第5回は、早大から前田凌吾主将(スポ4=大阪・清風)、慶大から山元康生主将(法4=神奈川・慶應義塾)のお二人が登場。それぞれ主将としてのかたちは違うが、お互いのチームへの向き合い方や今年ラストとなる早慶戦への意気込みを伺った。
※取材は5月26日に行われたものです。
お二人について
対談中のお二人
――自己紹介をお願いします
山元 慶應義塾体育会バレーボール部の主将を務めております、山元康生です。ポジションはリベロを務めています。
前田 早稲田大学男子バレーボール部主将を務めています、前田凌吾です。ポジションはセッターです。よろしくお願いします。
――お二人の交流はありますか
山元 ほとんどないです(笑)。
前田 ないですね(笑)。
――ちなみにお互いへのイメージはありますか
山元 高校時代から有名なセッターで、早慶戦でも何回か対戦させていただいて、本当に日本を代表する選手だなという印象をずっと抱いております。
前田 早慶というところで、よくネットを挟んで試合をしているので、同級生で入来(晃徳、環4=長崎・佐世保南)もそうですけど、試合に出ている一仲間として、慶大っていうライバルの仲で試合を重ねているので、良い刺激のある同級生かなと思います。
――得点機会が少ないポジションのお二人ですが、それぞれのポジションの魅力を教えてください
山元 リベロは唯一得点を自ら取ることができないポジションなのかなと思うんですけど、いかに守備の面でチームを支えていくか、いわゆる縁の下の力持ちと言われるところなのかなと思います。技術的にも精神的にもいかに周りの仲間を支えながらチームを勝利に泥臭く目立たないながらも貢献していけるのか、そういった奥深さのあるポジションであることが魅力の1つであるのかなと思っています。
前田 セッターも一応点数は取れるのですが、中々取れないポジションになっていて。リベロも点数は取れないですけれど、セッターは3回の内の1回は大体触るのでチームに与える影響力は本当に大きいものがあるかなと思うので、それはプレーもそうですが、表情であったりそういったところがスパイカーに伝わると思いますし、それはセッターの面白さでもあるしセッターの責任は大きいと思います。
――早慶の主将として、お互いに聞いてみたいことはありますか
山元 早稲田は実力もあって結構個性的なメンバーも集っているのかなという風に思っているんですけど、去年からゲームキャプテンとして個性的な仲間をまとめてリーダーシップを発揮していくにあたって、大切にしていることや意識していることをこの機会に聞いてみたいなと思っています。
前田 個性的すぎて逆にもう面白いっていうか(笑)。慶應さんも絶対そうだと思いますし、メンバーはどちらもそろっていると思うんですけど、僕たち主将2人は点数が取れないっていう共通点があるかなと思います。自分が点を取ることができればチームを勝たせることができるけれど、そうではないので。そこは本当に難しいなとか、どうやって後輩にアプローチしようとか色々考えているんですけど、まだ自分の中でも正解はないと思っているので。とにかく試合に出ているのが僕以外は下級生なので、すごい選手だけど最終的には自分が精神的なところでまとめる必要があると思いますし、試合はもうやるしかないので(笑)。それまでの練習、準備の段階で怠らず、一人一人とコミュニケーションを取るっていうところは常日頃から意識してやっています。
山元 なるほど。ありがとうございます!
