卓球世界一を懸けた戦い、世界選手権蘇州大会。そこには、中国最強ペアを追い詰める大島祐哉(スポ4=京都・東山)の姿があった。目標のメダルにこそ届かなかったものの中国ペアを相手に大熱戦を繰り広げた今大会を振り返っていただくとともに、早大のエースとして挑む春季関東大学リーグ戦(リーグ戦)への意気込みを語っていただいた。
※この取材は5月7日に行われたものです。
初めての大舞台
対談に応じる大島
――ベスト8という結果を残した世界選手権を振り返っていかがですか
僕たちの目標はメダルを獲得することだったので、その目標が達成できなかったことは正直悔しい思いもあります。でも準々決勝で中国ペアにあれだけの試合ができたことは、自信につながった部分もあるので、悔しい部分と自信につながった部分の両方ですね。
――これまでたくさんの国際大会に出場されてきましたが、世界選手権は他の国際大会とはどんなところが異なりましたか
会場の雰囲気が全然違いますし、他の国の選手もこの大会に懸けてきているのが練習場からも分かりました。そんな中で試合ができたことはすごく幸せでしたね。
――世界選手権前のドイツオープンやスペインオープンでは思うような結果を残せなかったのではないでしょうか
その2大会はシングルスもダブルスも思うような結果が出せず、少し悩んでいた部分もあったんですけど、世界選手権が近づくにつれて気持ちも入ってきて、やるしかないっていう気持ちにだんだんなってきたので。自分が世界選手権の代表に選ばれて、不安もあったりして、そんな中でダブルスの練習が多くて、シングルスの練習があまりできなかったりして、(シングルスとダブルスの)両方があまり良くなかったです。練習はしているけど、なんか充実感がないなと感じていたので、帰国してからメンタルトレーニングを受けて、それで気持ちが和らぎました。そのメンタルトレーニングがなかったら世界選手権でああいう結果(中国ペアに善戦)にはならなかったと思います。
――メンタルトレーニングとは具体的にはどんなことをされたのでしょうか
自分の思っていることを人に正直に話したりしました。やっぱり自分の気持ちを正直に話せる人が周りにはいないので、その人に話を聞いてもらって。話した時間は1時間くらいでしたけど、その1時間が僕にとってはすごく良かったと思います。本当にあの1時間がなかったら、吹っ切れていなかったなと思うので。
――そうして迎えた世界選手権でしたが、どのような意気込みでしたか
かなり体調も調子も良かったので、あっち(中国・蘇州)に入ってから、試合をするのがすごく楽しみでした。準備してきたことができたら、メダルが取れるんじゃないかという自信もあったので、すごく楽しかったですね。
――森薗政崇選手(明大)とのダブルスの戦術は
森薗くんはチキータが上手なのでそのチキータを生かしながら、僕のフォアハンドで得点していくパターンをかなり練習していました。あとは、僕たちは台上(でのプレー)が少し苦手だったので、台上で相手に先手を取られないようにストップを台から出さないだとか、そういう細かい練習をかなりしてきたので、世界選手権では自分たちが高い打球点で打てる場面が多かったかなと思います。
――大島選手から見て、森薗選手はどんな選手ですか
僕よりも2歳下なんですけど、僕よりもジュニアの頃から世界を経験していて、誰よりもストイックに練習する選手なので、僕もそれに付いていったのが良かったところもあります。逆に言うと、森薗くんは少し試合に入りすぎるところもあるので、(準々決勝の)最後の場面で僕がもう少し森薗くんの性格を理解して「リラックスしていいよ」と言ってあげられたら良かったのかなと感じます。だけどそこで森薗くんを崩すのも良くないなと思って、それが彼の性格なので。それが良いときもあれば、悪いときもある。それはみんな同じで、僕の性格も良いときがあれば、悪いときがあって。森薗くんのあのストイックさは僕も尊敬しています。
――初戦はやはり緊張されましたか
最初の1ゲーム目はかなり緊張しましたけど、そこまでの緊張ではなかったですね。がちがちに緊張しているということはなくて、良い緊張感で1ゲーム目に入れたので、この試合に勝てれば流れに乗れるんじゃないかなと思っていました。
