関東学生リーグ戦(リーグ戦)第5戦、早大の相手は明大。リーグ戦も終盤、Bブロック上位同士の対決は、早大が安定した強さを見せ2516-2374で快勝した。これでBブロック2位以上が確定し、リーグ戦上位5チームに与えられる全日本学生王座決定戦(王座)出場権を得た。
チーム4位の点数をあげた富田
初戦からチームをけん引し続けている林香里女子リーダー(スポ4=奈良学園)と福井瑞生(スポ2=埼玉・春日部共栄)の2大ポイントゲッターは、この日も快調だった。風の穏やかな好コンディションに後押しされ、共に全エンドで赤字得点(60点中50メートルでは45点、30メートルでは55点以上)をそろえる。林、福井とともにスコアを積み上げたのは、二人のルーキーだった。倉坪絢(スポ1=岐阜・高山西)は先週の上智大戦と同じくチーム2位の得点をたたき出して存在感を示し、富田芽生(スポ1=北海道帯広三条)は初めて得点が採用されるチーム上位4選手入りを果たす。富田は「点数はまだまだ安定していない状態」と自身では不満の残る射であったが、「まだ調整できることはたくさんあるので、チームに貢献できるような力をつけたい」と語り、これからの活躍に期待だ。ニューフェイスの台頭もあり最後まで明大を寄せ付けず、142点差という大差で勝利を収めた。
山口ら4年生の今季にかける思いは強い
王座への出場を決めた早大。「ことしこそ優勝を達成したい」(山口未愛、文構4=東京・跡見学園)とラストイヤーの4年生を中心に王座に向ける思いは強い。しかし、「まずは(Bブロックで)5戦全勝」(山口)。次週の立大戦はBブロック1位をかけた戦いとなる。ここまでの勢いを維持して圧勝し、既にAブロック1位を決めている昨季王者・日体大との優勝決定戦に挑みたい。
(記事、写真 森健悟)
結果
○早大2516-2374明大
コメント
山口未愛(文構4=東京・跡見学園)
――きょうの試合の結果、王座進出が決まりました
王座は、ことしから男女両方で目指せるようになった試合です。その中で、女子は毎年(関東学生リーグ戦のブロックで)5戦全部勝っての王座出場だったので、ことしもまずは5戦全勝して王座に出ること。まだ優勝したことがないので、ことしこそ優勝を達成したいという思いがあります。ことしも王座に挑戦できることが決まって、私たち4年生はことしが最後のチャンスなので、選手としてか応援として、どちらになるかは分かりませんが、優勝するためにこれからあと2か月もない中で、よりよいチームにしていきたいです。
――ご自身のプレーで、良かった点と悪かった点を教えてください
悪かったところは、やっぱりチームの点数に貢献できる点が出せていなかったので、その点はすごく反省しています。まだ試合があるので、そこに向けて調整していけたらと思います。良かった点は、先週はすごく良い雰囲気で試合ができたのですが、その中でより良い試合をやることを目標にやってきて、雰囲気を作ることには少しは貢献できたのかなと思うので、その点は良かったと思います。
――次戦に向けて意気込みをお願いします
あと1週間ある中で十分調整できる競技だと思うので、またメンバーに入れるように練習に精進していきたいと思います。
富田芽生(スポ1=北海道帯広三条)
――きょうの試合を終えて感想をお願いします
個人的に点数はまだまだ安定していない状態なので、これからまだ調整できることはたくさんあるので、チームに貢献できるような力をつけたいと思います。
――チーム全体を見て、雰囲気などどのように感じていますか
すごく良い雰囲気で射っていて、試合の中でも練習と同じような声掛けであったり、笑顔を作れていたり、そのような雰囲気がとても良いと思います。
――出場メンバーの入れ替えもありました。チームとして何か変化はありましたか
応援と選手一丸となって試合に向かっていく体制は変わっていないので、選手が変わったといってもワセダの雰囲気は全く変わっていないと思います。
――次戦に向けて意気込みをお願いします
まずは自分が点数を出して、自分が引っ張っていけるようになりたいと思います。