前田 僕も聞きたいことは同じようなことだったのですが、キャプテンだけど点数が取れないっていう難しさはもちろん僕も理解はしていて、その中で何をモットーに頑張っているかっていうところは聞きたいですね。
山元 前提として、僕は試合に出ていない時期もこの春リーグはあって、コートの外にいるキャプテンという立ち位置でやっていたところがあって。下級生主体のチームの中でいかに試合で力をフルに出し切れるか、いわゆるマネジメントに近い部分なのかなと思うんですけれど。試合への向き合い方、どういう振り返りと整理をして次の試合に向かっていくのか、後輩たちの考えを引き出してあげるということはすごく意識してコミュニケーションを取っています。やっぱり勝ちたいと思う気持ちは一緒だと思うので、それを僕が練習から誰よりも示していく、背中と姿勢で引っ張っていくことは、絶対に自分の中では欠かさずにやっていることなのかなという風に思っています。
前田 めちゃめちゃやってそうですね、それ(笑)。
山元 試合に出られていなくて何もしていなかったら、何のためにやっているんだってなるので(笑)。
春季リーグ戦について
アップ中の山元
――大学バレーのラストイヤーですが、ここまでの3年間をどう感じていますか
山元 僕はあっという間だったなと思っています。これまでの中高と比較してっていうところになるのですが、大学は授業もあってバレーボールもあって色々両立していく中で、目まぐるしく色々なことが起きながら前に進んでいくという忙しい日々を送っていく中で、体感も早まったのかなと思います。
前田 僕は逆にめちゃめちゃ長かったという感覚です。楽しいことも嬉しいこともあったのですが、やっぱり辛いことや考えて悩むことの方が多かったので、振り返ると長かったなと思います。でも、もう半年ちょっとしかないので、そう思うと4年生が終わった頃には「あっという間だったな」と思うかもしれない。まだ分からないですけど、今のところ僕は長いなという感覚ですね。
――お二人が率いる、今年のチームの特徴は
山元 慶應はセッターに1年生の松田悠冬(商1=神奈川・慶應義塾)という高身長セッターが入ってきまして、セッターを中心にコンビバレーというところを展開していく、もちろん大エース入来晃徳もいる中で、また去年とも少し違ったバレーボールをしていきたいなという技術的な側面があります。後輩メインのチームという点では、勢いであったり、元気の良さ、フレッシュさみたいなところを全面に押し出していくのが、今年のチームカラーの1つになってくるんじゃないかなと考えています。
前田 早稲田に関しては黒鷲旗、春リーグと優勝することができたんですけど、その中でも色々なメンバーが替わって、ベンチ含め誰が出ても自分たちの力を出せる「層の厚さ」が今年の良いところだと思います。攻撃力も高いものがありますし、僕とリベロの布台(聖、スポ3=東京・駿台学園)がリーダーシップを取って引っ張っていくというのがしっかりとできれば、自分たちは他のチームにも負けないような力があるチームかなと思います。
――お互いのチームへのイメージは
山元 今年はあまり対戦していないというのが前提にはなりますけれど、やっぱり総合力の高さというところは1つ大きいのかなと思っていて、全部が平均以上で100点に近いバレーボールをしてくるチームなのかなというところと、大崩れしない。毎年思うことではあるのですが、早稲田さんの強さの秘訣はそういったところにもあるのかなと僕は感じています。
前田 先ほど言っていたように、1年生の長身セッターが入るというところはチームに与える影響力は大きいと思うので、そこが1つの慶應さんのキーポイントになってくると思います。あとは、慶應さんは勢いがあるのでその勢いに呑まれてしまうと、自分たちが崩れ始めるので、早稲田としても一番嫌な相手ではあります。
対談中の前田
――春リーグを個人として振り返って
山元 個人としては色々な立場を通して成長できているのかなと感じていて、試合に出られていない時期にどうチームに関わっていくのかというところはずっと考えながらやってきていましたし、最終戦に近いところでは試合にも出て、コート内でどう人をまとめていくのかというところで色々な学びや気付き、反省があって個人的には色々な立場を経験して学ぶことが多かったと思います。
