新人戦ウインターステージ
12月21日 埼玉・大宮けんぽグラウンド
予選第一試合
Team | 1Q | 2Q | 合計 |
---|---|---|---|
早稲田大学 | 1 | 3 | 4 |
実践女子大学・成蹊大学・東京女子大学連合チーム | 1 | 0 | 1 |
得点者
1Q
清永晃子
2Q
野田千裕3
予選第二試合
Team | 1Q | 2Q | 合計 |
---|---|---|---|
早稲田大学 | 1 | 1 | 2 |
横浜国立大学・法政大学連合チーム | 1 | 2 | 3 |
得点者
1Q
野田千裕 /p>
2Q
野田千裕
二度目の新人戦となるウインターステージが開催された。8、9月に行われたサマーステージでは決勝トーナメントに進出したものの、準々決勝で強敵・慶大に敗れ、悔し涙をのんだ1年生。そのリベンジを果たすべく、今回は優勝を目標に掲げて大会に臨んだ。予選第一試合は前半に停滞するも、後半に得点を積み重ね4-1で勝利を収める。しかし第二試合では、フリーシュートを決めきれないなど、チャンスをものにすることができず、2-3で惜敗。早大はまさかの予選リーグで姿を消すこととなった。
シュートを放つMF清永
最初に対戦したのは、実践女子大・成蹊大・東京女子大の連合チーム。最初のドローを相手に奪われると、ドローブレイクで一気にゴールまで運ばれ、試合開始直後に先制点を奪われた。その後はドローを制し、積極的にゴールを狙う早大だが、クリアの際のダウンボールや、相手ゴーリーの好セーブなどでなかなか得点に結びつかない。もどかしい時間が続いたが、前半6分、MF勝沙和子(商1=東京・早実)からゴール前のMF清永晃子(文構1=東京・文化学園大学杉並)への好フィードで、早大は欲しかった初得点を挙げた。互いに追加点を挙げられないまま迎えた後半、早大は開始からポゼッションを得ると、3分、試合途中からオフェンスミディーについたMF野田千裕(政経1=埼玉・早大本庄)が、右サイドから自力でディフェンスを突破し、シュートを決めた。MF野田は直後の4分にも全く同じコースから得点を決めると、試合終了間際にも1on1から突破してシュートし、なんと後半だけで3得点。相手の攻撃の隙を一切与えず、4-1で快勝を収めた。
勝てば決勝トーナメントへの進出が決まる第二試合。横浜国立大・法大の連合チームとの対戦となった。最初のドローをなんとか奪いたい早大だったが、ここを相手に許すと、開始30秒、ゴール右からのショットを沈められ、またも先制点を許す。その後は互いに堅守を見せ、試合は膠着(こうちゃく)状態になったが、前半終了1分前、ここでもMF野田の高い打点から放ったシュートで同点に追いついた。勝負を決める後半、先に点を決めたい早大だったが、フリーシュートのチャンスを逃すと、直後の2分、相手のランクリアからの勢いでゴール右にシュートを沈められ、再びビハインドに。さらにフリーシュートも決められ、残り5分で2点差をつけられる。敗北が頭をよぎり始めた頃、再びチームを勢いづけたのはまたしてもMF野田だった。1on1から相手を寄せ付けないスピードでゴール前に斬り込み、早大の勝利に希望を残す2点目を挙げ、最後までチームを鼓舞した。しかし、決死の反撃も及ばず試合終了のホイッスル。2-3で惜敗し、決勝トーナメント進出を逃した。
ボールを運ぶMF野田
優勝を目標としていた中で、まさかの予選敗退に散った早大。約一週間前に行われた全日本大学選手権決勝で優勝した先輩たちの姿を見て、自分たちもとの思いで臨んだ舞台であったが、またも涙をのむ結果に終わった。しかし、全員が万全の状態で臨むことができなかったことや、フリーシュートの成功率など、課題点も浮き彫りになった。サマー、そしてこのウインターで味わった悔しさは、最後の新人戦・あすなろカップで晴らしてくれることだろう。
(記事 長屋咲希 写真 飛田悠那)
試合後インタビュー
MF野田千裕(政経1=埼玉・早大本庄)
――1年生で臨む2度目の大会でしたがどのような気持ちで臨みましたか
サマーでは決勝トーナメントで負けてしまったので、今回は優勝するんだという気持ちでした。先輩たちも全学で優勝してつないでくれたので、優勝したかったです。
――2試合振り返っていかがでしたか
入りはみんな緊張していてシュートが入らなくて、自分がシュートいかなきゃと思って。最初はディフェンスの方でポジションに入っていたのですが、途中からミッドフィルダーの方に入れさせてもらって、自分でシュートを決めることができて、1試合目は勝つことができました。ただ、2試合目は自分の力が及ばず、全体として負けてしまったのですごく悔しいです。
――複数得点挙げられましたがご自身のプレーを振り返ってください
個人的には今までの実力を出せたと思いますが、周りが調子を出せてない時に自分が盛り上げるというのが大事だと思うので、今回はそれが至らなかったなと思いました。
――ラクロス部で1年間過ごしてきていかがでしたか
今回はケガ人が複数人出てしまって全員で臨めなかったのですが、いい同期に囲まれていつも練習できています。
――あすなろに向けて課題点があれば教えてください
まずは全員が100パーセント万全な状態で、ケガなどなく挑めるようにしなければいけないというのと、この悔しい気持ちを糧にして、日々考えながら練習してきたいなと思います。
――来季への意気込みをお願いします
来年度は4年生の先輩方が引退して、1年生から底上げすることが大事になってくると思うので、もっとみんなで声をかけ合って、基礎の基礎から頑張って、リーグで選手として絡めるように頑張っていきたいと思います。