第59回関東大学女子選手権 4月29日 東京・東洋大学赤羽台キャンパス
GW初日の4月29日、早大は関東大学女子選手権(スプリングトーナメント)の初戦を迎えた。試合は関東学院大を前に、序盤から早大がオフェンスリバウンドを中心にリードを奪う。一時はミスを連発する苦しい時間帯を迎えるも、その後は攻守で圧倒。95-55の快勝で初戦を飾った。

フリースローを放つ清水
序盤、早大はシュートこそ入らないものの、C福王伶奈(スポ2=愛知・桜花学園)とF阿部心愛(スポ1=愛知・桜花学園)がオフェンスリバウンドから得点を重ねてリードを奪う。しかしその後は連携ミスからのターンオーバーが多発。相手のミスに助けられて22-9で第1クオーター(Q)を終えたものの、課題の残る序盤戦となった。第2Qは阿部の連続得点で幕開け。ミスを減らした早大が徐々に点差を広げていくと、ここでF清水瑠莉(人2=茨城・下妻第一)が活躍を見せる。相手のファウルを誘いフリースローを獲得すると、残り2分ではバスケットカウントを含む連続得点。前半終了間際にはPG池田朱李(スポ3=埼玉・久喜)がミドルシュートを決め切り、48-27で試合を折り返した。

ボールを運ぶ池田
後半も阿部の勢いは止まらず、ゴール下で得点を積み重ねて存在感を発揮。リズムをつかんだ早大はF衣川璃来(スポ3=埼玉栄)のカッティングや速攻など理想的なオフェンスも飛び出し、第3Qで一気に相手を突き放した。38点差で迎えた第4Qはベンチメンバー中心のラインナップ。点差を離すことは出来なかったが、試合終了間際にはF望月綾乃主将(スポ4=東京・実践学園)が見事な連携でF野呂田遥花(基理4=東京・駒場)の得点をアシスト。攻守ともに相手を圧倒し続けた早大が40点差の大勝を収めた。

ドリブルをする阿部
圧巻の戦いぶりで初戦を突破した早大。次戦の相手は怪物留学生のオズルンバ・グッドネス・アヨミデ(3年)を擁する江戸川大だ。勝負のカギを握るのはインサイドの攻防戦。本日活躍を見せた福王と阿部を中心に、チーム一丸となった戦いに期待したい。
(記事・写真 石澤直幸)
第59回関東大学女子選手権(スプリングトーナメント) 4月29日(vs関東学院大)
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
早大 | 22 | 26 | 30 | 17 | 95 |
関東学院大 | 9 | 18 | 13 | 15 | 55 |
早大 スターティングメンバー
Pos. | # | 選手名 |
---|---|---|
F | 1 | 菊地実蘭(スポ2=愛知・桜花学園) |
C | 8 | 福王伶奈(スポ2=愛知・桜花学園) |
F | 12 | 阿部心愛(スポ1=愛知・桜花学園) |
G | 13 | 山宮好葉(スポ3=東京成徳大) |
F | 35 | 衣川璃来(スポ3=埼玉栄) |
コメント
F阿部心愛(スポ1=愛知・桜花学園)
――本日の試合を振り返っていかがでしょうか
初戦というところで試合の入りを大事にしてましたが、相手にオフェンスリバウンドを取られすぎてしまいました。なかなか最初は流れがつかめないところがありましたが、試合の中でも後半から切り替えて、相手にオフェンスリバウンドを取らせずに自分たちの流れへ持ってきて点数を離すことができました。
――特にリバウンドでの活躍がありましたがどのような意識でプレーしていますか
自分がチームで出ているときの役割はリバウンドというところが大きいと思うので、そこは波を作らないようにしたいです。ディフェンスでもオフェンスでもリバウンドは、入らなきゃいけないと思ってプレーしています。
――1年生ながらスタメンを勝ち取っていることに対して手応えはいかがですか
ありがたいことにスタメンで出させていただいてるので、入ったばかりでも早大のチームルールややるべきこととかを認識して、自覚を持ってしっかりやりたいなと思っています。
――入部して間もないですが、早大のバスケにはどのような印象を持っていますか
最近は留学生を使うチームが増えている中、留学生がいなくても関東1部に所属していることが凄いと思って入学しました。速いバスケットを展開することが早大の強みだと思うので、今日の試合前半ではできませんでしたがこれからは早稲田のバスケットを体現できるように頑張ろうと思います。
――今シーズンの目標を教えてください
自分に与えられたその時その時の役割を自覚して、自分の力を最大限に出してチームに貢献したいと思います。
――今後の試合への意気込みをお願いします
自分が持っている力を最大限に発揮して、ベスト4以上まで行けるように頑張ります。