――初戦で世界選手権の雰囲気をつかむことができたのでしょうか
世界選手権の雰囲気もつかめましたし、台や床の感触も良かったので、1ゲーム目の1本目から良いプレーができて、それで力がちょっと抜けたかなと思います。
――2回戦、3回戦では強敵を下しましたが
僕たちの中で、ドイツのペアとの2回戦が勝負だと思っていたので、そのペアに勝てたことが勢いに乗る良いチャンスになったかなと思います。3回戦は第1シード(のペア)が上がってくるかと思ってたんですけど、そこが負けて。逆に、そういう(第1シードを破った)ペアというのは勢いがあって嫌なんですけど、最初から僕たちのペースでいけたので、もしかしたら次のペアにも勝てるチャンスがあるんじゃないかと思っていました。
激闘の末に
世界選手権での大一番を振り返る
――許昕・張継科(中国)組との準々決勝はどのような意気込みで臨まれましたか
自分たちのできることをやれれば、本当にチャンスはあると思ってましたし、やってきたことができたというのは大きかったです。中国の選手と試合をすると、ラバーが違うのでボールになかなか対応できなかったり、コースや回転の厳しさで負けてしまうんですけど、相手もプレッシャーがかかってきて、だんだんそのボールの勢いがなくなってきたり、コースの厳しさが甘くなってきていました。そこまで追い込まない限り、なかなか勝てるチャンスはないので、そこまで追い込めたことは良かったと思います。
――森薗選手とは試合前、どんな会話をされましたか
メダルを絶対取ろうと言ってたので、中国選手というよりは、この試合に勝とうという話はずっとしていましたね。でも、気持ちだけでは中国選手相手にはどうしようもないので、冷静に判断するところと思い切っていくところの判断が良かったです。良かったというのは試合の中でなんですけど、判断してやろうと試合前から言っていたので、それができたからこそあれだけの試合ができたんだと思います。
――1セット目を奪った時、勝利への自信は強まりましたか
1セット目を取った時に相手がすごく緊張してるというのは感じてたんですよね。(1セット目の)最後、僕がストップをちょっと浮かしたんですけど、中国選手がそれを空振りして。そういうプレーって中国選手はなかなかすることはないので、めっちゃ緊張してるなって思ったので、そのまま(セットカウントを)2-0や3-0でリードしていたらもっと良かったかもしれないですけど、その後中国人も戦術を変えてきたりして、うまいなとは感じましたね。緊張している中でも、戦術を変えたりできるんだなと思いました。
――アウェーの会場でやりにくさは感じませんでしたか
最初はアウェーなんですけど、中国は卓球がメジャースポーツなので、僕たちが良いプレーをしたら観客も拍手をしてくれたりして、そういうところは観客もしっかりしているんだなと思いました。アウェー感はそんなになかったですし、負けた時もみんなが拍手してくれて、すごく気持ちよく試合ができたと思います。
――ということは、中国人の観客の歓声も自分たちの力になったのでしょうか
そうですね、良いプレーをした時に拍手をしてくれたのはやっぱり良かったです。
――激しいラリー戦となっていましたが
ラリーになった時に僕たちが得点することは少ないので、あのラリーになる前に仕留めたかったです。森薗くんも僕もフォアハンドが得意ですけど、中国選手はそれ以上にああいうラリーが得意なので、ラリーになる前に決めたかったというのが正直なところですね。
――大島選手はパワーのあるフォアハンドが武器の一つですが、それは中国人選手にも通用することは実感しましたか
僕がフォアハンドを打った時は中国選手が押されてミスしたり、森薗くんが打ちやすいボールが返ってきたりというのが何本もあって、僕がフォアハンドを回り込んで打ったり飛びついて打ったりした時は得点率が高かったのでそこは確信につながったかなと思います。
――最終セットで先にゲームポイントを握った時のことを覚えていますか
