【連載】『春季関東学生リーグ戦直前特集』 第6回 小道野結主将

卓球ダブルス

 昨季優勝から「覇者」として迎える、春季関東学生リーグ戦。期待の声を一身に背負うのは小道野結女子主将(スポ4=神奈川・横浜隼人)だ。飛躍の1年を「奇跡」と振り返った、小道野の確固たる勝利をつかむための思いを聞いた――。

※この取材は4月25日に行われたものです。

「振り返っても奇跡でした」

対談に応じる小道野

――学年が変わっての心境の変化はありますか

 4年生になったらいままでとも全然違って、一言で何が変わりましたって言えないですけど。

――特に主将になった部分が一番大きな違いだと思いますが主将になって緊張やプレッシャーはありますか

 いままでと比べ物にならないくらいの責任とプレッシャーがあって、チームの主将というかこんなに大事なんだなというのが最初に思いました。

――主将の重みを実感した

 初めて知りました(笑)。

――高校の頃主将の経験はなかったのですか

 いや、中高ともに主将をやっていたんですけど、比べ物にならないくらいの重みを感じて、いままで主将をやっていた方々をすごく尊敬するようになりました。

――ワセダの選手として4年目という部分ではどうですか

 4年目という心境の変化も大きくて、いままでは自分のことを中心に考えていたんですけど、そこも主将よりになってしまうんですけど、自分のことよりも皆のことを考えたり、チームのことを考えたり、チームのためにどういう行動をしなきゃいけないのか考えるようになったのが自分の中で大きな変化だと思います。

――チームのことをすごく考えるようになっていることは自分にとっても意外なことでしたか

 意外ですね。さすがに考えるだろうなとは思っていたんですけど(笑)、こんなにいろいろあるのだなと。いままでいかに自分のことだけ考えていたのだろうって思いました(笑)。

――きょねんを振り返って選手として飛躍の年だったと思いますが

 きょねん一年はとにかく楽しかったですね。振り返ってもやっぱり……春リーグ始まる前とかは二年もうまくいっていなくて、不安もいっぱいだったんですけど、秋リーグのことを想像すると涙が出るくらい嬉しかったし、楽しい一年でした。

――自分がしたいプレーができるようになった感覚がありますか

 だいぶ自分の卓球とかがすごく見えてきて、練習もどういうものをしないといけないというのが見えるようになったとは思います。

――きっかけがあったりしますか

 積み重ねというのはあると思うんですけど、トレーナーコーチにメンタル的な話をしていて、コーチの話の影響というかすごい私の中で飛躍したことに大きかったかなと思います。

――劣勢の場面で自分を追い込んでしまうという話もありましたがそういうときに強くなれた

 そうですね。どうしようとか、「だめだ。何とかしなきゃ」という考えだったんですけど、いまは冷静に一歩引いてどういう状況で何をしないといけないか考えられるようになってきたので、技術が上がったというよりもメンタルがどっしりしてきたかなと思います。

――その中で全日学ではダブルス優勝、シングルスでは2位という結果出したが

 あれは振り返っても奇跡でした(笑)。あれはそうですね……楽しかったです、試合が。

――すごく攻めていく姿勢が感じられたのですが

 なんも考えていなかったし。ダブルスは二人で考えてしんどかったんですけど、そこからのシングルスのランク入って、平野(容子、東京富士大)さんの試合が終わったくらいから何かアドレナリンが出ていました(笑)。

――そこからプラスチックボールに変わって苦戦をされたのかなと思いますけど当時はどうでしたか

 全日学が終わってからプラスチックボールに変わってしまって、結構すごく影響があって、私的にはリーグ戦から全日学と良い調子で来て、すごく良い状態なのになんで変わったんだよってすごい悔しくて。用具とかも替えている選手がいて「替えたら」と言われたんですけど、良いイメージがあったし替えてまた崩れるのが怖くて。でもそこでもトレーナーのコーチがいま替えろよって(笑)。そこで替えて案の定、最初は崩れたんですけど、いま考えたらそこで替えてよかったなという感じです。

――その頃から全日学選抜や世界選手権の選考会など上のレベルの選手との対戦経験が積めたと思いますが

 突き落とされました(笑)。選抜も選考会もだめで、そこはちょっとしんどかったですけど……現実を見ました(笑)。ずっと夢を見ていたんですけど、上には上がいるんだなと。

