監督・選手コメント集/大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025

駅伝

 実業団VS大学生という史上初の試みで開催された大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025。本記事では、花田勝彦駅伝監督(平6人卒=滋賀・彦根東)と出走した選手たちの声をお届けする。

※掲載が遅くなり、大変申し訳ありません。

花田勝彦駅伝監督(平6人卒=滋賀・彦根東)

 このエキスポ駅伝には、3大駅伝未経験者を中心に臨みました。しかしながら、当初予定していた選手たちに故障などもあり、急きょ、先週立川ハーフ(立川シティハーフマラソン)を走った伊藤が走るなどギリギリのメンバーでの駅伝となりました。結果は良くありませんでしたが、1、2年生がタスキをつなぐ経験ができたので、今後の成長に生かしてほしいと思います。

1区 瀬間元輔(スポ1=群馬・東農大二)

ーー本日のコンディションはいかがでしたか

 体のコンディションとしては、ケガなく練習は積めていたので、悪くはなかったと思います。天候については、朝は寒く、少し雨も降っていて路面が滑りやすかったですが、それはみんな同じ条件なのでそこまで気にしてはいなかったです。

ーー本日のレースプランはどのように考えていましたか

 とりあえず流れをつくるのが1区の仕事だと考えていたので、いけいけどんどんで行けるところまで食らいつこうとだけ考えていました。

ーー初めての大学駅伝となりましたが、緊張などはありましたか

 周りも実業団の有名な選手で、大学生も知っている選手ばかりだったので緊張はしました。けれど、こんな中で走れるというワクワクもありました。

ーー1区出走が決まった時の心境を教えてください  

 元々、想定は1区ではなかったので、不安な気持ちでいっぱいでした。1区は走ったことがなく、自分が向いていないと思ってきた区間だったので、正直気が気ではなかったです。

ーーご自身の区間順位やタイムを振り返っていかがですか

 もっと上の順位、できれば一桁(の順位)でタスキを渡したいと考えていました。タイムというよりは順位を1つでも上へ、と考えていたので、後半は2人抜いてくることができたのでぼちぼち良かったです。

ーー本日のレース全体を振り返っていかがですか

 レース全体としては最初の1キロが想定より速く、自分の走りができなくなってしまいました。完全に実力不足でした。前の各校のエースたちとの距離が自分の箱根出走との距離だと感じたので、悔しかったです。今回のこの前(の選手たち)との差を忘れずに練習に取り組みたいです。

ーートラックシーズンに向けての目標や意気込みを教えてください

 トラックは今までの競技人生で苦手としてきましたが、今年に入って少しずつ克服できているので、自己ベスト更新と共に、駅伝シーズンにつながるシーズンにしたいです。

2区 立迫大徳(スポ1=鹿児島城西)

--今日のコンディションはいかがでしたか

 少し足に不安がありましたが問題なく走れました。

--雨や寒さの影響はありましたか

 意外と寒くなく、雨の影響で路上が滑りやすく走りづらかったです。

--レースプランはどのように考えていましたか

 プランとしては3キロまで余裕を持ち、残り2キロでスパートをかける予定でした。

--実際のレースを振り返っていかがですか

 かなり傾斜があるコースで上りで苦戦しました。課題の見えるレースでした。

--大学入学後初の駅伝でしたが、それに関してはいかがですか

 大学初の駅伝で改めて沿道の応援がある中で走れる楽しさ、喜びを感じることができました。

--区間順位や区間タイムについてはどのように振り返りますか

 昨年が全く走れず、年明けから徐々に走れるようになってきた中でのレースだったので実力不足、よく言えば実力通りの走りだったと思います。

--今後の目標を教えてください

 トラックシーズンに入るので得意のトラックでしっかり結果を出し、3大駅伝も(出走を)目指して頑張って行きたいです。

3区 伊藤幸太郎(スポ3=埼玉・春日部)

ーー今日のコンディションはいかがでしたか

 昨日あまり寝つきが良くなく、少し不安もありましたが、アップをした段階では体の軽さを感じていました。

ーー立川シティハーフマラソンからすぐのレースとなりました。疲労等はありましたか

 疲労はありました。ただ昨年からしっかり練習を積むことができていたので、思ったよりも大きなダメージはありませんでした。

ーー早稲田のチームとして走る初駅伝でした。緊張はありましたか

 早稲田のタスキをかけて走ることは、小学生の頃からの夢だったので、とても楽しみが大きかったです。ただ、もともと走る予定ではなく、走るとしても短い区間の予定だったため、直前に3区を走ることになり、不安も大きかったです。また、一緒に走るメンバーを見た時、日本のトップ選手ばかりで少し走ることから逃げたくもなりましたが、自分の目標である箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝)を走ることを考えれば弱気になってはいけないと自分に言い聞かせました。

ーーレースを全体的に振り返っていかがですか

 走る前のプランとしては5キロを14分30秒前後で入り、その後は1キロ3分前後で粘ることを考えていました。結果的にそのタイムに近い走りはできましたが、走り終わってみると周りの選手から大きく離され、自分の区間で最下位になってしまい、力不足を痛感し、悔しい気持ちでいっぱいです。ただ、多くの方に応援してもらい、改めてまた駅伝を走りたいと強く感じたので、引き続き努力を重ねて秋の駅伝シーズンに向けて気持ちを切り替えたいと思います。

