『Bouquet〜最高の贈り物を、君に〜』チアステ2024が開催! 84名の想いが詰まった最高の集大成を魅せた

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チアリーディングステージ2024 12月3日 大隈記念講堂

※掲載遅れ、申し訳ございません

 12月3日、夕方。大隈講堂にて、「チアリーディングステージ2024」(チアステ)が開催された。4年生部員にとっては応援部人生でラストステージ。最後のステージに込められた想いは並々ならぬものだった。BIGBEARSの集大成となったステージを振り返る。

 今年のテーマは『Bouquet〜最高の贈り物を、君に〜』。花をバトンに見立て、部員たちが手渡ししていく映像からスタート。オープニングでは煌びやかなライトと共に84名が登場。ステージをめいいっぱい使った迫力のある演技で会場のボルテージも高まる。各パフォーマンスを前に軽快なトークも繰り広げられた。「ダンスメドレー」では、「ジャズ」「アイドル」「セクシー」をテーマに各部門の個性あふれるステージが繰り広げられた。「ジャズ」ではハートのライティングのもと、指先まで揃った振りでシックな姿を見せる。続いては「アイドル」パート。乃木坂46の『ガールズルール』のイメージにあわせ、全身水色の衣装で登場。可愛らしい姿に観客もコールを飛ばす。「セクシー」パートではうってかわって、大人な女性らしいしなやかな演技を披露した。続いては、季節感を意識した特別構成。春夏のパートではピンク色のTシャツを身にまとったBIGBEARSが登場。嵐の楽曲を中心に爽やかな演技が続く。続いては、秋冬のパート。ハロウィンやクリスマスをテーマとして、季節が移り変わる様子を演技で表現し、見る人を飽きさせない。

特別構成の春夏パートでスタンツを見せるBIGBEARS

 続いては「六大学コラボ」。明治神宮野球場ではライバルだった六大学のチアリーダーズが久しぶりに一堂に会する。明治大学の応援歌である『狙い撃ち』に始まり、六大学の応援歌、応援曲を披露。早稲田大学応援歌である『紺碧の空』でメドレーを締め括った。続く下級生構成。下級生構成の前には矢作桃子新人監督(社4=埼玉・早大本庄)、針山たまきチアリーダーズ総務兼応援企画責任者(文構4=神奈川・洗足学園)が司会として登場。下級生への熱い想いを語った。その後、下級生は黄色のTシャツで登場。3年生、2年生、新人が一つになって1年間の成長を観客に見せた。第1部のラストは「ワセチアコラボ」。BIGBEARS、FALCONS、MYNXの3団体による華やかな演技で第1部は幕を閉じた。

六大学コラボでの円陣

 第2部はHT(ハーフタイム)からスタート。この1年間使用してきた、XGの『MASCARA』にあわせ、黄色いライトが彼女たちの演技を後押しする。各種応援で披露してきたハーフタイムの演技を存分に披露した。体育各部からのBIGBEARSへの応援メッセージが放映される。「えんじ魂」のもとBIGBEARSはそれに応え、「応援メドレー」を披露していく。競技をイメージした選曲、振り付けで「早稲田スポーツ」を表現した。続いては応援ドリルパート。リーダー、吹奏楽団も駆けつけ、リーダー4年生はセンターリーダー、吹奏楽団4年生はマーチングドリルを披露。後半では部門の垣根を超えてラインダンスやスタンツなどチアリーディングも披露し、ここでしか見られないスペシャルなステージとなった。横田圭祐新人監督兼稲穂祭実行委員長(人4=東京・成蹊)は学注(学生注目)を披露。本番前には「緊張する」と話していたものの、ステージでは堂々とした姿で、同期への感謝を口にした。

他のパートの4年生も駆けつけ、チアステを盛り上げる

同期への感謝を学注を通して伝えた横田 

 そして、「引退構成」へ。4年間を振り返るVTR、メッセージが放映。そのまま同期17人による最後の演技が始まった。最高学年らしい熟練したパフォーマンス、そして満面の笑顔で演技を披露。4年間の想いが詰め込まれた演技は見る人の心を動かした。そしてフィナーレでは令和6年度のBIGBEARSを締めくくる。Novelbrightの『開幕宣言』には、これからの応援部と引退する4年生の未来への希望が込められているのだろう。BIGBEARS84名のパフォーマンスは半年間このステージに向け、努力してきた彼女たちの努力の結晶だった。その姿に観客も万雷の拍手で称えた。BIGBEARSはアンコールにも応え、2時間にわたるステージをやり遂げた。幕が下りる最後の瞬間まで観客に笑顔を送り続け、元気と勇気を与えた。

引退構成で色とりどりのTシャツを身にまとう4年生

 コロナ禍など、様々なことを乗り越えてきた4年生。うまく行かないことや苦しいこともたくさんあっただろう。集大成となったチアステでは、BIGBEARSに対する愛や想いで埋め尽くされていた。4年生17名の熱い絆が見えたステージとなった。また来年もチアリーディングステージはやってくる。下級生構成では頼もしい姿を見せた3年生。来年のステージにも期待がかかる。