――個人戦が多かった時期に取り組まれたことはありますか

 2月とかは試合がなかったので、実業団に2個ぐらい行かせてもらって、練習を組んだりしてそういう練習のアプローチをしていました。内容ではプラスチックボールに替わって、いままでの卓球も変えて、点数の取り方も変わったのでその卓球になるための練習というか基本変わってないんですけど、それをしてきました。

――修正というか

 それといままでの弱点の課題の練習をひたすらしてきました。

――技術面での成長した部分はありますか

 試合のやり方……本当に技術で成長した部分って言われても全然出てこなくて、弱点は弱点のままだなという感じなんですけど、引き出せるようになった。試合でいままでは自分が思うような卓球が出来なくて負けてしまったり、苦手な選手だから負けたりだったんですけど、苦手な選手でもうまく組み立てをして引き出せるようになったし、試合の流れ、こういうときにこういうサーブを使うとか自分が有利な状況に持っていけるようになったのが、気持ち勝てるようになったところかなって。

――誰にも負けない自分の強みはありますか

 サーブとバックハンドかな。

――意識的に練習をしていますか

 バックハンドはもうできちゃうから(笑)。練習でサーブやバックハンドの練習を一番やっていますというよりは、できないフォアハンドとか練習ではひたすらできないことをやっています。試合で、フォアが入らないとバックも入らなくなってきちゃうしできないことが伸びたらできることももうちょっと伸びるかなという考え方なので、練習でもっと強みを磨こうという感じではないです。

――試合ではスマッシュを多く決められている印象でしたがフォアハンドが苦手ですか

 あっ、スマッシュ出来るようになりました(笑)。プラスチックになってスマッシュが打ちやすくなったので、フォアでスマッシュの決定球が打てるようになったのは大きいです。

――苦手な部分が解消され出していますか

 そですね。決定球が打てるようになったのは大きいですが、スマッシュ以外のラリーの部分でレシーブのフォア前から2本突かれるのも多いし、いまはひたすらその練習と、スマッシュの練習も結構入れていて、いまはもっとスマッシュが安定して打てるようになるのと判断が出来るようにという感じです。

――小道野選手の卓球の理想としては展開が速い卓球ですか

 もっと早く打てるような卓球を目指しますね。

「ワセダらしくないプレーになるのが課題」

主将としてチームをまとめる小道野

――新たに入ってきた阿部愛莉(スポ1=大阪・四天王寺)選手、徳永美子(スポ1=福岡・希望ヶ丘)選手はどのような印象ですか

 二人共、ちょっと馬鹿ちんです(笑)。

――抜けているというか天然ということですか

 結構抜けています(笑)。だいぶ馬鹿ちんですね(笑)。おもしろいので、入ってきてくれたことで雰囲気も上がったし戦力にももちろんなるので。

――選手としてのお二人の印象は

 徳永選手は全日本のとき負けてしまったんですけど、いまではプライベートのほうを知ってきて、印象がだいぶ変わっちゃたんですけど(笑)。

――全日本で対戦されたときが初対面ぐらいだと思うのですがその時の印象はどうでしたか

 高校生なのにすごく落ち着いているし、卓球もしっかりしていてすごいなって思いました。阿部選手も結果を残されてるし何回か試合したこともあって、負けているので、卓球の頭もすごい良いし自分の卓球もしていてすごいなって思っていました(笑)。

――チームに合流してからどうでしたか

 ああこういう感じなんだなって(笑)。試合のときと普段の感じが全然違って徳永は特に。

――ギャップというか

 はい大きいです。だから逆にリーグ戦とかこれからの試合が楽しみです(笑)。

――また1年生以外でギャップが大きい人はいますか

 誰だろう。高橋結女(スポ4=新潟産大附)は全然違うんじゃないですか(笑)。あの子が一番違うかな(笑)。でも4年目なので大体わかるから。他はそんなにギャップは感じないですね。

――周りからの期待の声も大きくなっていると思いますが

 周りの方からはすごく言ってもらっていて「優勝できるでしょ」みたいな。すごく嬉しいし期待してくれてるなと思うんですけど、私自身はそんなこと思えなくて、不安でしょうがないし、他の大学も強い人いっぱいいるしレベルも高いので、ワセダが一番強いとは思えない感じです。