僕が8-8から2本フォアハンドで決めて、10-8になって、タオルを取りに行って。僕がレシーブで、森薗くんに「レシーブどうする?」と聞いて、チキータするかストップするかってなって。僕がチキータした時はポイントがあまり取れていなくて、僕がストップして森薗くんが台上でチキータするなりダブルストップするなりっていう展開が良かったので、二人で話してストップでいこうってなったのが、10-8でタオルを取りに行った時の会話です。答えはないんですよね、勝ってないので。ストップしたから良かったのか、チキータしていたら勝っていたのかは分かんないので。もし勝っていたら「あそこ、ストップ選んで良かったね」と言われてましたし、チキータして点を取られたら「ストップしとけよ」と言われていたと思うので、答えはないし、僕らが出した答えが正解だと思ってるので。僕も10-8の場面でカウンターをミスしましたし、森薗くんも1本ミスしましたし、あの1本を入れられるかどうかがこの先練習していけば答えが出てくるんじゃないかなと落ち着いた時には考えられるようになりました。
――敗戦が決まった瞬間の心境は
やっぱりあの4本は鮮明に覚えてますね。11-10で森薗くんがフォアサイドにチキータして、左の選手がストレートに打ってきたんですけど、その時あの試合で一番良いボールが返ってきたので、これが最後に1本取る技なんだなと感じました。
――試合終了後の涙が印象的でしたが
僕は試合負けた後にそんなに涙を流すことはないんですけど。今回は代表に選出された時も、森薗・三部航平(青森山田高)組じゃなくて、水谷隼(beacon.LAB)・岸川聖也(ファースト)組じゃなくて僕が選ばれたことで、いろんな人に陰で言われたりっていうのがすごくプレッシャーでもあったので、そんな中であれだけの試合をして、その結果負けたっていうことに、「つらい思いをしてきて、こんな試合ができて、でも結局負けたのか」って、応援してくれていた人たちにメダルという形あるもので恩返しができなかったことが気持ちとして出てきてしまって、本当に悔しい涙でしたね、あれは。
――森薗選手とは試合後に話はされましたか
森薗くんは後輩なので10-9でのミスを引きずってたんですよね、「すいませんすいません」ってずっと言ってたんですけど。でもダブルスなので、どっちが悪いとかはなくて、森薗くんに助けられたり僕が助けたりしてきた中で、あの1本が入ってたら勝ってたかもしれないですけど、そこで入らないのが僕たちの実力なんだということを二人で話して、そこで勝てるように、もう1回二人で世界選手権に出られるようにこれからの試合を頑張ろうと話しました。二人共悔しい思いだけだったので、負けた日は全然話はしなかったんですけど。次の日に冷静になって話しました。
――代表選出後には倉嶋洋介男子代表監督からの期待を感じているとおっしゃっていましたが、その倉嶋監督から言葉はかけられましたか
監督もすごく応援してくれていましたし、「お前には期待してたし、いろんな人にいろんなことを言われたけど、これだけの試合をお前はしてくれたから俺はすごく嬉しいと思ってる」と言われて、そこでもまた涙が出ちゃって、嬉しい言葉を頂いたなって思っています。
――許昕・張継科組の準決勝と決勝の試合はご覧になりましたか
そうですね、ずっと見てました。僕たちが負けた相手だし、どうやったら勝てるのか、ベスト4に入った他の選手はどんなプレーをしてるのかを勉強しないと、これからああいう相手に勝たないといけないので。かなり悔しいですけど、見るようにしていました。
――結局、許昕・張継科組が優勝しましたが
僕たちも(許昕・張継科組が)優勝すると、僕たちの試合後に話していました。準々決勝で僕たちが勝っていたら優勝できたかと言われたら分からないですけど、あの試合は勝てた試合だったので…痛いですね。
――それでも、優勝ペアを追い詰めたことは自信になったのではないでしょうか
あのペアにあそこまでいけたのは僕たちだけですし、実力がなければあそこまでできないので、それはかなり自信になりましたし、ダブルスの戦術の幅にもつながりました。リーグ戦では上村くん(慶哉、スポ2=福岡・希望が丘)と組むのでそれを使えるところは使って、上村くんの良いところを出しながらできたらいいんじゃないかなと思います。