(記事 井口瞳 写真 土橋俊介)

コメント

長野百恵ステージ運営責任者(文構4=神戸海星女子学院)

ーーチアステを終えて率直な気持ちを教えてください

本当にあっという間で、遂に終わってしまったんだなという気持ちです。テーマ決めから始まり、約1年間掛けて作り上げてきたものがようやく形となり、最高の状態でお客様にお届けすることができ、凄くほっとしています。

ーーこだわったのポイントを教えてください

照明や音響、VTR等、何一つ妥協することなく、最後まで技術スタッフの皆様と調整を重ねました。運営責任者の仕事の一つに、部員新人が輝ける舞台を整える役割があります。前日には、事前の打ち合わせでは見えてこなかった部分が次々に判明し、苦戦しましたが、技術スタッフの皆様には、最後の最後まで、私たちの想いに応えていただきました。本番当日の映像を見返すと、より高い完成度を求め、諦めなくて良かったと心から思いました。

ーー印象的だった場面はありますか

下級生構成と引退構成です。下級生構成は、舞台袖から見ていて込み上げてくるものがありました。きらきら輝く1人1人の表情を見て、改めて、下級生の頑張る姿やひたむきな姿が自分の活力になっていることを実感しました。また演技の完成度も例年に増して高く、下級生の成長を肌で感じることが出来ました。引退構成は、4年生17人にしかできない、私たちらしい演技をお届けすることができました。334を始めとして、ポジション入れ替えやシングル等、やりたいことを4分間の演技に全て詰め込みました。この4年間、貪欲にチアに励んだ私たちだからこそできる、最強で最高の演技ができたと思います。

ーー集大成の場となりましたがどんな思いで臨みましたか

4年間の感謝を届けました。テーマにもある様に、本公演の目的は、ステージを通じて日頃の感謝をお届けすることです。特に11月は、目まぐるしく過ぎる毎日でしたが、忙しい練習日程の中でも、ステージを届けたい相手のことを忘れないでほしい、と呼びかけていました。私自身、下級生時代に経験したチアリーディングステージをきっかけに、ステージに携わりたいと思う様になりました。素敵な経験をさせていただいたOGの方々に最高のステージを届けること、そして、次は、責任者として、目一杯ステージの魅力を下級生に伝えることが、自分にできる恩の返し方なのではないかと思います。終演後には多くの方々よりお褒めの言葉をいただき、また、同期や下級生の笑顔が見れて、集大成に相応しい素敵なステージを作り上げることができて良かったと感じました。

ーーステージ部門の責任者として苦労した部分はありましたか

4学年全員で足並みを揃えることです。ステージ部門のみならず、84名全員で一つの目標に向かって練習することで、より一体感のあるステージを作り上げることができると思います。チアステは、他の活動とは異なり、約半年という長い月日を掛けて準備します。部員新人の気持ちを切らすことなく、モチベーションを上げるために、責任者としてできることを模索しました。

ーー下級生へのメッセージをお願いします

今日までチアステ開催のために、努力してくれて、そしてステージ部門について来てくれて、ありがとう。正直、下級生が1番輝いていました!みんなのこれまでの頑張りがちゃんと報われた最高のステージだったと胸を張って言えます。私自身、下級生時代にそうであった様に、この公演を通じて、ステージの魅力を感じてもらえていたら幸いです。このメンバーでチアリーディングステージ2024を作り上げることが出来て本当に良かった、ありがとうの気持ちで一杯です。

ーー同期へのメッセージをお願いします

大好きの一言に限ります!最強で最高の同期、誰1人として絶対に欠けてほしくない、かけがえのない17人です。楽しいことばかりではなく、ぶつかることも多くあった4年間、辛いことも嬉しいことも全て共有してきました。4年間で培った強い絆の見せ所で、あんなに素敵な演技ができて幸せです。どんなに不安でも、みんなとなら、なんとかなると思わせてくれるところが大好きです。最高の景色を見させてくれて本当にありがとう。これからも宜しくね。

柴田心桜副将兼チアリーダーズ責任者兼ステージ企画責任者(先理4=愛知・南山女子部)

ーーチアステを終えて率直な気持ちを教えてください

本当にこの代で出来る最後のステージが終わってしまったんだなという気持ちです。寂しい気持ちもありますが、このステージに向けて今まで半年間ステージ部門を中心に作り上げてきた演技がどれもこだわりの詰まった最高の演技で、一瞬たりとも悔いはないと感じています。この代で、このメンバーで最後のステージが出来て、本当に良かったです。

ーーこだわったのポイントを教えてください

こだわりは、演技の曲と構成です。ステージ企画責任者として、それぞれの構成の担当と話し合い、私達の代のスタンツの強さをお見せできるか、演技を楽しんでいただけるかを後輩と常に考えました。オープニングではたくさんの難易度の高い技を4年生の担当者が取り入れてくれ、チアリーディングステージのオープニングに相応しいこの代の強さを表す演技が出来たのではないかなと思ってます。特別構成では、季節らしさを表す曲と共に、春を表すピンクの旗やハロウィンらしいカボチャの衣装を使用しました。下級生構成の3年生で行った223もこだわりの1つです。引退構成では、私たちが1年生だった時のチアリーディング2021のフィナーレの曲を使用しました!

