【男子サッカー】DF佐々木奈琉のJ2・V・ファーレン長崎への2026シーズン加入が内定!

ア式蹴球男子

 1日、J2・V・ファーレン長崎は、DF佐々木奈琉副将(社4=新潟・帝京長岡)の2026シーズンからの加入内定を発表した。ア式蹴球部(ア式)からはMF山市秀翔主将(スポ4=神奈川・桐光学園)、MF本保奏希(スポ4=JFAアカデミー福島U18)に続き、今季3人目の内定者となる。

 佐々木は主に右サイドバックを主戦場とし、攻守においてスピードを生かしたプレーが持ち味。下級生時からトップチームのベンチ入りを果たし、3年時にはレギュラーに定着。リーグ戦22試合中21試合に先発出場し、チームに大きく貢献した。今季ここまでもリーグ戦11試合中9試合に出場している。さらに今年は副将に就任し、下級生への積極的な声かけや練習後のサポートなど、ピッチ外でもリーダーシップを発揮している。また、今年開催されたデンソーカップチャレンジでは関東選抜の一員として出場し優勝を経験するなど、大学年代でもトップクラスの実力を誇るサイドバックへと成長を遂げた。

 加入先となるV・ファーレン長崎は現在J2で8位(8月1日時点)。自動昇格圏の2位とは勝ち点3差とJ1昇格を狙える位置につけている。6月には高木琢也監督が就任し、サイドを軸に、縦に速いサッカーを志向。佐々木のスピードはこの戦術にフィットすることが期待されている。

 今回の決断について佐々木は、実際に長崎のスタジアムを訪れて設備の充実ぶりを感じ、地域に根ざしたクラブであることや掲げている大きなビジョンに共感したことが要因だったと語る。長崎からは、攻撃時のスピードや最終局面での判断が評価されてのオファーだったという。プロ入りについて「これまで支えてくれた方々への感謝の証としてうれしい」と語り、「目の前の1試合1試合を大事に戦っていきたい」と力強く宣言した。新天地・長崎で、自らの武器であるスピードを存分に発揮し、新たな歴史を刻み始める。

(記事 本多鼓瑚)

 

内定特集記事は後日掲載予定です