前田 春リーグ全体を通して疲労感が個人にもチームにもあったのですが、最終戦の前の週の2日間で1つ負けた試合の時に自分のプレーが全くできなくてチームに迷惑をかけてしまって、最後までやりきれなかったというのが自分の反省点ではあります。あとは、相手が去年と比べてより対策してきているなということはトスを上げていて本当に感じたので、相手チームの早稲田に勝ちたいという気持ちが多く見受けられた中で、もっともっと自分がより精度の高いトスの選択肢をもつことはできたと思うのでこの2点が反省点です。その一方で最終戦に対しては自分の持ち味を出そうというところで、リーグの中でも一番良いゲームができたかなと個人でも思うので、チームの柱のリーダーとしてもっと責任感をもって最後まで自分のパフォーマンスを維持できるかが重要になってくると思うので、そこは個人としての反省点であり良かったところでもあります。
――チームとしてはいかがでしょうか
山元 チームとしては、松田悠冬という1年生セッターが4月から合流してきた中で段々とチームが形になりつつあって、どういったバレーを展開していくのか試合を通して分かってきたのかなというところと、まだまだ細かい部分が足りていないからこそ負けてしまう。そこの実力差みたいなところは部員全員が痛感したと思うので、ここで得た悔しさは必ず次の秋リーグに生かされるのではないかなとポジティブな要素として捉えています。逆に課題としては、経験や実力というところが及んでいない選手も多いという状況の中で、いかに当たり前のことを当たり前にできるか、ここが難しくもありできていなかった部分なのかなと思います。やっぱり日々の練習から一本に対する厳しさみたいなところはもっともっと強めていかなければいけないのかなと感じましたし、試合に向けて絶対に勝つという気持ちや姿勢の部分も少し劣っていた部分が少なからずあったのかなという印象を受けたので、そういった技術面も、向き合う精神的な部分というのもまだまだ強化していく必要があるのかなというところは1つ反省として捉えています。
前田 チームに関しては、黒鷲旗もあってしんどい中で代わりながらも全員頑張って練習からやっていたというのは良かったと思います。サイドアウトに関しても自分たちが目標値としているところは達成できていた数字もあったので良かったと思いますし、これからブロックとディフェンスというラリーをいかにどれだけ取れるかが全カレ(全日本インカレ)に向けて大切だと思うので、そこをいかにチームとして練習の内容を考えながら4年生がチームを強くさせることができるかというところが、全カレという最終目標に向けて重要になってくると思うのでそこを頑張っていこうかなと思います。あとは、下級生が多い中でもっとコミュニケーションを取れるかなというので、接戦の時や負けているときもそうですし、相手のレベルによって気持ち的に余裕をもってしまった部分もあったかなと思うので。常に自分たちの軸をもって、自分たちが自分の良さを出すんだというのは僕がチームに対して表現しなければいけないなと思うので、チームが負けているからここが駄目だと思うのではなくて、向かっていく姿勢が今後もっと必要かなと思います。
――春季リーグ戦で印象に残っている試合はありますか
山元 僕らは日本大学さんとやったリーグ戦の試合で、デュースでほぼ全セット競っていた中で最後の1点2点が勝ち切れずに、結局セットカウント1―3で敗れてしまって。もうあと1本2本拾えていたら、点を決めていたら結果としては大きく変わっていたのかなというところで、小さい1本の差なのですが、そこには日本大学さんとの大きな実力差があったのかなというところで、まだまだ自分たちは足りていない悔しさというのを全員が知ることができたというのは今後につながるという意味でも、印象に残っている試合です。
前田 僕は東海大戦と中大戦ですね。1年生からずっとコートに立っていたのですが、初めてコートの外で見る機会があったので、自分的にもまだまだ力が足りていないなと感じる部分があったし、チームとしても2点差のゲームを取り切れなかったというのは、強さはあるもののやっぱり自分たちには弱さもあるなと痛感させられたので。絶対はないと思ったし、自分たちの力を疑う必要はないけれど、もっとやるべきことがあるかなと個人としてもチームとしても考えさせられる試合だったかなと思います。
試合中の前田
――ここまで主将として戦ってきていかがですか
山元 僕は試合に中々出られていない立場もある中で、歴代の主将の先輩方はエースだったり試合に出場される中でチームを引っ張ってきたのですが、それができないという現状をしっかり受け止めて、そこで何ができるのかというのは自分なりに試行錯誤しながら取り組んでました。自分にしかできないこと、どうしたら次の代以降に何かを残していけるかというところは常日頃から考えながら、コミュニケーションもそうですし組織の運営というところでもやってきたのかなと思っています。そういったところで自分自身学びも得ていますし、下級生主体の中でどう技術的にスキルアップしていくのか、実力が他校と比べてない中で、ある程度強化する点を明確にしなければ中々実力は分かりやすくはついてこないと思うので。どうチームを強くしていくかみたいなところの難しさを感じた、約6カ月間だったかなと振り返っています。