ーー印象的だった場面はありますか

下級生構成で行った223です。「来年度この子達ならもう大丈夫だな。」と心の底から思い、涙が溢れました。空耳かもしれませんが、223の時のコールで「4年生大好き!」と聞こえた気がしました!(笑)

ーー集大成の場となりましたがどんな思いで臨みましたか

この代で、このメンバーでできる最後のステージを最高に楽しもうという思いで臨みました。今まで何の問題もなくできていた引退構成の334が急に当日できなくなってしまったり、4年生で怪我人が出たり、正直直前までたくさんの不安がありました。でも、そんな時に舞台袖で応援してくれる後輩たちをみて、みんなで出来るラストステージを最高に楽しんで、悔いなく終わろうと強く思いました。そして最後は、今まで4年間を共にした、最強で最高な16人の同期を信じて、「絶対成功させる!」という気持ちで臨みました。

ーーステージ部門の責任者として苦労した部分はありましたか

本番が近づくにつれ、完成に向けて技を切らなければ行けなかったことです。(演技の完成のために技を下げたり、技を行う面子を変えること。)後輩の想いがたくさん詰まった演技の技を切る事はとても難しい判断でした。今まで頑張ってきた後輩の姿を見ていたからこそ、難しかったですが、最終的に最高のステージを作り上げられたなと思ってます!

ーー下級生へのメッセージをお願いします

このチアリーディングステージ2024を通じてたくさんの辛いことあったと思うけど、ここまでついて来てくれて本当にありがとう。このステージでステージ企画責任者を出来たことが本当に幸せでした。下級生構成を見て、みんななら絶対に来年も大丈夫だと確信しました!チアリーディングステージ2025期待してます♡

ーー同期へのメッセージをお願いします

この17人の一員になれて本当に幸せでした!みんなは、最強で最高な一生の宝物です!

浅居里菜ステージ広報責任者(社学4年=東京・吉祥女子)

ーーチアステを終えて率直な気持ちを教えてください

無事終演できて安心する気持ちや、ついに終わってしまったんだなという寂しい気持ちもありますが、1番は、来場してくださり沢山盛り上げてくださった方々、開催に協力してくださった方々、ここまで一緒に頑張ってくれた下級生のみんな、大好きな同期、なによりステージ責任者2人への感謝の気持ちで胸がいっぱいです。

ーーこだわったのポイントを教えてください

ステージ責任者の3名で作成した構成は、テーマ通り、全員が輝いて欲しいという想いで、細かいこだわりを詰めた演技になっています!フィナーレでは、全員ダンスの後ろの方で踊ってくれている新人の顔がしっかり見えるように、部員全員にしゃがむ振りをやってもらったり、縁がある人どうしでスタンツの基を纏めたりしました。引退構成では、普段下でトップを支えてくれているスポットがトップとして上に乗る構成をつくりました。楽しんでくれていたら嬉しいです!ステージ広報責任者としては、パンフレットやポスターを1から自分ひとりで作成し、色使いや全体の構成など沢山こだわって、満足のいくものが出来たと思います!

ーー印象的だった場面はありますか

引退構成のラストの334です。今まで失敗したことがなかった334が、本番直前になり上手くいかなくなってしまいました。それでも、下級生構成で223を完璧に決める姿や、334の周りで必死に基を支えてくれている下級生の姿に勇気付けられたこと、そして、同期で絶対できる!と励まし合ったことが、本番の大成功に繋がったのだと思います。最高の景色でした!!

ーー集大成の場となりましたがどんな思いで臨みましたか

「1人1人が一輪の花の様にそれぞれの魅力を輝やかせ、全員が心を1つにして、日頃支えてくださっている方々に感謝の気持ちを届ける」という本公演のテーマを体現するステージを創り上げようという思いで臨みました。

ーーステージ部門の責任者として苦労した部分はありましたか

スケジュール的な面でも、体力的な面でも、苦労を強いたところが多かった中、チアステを純粋に楽しみだと思ってもらえているのかが不安で、そうではない子もいるのかなと考えると辛い部分もありました。自分のことで精一杯になってしまって、少しピリピリしてしまうこともありました。しかし、様々な方の助けや、ステージ責任者の他2名の言葉があって、終演時には、全員がステージを楽しんでくれたということが伝わってきて、とても安心しました。

ーー下級生へのメッセージをお願いします

みんなの頑張る姿、素敵な笑顔で、ここまでやってこれました。特に下級生構成は、みんなの成長を感じて練習の時から感動しっぱなしで、当日も勇気付けられました。こんな頼もしいみんなが、私たちの下級生として応援部にいてくれて、演技だけではなく、器材や装飾など沢山の準備をして、チアステを盛り上げてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとう、みんな大好き!!!

ーー同期へのメッセージをお願いします

想いが募り過ぎてしまって、まとまった言葉にできないけど、とにかく愛!!!本当に本当にこの代でよかった、ありがとう!!!