ーー新御堂筋は風も受けやすく、アップダウンもある難しいコースだったと思います。環境的なコンディションとしてはいかがでしたか 

 雨や風がかなり強いという予報でしたが、幸い天候には恵まれ、走っている時は特に走りにくさは感じませんでした。アップダウンに関しては後半上りで失速してしまい、苦しくなってからの粘りが足りていないと感じました。

4区 山﨑一吹(スポ2=福島・学法石川)

ーー本日のコンディションはいかがでしたか

 調子が上がらない中のレースでした。

ーー難しい位置でのタスキリレーとなりました。レースプランはどのように考えていましたか

 とにかく前半からペースを上げていこうと思っていました。

ーーレースを全体的に振り返っていかがですか

 かなり難しいレースでした。

ーー武田選手とのタスキリレーはいかがでしたか

 仲の良い同期なのでタスキをつなげてよかったです。

ーートラックシーズンの意気込みをお願いします

 トラックレースも頑張ります。

5区 武田知典(法2=東京・早実)

--本日のコンディションはいかがでしたか

 雨も降っていなくて、気温もちょうど良く、気候コンディションは良かったと思います。いい感じに練習が積めていて調子は良かったです。

--レースプランはどのように考えていましたか

 1キロ3分で押せればいいかなと思っていました。

--花田駅伝監督から何か指示はありましたか

 あまり覚えてないのですが、積極的にレースをし、自分の力を出し切ろうと言われたと思います。

--大学入学後初の駅伝でした。レース前はどのような心境でしたか

 走り始めるまではものすごく緊張していて、かなり不安が大きかったです。

--持ち味の粘りで前のチームとの差を詰められました。走りを全体的に振り返っていかがですか

 粘りはそこまで生かせなかったかなと思います。攻めた走りというよりは自分が出せる力で無理せず落ち着いて走った感じです。今思えばもう少し攻めても良かったかなと思います。

--同期でのタスキリレーでした。もらう時に何か言葉を交わしましたか

 あまり覚えていません(笑)。

--今後の目標や意気込みをお願いします 

 ここからはトラックがメインになると思うので自己ベストを目指して頑張ります。

6区 藤本進次郎(教3=大阪・清風)

ーー本日のコンディションはいかがでしたか

 コンディションについては、心身ともにかなり整った状態でレースに臨めました。気候も含めて、ベストコンディションに近い状態だったと思います

ーー本日のレースプランを教えてください

 レースプランについては、5キロ前後の距離は自分の得意とするところなので、自分のペースに自信を持って走り切るという意識で臨みました。

ーー目標としていたことはありましたか

 今回のレースでは、タスキが回ってくる直前に立てた前のチームを捉える、という目標以外に特にはありませんでした。

ーー区間賞まであと6秒というタイムでしたが、それについてはどう考えていますか

 区間賞を取れなかったのは残念ですが、この結果は僕自身にとって大きな自信となりました。

ーー本日のレース全体を振り返っていかがですか

 地元のレースということもあって、知り合いの人たちがたくさん駆けつけて応援してくれました。そのこともあって、個人としては、楽しくレースをすることができました。

ーートラックシーズンの目標や意気込みを教えてください

 今シーズンの目標については、このレースの結果を受けてどのようにするのか、現在検討している最中です。

7区 小平敦之(政経2=東京・早実)

ーー今日のコンディションはいかがでしたか

 気候的には雨も予報よりは降らず、風もあまりなかったので走りやすかったと思います。個人的には先週末に体調を崩しかけて練習を飛ばしてしまい、仕上げの練習も良くはなく後半区間での出走となったので、不安がある状態でした。

ーーレースプランはどのように考えていましたか

 まずは後ろの立教さんに負けてはいけないということで前半は突っ込んで、後半耐えるつもりでいました。また、次の箱根はアンカーを目指しているので、みんなにアンカーを任せられる安心感を植えつけられるような走りをしたいと考えていました。

ーー最初から最後まで単独走でしたが、レース全体を振り返っていかがですか

 アップダウンが激しくて、半分以上は登っているか下っているかという感じでとてもきつかったです(笑)。入りの1キロ以降は時計を見ずにどちらかというと自分のピッチ、リズムを気にして走りました。練習の中とは違い、勝負する中での単独走で、ある程度後半まで粘れたのは良い経験になったと思います。

ーー区間順位、区間タイムについてはどのように振り返りますか

 アップダウンが多いコースだと聞いていたので、22分45秒で区間5位と設定していました。22分36秒ということでタイムはクリアでき、他選手とのタイム差を比較してある程度かたちにはなったと思う一方で、区間順位に関しては9位ということで数秒差でも負けは負けなので甘くはないなと感じました。

ーー今後の目標を教えてください 

 目の前のことだと、5000メートルで13分台、10000メートルで28分台を出すことです。また、その後も練習を継続させることで夏前にはチームの主力になれるように頑張ります。