前田 去年からキャプテンをやらせてもらっていましたけれど、全然責任感も違いますし難しい期間だったのですが、特に春リーグは点差が開いたり自分たちが点差を広げたりとか、どこのチームも不安定な中やっていたと思うのですが、僕自身は練習中からコミュニケーションを取るということを大事にしていました。今年は去年よりコミュニケーションはコートの中でも取れているのかなと自分でも思っているので、そこはしっかり磨きつつ春リーグ、黒鷲旗と反省点が出たのでそこをどうやってチームに共有していくかが今後大事になってくるかなと思うので、そこを最上級生がまとまってやっていけたらなと思います。
――ラストイヤーはどのような1年にしたいですか
山元 松田悠冬という1年生セッターを中心にしたコンビバレーというところがうちの1つの武器になってくるのかなと思うので、そこに向けてレフトのテンポ感や速さであったり、チームの誰で切っていくのかみたいなところはまだまだ確立し切れていない部分があるので、松田悠冬だからこそ展開できるバレーボールのスタイルをチーム全員が共通認識をもって試合に臨んでいる状態をつくっていきたいと思っています。一方で、精神的にはチームスローガンで「PRIDE」を掲げているので、一人一人が慶應義塾体育会バレーボール部の一員であるという自覚をもって日々行動していってほしい、という人間的成長みたいなものも同時に部員全員ができたらなということは考えています。
前田 この期間は全カレ(全日本インカレ)を見越して30パーセントのチーム段階というところがあって、そこはまずまずなだと思うので、これからいかにブロック、ディフェンス、サーブをチームで強化して全日本インカレまでにつくりあげるかが大事になってくると思います。それにプラスして早稲田は戦術面というところがキーになってくるので、チーム全体として戦術を理解しているはずだけれども固められていないので、そこを自分が4年生と考えて強くすることが今後大事になってくると思います。自分たちは「異常を極める」というスローガンで、当たり前のことを当たり前にするのはもちろんですけれど、今思うともっと異常なことはできたかなと思っていて。何か1つのことにこだわるということも今後大事になってくると思うので、そこを4年生でしっかりもう一度話し合ってチームに広げていきたいなと思います。
早慶戦について
対談中の山元
――早慶戦について思い出やエピソードはありますか
山元 早慶戦で言うと個人的なものにはなるのですが、大学2年生の時に出場させてもらった際に今までお世話になってきた先生方であったりとか、高校のバレーボール部の同期であったり、友人、色々な人が応援しに来て観てくれて、良かったよと声をかけてもらったのが凄く自分の中では印象に残っています。対早稲田さんというところで言うと、定期戦ではないのですが、2年前の全日本インカレの3回戦で対戦した時のあの試合が僕の中ではすごく楽しくて、でも負けてしまって悔しくてというところで、大学バレーボール生活の中でも印象に残っている試合の1つかなという風に思っています。
前田 危なかったですあの試合は本当に(笑)。
山元 唯一、僕らが1セット取ったんですよね。
前田 水町さん(水町泰杜、令6スポ卒=現ウルフドッグス名古屋)たちの代ですよね。これで4年生を引退させてしまうかもと一瞬思いました(笑)。
山元 1セット目だけ取って(笑)。
前田 あれすごかったまじで(笑)。今言っていたように慶應さんは本当に去年もそうですけど、色々なところで試合して切磋琢磨しているというのがあるので。特に早慶戦に関しては、あんなに多くの観客の前でプレーができるということは本当に素晴らしい環境ですし、感謝しなければいけないと思っています。それも最後になるので、ホームではなくて慶應さん側の方でアウェーにはなりますけれど、自分たちの力をしっかり出すことが大事になってくると思うので、もちろん良いプレーができるようにチームとしてもやっていきたいと思いますし、互いに全力を出してぶつかる試合ができれば良いゲームができると思うので、そこを目指して頑張っていきたいなと思います。