――結構ネガティブな言葉に聞こえますが、緊張感を持ってやれている

 思いすぎてもだめだとは思うんですけど……、悲観的なんですかね(笑)。普通にわかんないんですけど、周り(の大学には強い人が)こんなにいるし、無理だろって思います。へりくだったりとか謙遜とかじゃなくてそうしか見えないんですよね。

――また1年生だけでなく全学年に頼もしい戦力がいるチーム状況をどう感じていますか

 チーム状況としてかなり良い状況で、新しく加藤もメンバーに入れて頑張ってくれているし1年生の存在もあって。田中(千秋、スポ2=愛知・愛み大瑞穂)、鳥屋(真帆、社2=高知・明徳義塾)も練習に打ち込んでくれていて。皆頑張る子たちの集まりだし。すごく良い雰囲気、状況かなって思います。

――主将としてではなく、一選手として自分のチームの役割を何だと思いますか

 やっぱり、1年のときから変わらないんですけど、盛り上げることかなと思います。できれば勝って盛り上げるのが一番良いんですけど、勝っていても負けていても私が暗い顔したら皆が心配すると思うし、風邪引いて心配されているので(笑)、できるだけ練習場でも試合のコートでもベンチにいるときでもひたすら笑顔で皆に声かけるのが役割かなと思います。

――ワセダの強みはどこだと思いますか

 強みか。考えたことなかったな(笑)。強みか何だと思いますか(笑)。

――新入生たちの回答だと選手たちにバリエーションがあることと言っていましたが

 すごいですね。新入生たちが(すごく考えてくれている)。何かもう悲観的過ぎて(笑)。ことしのワセダは強い、弱い関係なく皆が向上心高くて、頑張る子たちが多いので強みは頑張る心が強い(笑)。だめですかね。私が1年生みたい(笑)。だめだな、もうちょっと良いコメントしたい。確かにいろいろな戦型がいますね。お互いをすごく理解しているしちゃんとリスペクトしているから例えば高橋とか声をあまり出さないじゃないですか、でもそれを理解できるから

――逆に課題点はありますか

 課題点というか気をつけないといけないのは、秋に優勝しているというのがあるので、一人か二人とか負けちゃったときに「なんで」って雰囲気になったり、本人も勝たなきゃという気持ちになって欲しくないなって感じです。課題点というかそこが注意点です。そこを皆に言いたい。勝たなきゃという気持ちで出て行って欲しくなくて、きれいに勝てるわけじゃないし、きょねんの秋リーグも泥臭く変な1本でも取って優勝してきたので、そういうので良いし、それで行かなきゃワセダらしくないなって。ワセダらしくないプレーになるのが課題というか気をつけるところ。

――そこから強みは

 4年になればなるほどチームの状況が見えないんですよね(笑)。必死すぎて。強みはやっぱり層が厚いしか言えないですね。層が厚いし優勝したことをプラスに捉えると優勝を皆経験しているからイメージを持てている子たちが多いのが強み。ベンチの盛り上げ方とか暗くなっちゃいけないとか皆知っているから……そうそれだ(笑)。良いチームのイメージを知っているのが強みです。

――残り20日間ほどの期間どのように調整されていきますか

 とりあえず、体力を戻す(笑)。食事に気をつける(笑)。ここからちょいちょいしっかりやりこんで、不安要素をなくしていく練習をどんどん、追い込む練習と弱点と課題をやりこむ練習をバランスよく組んでいきたいと思います。

――一人暮らしで自分の体調管理が難しいと思いますが、いまお話しにありました料理などはされますか

 めったにしないんですよ(笑)。それもだめだなって、今回病気になって思った、ので、私のリーグ戦までの裏テーマとしては食生活を気をつけるというのとしっかり自炊をするというのを裏テーマとしてやっていきたいです(笑)

――得意料理はありますか

 得意な料理ですか。一番できるのは親子丼(笑)。簡単なのが親子丼。あとオムライスとかですね。

――オフの日はどう過ごされていますか

 オフの日は買い物に行くかすごい映画が好きで、映画を見に行ったり、めんどくさかったらDVDを借りたりして家で見ます。

――最近は何を見ましたか

 『塔の上のラプンツェル』を一人で見て、感動しました(笑)。ディズニーが好きで、あとベイマックスとか。

――リラックスをして息抜きをすることが大事だと思いますが

 私のオフは完全に卓球のことを考えないようにして、がらっと変えて過ごしています。

――そういった点ではメリハリがついていると思いますが

 でもちょっとオフになりすぎちゃってキャプテンの仕事忘れちゃうこともあるんですけど(笑)。ちょっと気をつけないといけないのですが、メリハリはいつも自分の中でつけるようにしています。

