立教大に敗れ天皇杯への道途絶える　攻守に課題を残した

試合結果

チーム	前半	後半	合計
早稲田大学	0	0	0
立教大学	2	0	0

＊学年は新年度のものです

　関東大学リーグ戦の開幕が近づく中、ア式蹴球部（ア式）は同カテゴリに所属する立教大との対戦に臨んだ。序盤こそ試合のペースを握ったア式だったが、前半37分に立教大に流れの中から先制点を許すと、45分にはCKから追加点を許してしまう。後半に入っても反撃の糸口を掴めなかったア式は、結局得点を奪うことができずに時間が経過し、０－２で敗北を喫した。

仕掛ける本保

　この日、ア式は序盤から攻勢をかけた。１分には、敵陣でボールを奪うと、ＭＦ本保奏希（スポ４＝ＪＦＡアカデミー福島Ｕ18）がエリア内からシュートを放つも、相手のブロックに阻まれる。10分にはＦＷ鈴木大翔（スポ３＝ガンバ大阪ユース）がペナルティエリア前でボールを受け、強烈なミドルシュートを放ったものの、相手GKがきっちりとセーブ。さらに30分、ＤＦ佐々木奈琉副将（社４＝新潟・帝京長岡）がサイドから中に侵入し、ライン間に抜け出したＦＷ伊藤猛志（スポ３＝ジュビロ磐田Ｕ18）にスルーパスを送る。しかし、伊藤のシュートはGKの正面を突き、得点を奪えないままに時間が経過した。すると37分、右サイドから相手ウイングに侵入を許すと、ゴール前にいた相手FWへの横パスを許す。人数は足りていたものの、相手選手を捕まえきれなかったア式はフリーでのシュートを許し、先制点を献上した。さらに前半終了間際の45分には、CKからドンピシャで合わせられ、追加点を許してしまう。得点を奪い切れないままに迎えた終盤、一気に得点を奪われる形で試合を折り返した。

シュートを打つ鈴木

　後半に入り、攻勢をかけたいア式だったが、なかなかギアが上がらない。チャンスらしいチャンスもなく時間のみが経過した。それでも68分、本保がロングフィードを収め、そのままミドルシュートに持ち込んだことをきっかけに、徐々にエンジンがかかりだす。70分には、ＭＦ山市秀翔主将（スポ４＝神奈川・桐光学園）の縦パスを受けた鈴木がシュートを放つも、相手GKの好セーブに阻まれる。更に、86分に本保が放ったミドルシュートも相手GKのスーパーセーブに遭い、得点ならず。91分にも佐々木のクロスに本保が合わせたものの、シュートは枠外に外れてしまった。結局そのまま得点を奪えなかったア式は、０－２で敗北。攻守に大きな課題を露呈したゲームとなった。

（記事　林田怜空、写真　和田昇也）