【野球】両者譲らぬ攻防 名古屋での一戦は引き分けに/オール早慶戦名古屋大会

野球

オール早慶戦名古屋大会 8月29日 バンテリンドームナゴヤ

TEAM 合計
全早大
全慶大

 2年ぶりの開催となった全早慶戦。第1戦は、愛知県のバンテリンドームナゴヤでの開催となった。全早大には、現役部員に加えて清水大成(令6スポ卒=現東邦ガス)と金子銀佑(令3教卒=現明治安田生命)が参加。試合は、早大が2回に尾瀬雄大(スポ4=東京・帝京)の適時打で先制したものの、4回に伊藤樹(スポ4=宮城・仙台育英)が犠飛を浴びて同点とされる。その後、両チームともに好機を作ったものの、あと一本が出ずに無得点。1-1で引き分けとなった。

 初回、早大は2つの四球と安打で2死満塁の好機を得る。打席に入ったのは田村康介(商4=東京・早大学院)。しかしここは空振り三振に倒れ、先制点を奪うことは出来なかった。しかし2回、先頭の石郷岡大成(社4=東京・早実)が左前安打で出塁すると、続く吉田瑞樹副将(スポ4=埼玉・浦和学院)と岡西佑弥(スポ3=智弁和歌山)は凡退したものの、2死二塁の好機を作る。すると、尾瀬が右前安打を放ち、石郷岡が生還。早大が1点の先制に成功した。

適時打を放った尾瀬

 早大の先発は清水。清水は初回から三振を奪うなど、三者凡退で上々の立ち上がりを見せると、続く2回も三者凡退に斬って取り、2回無失点の好投を披露。試合後には「テンポの良い投球を心がけた」と振り返り、名古屋での登板を終えた。

 3回からは伊藤樹が登板。伊藤樹は3回を三者凡退としたものの、4回、三塁打を浴び、1死三塁のピンチを招く。前進守備を敷き、1点も許さない姿勢を見せた早大だったが、ここは防ぎきれず。犠飛を許し、同点とされた。それでも、伊藤樹は以降慶大打線を無安打に抑え込み、4回1失点の好投を披露。エースとしての意地を見せた。

2番手で登板した伊藤樹

 早大は6回、先頭の小澤周平主将(スポ4=群馬・健大高崎)が右前安打で出塁すると、その後2つの四球で1死満塁の絶好機を作る。一気に大量得点を挙げたい早大だったが、続く石郷岡が二飛に倒れると、吉田瑞副将もボテボテの三ゴロに打ち取られ、無得点で攻撃終了。続く7回にも、渋谷泰生(スポ4=静岡)が安打を放ち、尾瀬の四球、金子の犠打で1死二、三塁の好機を作った早大だったが、後続が倒れて無得点。続けざまにチャンスを逃す格好となった。

 すると、7回裏からマウンドに上がった越井颯一郎(スポ3=千葉・木更津総合)がピンチを招く。1死から二塁打を浴びると、その後2死としながらも安打と四球で2死満塁に。それでも、後続を内野ゴロに打ち取り、何とかピンチを脱出した。8回には早大の守護神・田和廉(教4=東京・早実)が登板。しかし、田和もこの日は盤石とはいかなかった。先頭打者に中前安打を浴びると、犠打と四球で1死一、二塁のピンチを招く。すると田和は、ここでギアチェンジ。続く打者を見逃し三振とすると、相手打者を押し切り、内野ゴロで3アウト目を奪い切り、ピンチを脱出。味方の援護を待った。

リリーフした越井

 しかし、早大打線は最終回、先頭の渋谷が左飛に、続く尾瀬も中飛に倒れると、大内碧真(スポ3=埼玉・浦和学院)も右飛に打ち取られて三者凡退で攻撃を終えてしまう。結局この日の早大は、11人の走者を塁上に出しながらも1得点。幾度となく訪れた得点機を逃し、投手陣に十分な援護点を届けることができなかった。

 9回に登板したのは安田虎汰郎(スポ2=東京・日大三)。しかし安田は、先頭打者に振り逃げでの出塁を許してしまう。その後、犠打で1死二塁のピンチを背負った安田だったが、後続を抑えきり、無失点。第1戦は1-1で引き分けとなった。

(記事 林田怜空、写真 黒澤秀真、中川晏結美、飯塚咲)

コメント

◆清水大成(令6スポ卒=現東邦ガス)

ーー全早慶戦を振り返って
ここに呼んでいただいたということが光栄でしたし、久しぶりに顔を見るメンバーもいたので、とても楽しむことができました。

ーーテンポの良い投球が目立ちましたが、社会人野球で導入されたピッチクロックの影響はありましたか
 考えてもみなかったけど、あるんですかね(笑)。ただ、今日は先発を任せていただいて、なるべくテンポの良く投げて、チームにリズムを持って来れるように心がけていたので、そこは出せたのかなと思います。

ーー明日の試合、そして清水投手のこれからへの意気込みをお願いします
現役の選手たちとこうしてプレーすることで良い刺激は貰えていますし、チームに戻ってからもここで得たものを生かして、頑張っていきたいと思います。

◆尾瀬雄大(スポ4=東京・帝京)

ーーチームとして試合を振り返って
 チームとしては、ずっとどっちに転ぶか分からない展開で、守備の面ではすごく粘れたなっていうのはありますが、攻撃の面では1本出せないという場面が何回かあったので、そこが課題なのかなと思います。

ーー適時打を放ちましたが、打席を振り返って
 試合前からMVPを取りたくて、狙っていた中で、チャンスで回ってきたので絶対打とうと思ってはいました。

ーーその結果、最優秀選手獲得となりましたが、その感想を教えてください
 狙い通りなんですけど、タイムリーヒット1本だけなので、どうなるかなと思っていましたが、取れて良かったです。

ーー早慶共に多くの観客が集まりましたが、この環境でプレーすることについては
 自分もこの名古屋ではないですが、早慶戦を見て憧れて早稲田に入ろうと思ったので、今日のこのいい試合を見て、1人で多く早稲田か慶応に入りたいって思ってもらえたら良かったかなと思います。

ーー明日の試合に向けて意気込みをお願いします
 明日明日負けて終わったら、負けで終わってしまうので、明日勝って秋のリーグ戦にいい雰囲気で行けるように頑張りたいなと思います。