――試合前に緊張されたりしますか

 そんなにないんですよね。逆に試合前何もしたくなくなっちゃって(笑)。前日とかでも準備しないといけないのにあした試合とか思うとベッドに飛び込みたくなってしまって、本当なんですよね(笑)。

――手につかなくなってしまう

 はい。で、2時ぐらいに目覚めて、お風呂入って準備してとかもあるんですけど(笑)。リーグ戦はまた全然別ですけど、今回のリーグ戦は楽しみ、わくわくも大きいから……。緊張しないための何かあるかな。

――試合前音楽聴かれたりしますか

 ありますね。音楽は……聞いちゃいますか、それ(笑)。いまは三代目(J Soul Brothers from EXILE TRIBE)にはまっていて……、それだな、リラックス。お風呂で、PVとかライブ映像とかYOUTUBEで見て没頭するのがリラックスですね。何も考えないでそれだけ見て、お風呂上がって寝るっていう。

――結構テンションの上がる曲ばかり聴きますか

 全然気にしないです。あげあげの曲もあるし、バラードもあるしですね。本当に試合の直前で聴くのはテンション上げ上げの曲ですね。前日の過ごし方って他の人と比べると最悪だと思うんですよね。そこをしっかりりたいなと思います。

「最後までやり切ります」

確実な勝利で、チームを優勝に導く

――リーグ戦が近づいて、覇者として迎える春リーグはいままでとは雰囲気が違うと思いますが

 始まってみないとわからないですけど、ちょいちょい周りからも女子は強いって言われ方も違うし、層も厚いからというのもあったんですけど、ミーティングのときに全員に言ったのは優勝しているというのは一回忘れて、上から優勝したぞって構えるよりは下から向かっていくような気持ちで統一しました。

――挑戦者という気持ちを強く持ってやっていく

 そうですね。それのほうがワセダらしいプレーなのかなって、思います。

――試合するコートが変わらないという部分で、気持ちの切り替えがかなり難しいと思いますが

 やっぱりそこが一番恐いですね。どんどん後になるにつれて、強いところと当たっていくので、1試合終わったら外に出るとか一番私が皆に注意しなきゃいけないところですね。

――リーグ戦に向けてチーム全体での練習はありますか

 データを取って分析を今回はしっかりやっています。個人的な練習は個人個人がしっかりわかっていると思うので、ことしはダブルス重視をしていて、変則がカットカットとか右左がすごく多いから対右左の対策をやろうとしていますね。

――ダブルスを組み直すという話もありましたが、いろいろな対談を聞いているとあまり変化なくリーグ戦を迎えるのかなと思いますが

 田中・鳥屋にもなったし、阿部・徳永にもなって、回りからしたらそこまで変わらないとも見えるんですけど、私と高橋のダブルスもかなり対策もされていると思うし、プラスチックボールになって課題とかも見えてきて、自分のことなので、私は客観的に見れなくて、全然きょねんと同じ気持ちで(試合に)臨もうという気はないというか、ことしはことしになるのかなと思っています。

――ダブルスが対策されていると感じる部分はありましたか

 でも私たちはそういうのを気にして、課題を明確にしてやっていたのですが、やればやるほどどんどん崩れてしまって、高橋から私たちはそういうのじゃないって言ってくれたので、すごい気付けて、適当に楽しくやっていれば良いダブルスなんだよって話が終わりました(笑)。

――二人共自分を追い込むような落ち込み方をされると思いますが

 そうなんですよ(笑)。やっぱり自分らで考えて考えて。私と高橋の考えってタイプが違うから全然違うってわかると思うんですけど、全然違ってふさぎ込むとどんどん悪い方向に行ってしまうのですが、話し合うとそういうのもあるんだとよい方向に向かえて、だから試合中も会話をしようねという感じなですけど。そこがちょっとうまくいかないといけないところですね。コミュニケーション(笑)。

――勝たなきゃという気持ちを持ったら勝てないと高橋選手、佐藤選手もおっしゃっていて、先ほども勝たなきゃという気持ちを持って試合に臨んでほしくないと話されていましたが