(取材後には、2024年の東日本インカレ第4試合での大接戦についてもお話しされていました!セットカウント3ー2で早大が勝利しましたが、最終第5セットは13ー9で一時は慶大優位に。それでも早大が15ー13でこのセットを勝ち取り、慶大を下しました)
――早慶戦で楽しみにしていることはありますか
山元 自分たちのチームとしては関東一部で優勝された早稲田さんと試合ができること、先ほど前田主将がおっしゃっていた通り、こういった環境の中で試合ができることというのは本当に楽しみな部分でもありますし、自分たちがどこまでぶつかっていけるのかといったところでチャレンジャー精神で楽しんでいきたいです。
前田 早慶戦はバレーボールだけではなく野球が来週あると思うのですが、僕も野球部に友達がいて、慶應さんもそうですけど早稲田の友達にも早慶戦のことを話すと野球でもライバルだということも話していたので、本当に良い関係をもっていると思いますし、そこに対して自分たちが受けてしまうと完全にガッといかれてしまうので、僕たちもスタートからチャレンジャー精神じゃないですけど、そういった気持ちをもってぶつかっていくことが慶應さんに対しては大事になると思います。
――早慶戦で、注目してほしいポイントを教えてください
山元 チームとしては2点あるのかなと思っていて、今日何回も繰り返していますけどやっぱり松田悠冬を起点にしたコンビバレーというのは、やっぱり高身長セッターならではのものもあるのかなというところで、観客を魅了してほしいなというところがありますし、うちの大エース入来晃徳というところは最高到達点350(cm)くらいあると思うのですが、そういった大エースが躍動して点を取っていく、そういったところで熱量あるバレーボールができるのかなというところは1つ期待しています。
前田 僕個人としては、教育実習がある関係でまだ試合に出るかどうかというところは分からないですけど、4年生で最後なので慶應さんにぶつかっていきたいなと思います。「楽しい試合って何だった?」って話すと小野駿太(スポ2=静岡・聖隷クリストファー)も布台もそうかな、早慶戦と答えることが多いので。早慶戦って楽しいよねという話を3人でした覚えがあるので、本当に記憶に残るものだと感じています。自分たちは攻撃力が高いと思うのでそこを出していく必要があると思いますし、誰が出ても強いチームを春リーグで体現できたと思うので、そこをよりつくっていくトレーニングの一環として早慶戦に臨んでいきたいと思います。
――最後に、早慶戦への意気込みをお願いします!
山元 僕も試合に出られるかは分からないというところではあるのですが、個人的に出るのであれば全力でやりきるというところ、バレーボールに対して一球一球熱量をもって背中で示していくといったところは会場で体現したいなと思っています。チームとしても、素晴らしい環境で早稲田さんと定期戦をさせていただけることに感謝をしつつ、見てくださる方に熱量や勇気、パワーなど色々なものを届けられるような熱量高いプレーであったりとか、一球一球に真剣に喜んで楽しそうにプレーする、そういったところは意気込みとしてチーム全員でやっていきたいなと思いますし、そしてチャレンジャーとして倒しにいくという強い気持ちをもって挑みたいなと思っています。
早慶戦への意気込みを掲げる山元
前田 自分たちに関しては、本当に向かっていくという姿勢を大事にすることと、難しい場面が多くあると思うので、そこをいかに自分たちが目を合わせてコミュニケーションを取ってやっていくかが大事になってくると思うので、まずスタートが大事になので、そこに全力をぶつけてやっていきたいと思いますし、自分の良さを全員出して、僕自身もみんなの良さを出すというところをしていけばいいプレー、いい試合ができると思うので、そこは怠らずしっかりと全部出してやっていきたいなと思います。
早慶戦への意気込みを掲げる前田
ーー貴重なお話をありがとうございました!
(取材、編集 早稲田スポーツ新聞会 井口そら、井口瞳 慶應スポーツ新聞会 長掛真依)
◆前田凌吾(まえだ・りょうご)※写真右
2003年(平15)5月27日生まれ。178センチ。最高到達点325センチ。ポジションはセッター。大阪・清風高出身。スポーツ科学部4年。ラストイヤーの早慶戦は『早稲田スピリッツ』で全てを出しきります!
◆山元康生(やまもと・こうせい)※写真左
2003(平15)年9月17日生まれ。172センチ。最高到達点319センチ。神奈川・慶應義塾高出身。法学部法律学科4年。実は、主将就任時から早大の前田主将との対談を楽しみにしていたそうです…。慶應10年目で迎える、最後の早慶戦。強みであるサーブレシーブに注目です!