――世界選手権での収穫は何でしょうか
中国選手とあそこまで渡り合えたことで自信を得ました。もう一つは僕もフォアハンドは信じてますけど、最後にもっと信じられる何かがないといけないと思いました。最後に許昕選手はフォアハンドで一番良いボールを打っていましたし。ゲームポイントの場面で僕のフォアにボールが来ていて、あれを僕が決めてたら勝ってたっていう話になってくるので。でもあの場面、フォアハンドは緊張して震えてましたし、震えてたってことはやはり自信がないということなので。許シン選手はあそこで震えずに思い切って打てる練習量や技術量があると思うので、最後に1本取れるものを身に付けていくのがこの先の課題になると思います。
――ご自身の名前が広く知られるきっかけにもなったと思います
この世界卓球で名前を知ってもらえたのはいいんですけど、それだけ相手に情報を与えてしまうので。研究されたり対策されることに対して、自分が一緒のままだと勝ち続けることはできないので、技術や体力やメンタルの中で何か一つでも進化できれば勝ち続けることができるんですけど、勝ってくると守りに入っちゃうので。守りに入らずにこの先も何かを習得しながら、進化しながらやっていかないといけないと思っています。
――今大会の男子代表は8人中5人が大学生でしたが、同年代の強さを感じますか
いまの学生のレベルは日本代表にも5人選出されていたり、ナショナルチームに何人も入っていたりとかなり高い中で、僕も代表に選んでいただいてそれはすごく嬉しかったです。だけどこの先も代表になっていくにはこの選手たちに全日学(全日本大学総合選手権個人の部)や全日本(選手権)で勝っていかないといけないので、仲の良い友でありライバルだなと思います。
――らいねんのクアラルンプール大会は団体戦となりますが、また日本代表に選出されたいという思いは強くなりましたか
次は選出されるのは5人なので、選ばれるかどうかはこの先の全日本やワールドツアーが大事になってくるので、一戦一戦を大切にしていかないと5人に選ばれるのはいまの状況では大変なことですし、ワールドランクも30位くらいにつけていかないと選出されるのはきついかなと思います。その前にオリンピックの選考もあるのでそれに向けても頑張りたいと思っています。
――遠征中の食事はどうされていましたか
今回は代表ということでいろんなスポンサーからいただいた日本食を食べたり、中国なのでホテルの中華料理を食べてたんですけど、そこまで体調を崩すことはなかったですね。
――普段から食事には気をつけていらっしゃいますか
一人暮らしなので、そこはかなり気を付けるようにはしてます。家にいる時は野菜を多く摂ったりしてますね。月の半分以上はナショナルトレーニングセンターにいるので、その食事で栄養管理されているのでいいんですけど、家にいる時にかなり気を付けてます。
――自炊をされているんですか
自炊はあまりしないです。練習が終わって帰るのはかなり時間が遅くなっちゃうので、外食にはなってしまうんですけど。1品野菜を入れたりだとか、体に良いものを摂ったりはしてます。
――先日発表された世界ランクは61位でしたが
少し下がってますけど、そこまで気にすることはないです。リーグ戦が終わった後もクロアチアとフィリピンとオーストラリアでワールドツアーが3大会続くので40位代を目指してそこでランクを上げていければいいかなと思ってます。
エースとしての自覚
リーグ戦では、エースとして勝利が求められる
――ナショナルチームでの練習が増えて、早大卓球部での練習は減っていますか
そうですね、ナショナルチームにいることが多いので、(早大での練習は)月の半分より絶対に少なくなってます。ワールドツアーだったりで、ここ(早大)にいることは少ないんですけど、そんな中でも気持ち良く僕を受け入れてくれたり応援してくれるので本当に良い仲間を持ったなと思います。
――早大での練習の時に心掛けていることはありますか