 結構私も勝たなきゃと思いすぎてダブルスで崩れちゃう。で、高橋に言われて気付けたことなですけど……、そうですね、勝たなきゃは一番だめですね。

――ダブルスになると高橋選手が励まし役ですか

 そうです。完全に私はお母さんのように(思っています)、……声掛けが始まったら大丈夫です(笑)。

――チーム全体の共通意識はありますか

 うーん……たぶん(笑)。言ったことで、向かっていくというのは共通しているし、きょねんは「執念」というか、1球に対する気持ちというので、頑張れたというのもあったので、向かっていく気持ちで、1本に食らいつくじゃないけど、そういう気持ちで統一していると思います。

――リーグ直前に合宿をされると思いますがどのようなものにしていきたいですか

 期間も短いですし、その合宿でこういう練習をしていこうというよりも、直前にやるという、皆と一緒にいて盛り上がるというのが大事かなと思うので、どういうことをやってといまから計画を細かく立てるというのはなくて、それでも直前だから同じような練習をして、楽しめるようなことを多く取り込んで行って、雰囲気作りというか、皆のモチベーションを上げるための合宿。個人の力を上げるというよりはチームを作る、ですね。

――カレーを作ったりされますか

 作ったりはないんですよ(笑)。お昼はお弁当で、夜は近くで外食に行く。料理か、考えておきます(笑)。

――意識している選手や対戦校はありますか

 全部です(笑)。けど、特に意識するので、一番は専修大学。次に来るのが、日体大、中大、日大とかは個人的に恐いんですけど。

――特に日体大は1年生が多く加入されましたね

 わからないので、日体大は恐いですね。でもやっぱり一番は専大。うちよりも強いかなと思います。

――個人として倒したいと思う選手はありますか

 専大の鈴木選手ですかね。何回もやっているんですけど、1回も勝ったことがなくて、勝てたら私の中ですごく大きいかなって。

――チーム内で特に期待している選手は

 佐藤ですね。きょねんは苦しんでいたし、泣いていたしチームに貢献できないというので、私もそういう時期があったからすごく気持ちもわかって、チームに貢献したいと思ってくれているので、佐藤を選んだのと私的には高橋もですね。一番いろいろ意思共通してやってきたし、頑張ってほしいですね。あと、皆頑張ってほしいですけど……、皆になっちゃうからな(笑)。あと、加藤(夏海、社2=市立秋田商)かな、真正なのは(笑)。もうすごく黙々と練習しているし加藤が勝つことによって盛り上がると思うので、皆に勝ってほしいですけどその三人で。

――いま見えているリーグ戦の課題はありますか

 これからはリーグ戦に向けての練習が必要かな。もっと試合をしたり、対策練習の時間を取ったり、団体戦の練習をしなきゃいけないですかね。

――個人としての課題は変わらず、ラリー時のフォアですか

 フォアハンドともうちょっとプラスチックに変わってサーブが利かなくなるのが致命的なので、サーブのレパートリーを増やす。

――ことしのチームの目標は

 グランドスラムで(笑)。個人の目標は全日学2冠で。すごく大きなことを(笑)。

――グランドスラムを目指す気持ちとは

 勝つことの感動をみんなで味わいたい。

――リーグ戦への意気込みをお願いします

 やっぱり毎年どうなるかわからないし、秋リーグ優勝したときも本当にほぼ負けた状態とか奇跡としか思えない勝ちとかも何回もあったからもちろん苦しいだろうし想像もつかないんですけど、私としては最後だし……、やばい、まとまんない(笑)。とりあえず皆で楽しみたいというか本当に皆頑張っている子たちなので、やっぱり一番上の主将という立場としては勝っても負けても良いから、皆でそのやっている雰囲気というか、存分に楽しんで、それで優勝できて感動を分かち合えたらうれしいなっていうスタンス。意気込みじゃないな、これは(笑)。

――全勝しますとかですかね

 全勝しますとか言えるかな(笑)。……言葉にするのがすごく苦手なんですよね。やり切ります。全試合やり切ります、最後までやり切ります(笑)。

――ありがとうございました!

(取材・編集 豊田光司)

ラストイヤーに懸ける思いをかいていただきました!

◆小道野結(おどの・ゆい)

1993年6月4日生まれ。155センチ。神奈川・横浜隼人高出身。スポーツ科学部3年。右シェーク裏・表。ディズニーが好きで、いつもカバンに付いているオラフのフィギュアが試合を見守っています。