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5月13日、関東学生新人選手権の決勝が行われた。男子決勝では、浜田一輝(スポ1=愛知・愛工大名電)がゲームカウント3-1で勝利。大学入学後初の公式戦で、見事に優勝を果たした。
サービスを返球する浜田
浜田は、4月29、30日に行われた初戦から準決勝までを順調に突破。時間の都合で準決勝1試合と決勝戦がこの日に持ち越されていた。その決勝の相手となったのは、直前に行われた準決勝を接戦の末に制していた中田泰成(中大)。勢いに乗る中田に対し、第1ゲームを落とす立ち上がりとなる。第2ゲームも苦しい展開が続いたが、浜田は「ここを乗り越えれば勝てるチャンスが出てくる」と踏ん張った。このゲームを逆転で取り返すと、第3ゲームを連取。第4ゲームも序盤からリードを広げた。中盤8-6と追い上げられたが、サービスエースや3球目攻撃が決まり連続得点でマッチポイントをつかむ。最後は浜田の2球目を中田がネットにかけ、浜田の勝利が決まった。
フォアハンドを放つ浜田
春季関東学生リーグ戦の期間中の一戦となったが、「疲れは気持ちでカバーする」と、優勝への強い気持ちを持ち続けた浜田。まずは大学初戦を制し、翌日からはまた春季関東学生リーグ戦を戦う。早大に現われた新星は、「何がなんでも僕が点を取ってチームを勝たせる」と頼もしい。その活躍から目が離せない。
優勝決定後、永山健一監督と言葉を交わす浜田(右)
(記事、写真 是津直子)
結果
▽男子シングルス
決勝
浜田〇3-1中田(中大)
(8-11、11-8、11-4、11-6)
コメント
浜田一輝(スポ1=愛知・愛工大名電)
――決勝戦を振り返って一言お願いします
先に1セット取られて、2ゲーム目も最初は押されていて、結構苦しい展開でしたが、ここを乗り越えれば勝てるチャンスが出てくると信じていました。2ゲーム目を逆転で取れて、僕の流れになって最後までいけたので良かったです。
――今日の調子はどうでしたか。疲れはありましたか
疲れは気持ちでカバーするので、疲れはないです。
――決勝戦にはどんな意識で臨みましたか
前回の準決勝からは少し日程が空きましたが、準決勝までと変わらず優勝しか見ていなかったので、最後1試合全力で勝ちにいくだけだという気持ちで試合に入りました。
――何か具体的な作戦はありましたか
相手がサーブのうまい選手だったので、そこに対応して自分のサーブも散らしつつ、サーブレシーブの面で上回っていこうという作戦でした。
――今日の試合で良かったところはどこでしょうか
後半になるにつれてレシーブが良くなったのと、サーブが最後まで効いていて、ラリーになっても僕の方が1本多く返せていたところです。なので、気持ち的には最後押していましたが、最後の1本を取るまで「まだまだ」と自分に言い聞かせてやっていました。
――明日からまたリーグ戦がありますが、そこに向けて意気込みをお願いします
今日負けてしまって優勝するには2勝するしかないので、何がなんでも僕が点を取って、チームを勝たせること、本当にそれだけです。