ラグビー早慶戦壮行会を開催! 観客の前で早慶戦勝利を誓う

ラグビー男子

 第100回の早慶戦まで残り10日余りとなったこの日、早稲田キャンパス3号館前にて「ラグビー早慶戦壮行会」が行われた。これまで2度の事前レクリエーションを開催してきた応援ツアーも、この日の壮行会が最後。最終回の今回は、デモンストレーション形式で早大ラグビー蹴球部、応援部、慶大應援指導部が出演。3号館前に集結した多くの観客の前で健闘を誓った。

壮行式に集まり、校歌を斉唱する早大ラグビー蹴球部と応援部

 壮行会は早慶の第一応援歌で幕を開けた。両校応援部、應援指導部によって『紺碧の空』『若き血』が披露されると、選手たちも手拍子で盛り上げた。チアリーダーズ演技『がむしゃら行進曲』では、応援部チアリーダーズがラグビー要素を取り入れた演技を披露。ラグビーのボードを使い、ポンポンで「100」「TRY」を表現した。選手と観客もスタンツが決まるたび、拍手で労った。続く「慶應義塾大学チャンスパターンメドレー」「早稲田必勝応援曲メドレー」では、両校の応援曲で盛り上がる。慶大のメドレーの後、早大は伊藤大祐主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)を先頭に第一部歌『北風』を斉唱した。続いて、応援部員が学生注目を叫ぶ。「早稲田らしい愚直なラグビーで必ず慶應に勝ってくれると信じている」と想いを乗せ、メドレーがスタート。定番の応援曲『大進撃』『スパークリングマーチ』『雷轟』を経て、『コンバットマーチ』で締めた。メドレー終了後は、伊藤主将が挨拶。「死ぬ気で勝ちにいく」と観客の前で早慶戦での勝利を誓った。壮行会の最後は校歌1番を斉唱。応援部員が指揮する中、選手たちは胸に手を置き、早大としての威信を高めた。

チームを代表して早慶戦への意気込みを語る伊藤主将

 駆けつけた多くの観客の前で奮闘を約束したチーム伊藤。早慶戦をつくり上げる全員で士気を高めたことであろう。第100回の早慶戦は現在もチケット販売中。36年ぶりの国立競技場での開催で、スタジアム全体で一体となる企画も計画中だ。記念すべき一戦の開幕まで、もう間もなくだ。

(記事 横山勝興 写真 清水浬央、村上結太)