いろんなことを教えてあげないといけないので。世界はこうだよっていうのも教えないといけないし、ナショナルチームはこういう練習してるよというのも教えて、それを取り入れることで、僕が学んだことを教えられるので、そこは気を付けるようにしてますね。僕だけが知っているんじゃなくて、みんなに教えることで底上げできるので。
――新体制となった卓球部の雰囲気はいかがですか
勝也くん(山本勝也主将、スポ4=石川・遊学館)は真面目なのでみんなを引っ張ってくれたり、僕がいない分大変だとは思うんですけど、そんな中でもチームをうまく引っ張ってくれて良い雰囲気だと思います。
――いよいよリーグ戦が開幕しますが、いまのお気持ちは
世界選手権から帰ってきたのが5月4日なので、まだ世界選手権の余韻がありますけど、僕の気持ちはもうリーグ戦に向かってます。グランドスラム(春秋両リーグと全日本大学選手権団体の部で優勝すること)を目指しているので、この春何としても優勝してグランドスラムの夢につなげたいので、かなり厳しい戦いになるとは思うんですけど、明大戦まで全勝でいって、最後にメイジと優勝決定戦ができればいいと思います。プレッシャーは相手だけが感じることで、僕たちは向かっていくだけなので明大戦までなんとか全勝でいきたいと思ってます。
――ご自身の状態はいかがですか
世界卓球で練習も心も追い込んで、限界のプレーをしてきたので、状態としては正直あまり良くはないんですけど、そんな中でも勝つのがエースなので。負けるのは簡単で、勝つのはどんな相手でも大変なんですけど、僕は勝つことだけがチームに貢献できることなので勝利だけを目指します。
――上村選手とのダブルスの調整はいかがですか
(上村選手は)森薗くんとはプレースタイルが全然違うんですけど、僕が世界卓球でやってきたことを上村くんとできれば全勝できると思うので。(練習期間は)本当に短い間ですけど調整して、全勝できればいいと思います。
――改めて、リーグ戦の目標をお願いします
メイジに勝って優勝することが僕たちの目標なので。それを達成できるように、僕のいない間もみんなが準備してきてくれていると思うので、僕がそこに助っ人として加わるようなかたちですね。
――明大に勝つためには何が必要になりますか
メイジは個々の力がすごく強いチームなんですけど、(早大は)個々の力で戦うのではなくて、団体戦なのでチームの力で勝っていければいいと思います。勢いのある選手は一番怖くてやりづらいので、その勢いを早稲田大学として出せれば明治大学を倒せると思います。個々の力ではなくて、チームとして倒しにいくことが大切かなと思います。
――リーグ戦のキーマンは誰だと考えていますか
僕はこの仕上がりの中でも勝つことが求められているので、やっぱり全勝しなくてはいけないです。1年生が何勝できるか、メイジに勝てるのかっていうのもあります。あとは上村くんと竹岡くん(純樹、スポ2=青森山田)のどっちかがメイジに勝てないともう勝てないと思うので。いつも僕と山本が勝って終わりということが多くて、あと1点を何とか取らないといけないので、そこが最大のポイントだと思います。
――リーグ戦への意気込みをお願いします
シングルス、ダブルスでの全勝が僕には求められているので、それを何としてもやり抜いて、メイジに勝って優勝したいです。
――ことしは大学最後の年になりますが、抱負をお聞かせください
僕は京都出身なんですけど、全日学がことしは京都で開かれるので、最後に親にも見に来てもらって、親にも恩返しして、京都の全日学で何としても優勝して最高の年にしたいと思います。
――応援してくれている方々にメッセージをお願いします
応援してくれている人は本当にたくさんいますし、僕が一生懸命なプレーをしたり毎試合毎試合声を出して頑張ることでまた応援してもらえると思うので、一試合一試合、目の前の試合を頑張りたいと思います。
――ありがとうございました!
(取材・編集 稲満美也、三井田雄一)
ラストイヤーへの意気込みを書いていただきました!
◆大島祐哉(おおしま・ゆうや)
1994年(平6)3月5日生まれ。京都・東山高出身。スポーツ科学部4年。戦型は右シェーク裏・裏。このインタビューで「全勝」という言葉を繰り返し用いていた大島選手。その勝利への執念で、早大を5季ぶりとなるリーグ戦優勝に導いてくれるはずです!