日大に逆転負け リーグ戦を第6位で終えた

水球男子

関東学生リーグ戦

2025年6月21日(土)

順天堂大学さくらキャンパス

試合結果

チーム 1P 2P 3P 4P 合計
早大 3 1 4 1 9
日大 1 1 2 7 11

得点者

古谷2、加納(恒)2、斎藤2、永野1、小林1、簗瀬1

 約1ヶ月半にわたって行われた関東学生リーグ戦(リーグ戦)もついに最終戦。5位決定戦に進んだ早大は、日大と対戦した。早大の連続得点で始まる好調な滑り出しで、前半を4ー2で折り返す。第3ピリオド(P)も早大ペースで試合が進み、8―4とするも、日大の猛追により、最終Pで7失点。9―11で逆転負けを喫し、リーグ戦を第6位で締め括った。

パスを送る簗瀬

 日大のセンターボールで試合がスタート。開始2分素早いカウンターから加納恒心(スポ3=東京・明大中野)が冷静にネットを揺らし、先制。さらに5分には、古谷典也(スポ4=東京・明大中野)がペナルティースローを確実に決め、リードを広げた。終盤1点を奪われるも、直後に古谷が右サイドを破って、鮮やかな一撃で応戦。第1Pを3ー1で終えた。

 続く 第2Pでは、一進一退の緊迫した展開が続く。3分加藤旺道(スポ3=静岡・磐田)のパスを受けた簗瀬亮冴(スポ1=鹿児島南)がセンターライン付近からミドルを突き刺すが、その後、相手のペナルティースローで失点。両者譲らぬ展開の中、前半を4ー2とロースコアで折り返した。

ペナルティースローを放つ古谷

 後半の第3P。加納(恒)が泳力でセンターボールを制するも、立ち上がりに痛い失点。しかしすぐさま永野冬惺(スポ3=東京・明大中野)が、左サイドから巧みなループシュートで決め、再び流れを引き寄せる。続いて斎藤昴泰(スポ2=神奈川工)がポストを叩く強烈なシュートで勢いを加速させると、さらに斎藤が相手の反則を誘発、加納(恒)がこれを着実に決め切った。日大はここでタイムアウトを要求。仕切り直し後、日大に1点を返されるも、終盤に再び得たペナルティースローを小林稜典(スポ2=岐阜・大垣東)力強く仕留め、8―4とダブルスコアで最終Pに向かった。

シュートを放つ小林

 勝負を決する最終P。開始直後、退水(※)の隙を突かれて失点すると、試合の流れは一変。ここから日大の怒涛の5連続得点で、まさかの逆転を許してしまう。早大は、日大の退水を機に、タイムアウトをとり、立て直して反撃へ。全員で繋ぐ外周のパスワークから、最後は、斎藤がシュート。渾身の一撃でようやく1点を返し、スコアは、9ー9と同点に。だが、日大の勢いは止まらない。終盤に2点を追加され、結果は、9―11の逆転負けとなった。

※重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。

 

(記事・写真 指出華歩)

コメント

GK加納凪人(スポ4=三重・四日市中央工)

――今日の試合を振り返っていかがですか

1P目から3P目までは、僕たちがミーティングで話していたゲームプランは、ほぼ完璧にできていて、そこは、ポジティブによかったなと思っています。ただ4P目にそこが崩れてしまって、逆転負けになってしまったのは、チームとしての甘さかなと思います。

――今日のゲームプランはどのようなものが共有されていましたか

来週に早慶戦があって、僕たちは、そこで勝ちたいという思いが強いので、そこにつながる試合として慶大のことも意識しつつ、来週につながるシステムを組んでいました。具体的には、失点を減らしたゲームプランでやろうということで、1P目と3P目は、比較的できていたかと思います。

――最後のリーグ戦でしたが、リーグ全体を振り返っていかがですか

最初4連敗で始まって、キャプテンとして正直、悩んで辛かったのですが、結果的には、6位で、ですが、途中では、4連勝という部分もあって、また来年さらに良い結果につながるようなリーグだったかなと思います。

――来週の早慶戦に向けて意気込みをお願いします

最後の早慶戦なので、全身全霊をかけてプレーをして、腕がちぎれるぐらいまで頑張ります。

 

小林稜典(スポ2=岐阜・大垣東)

――今日の試合を振り返っていかがですか

チームとしては、1P目から3P目までは、よかったのですが、4P目で逆転されてしまいそこが良くなかった部分です。

――個人としてはいかがですか

出だしは、よかったのですが4P目で流れが悪い時に自分が流れを変えるようなプレーができなかったところが悔いの残る部分だと思っています。

――課題点は

次の早慶戦が全てだと思うので、その試合に向けて今日の反省点をしっかり修正できたらと思います。

――早慶戦への意気込みをお願いします

しっかりとコンディションを整えて、マテ茶を飲んで頑張りたいと思います。