンスでも結果が出ています

 ディフェンスを頑張ろうという意識が常にあります。みんなでプレッシャーをかけようとか、シューターに打たせないようにしようと思ってプレーしてるので、それを継続していきたいです。

ーー次戦、中大戦への意気込みをお願いします

 今日は春負けた日体大に負けてしまいましたが、この借りは絶対に返さないといけないので。早稲田のバスケを40分続けて、相手の中央も泥くさいプレーしてくるのでそれに負けないようにして、絶対に勝ちたいと思います。